▼7月例会の提案は好光さん(堅田小)。提案主題は「伝え合う力を高める国語教室作り−−話す・聞く力を文字言語から音声言語の場で育てる−−」(移行期における国語教室経営)で、対話の活動について。

▼対話の授業「私の好きなこの一句」の授業をビデオで提案。初めは好きな句についての感想を話し合い、時間の経過とともに自らの力で学習を進めるという展開。

▼対話の指導は、共感が基本で心を交流することの楽しさをあじわうこと。話題を選ぶ視点として対話を通して豊かになる見通しが持てるもの。共通体験があるもの。イメージや解釈の広がるものという視点があげられた。

▼話し合いでは、対話の模擬授業の形式で進めた。対話と対談について。相手意識・目的意識・場や状況等その要因について話し合いを進めた。更に、授業の方法や指導計画など多岐にわたった。

▼さざなみ句会高点句(嘱目・鰻)。鰻筒心早鐘波静か(伊庭) 呼び込みの威勢の良さや鰻買う(三上) 鰻釣る湖面にゆるる常夜灯(北島) 田舟ゆく父の技知る鰻筒(広瀬) 誘われる鰻の匂いの染む暖簾(森) 鰻の寝床という涼しさのあり老舗茶屋(吉永)

▼巻頭には、武西良和先生から玉稿をいただきました。深謝。(吉永幸司)