▼10月例会(第248回)提案は西村さん(城陽小)。研究教材は「海の命」(光村6年)。

▼研究主題「互いの読みに学び合い自己評価を鍛える」で提案。
評価については、
(1) 指導事項を絞る。(単元でつけたい力を明確に示すこと)
(2) 学習過程を子どもに示し、学習見通しを持たせる。(どんなことをどんな方法でどのくらいの時間をかけて学習をするのか)
(3) 評価の観点を子どもに示す。(つけるべき力が何かをしめすこと)
ということにこだわり、子どもが自ら学びながら確実に力を育てていく道筋をしめした。

▼主な学習過程は、自力で教材を解きほぐしていく時間を確保し、文や語を丁寧に読むことを大事に した指導を展開した。一人学習と交流の時間を繰り返しながら、自らの読みを確かにしていく姿の中に評価する力も育つという密度の濃い提案であった。

▼研究協議では、評価規準や絶対評価、補充学習について話題が広がった。特に、これからの授業における評価について考えた。

▼さざなみ句会高点句。里山をぬける青空柿一つ(池崎) 野仏に会釈無き猿柿一つ(好光) 我が道に思案投げ首芒の穂(北島) 軒先に柿並びおり昼のどか(西村)

▼巻頭には、倉光信一郎先生から玉稿を頂きました。深謝。(吉永幸司)