[特別寄稿]
継 続 は 力 な り
清 田 浩 文

 昨年、10月に全国ボランティアフェスティバル協賛「赤十字のつどい」で発表の機会をいただき、各県から参加された皆様を前にして、自分の取組や赤十字に対する思いを述べました。
 11月には、熊本県立教育センターの「小学校国語科教育実践講座」で講師をさせていただきました。県下各地から「よりよい国語の授業を創造したい」という願いをもって受講された先生方に、拙いなりに懸命に工夫してきた自分の実践を紹介いたしました。
 12月には、「全国個を生かし集団を育てる学習研究大会熊本大会」で、事務局として各県の先生方と交流を深めることができました。250名を越える先生方に出席していただき、「実践を語る夕べ(懇親会)」も含めて大いに盛り上がることができました。滋賀県からも、草津第二小学校の野瀬めぐみ先生に提案者として参加していただき、「いのちを大切にする心を育む実践」を発表していただきました。
 いずれも、自分にとりまして貴重な経験となりました。大変ありがたく思っております。

 私自身、熊本県小学校国語教育研究会(県小国研)のメンバーとなり国語の研究を続けて20年、青少年赤十字(JRC)の指導教師として20年、「個を生かし集団を育てる学習研究会(略称:個集研)」の会員になって12年が経過しました。「子どもたちに確かな学力をつけ、豊かな心を育むためには、教師自身が常に自分を磨き、鍛え、高めていくことが大切である」という信念のもとに、小国研、JRC、個集研の活動をそれぞれ10年以上継続しましたが、それらの結果が冒頭に述べましたようなことにつながったのだと思っています。

 また、教育活動とは直接関係ないことですが、私は地元の消防団と神楽保存会にも10年以上在籍しております。
 消防団の小型ポンプ操法大会や規律大会に選手や指揮者として出場し、町内大会優勝、郡大会でも優勝することができました。町の建国祭や留学生との交流会で神楽を舞うということも経験しました。いずれも、勤務終了の前後(大会前は朝5時から!)に練習をしなければなりませんので、心身の負担はかなりのものがありましたが、やり遂げることで大きな喜びを味わう ことができました。
 今後、よいことは続け、新しいことにも積極的に挑戦し、人間として成長し続けたいと思っています。
(熊本県山鹿市立米田小学校)