▼11月例会(第285回)の提案者は西村さん(城南小)「見学した事実を分かりやすくまとめる」と、伊庭さん(安曇小)「観察力を育てるための工夫」。

▼西村さんは、「校外学習の見学記録をまとめよう」という課題で、金閣寺・銀閣寺・二条城の見学記録を文章に残す学習に意欲的に取り組むように指導をした。学習プリントにそって、期待感、資料、事実、考えや感想を分けて書くということを目的に、段階を追って緻密に指導をした。プリントは「見学記録を文章に残す」という文章にこだわりながら、記録として残すことに力を注ぐ指導であった。

▼伊庭さんは「種の秘密をさがそう」を課題に、ヘチマとヒョウタンの種を観察するという実技を取り入れながら、観察記録について考えた。特に、種の特徴や比べ方、表現の仕方について話題が広がった。実際の種について、形で分かること、比べて分かることなどを明確にしながら観察することや事実の記述について提案をした。

▼協議では、記録を文章で残すことの意味について実践をもとに話題を深めた。あらかじめ社会科や理科で学習をしている内容と国語科との関連についても考えた。

▼研究会の後半は12月の滋賀大会の運営及び提案について協議をした。

▼巻頭には、後藤勝徳先生から玉稿を頂きました。深謝。(吉永幸司)