▼4月例会(第278回)の提案は好光さん(堅田小)

▼実践提案「三年・俳句を作ろう」。俳句の導入の授業は、「花の門・花吹雪・花曇り・八重桜・花冷え・花の寺・夜桜」など様々な言葉との出会いから始まる。校門の桜を見させたり、言葉の意味を説明したりしながら、日本語の言葉を知り、覚えていく。「花」と「桜」を一体と捉えることは説明ではなく感性でである。三年生では少し難しいと思える語句にも平気で取り組む実践から語彙を増やす学習の意味にも話題が広がった。次に示すのは子どもが作った俳句である。
・花の雲ぼくの約束守るんだ
・花の道歩くと気分が新しい
・花の門私の妹保育園
・花の道今からここから三年生
素直な句に話題が広がった。

▼今年度の研究課題についても協議を深めた。国語力を育てるには語や文に立ち止まって考える学習が必要である。話すこと・聞くことの学習が充実するほど、その人が持っている奥行きの深さが課題になってくる。それを「書く」という活動で考えていくとどうなるかということを追求しようというのである。単に経験したことを書くという作文でなく、教科を超えて働く力があるということを実践を通して考えていくことを今年度の研究内容にした。

▼巻頭には、西村喜雄先生から玉稿を頂きました。深謝。(吉永幸司)