▼10月の例会(第296回)の提案は三上さん(八幡小)。提案は「人権意識を高め、生きる力を培う子どもの育成(キャリア教育)」と国語力の関係。

▼キャリア教育を「子ども一人ひとりのキャリア発達を支援し、それぞれのキャリアを形成してしていくために必要な意欲・態度や能力を育てる教育」ととらえている。成果は次のようなものである。
○コミュニケーション能力を伸ばす支援を行い、人とのつながりを大事にしていく中で、子どもの「落ち着き」が次第に高まった。
○キャリア発達を支援する過程で、働く人のすばらしさに出会い「あこがれ」の気持ちを高めることができた。

▼キャリア教育で大事なことは、学びの基礎基本の習得と豊かなコミュニケーション能力の育成である。それは「リサーチ体験・アントレ体験・職場体験」の過程で育つ。学習内容は「挨拶と仲間作り」「夢や希望を持つ」「働く大切さの理解」である。

▼さざなみ句会高点句。不揃いの切り株残り学校田(常諾) 菊の香や五百羅漢に我をみる(中嶋) 新米を握りし祖母の高笑い(杉澤) 釣り人の背も染めてゆく秋の暮れ(三上) 先の余る白き軍手や甘藷掘り(川那部) コキコキと鳴らす首筋天高し(吉永)

▼巻頭には、山田浩之先生から玉稿をいただきました。深謝。(吉永幸司)