元 気 の 出 る サ ラ ダ を 作 ろ う
北 島 雅 晴
「サラダでげんき」(東書1年)の学習をした。 病気になったお母さんが元気になるように、主人公のりっちゃんがサラダを作る。いろいろな動物が登場し、サラダに何を入れたらよいかをりっちゃんに教える。そして、元気の出るサラダが出来上がるという話である。話の展開がリズムよく流れ、登場するそれぞれの動物の楽しさを感じ取りながら読むことができる。 学習の流れ (1)本文を読み、登場するサラダを絵で表す。 (2)だれが・何を(サラダに入れる材料)・どうなる(食べたらどのようになるか)という3つの視点から本文を涜み、カードに視写する。(カードは全部で7枚になる) (3)お話を読んで、好きなところを書き、ノートを完成させる。 画用紙の中央に(1)で作ったサラダを張り、(2)のカードと(3)のまとめの感想をその周りに張って完成となる。 ・自ら本文に向かうような学習にすること。(1)(2)(3) ・視写を学習の中心に取り上げたこと。(2) ・学習したことが形として残ること。(1)〜(3) の3つを大切にした。 (1)の子どもの姿 T 元気の出るサラダを絵にかきます。約束が1つあります。お話に書いてあるとおりのサラダを作りましょう。 と働きかけた。 子どもたちは、絵をかくのが好きだから、喜んで始めた。でも、サラダの材料を確かめないといけないので、自然に本文を読みながら進めることとなる。 C かつおぶしってどんな色をしているの。 C こんぶってどんな形をしているの。 C 全部でいくつ出てきた。 と、子ども同士で教え合いながら学習が進められた。 (2)の子どもの姿 最後に登場するアフリカぞうだけは、「どうなる」という部分が書かれていない。 C 「どうなる」が書いていないけど、どうしたらいいの。 T よく気が付いたね。どうしたらいいと思う。 C 自分で考えて書く。 C 書いていないのだから、何も書かない。 2つの意見が出され、どちらかを選ぶようにしようとまとめた。 自ら教材文に向かい、楽しく学習を進めることができたのが一番の成果である。ていねいに視写が できたことにも満足している。 (草津市立草津第二小)
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