▼12月例会(第238回)は『「新しい国語実践」の研究会 大阪大会』(12月26日・27日。会場・アウィーナ大阪)に参加し研修を深めた。

▼研究協議主題は、「生活に生きる表現力を高める国語科の学習指導ー基礎・基本の定着と活用ー」で、特に評価について議論が交わされた。「さざなみ国語教室」では岡嶋さんが「書くこと」の分科会で提案した。

▼平成12年12月4日に、教育課程審議会から、「児童生徒の学習と教育課程の実施状況の評価のあり方について」の答申が出されました。研究会では、「基礎・基本の定着とは指導と評価の一体化があってより成果があがる」ということを証した実践が多く提案され、平成14年度から新指導要領の完全実施に向けて弾みがつきました。

▼授業を評価の側面から見ていくと、評価カードや評定を含むテストやアンケートのようなものから助言まで幅広く捉えることができます。文部科学省の井上一郎先生、河野庸介先生からは、評価をふまえこれからの教育についてのご指導がありました。また須田実代表からは「評価」の本質について提言がありました。全国各地の実践者が、それぞれの課題をもとに実践交流し意義のある研修会になりました。

▼巻頭には、杉山允宏先生から玉稿を頂きました。深謝。(吉永幸司)