▼8月例会(第282回)は「第33回国語研究集団合同研究会」(平安会館)に参加。参加研究集団(国語教師竹の会・同森の会・同泉の会・同土の会・東風の会・さざなみ国語教室)が日頃の研究・実践を提案し協議をした。

▼さざなみ教室からは、提案は川那部さん(附属小)、司会は蜂屋さん(笠縫東小)、助言は好光さん(堅田小)が行った。研究主題「学ぼうとする力を伸ばし確かで豊かな言葉の力を育む国語科の学習」(説明文の世界のおもしろさを見つけよう・5年「千年の釘にいどむ」光村5年上)。学習内容は薬師寺の再建計画にかけた鍛冶職人白鷹幸伯氏と宮大工西岡常一氏の思いを伝える文章を読み、学びを深めるという学習活動が主な提案内容であった。

▼研究協議では「説明文の世界」という考えにどのような意味を持たせているのか、知的感動、知的好奇心を持って文章を読むということの意味について協議が深まった。さらに、文章の事柄に感動する心を表現に高めるための指導の方法などについても具体的な指導記録をもとに質疑応答が行われた。説明文を読む、1冊の本を読むという活動の連続がどのような力に向かっているかなど、幅広い協議内容であった。

▼巻頭には、緒方伝治氏から玉稿をいただきました。深謝。(吉永幸司)