▼11月例会(第261回)の提案は、好光さん(堅田小)。研究教材は説明文「ビーバーの大工事」(東書2年)

▼提案の内容は「音声言語の活動における評価」。その基礎は何かを仮説をたて、実践を通して検証した。指導過程は次の通り。
(1) 「ビーバーの大工事」を読み、クイズにできそうなトリビアを探す。
(2) 「ビーバーの大工事」で生きものワンダーランドの番組を作る。
(3) 「生きものワンダーランド」を各グループでして発表会をする。
 学習過程の意図は、クイズ番組を作るという目的で動物について珍しい情報を集める。それをもとにクイズを作り、役割を決めて発表方法を考えるというもの。

▼ビデオで見る学習の様子は生き生きとしていたし、自らの成長を自覚した発言もあった。学習の充実ぶりを感じさせるものが多かった。場や方法の工夫が生きた実践であった。

▼研究協議では次のことが話題になった。
○話すこと・聞くことの学習における課題や目的意識をどのように持たせるか。(課題や目的)
○声の大小や発表の仕方という形式的なものと内容との関連をどのように考えるか。(形式と内容)
○自己評価と相互評価の意義と方法について。(評価)

▼巻頭には、武井正明先生から玉稿を頂きました。深謝。(吉永幸司)