▼8月例会(第246回)は「第13回新しい国語の授業研究会」との共催。

▼研究会の内容は、1年生の国語実践について山田定子さん(武佐小)、2年生の実践を海東貴利さん(仰木の里東小)が提案し、本田啓子さん(稲枝北小)の指導助言で内容を深めた。講演(対談)はあまんきみこ先生(聞き手、吉永)

▼山田さんの提案は、基礎となる力を育てるために、学習の足跡が残るノートを蓄えることを軸に、厳しく、豊かに言葉と関わる授業を展開することが、楽しいと感じる子どもが育つという授業の本質に関わるもの。

▼海東さんの提案は、相手意識を持たせ、知らせたい・教えてあげたいを軸にした説明文の指導。文章を丁寧に読むことの大事さを互いに確認しあった。

▼対談で、あまんきみこ先生は、「白いぼうし」と「ちいちゃんのかげおくり」を中心に、作品についての思いを語って下さった。生い立ちやファンタジーについても。
 大家族の中の一人っ子として、愛情をたっぷりと受けて豊かに育てられたこと、空の話など、ゆったり時間を忘れて聞き入った。講演(対談)を「ちいちゃんのかげおくり」の朗読でで結んで下さり、有意義な会になった。

▼巻頭には、小山玄氏より玉稿をいただきました。深謝。(吉永幸司)