デ ィ ベ ー ト の 概 要 ディベート(2)
伊 庭 郁 夫
ディベートの論題は「友達に情報を伝えるには電話よりメールがよい」である。概要は次の通り。 <賛成側立論> C 私たちは、論題「友達に情報を伝えるには電話よりメールがよい」に賛成の立場で立論します。理由は5点あります。まず、第一にメールの方が安くつきます。電話なら1回に10円かかるけど、メールはそれよりも安くつくと思います。 (以下項目のみ示す) ・第二 色々な機械(パソコン、携帯電話)で送れる。 ・第三 電話では言えないこともメールなら伝えられる。 ・第四 遠くでも送れる。 ・第五 アンケート結果(50人中30人がメールに賛成) <反対側立論> C 理由は三点あります。 ・第一 電話では、話したい相手に直接話を伝えられる。声で相手の気分もわかる。(模擬電話で実演) ・第二 メールは、相手が返してくれないとちゃんと届いたかわからない。番号違いかも知れない。 ・第三 電話は誰でも(子供やお年寄り)操作できる。 <作戦タイム・2分間> <賛成側から反対側へ>(質疑) 【賛成】 メールなら番号を間違えるかも知れないと言われましたが、電話でも番号を間違えることがあるのでないのですか。 【反対】 電話の方が番号も短いし、間違えることも少ないと思います。 【賛成】 もし、電話で相手が留守だったらかからないけど、メールだと確実に送れるのはでないのですか。 【反対】 電話でも留守番電話などが あって、メッセージなどを送れると思います。 【賛成】 小さい子供やお年寄りはメールができないと言われましたが、勉強すればできるんじゃないんですか。 【反対】 それは、電話も同じだと思います。 【賛成】 電話は、話したい相手に直接話を伝えられると言われましたが、メールでも自分の伝えたい気持ちを文字にして伝えられるのではないですか。 【反対】 文字だけでは伝えられないこともあると思いますから、電話の方がいいと思います。(以下略) ただ質問を一方的にするのではなく、質疑をすることで緊張感が高まる。また、「聞く・話す力」も育つ。ここで大切なことは、質問は相手への一方的な攻撃ではなく、相手の不充分な所を確かめ、考えを聞き出すことを心がけることである。 (安曇川町立安曇小)
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