▼2月例会(第288回)の提案は海東さん(青柳小)。研究主題は「書くための語彙を広げるー『私たちの辞典』を作ろう」で語彙を増やす学習。

▼学習活動の中心は『私たちの辞典』を作ること。教科書から「初めて知った・いつか使ってみたい・むずかしい」を視点に、言葉を見つけ引用文を明記した辞典を作るのが始めの学習活動。次に、辞典にするために選んだ語彙を使って、類義語や反対語などを見つけ語彙を広げる。さらに、馴染んだ語彙を使って短作文を書く。語彙を広げ書くことへ結びつける指導である。教科書を読み返し、語彙を見つけ、考え合うところに指導の重点が置かれた。

▼研究協議では、『私たちの辞典』の価値について理解を深めた。しかし、語彙を広げるということから、文章に生かすという過程で、類義語や同意語を集めるという意識と子どもたちが集めた語彙の量との間に距離があり、文章に生かす過程で無理がないか考えあった。新しい試みで協議を深めた。

▼さざなみ句会。釣果なし波紋はすべて春の鴨(高野) からからと笑う下校児姫椿(北島) 寒椿落ちて詩人の目を誘う(森) 軽やかに春は靴から上着から(中嶋) 節分や大津絵の鬼逃げ場なく(吉永)

▼巻頭には、吉沢保枝先生から玉稿を頂きました。深謝。(吉永幸司)