創作!ことわざ日めくり(6年)
池 嵜 繁 伸
語感やことばの使い方に対する感覚をみがくことをねらいとして、ことわざ(慣用句)について 調べたり創作したりすることに取り組んだ。 ◇主な活動の流れ◇ (1) 知っていることわざとその意味について話し合う。 (2) ことわざとその意味を国語辞典やインターネットを利用して調べ、「ことわざクイズ」を作る。 ・できるだけみんなが意味を知らないことわざを探す。 ・本当の意味とは別に、いかにも本当に思えるウソの意味を二つ考え、三択クイズ問題を作る。 〔 出 題 例 〕 「棚からぼたもち」 この意味は次のどれでしょう。 A 思わぬ幸運にめぐり合う。 B 年上の人から思いがけないものをいただく。 C かくしていた大切なものが見つかってしまう。 (3) 辞書などで調べたことわざ(慣用句)を参考にして、自分たちでことわざを作る。 ・「猫に小判」「鬼に金棒」「出る杭は打たれる」「時は金なり」等の意味を考えさせながら、 「( )に( ) 」「( )は( ) 」という形で、ことわざ作りの練習をする。 ・自分だけのとっておきのことわざを創作する。 (4) 短冊状の画用紙の表に創作したことわざを書き、裏にその解説文を書く。 〔 作 品 例 〕 「ひきだしのパンにかび」 ・給食で食べられないからといって残したパンを机のひきだしの中にかくしておくと、いつかカビがはえることから、かくしごとをすると後でひどいことになるということ。 (5) できあがった「ことわざカード」をリングで綴じる。 ・朝の会で「ことわざコーナー」を設け、「ことわざ三択クイズ」と「創作!ことわざ」の紹介を継続して行う。 〔 作 品 例 〕 「のび太にドラえもん」 ・さえないのび太にドラえもんがついたことで、強くなったことから、どんな人でも、もたせるものによっては、強くなるということ。 子どもたちは、ことわざや慣用句に日本語のおもしろさを感じ、創作にも意欲的に取り組んだ。3学期には、卒業までの日数とことわざを組み合わせたカードをつくる計画である。 (彦根市立平田小)
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