▼7月例会(第257回)は、第8回「新しい国語実践」の研究会北海道大会(代表須田実先生)に参加し学び合うことを計画した。(7月26・27日札幌市で開催された)

▼研究協議主題は、「一つ上の言葉の力を目指して高め合う国語の授業」であった。児童生徒が持っている言葉の力を意識しつつ、相互の関わりから、更に上に向かって自分の力を高めていこうとする具体的な姿を学び合うことを目的にした主題設定であった。

▼研究提案は次のような内容で行われた。
○学習者が意欲的に学び、言葉の力を駆使する単元の構成とは何か。
○言語能力の定着を図る言語活動と指導上の課題とその対応をどのようにすればよいか。
○目標・指導・評価が次の目標を生む学習過程の在り方について。
等、教室の実践を持ち寄り豊かな研究会であった。

▼「さざなみ国語教室」からは北島さんが「確かな話す・聞く力を高める教室づくりー朝のスピーチを中心に」(2年)をもとにして、年間指導の中で子どもの中に育ってきた力を明らかにし、新しい指導の在り方を提言した。森さん(本年度より理事)が「言語事項分科会」の司会、吉永が「書くことの分科会」の助言をした。

▼巻頭には、間場和夫先生より玉稿を頂きました。深謝。(吉永幸司)