2003年 才ノ神の藤の花


 2003年は春先に肌寒い天気が続き、藤のつぼみの成長が少し遅れ気味でしたが、5月に入って急に気温が上がり、5月3日、藤棚全体が一斉に開花しました。5月3日には三分咲き、6日には七分咲き、9日頃にはほぼ満開になりました。
 広い藤棚いっぱいにたくさんの花房が垂れ、例年以上に見事な花を見ることができました。 天然のヤマフジなので、房の長いノダフジのような華やかさはありませんが、樹齢二千年という藤の老木が、毎年春の訪れを忘れることなく花を咲かせる生命の営みに、自然の偉大さを感じずにはおられません。
   
一斉に開花七分咲きの藤(5月6日) 紫を増す道路側の藤(5月6日)
   
棚いっぱいに垂れた藤の花房(5月8日) 棚からこぼれる花房(5月8日)
   
あふれる花房 満開の藤(5月9日) あまい香りが漂う藤棚の下(5月10日)
 普門寺の白藤は、5月10日頃満開となり、藤棚いっぱいに透通るような美しい花をつけました。(左下:5月8日の普門寺の白藤)
 
戻る(藤の花)