▼7月例会(第281回)は、「第17回新しい国語の授業研究会」(奈良かつらぎ会と交流も含め)を主催し公開研究会にした。(コラボしが21)

▼研究主題「豊かな言葉の力がつく国語科の授業」。提案は、岡嶋大輔さん(滋賀大附属小)、井岡良太さん(奈良県陵西小)。
 岡嶋さんは「中心をはっきりさせて作文を書く学級づくり」を研究主題に「はじめ・なか・おわり」を意識させながら書く力をどのように伸ばしたかを提案した。書き出しを固定した組み立てカードや、会話文を取り入れた中心文の指導など工夫を凝らした部分が注目された。
 井岡さんは「情報活用能力を育てるガイドブック作りの指導」で相手・目的を意識させた効果について報告した。
 司会助言など会の運営を引き受けて下さったのは次の皆さん。青地弘子さん(玉緒小)、山路幸子さん(桐原東小)、富田愛子さん(多賀小)、常諾真教さん(祇王小)、谷口廣行さん(奈良県結崎小)。日頃の実践をもとに良い授業をどのようにつくるかという提案をもとに研究協議をした。

▼講演は松谷みよ子さん(児童文学者)「『屋根裏部屋の秘密』をめぐって」。ミニ演習は吉永が担当。米田猛さん(富山大学)が研究会の総括を行った。

▼巻頭には、小川豊先生より玉稿を頂きました。深謝。(吉永幸司)