▼6月例会(第292回)の提案は北島さん(志津小)。提案主題は「書くことの日常化」(6年)について。

▼6年生は学年集会や縦割りのリーダとしてイベントを計画する機会が多い。その機会を生かすことと国語科学習を関連させる方法として「企画書」を書くという学習活動を設けて実践した。

▼「企画書」の効果としては、イベントの見通しを持つということはもちろんであるが、書くことについては、必要な材料を集める、大事な事柄を見つける、箇条書きの仕方を学ぶという多様な学習内容がある。

▼協議では次のことを話題にした。
@企画書と計画書の違いを学習の場でどのように理解させるか。
A情報として企画書の完成品を提示し、あらかじめ理解をさせて学習を進めるのと、必要条件を子どもに考えさせることから始めることの是非について。
B実の場としての書くことの関連。特に、企画書の内容を検討する視点をどうするか。

▼さざなみ句会高点句。のぞき見る子らに惑わぬ蟻の道(池崎) 暗闇を丸に切り取る蛍かな(常諾) ふさぐ子に明日はよき日と雲雀鳴く(森) 青葉風トムソーヤーの吊りズボン(好光) 万緑へ吠えて声なし石の獅子(吉永)

▼今号は巻頭に児童作文を掲載しました。(吉永幸司)