1学期をふり返って 〜スピーチ 「1学期の宝物」
北 島 雅 晴
1学期末に、1分間スピーチ「1学期の宝物」を行った。 私は、一学期に日記を書くことをがんばりました。四月に先生から、日記を書くことを聞き、変わった宿題が出るのだなあと思いました。テーマが決まっている日と自由に書く日がありました。はじめは、何を書いたらいいのか分からなくて悩む日もありました。でも、書いているうちに、すらすらと書けるようになってきました。日記には、自分の思ったことが自由に書けるので、日記を書くことが好きになりました。これから、夏休みや二学期も日記を書いて、日記のノートを大切に残しておきたいと思います。これで、私のスピーチを終わります。文章を書くことが得意なある女の子のスピーチである。やや声は小さかったが、本当に自分のがんばったことを堂々と話す姿が印象に残った。 今回のスピーチを聞きながら、4月始めの出来事を思い出した。 クラス替えのあった6年生の4月、「私の得意なこと」というテーマで4文スピーチを行った。前日に4文スピーチについて予告したにもかかわらず、 o2文話すと、そのままだまって何も言わない。 o 声が小さくてほとんど聞き取れない。 o一言も話さず、じっとだまったまま立っている。 という状況が続いた。スピーチそのものをあまり経験していないからかもしれないが、それ以上に、子ども同士の人間関係が十分にできていないのではないかと感じた。 この時から、スピーチを学級経営の柱の一つとして、(話す力・聞く力をつけることも含めて)力を入れて取り組もうと考えた。 o群読などを通して、はっきりとした声を出すこと。 o短くてもよいので、はっきりとした声で話すこと。 o友達のスピーチに対して質問ができるようにすること。 o友達のスピーチに対して温かい言葉かけ(感想を伝えること)ができるようにすること。 段階をふまえて、地道にこれらのことに取り組んできた。 今回のスピーチは、学習参観も兼ねていたが、34名一人ひとりが、おうちの方や友達に、自分の思いをはっきりと伝えることができた。友達の話に耳を傾けて認めていくこと、自分の考えを学級の友達が受け止めてくれるんだという安心感、この2つは学級づくり、学習の基盤づくりとして、2学期以降も大切にしたい。 (草津市立志津小)
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