▼12月例会(第214回)は 第4回「新しい国語実践」の研究会鹿児島大会に参加。研究主題「共に学び、生活に役立つ国語力を伸ばす学習活動」をめぐっての協議に学んだ。

▼「生きる力」として重視すべき国語能力とは何か。子どもたちの「生きる力」は学校・家庭・地域社会という生活の場で育まれるものであり、学校で身に付けさせる能力・態度も「生きた場」で生かす知恵として、生活に生かせる総合的で実践的な力でなければならない(大会趣旨)という考えのもと、子どもたちの自己実現を可能にする「生活に役立つ」言語能力を身に付けさせるにはどうすればよいかをめぐって議論が深まった。

▼パネルデイスカッション・実践への提言「総合的な学習の時間」に生きる国語力の育成では、森さん(仰木の里東小)がパネリストとして、国語科で身に付けさせる力との関係を提言した。森さんは授業改善の視点として、@既習学習を生かす指導計画を構造化・複層化 A自ら求めて学ぶ学習活動の工夫 B学習成果を強化する評価の工夫を実践理論としてまとめた。

▼「総合的な学習の時間」と国語科の関連、および基礎基本については今後、実践を深めていく過程で明らかにする必要を強く感じた。

▼巻頭には、杉みき子先生から玉稿をいただきました。ありがとうございました。  (吉永幸司)