▼12月例会(第250回)は第7回「新しい国語実践」の研究会新潟大会に参加するという形で行った。「さざなみ国語教室」からは、川那部さん「話す・聞く学習の質的、量的拡充」、西村さん「学習のねらいと自己評価が生きる学習指導」が分科会で提案した。 ▼新潟大会の研究協議主題は、「生活に根ざした魅力ある国語科の授業を求めてー学習者の立場に立った評価活動」であった。学習したことを言語生活の中で発展的に活用し、正しい言語活動による「言葉で伝え合う力」の具体化を図り、言語生活そのものを豊かにする方途を求め協議し深めあった。 ▼子どもたちに必要とされる力はどうあればよいのか、日本語の美しさを感得し言語を大切に使う人間へ導くための指導はどうあればよいのかなどを巡って実践提案と意見交換が活発に行われた。 ▼特に話題の中心なったのは評価であった。例えば「言語事項分科会」では次のことが話題になった。 ○学習者の立場に立った評価活動の方法にはどのようなものがあるか。 ○評価活動を工夫することにより授業のどこが改善されるか。 ○評価規準、評価基準をどのように考え授業にどう生かすか。 等について研究交流を深め合った。 ▼巻頭には、目賀田八郎先生から玉稿をいただきました。ありがとうございました。(吉永幸司) |