藤の里の村おこし

   

ストロベリーキャンドルの花畑 

 藤の周囲で目立つようになった休耕地。何とかならないかと考え、藤を訪れる方に少しでも喜んでもらえるようにと、 ストロベリーキャンドル(赤クローバー)の花畑をつくるようになりました。ちょうど、才の神の藤の花の見ごろと重なります。

ストップ・ザ・休耕田 

 南三小区では、高齢化に伴い休耕田が目立つようになっています。 この現状を何とかしなければと、10年くらい前から有志で営農組合を立ち上げ、自分たちの水田以外に、 耕作が困難になっている約100アールの水田を管理しています。 水田の維持管理、イノシシの被害を防ぐ電気柵の設置など、地域の皆さんの協力を得ながら取り組んでいます。 努力の甲斐あって、減農薬・安心・安全で美味しいコシヒカリを収穫することができ、収穫した米は地域の皆さんに販売しています。、 とても美味しいと好評で、その言葉に勇気をもらっています。困難な状況は変わりませんが、 少しでもふるさとを守ることにつながることを願い、今年も頑張ります。

地酒「才ノ神」で村おこし

 南三小区では、村興しの一環として、平成9年、当時の梅原自治会長ら有志が「地酒の会」をつくり、地元で酒米を栽培し「才ノ神」ブランドの地酒作りを始めました。 5月に田植を行い、8月に稲刈りをし、12月には新酒ができあがります。地酒「才ノ神」は5月の藤まつりのときに販売していました。 そんな中で、和歌山県から地酒「才ノ神」を求めて、才ノ神さん一家が来訪されるといううれしい出来事もありました。3年も続けばいいなと思って始まった試みでしたが、二十数年続けることができ、地元に大きな元気を届ける取り組みになりました。
 しかし、進行する過疎の中で、会員の高齢化や減少が進み、安定した販売量を確保することも難しくなってきました。 そのため、残念ですが、令和2年度でこの取り組みを終了することになりました。最後の地酒「才ノ神」は、5月の藤祭りで販売される予定です(ただし、藤祭りが実施される場合)。
 
地酒「才ノ神」を造る会のメンバー地酒「才ノ神」と対面 才ノ神さんご一家地酒「才ノ神」

才ノ神藤公園の整備 着実に進行

 南有路三小区では、平成10年から11年にかけて「才ノ神の藤」を中心とするワークショップを実施し、「才ノ神 藤の里」のイメージ図ができあがりました。これに基づき、着実に藤公園の整備が進行中です。11年4月には、藤の上手の谷水を暗渠で排水する工事が完成し、6月には駐車場の広場にある「ノダフジ」の藤棚が完成しました。また、12年3月には、藤棚の裏側の広場の整備が終わりました。5月には、藤棚の横に東屋が完成しました。いずれも京都府の古里景観形成事業による整備事業です。また、最大の課題であった藤に通じる町道の拡幅工事が17年3月に完成しました。この工事の完成で藤への進入は随分と楽になりました。また、藤トイレの合併浄化槽設置工事も完成しました。18年3月には、藤棚の整備や駐車場の舗装工事が行われました。
「才ノ神の藤」を中心とする藤周辺の整備が、京都府や大江町の支援のもと、着実に進行してきたことは、地元にとってとてもうれしいことです。平成18年、大江町は福知山市と合併しました。才ノ神の藤の新しいスタートの始まりでした。 現在は、福知山市と京都府の支援のもと、藤の保存や周辺の環境整備に努めています。
 「才ノ神 藤の里」のイメージ図は右をクリック →  イメージ図
第1回ワークショップ谷水の暗渠排水(11年4月)ノダ藤の藤棚整備(11年6月)
整備された才ノ神の藤(12年4月) 合併浄化槽の設置(17年3月)完成した町道の改良(17年3月)

藤トイレ横の広場にインターロッキングブロックを敷設

 平成10年11月、藤トイレの広場にインターロッキングブロックを敷設しました。敷設したブロックは約四千枚。歩道の改良で、使わなくなったインターロッキングブロックを町からわけて頂き、みんなで敷設しました。、 出来映えは少し波打っているけれど、それが素人細工のいいところ。藤保勝会をはじめ地域の皆さんの協力に感謝、感謝でした。

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