▼6月例会(第208回)の提案は川那部さん(大宝小)。研究教材は作文「生活を見つめて」(光村6年)

▼提案の内容は、「目的に応じて、必要な事柄を集め、読み手に分かりやすい文を書く」ことを目的とした授業について。教科書の文例に学びながら、構成の整った文を書くにはどうしたらよいかが課題。学習の内容としては、調べる、集める、話し合い等の密度の高い学習をどうするかについての実践的な研究。

▼研究協議では国語科と総合的な学習の時間について深めた。提案の授業は「生活を見直す」という課題を、子ども達が自らの生活のなかで考えるということであった。しかし、課題を見つけることに目標を置くと教科の目標が見えにくくなる。基礎基本との関わりで考えた。

▼さざなみ句会(5月)高点句。新緑を笑顔で揺らす通学路(森) 若葉雨色とりどりに傘ひらく(三上) ランドセルつなぐ手も揺れ若葉径(好光) 投函の後のためらい若葉風(吉永)

▼さざなみ句会(6月)高点句。ささやきの声にも揺れる蛍の灯(森) 小さき手に蛍の命教えけり(池嵜) 日の入りの浪漫麦酒と船たまり(広瀬) 手につつむ蛍に小さな願い込め(北島) 塾帰り急ぐ背中に初蛍(高野)

▼巻頭には、神山和江先生から玉稿をいただきました。ありがとうございました。(吉永幸司)