▼10月例会(第284回)の提案者は蜂屋さん(笠縫東小)。「はなまるカードを使って書くことから学級経営への工夫」について提案した。

▼提案の概要は次の通りである。
 @体験を元に書くことに慣れる。
 A句読点、カギや括弧、段落、漢字などの言語スキル。
 B相手意識を持って良いところを探す中で、常体や敬体に、語彙の良さに気付く。
 C手紙を書く。

▼研究協議では、提案の趣旨を活かし指導の工夫を次の点に焦点化した。
 まず、言語事項について段階的に指導をすることを大事にして、主語述語の指導や表記の指導を繰り返し習熟をさせる。
 次に、詳しく書くとはどうすることかということに意識を向けさせ、見たとおり、聞いたとおり、音など指導内容を焦点づける。
 更に、伝えたいことを意識して詳しく伝えることはどうすることかを考えさせる。(経験や出来事を話題にして、目的や相手を意識して書く活動を繰り返し積み上げる)
 そして、習得した力を活かして手紙を書くという活動へ発展させるというような1年生の言語活動を構想した。特に、書きたいという意欲を大事にしながら技能の習得をどうするかを考え合った。

▼巻頭には、吉沢保枝先生から玉稿をいただきました。深謝。(吉永幸司)