2006年 才ノ神の藤の花 


 2006年、才ノ神の藤は、5月7日頃に藤棚が一斉に開花し、5月12日頃満開になりました。春先の気候が低温であったため、例年より1週間ほど開花が遅くなりましたが、花穂が良く伸び、美しい花が咲きました。
 才ノ神の藤は、自然に自生した「ヤマフジ」のため、花穂の長い「ノダフジ」のような華やかさはありません。観賞用のノダフジの藤棚は、よく見かけますが、このような大きな「ヤマフジ」はとても貴重で、ケヤキに巻きついた藤の古木は、長い年月をかけて自然の営みが創り出した大切な遺産です。道案内の地図

5月10日〜14日の藤の花の拡大写真です。
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 5月10日No.1 No.2 5月12日No.3 No.4 No.5 No.6 No.7 No.8 5月14日No.9 No.10 5月16日普門寺の白藤No.11 
   
5月14日朝 棚からこぼそうな花房  5月14日朝 満開の藤の古木
   
5月14日朝 満開の藤と才ノ神の祠  5月14日朝 棚からこぼそうな花房
   
5月12日朝 ほぼ満開の藤の古木  5月12日朝 満開の花房
   
5月10日朝 見事な花をつけた藤の古木  5月10日朝 見頃を迎えた藤
   
5月8日 一斉に開花した才ノ神の藤  5月8日 花穂が伸び三分咲きの藤
 日本の在来種の藤には「ノダフジ」と「ヤマフジ」があります。「ノダフジ」は蔓が右巻きで花穂が長く観賞用としてよく栽培されています。「ヤマフジ」は蔓が左巻きで、花穂はそれほど長くありません。 

満開の普門寺の白藤(5月16日)  

 才ノ神の藤の谷の入り口に、普門寺があります。野田藤と白藤の2つの藤棚が造られ、美しい花を咲かせるようになりました。今年は、野田藤が10日頃、白藤が16日頃に満開になりました。白藤は透き通るような清楚な花穂を垂れました。紫の野田藤の花房と透き通るような白藤の花房が並んだ構図は魅力的です。
   
5月10日 ほぼ満開の普門寺の野田藤 5月16日 普門寺の白藤

私の藤棚  

 個人の方が自宅に造られた藤棚があります。才ノ神の藤へ行く途中にある上原さんの野田藤(九尺藤)は14日頃満開になりました。真下さんの野田藤もおなじころ満開になりましたが、今年は、剪定のときに枝を切りすぎて花穂が少なくなったそうです。剪定も難しいですね。引地の上山さんの野田藤の藤棚は5月7日頃が満開でした。今年は花穂が長く伸び、とても美しく咲きました。
  
5月14日 ほぼ満開の上原さんの野田藤5月5日 満開の上山さんの野田藤 
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