巻頭言
「 イ ン タ レ ス ト 」 に よ る 実 践 教 育
垣 内 昭 矩

 世は将に、21世紀に突入している。教育実践の場「さざなみ国語教室」のタイトル・カプセルのなかに、展開される教師、児童生徒との「実践教育」のように、これこそ次世代の総合教育に向かっているものであり、私の投稿内容が今時代に摘要される実践教育であることが再確認された。

 私事であるが、教育指導計画の展開例の一端として「全国国語教育研究会」副部長として、表題「児童生徒が、いかに興味をもって学習指導に取り組むことが出来るか」について、現役時代、全国大会東京に於いて研究発表をし、授業実践の指導をしてきた。

 今時代との相違はあるが、現在これらの事例に、直接引用は出来得ないかも知れない。しかし細部に視点を向ければ、教育基本の制定基盤として、指導要領「話す」「聞く」「書く」「読む」ことの事項指導の中に盛り込むところの「インタレスト」による指導法がいかに「語彙」の活用に「興味」をもたせ、自己能力の伸長と展開に創意工夫をさせる「やる気」の創作意欲の育成としては、次世代教育のなかに「生きている」と言う事実を発見することが出来る。

 これは語彙指導の手順として「学習指導」[A内容1ア]されているように、「相手に対して自らの意図や思いを…」の間接に値する「興味指導」がこれではないかと思われる。

 したがって、今回は、限定されたスペースであるから、後述研究事例は、セクションのみに、止めさせて戴くが「インタレストによる実践指導」は、生徒個人のひとり一人が、「子の確立」将に、人間教育を目指したものであって「知能」「記憶」の優れたネットワーカーロボットになってはならない。更に課せられた「国語教育」の数々の実践例は多くあるが、なかでも人間教育・興味指導による「心」と「語彙」が豊かな生徒と指導者の騰点の「場」によって交わされるものは数多くない。

 その中でも、今回特に、小学、低中高学年向きの「インタレストによる実践指導」として、可能なもののセクションを敢えて、次に列挙して見た。

§「語彙」の展開による漢字家族(二字熟語)の構成図式展開。ー実践例省略ー
§イラストによる「吹き出し」作文による「段落」構成。ー実践例省略ー
§「伝承文学」と「伝言遊び」による「今昔」の面白さを理解する。ー実践例省略ー
§「六書体」と「絵文字」表記による画面表示の展開。ー実践例省略ー
§「干支」十二の動物と時刻方向を知る事の展開。ー実践例省略ー
(元全国国語教育研究会副部長)