▼7月例会(第245回)は、さざなみ国語教室とかつらぎ会との合同研究会を開催した。提案は「絵を文章で表現するーー短作文の指導」米田美智代さん(奈良・結崎小)。「見通しを大切にした国語教室作り」北島さん(草津二小)。さざなみ国語教室からの司会者は川那部さん(附属小)、助言は中嶋さん(旭森小)。

▼北島さんは、国語教室づくりの重点として、
(1) トータルとして授業を考えることを大事にする。
(2) 学習の到達点または学習の筋道を示すこと。
(3) 自己評価を生かすこと。
この3つの考え示した。そして、これを生かし「文章の組み立てを考えよう」の実践を提案した。

▼説明文を書くための手順として、
○学習の目的と見通しを知る。
○説明文を書くために必要な材料を集め整理する。
○分かりやすく伝えるために文章構成を考える。
○組み立てカードをもとに説明文を書く。
○組み立ての視点から作品の感想を交流する。
という学習過程を構想し成果を上げた。研究協議では、子どもの学びの様子をもとに見通しや構成に ついて、更に教材の生かし方について考えを深めた。

▼巻頭には、稲澤直美先生から玉稿をいただきました。深謝。(吉永幸司)