FD3S エアコン修理編
近年、エアコンが全く効かなくなりました。
どうせお金が要るなら道具を揃えて、自分で修理しようと実に危険で無謀な発想をしました。
必要な道具の購入
マニーホールドゲージ(クイックカプラ2個付き)、と真空ポンプ
使い方は下記のサイトが分かりやすかった。
http://www.astro-p.co.jp/img/pdf/2007000011140.pdf

缶切りバルブと冷媒缶、加えてエアコンオイル
オイルは、頻繁に補充する必要はなく、5万Km以上走っていたら1缶程度で十分。
FD3Sは450gの冷媒が必要なので200gの冷媒缶を3個購入

映っているのは、犬の足
しかし
下記のアダプタが必要な事が後で判明、M10メス×UNF7/16-20(1/4)オス。
缶切りバルブは中国製だったから、余計に腹が立った。
その上、アダプタ内部にバルブが内蔵されていて、それを取り外す必要もあった。
やはり、UNF7/16-20(1/4)規格の国産缶切りバルブを買うべきだった。

故障個所の究明
最初に、エンジン停止状態でのガス圧を計測してみたが、低圧・高圧とも5k位であった。(下の写真)
ウーン? ガスはある様だが、この圧力が正常なのかどうかは、素人は知りません。
(後に、この位で問題ないと分かった)
5kの圧力があると言う事は、少なくとも、配管に漏れは無いと判断した。


次にエンジンを掛けての、ガス圧の測定ですが・・・。
低圧はマイナスに振り切れ、高圧は15k位?忘れた、だった。
低圧がマイナスと言う事は、完全な根詰まりです。余りの衝撃に写真撮影を忘れた。
正常であれば高圧は外気温の半分位、30度なら15k位、そして低圧はその1/10+αの1.5〜1.8k位。
リキッドタンクか、エキスパンションバルブの詰まりが原因と判断、また、ポンプは正常に動いていると判断。
エアポレータの取り外し
最初に助手席のグローボックスを外します。
グローボックスの奥にある取り付け用の横に長いプレートも外しますが、
ネジに被さっているプラスチックカバーを外さないとプレートを固定しているネジが回せません。
左下の箱は、中村屋のコンピュータ
次に、バッテリー端子を外してから、足元下側からエアバッグ固定している2本のナットを外します。
下の写真の矢印あたり。
エアバッグ奥と足元ドレインホース部のナット2個でエバポレータは固定されている。

エンジンルーム側の配管 HとLを分離し、配線されているコネクタを外す。
エバポ本体の取り外しは、コツと言うか知恵の輪と言うか、
”マツダの馬鹿野郎”と文句を言いながら、手前に引きながら、押し下げる要領で外します。
ヒーコ・ヒーコ言いながら、ヤケ酒が大量に消費できました。
8万kmの割には、思ったよりゴミは少なかったです。

エキスパンションバルブの分解掃除
エキスパンションバルブを分解掃除しましたが、バルブ調整ネジは奥固定から1回転半位緩められていた。
そして、口で吹いてみると、一応空気は通るが・・・・、素人ではこれ以上分からない。(左下の写真)
エキパンを掃除してエバポを組み上げてから、自転車の空気入れの先を浮輪用口金にして、
テープで少し巻いてから、空気を入れてみたら、大した抵抗も無かった。
最初にこの空気入れのテストをして、詰まりの感触を得ておくべきだったと想うが、飲兵衛だから失敗ばかり。
また、エバポ内部をガソリンで洗いたかったが、忘れていた。
本当は、エキパンとリキッドタンクを新品で同時交換するのが王道らしいが・・・、私は泥沼人生が大好き。

真空引き
エバポのHとLの配管には、テープでゴミが侵入しないようにマスキングして、
エバポを元通りに車体に組み上げたら、真空引きの開始です。
真空ポンプは5分もすればマイナス50Hgまで行き、それ以上はいくら頑張っても変化ありません。
絶対的な真空なんて作れないのは分かりますが、ちとおかしくね?

この状態で放置しても、−50Hgの針は変わらないので漏れは無いはず。
考えられるのは、真空ポンプの不良? でも新品なのだが?
悶えて悩んで、酒を飲みながら2日後に思いついたのが、真空ポンプに付属していたオイルの存在。
そうだよな、ポンプには油面確認ガラス窓もあるのに、入れ忘れていた。
油面は半分まで。
早速、オイルを補充し、真空引きを行うと、どうにかマイナスいっぱいまで針が動いた。
針は振り切れなかったが、・・・これ以上分かりません。 ドン( ゚д゚)マイどんまい。

どうせ暇だから、この状態で数日放置したが、圧力は変化なしでした。
冷媒ガスの充てん
さて、本番のガス充填ですが、注意事項。
エアコン稼働時は、ゲージの高圧バルブは必ず閉めておく事、さもないと高圧がガス缶にかかり爆発の危険あり。
ガス管とゲージ間のホースの中の空気を逃がす作業をする事。
詳しくはネットで調べてください。
エアコンオイル30g、冷媒200g×2本、少し冷媒ガスが少なく足りないが、様子を見る為にに1本ケチった。
充填時間は1分もすれば、1本終わる。
気温16度エアコン稼働時、高圧側 8k、低圧側 1.5k 下の写真。
冷えている冷えている。
真夏でないから、圧力はこんなもんかな? 分からないので、これで様子見。

エアコン停止時、両方とも5k程度。 下の写真。

今回はここまで。
4月だから初夏まで、これで様子を見るつもりです。
もし、最終的に直らなかったら、どうしよう?
面目丸つぶれ、恥さらし?
穴があったら入りたい?
その時は、この記事を抹消します。
6月の暇で実にくだらない日、気温25度、エアコン稼働時の圧力を測定してみた。
アイドリング800回転、低圧側2k、高圧側11.5k、恐ろしく冷える。

万歳
終わり

