▼4月例会(第266回)は年度初めということから研究主題と年間の計画を協議した。

▼研究主題は「確かな学力を育てる授業の創造ーー語彙・語句の力を育てる」と設定した。実践を大事にしているサークルとして、よい授業をしたいという願いを強く持っている。授業は素手ではできない。仕掛けも演出も必要なこともある。指導の工夫と授業の知恵を磨きたいという思いを込めたものである。

▼新年度になってどのようなことに取り組んだか。授業開きを含めて第一教材をどのように指導したか等、4月の取り組みについて話し合った。
○音読を大事にして粘り強い指導を繰り返した。繰り返す過程で言葉の面白さに気づいたり内容を深く読むことに興味を持つ子が出てきた。
○漢字の学習を繰り返し続けて、漢字に興味を持たせることに工夫をしている。
○ノートの使い方の指導を丁寧にしている。また、学習の躾に力を注いでいる。話し方や発表の仕方を繰り返し指導している。
○俳句や日記を書かせることを通して表現への心を耕した。俳句は文集で紹介している。
○読書を大事にする教室作りの始まりとして読み聞かせをした。等

▼巻頭には、富村誠先生から玉稿をいただきました。深謝。(吉永幸司)