本棚
「伝え合う力」を育てる指導細案 <小学5・6年編>
新しい学習指導要領では、「伝え合う力を高めること」が重視されている。 瀬川先生は、本書のまえがきの中で、「『伝え合う技術』が一人一人の子供に確実に定着し、その技術が、相手・場面・目的に応じて駆使・運用・波及される方法の具体策を講じることが、それぞれの学校・学級における重要な課題である」と述べられている。 総合的な学習を進めていくと、人に尋ねたり、友達と相談したり、多くの人の前で発表したりという活動が増えてくる。生きて働く力として使えるよう、国語科で基礎基本をしっかり身に付けさせることが求められる。 本書は、 T 「伝え合う能力」とその発達系統 U 年間指導計画の作成と指導法の開発 V 基礎・基本が定着する第五学年の指導細案と授業展開 W 基礎・基本が定着する第六学年の指導細案と授業展開 X 「伝え合う力」が生きる学級経営 の5章で構成されている。V・W章では、スピーチ、発表、ディベート、対話、話し合い、討論、インタビュー、紹介等の活動の実践例が掲げられている。(常諾真教) |