▼4月例会(第290回)の提案は高野さん(仰木の里小)。提案「初心にかえって〜初任者とともに新たなスタート」。

▼初任者研修(拠点校方式)指導教員として取り組んでいる内容の報告。示範授業として「自己紹介をしよう」の実践や「保護者懇談会の進め方」「家庭訪問の意義と進め方」等の資料をもとにして取り組みについて学びあった。新任研修は「研修を通して実践的指導力と使命感を養うとともに幅広い知見を得させること」が目的である。

▼研究会の後半は、年度初めということから研究主題と年間の計画を協議した。今年度の研究主題については「国語力の育成」と設定した。国語の学力と捉えると国語の授業をしっかりすればよいと狭く捉える傾向になる。国語は全ての教科だけでなく、生活に活きる力を含めて人間形成の基礎と捉えていくと、日々の授業を改善しなければならないことが多い。「人間力」との関連で授業や学校・学級経営をどうすればよいかを求めていくことにした。

▼さざなみ句会高点句。ひとすじの飛行機雲や菜種畑(三上) 熊野路は神代につづく春がすみ(北島) あいさつの声も大きく新教師(西村) カヌー漕ぐ櫂の雫も花の彩(好光) 花冷えや一行で足る農日記(吉永)

▼巻頭には、高瀬典子先生から玉稿をいただきました。深謝。(吉永幸司)