藤や公園の維持管理


 藤を守っているのは南三小区(南三区)、戸数35戸の小さな集落です。 藤の施肥や周辺の草刈りからトイレ掃除まで、全てを地元で行っています。 一年を通して行う藤周辺の維持管理は、高齢化の進む小さな集落にとって大きな負担になっていますが、「才ノ神の藤」への熱い思いと、自分達が守り育ててきた藤への誇りが活動を支えています。
 以前、当時の小学生が書いた作文の中に、「才ノ神の藤は、私たちの心の花です」という一節がありました。 過疎と高齢化の進む小さな集落にとって、藤はまさに、人の心を結びつける心の花であり、かけがえのない宝物なのです。
 秋から冬に行われていた藤の剪定作業 長年、藤の世話をしてくださった上原さん

 才ノ神の藤にも水洗トイレができました。小区の35戸で、当番を決め、毎日清掃しています。みんなできれいに使いましょう。
 藤周辺の清掃には、南三区の老人会や藤保勝会の協力が大きな力となっています。また、区内の団体や個人が、それぞれの立場で積極的に協力しています。 (右 藤棚周辺の清掃作業)
 藤公園の整備は、藤保勝会と区役員が大江町と連携をとりながら進めてきました。近年、京都府や大江町の力強い支援をいただき、藤周辺の整備が大きく進みました。現在も、合併後の福知山市や京都府の支援をいただき、藤の維持管理に努めています。
藤の施肥作業7月に行われる藤周辺の草刈り

 藤苗の育て方

 ときどき「藤苗の育て方はどうしたらいいの」というメールをいただきます。
 藤の管理は、夏場の水管理と剪定の時期がポイントのようです。
 〇 夏場、藤は驚くほど水を良く吸います。
   6月〜9月頃は、水を張ったバケツに鉢ごとつけておいてください。蔓はのびたままにしておいてください。公園の藤棚の花が咲かないというメールを時々いただきます。おそらく、夏場に剪定してしまうことが原因だと思います。夏場の蔓は束ねてくくっておくといいそうです。
 〇 藤の蔓の剪定は、寒くなり葉が落ちてから行いましょう。藤の剪定は冬場がいいです。その方が花芽が付いているかどうかがよく分かります。4〜5の花芽を残して、その先を切り落とします。

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