▼12月例会(202回)は「新しい国語実践」の研究会山梨大会参加という方法をとった。

▼研究主題「生きる力となる言語能力の育成」について協議を深めた。研究会は、講演「生きる力の育成と国語科教育の改善」(文部省調査官小森茂先生)。分科会(話すこと聞くこと・読むこと・言語事項・総合的学習)においては、国語教育の現代的課題について協議した。助言者として、澤本和子・花田修一・大内善一・眞木利貢・佐藤洋一・野口芳宣・佐藤きむ・廣井嗣雄・井上一郎・渡辺知樹・安藤修平各先生と吉永が受け持った。

▼総合的学習の分科会では、西村嘉人さんが司会、吉永が助言にあたった。新指導要領で「総合的な学習」が生まれ、関心が高く、国語科との関連の提案、質疑が交わされた。
○国語科で育てていた力が、生きて働くものになっているか。
○総合的学習の出発は、子どもの願いであるが、それを開く鍵はどこにあるのか。何を手がかりにするのか。
○基礎基本の力と発展的な力の関わりをどのように捉えるか。
○教科としての総合的な取り扱いと総合的な学習の意義。
等々、総合的な学習を迎えるに当たっての課題や問題が浮き彫りになり議論が深まった。

▼巻頭には、堀江祐爾先生から玉稿をいただきました。深謝。(吉永幸司)