▼8月例会(第294回)は第34回国語研究集団合同研究会(会場はラフォーレ琵琶湖)を当番サークルとして開催。研究主題は「子どもが生きる授業改善」

▼さざなみ国語教室から、提案は伊庭さん(和邇小)。「国語力の追求」(伝え合う力の育成をめざして)。一人一人が大事にされる学級経営、良さを認め合う支持的学級風土づくりを目的にした「話す・聞く」の授業作りについて。川那部さん(附属小)が司会、高野さん(仰木の里小)が助言を受け持ち提案内容を深める協議をした。

▼他の研究集団では、「じっくり考えたくなる授業作りをめざして」(竹の会 馬場紀江先生)、「国語力を活かす そして伸ばす」(東風の会 富岡淑佳先生)「ことばにこだわって読む力を育てる」(泉の会 小川訓靖先生)の提案をもとに協議を深めた。講演は「子どもと本の橋渡し」(新谷照代先生・この本だいすきの会しが支部長)

▼新しい時代の国語教育をどうするかという議論が深まる中、各研究集団の研究交流を深めた。特に「子どもの考えをどこまで受け止め、伸ばす指導を積み上げているか」ということに議論が集中した。意見交換では、授業記録の中に見られる子どもの発言だけでなく発言の奥にある思いをどう読み取るかということにふれながら実践者としての腕を磨いた。(吉永幸司)