▼5月例会(第291回)の提案は西村さん(城南小)。研究教材は「サクラソウとトラマルハナバチ」(光村5上)

▼研究主題「国語力の追求」で国語科の授業と他の教科との関連についてであった。実践内容は、@学習ノートをしっかりとらせる、Aどの教科でも考えて書く活動を取り入れるであった。「算数作文」「資料から表されている事実を読み取る」という活動を取り入れ、考える子どもの育成に力を注いだ。
 「サクラソウとトラマルハナバチ」では、要旨を捉えるために全文通読後、大事な文章に線を引くことから文章の役割について考えを深めた授業であった。

▼授業を考えるとき、学習力に重点をおく場合と読書に広げる方向へ発展させるという両面で考えることができる。説明文を読むとき、段落の要点を捉えさせる。ここまでは誰でも指導ができる。しかし、要点を見つけるという活動であっても迷いが生まれることがある等、指導の場における配慮も話題になった。

▼さざなみ句会高点句。絵日記に優しく香る路地苺(杉澤) 上古から風さわやかに石舞台(常諾) 決勝のシュートの先や青葉風(好光) 生き場所を決めかねて飛ぶ綿毛かな(岡嶋) 風五月青いチョッキの鼓笛隊(吉永)

▼巻頭には、清田浩文先生から玉稿をいただきました。深謝。(吉永幸司)