▼6月例会(第196回)の提案は、三上さん(金田小)。研究教材は「吉四六話」(光村4年)。

▼研究主題「ときめきと輝きを生み出す学習展開の工夫」。「工夫」に焦点を置き指導を展開。

 主題について次のように提言。「学校生活の中で、何かの目的に向かって学習や練習、準備を積み上げていくとき、子どもの心はときめき、その姿や表情は輝く。 目的となる学習内容や事柄が、子どもの心を躍らせる魅力や新鮮さを備えていると、やりがいを感じ、意欲的に取り組むことができる」という考えのもとに、 「その日」つまり、子どもに、晴れの日、時間を意識させるという考え方が底にある。

▼「吉四六話」の学習での晴れの日、「その日」は、2年生の各学級に行って「お話し会」をするという実の場。
 学習活動としては、全文を読む、言葉調べをする、おもしろさの話し合いをする、グループでの練習や準備に取り組むという足場を固めて、「お話し会」へ臨んでいく。

▼「ときめきと輝き」とは、「その日」の設定でよいのかどうか。国語の学習での展開として、「その日」が適切であるか、言葉の力としてどうなのか等、教材の本質と結びつけての話し合いを深めた。

▼巻頭には、相良敦子先生から玉稿を頂きました。ありがとうございました。(吉永幸司)