悪餓鬼日記帖:なにぃ、文句あっか!

18.10


2018.10.31:赤ちゃんの不思議・3

赤ちゃんが立つようになると親は喜ぶものだが、2足歩行は本能的なものではなく親などの他人の真似をしているのだという。
親が喜べばさらに積極的に立つようになる。但し筋肉は発達していないから早くから無理に立たせることは禁物である。
2足歩行が本能でないことは、狼など4つ足の動物に育てられた子供は発見当初は立てないことからわかった。
もちろん人間は2足歩行が可能な骨格になっているから自然にできるようになる。それと2足歩行によって手が自由になり、指を使うことで脳の発達が促進されたとのこと。幼稚園・保育園の指遊び歌で「これくらいの おべんとばこに・・・」とやらせるのはこの理由による。

2018.10.30

昨日の話だが、自民党は色々ネタを提供してくれる。
ひとつは、高市議院運営委員長が示した国会改革案のメモ。
これまで議題にも上がっていなかった話で、政府側の法案を優先して審議し、議員立法や一般質問は国会会期内の残った時間でやるというもの。これでは議論封じだと野党が猛反発し、メモを引っ込めることで決着するまで45分本会議が遅れた。
二つ目は、これまでも幾たびか問題を起こしたイナダットラーが代表質問で持ち出した歴史の珍説。
明治150年にからんで「明治の精神ともいうべき五箇条の御誓文は改革の集大成」、「歴史を遡れば、聖徳太子の『和を以て貴しとなす』という多数な意見の尊重と、徹底した議論による決定という民主主義の基本は、我が国古来の伝統であり、敗戦後に連合国から教えられたものではありません」というもの。歴史学者には思いも付かない定義である。
五箇条の御誓文も17条憲法も当時の政治支配者内部での話であり、近代民主主義とは相容れないものである。民主主義のルーツである古代ギリシャでも、議論を交わすことができたのは支配層であり、奴隷は含まれていない。
これに対して近代民主主義は「人民が権力を所有し行使するという政治原理。権力が社会全体の構成員に合法的に与えられている政治形態」(大辞林)と、社会の構成員全員が政治に参加するという前提である。
どうやらアベットラー極右軍団は日本の体制を飛鳥時代にまで逆走させるつもりらしい。

2018.10.29

ブラジルで極右の大統領が誕生したり、ドイツでは極右排外主義の政党が台頭したりと、最近の傾向には憂慮を感じる。
ネットでのいかにも耳障りのいいスローガンをがなりたてたりする影響が少なからずあると思うのだが、いずれにせよ国民の間に分裂主義や排外主義が徐々に浸透し始めているのは問題ではないか。
背景には世界的な貧富の格差が拡大して、貧困層のみならず中間所得層にも閉塞感が出ていることにある。だがその不満のはけ口を国民の間でいがみあうのは筋違いだろう。現在の最大の問題はわずか1%(あるいはそれ以下)しかない富裕層が権力を握って残り99%の人達を苦しめていることにある。そのことに目を向けず、「移民が悪い」とか「生活保護費を不正に受け取っている」とか不満の矛先を同じ庶民でのわずかの違いをことさらあげつらうのは間違っている。
99%の内部で互いに罵り合っているのはおかしい。そこは団結して1%のふんぞり返っている連中に向かって声を上げるべきである。民主主義は99%の声を主とする政治である。我々はナチスがユダヤ人を迫害して独裁に導いていった歴史を忘れてはならない。

2018.10.28

今朝は少し冷えて寒かった。起きたらパジャマだけでは寒くてジャケットを羽織った。
内閣改造後の臨時国会が開かれたが、アベットラーは早速言いたい放題。特に改憲については「早く改憲論議を進めろ」と国会に対する違憲の干渉を行い、「国会議員の怠慢」とまで言ってのけた。
週明けから代表質問が始まるが、自民党からは驚くべき要求が出てきた。今回は地震や豪雨被害などを含む補正予算の審議が行われるが、その予算委員会の開催を1日だけにせよと言ってきたのである。これまでの慣例では補正予算ならば4〜5日開催が常識だが、一日だけというのは明らかに野党からの追求を拒否し、審議をせずにそのまま予算を通過させようという意図が丸見えである。
以前もアベットラーは「私は立法府の長」と国会の支配者であるかのごとき発言をしたが、今回も露骨に国会をないがしろにする画策をしてきた。もはや独裁者として君臨する野望をむき出しにしてきた態度には、国民から明確な辞任要求を出すしかない。

2018.10.27:赤ちゃんの不思議・2

これはお産を経験した女性ならご存知だと思うが、出産直後の赤ちゃんは頭がやや楕円になっている。
これはそもそも頭でっかちの胎児が狭い産道を通過する際の工夫(?)で、4分割になっている頭蓋骨を一部重ね合わせることですり抜けることが可能になっているのである。従って分割部の骨は成人のように縫い目が密着していない。もちろん出産後にはちゃんと頭は円形に戻る。
ただ、頭頂部の骨の密着接合は2歳児くらいになるまで完成しない。穴ができているように見えるこの部分を通称「大泉門」と呼んでいる。うちの息子はこの大泉門が心臓の鼓動に合わせてペコペコ動くのでおかしかった。

2018.10.26:赤ちゃんの不思議・1

別に孫が出来たというわけではないが、以前から不思議に思っていたことの理由がわかったので順次メモする。
1回目は産声。
別に医療関係者でなくても知る人ぞ知る事実がこの産声の重要性。
出産直後、赤ちゃんはまず99%泣く。胎盤からの酸素の供給が断たれ、肺呼吸を始める必要があるが、これまで肺に羊水が溜まっていたのを吐き出し、同時に肺呼吸を始める。これが産声である。
だから肺呼吸が出来なければ生きることができないのである。よってもし産声がなければ羊水を人工的に吸引するなどの処置が必要になる。昔は産婆さんが尻を叩くなどして無理矢理泣かせた。
そして肺呼吸の重要性は他にもある。
それは血液循環で、生まれる前は肺に血液が流れず、血液は心臓の中の2箇所にバイパスが作られていて静脈から心臓を通過して直接動脈に行く。つまり心臓は単なるポンプの役割しかしない。しかし生まれて肺呼吸が始まるとバイパスは自動的に閉鎖されて静脈血は肺に送られ、十分に酸素を含んだ血は心臓からは動脈に送られるのである。
この心臓内のバイパスのことは最近知った。もしバイパスが閉じないときは先天性心疾患として早急に閉鎖の手術が必要になる。そうでないと汚れた静脈血が動脈に流れて代謝が悪くなる。こういう赤ん坊は顔色が赤黒くなる。
とにかく産声は赤ん坊が育つ前の重要な通過点なのである。

2018.10.25

ジャーナリストの安田純平さんが解放された。元気で帰国できたことはうれしいニュースである。
一方でまたぞろ「自己責任論」を振りかざす輩がいることには怒りを覚える。
危険地に出向くジャーナリストとか国際ボランティアには必ずリスクがつきまとう。だからといって彼らの行為を非難することは出来ない。日本人であれだれであれそういったリスクは発生し、それを知りつつ行動することに誰も禁止する権利はないからである。「他の人に任せればいい」というのは利己主義でしかない。
また政府がパスポートを出す限りにおいては邦人保護の義務はその国ならびに日本が負うのは当然である。
自己責任論が再燃することの危険は事前に指摘されていたが、問題に火をつける自民党などの無責任な連中がいることも見逃せない。そういう連中に限って一歩も日本から出たこともなく、物陰からわあわあ騒ぐのである。
私自身もドイツ滞在中に爆弾テロから偶然難を逃れたことがある。たまたまその日は出張中でアパートにいなかったために、その前で起こった爆発を避けることが出来た。
どうようなことであれ、またどこにいようとも事件に巻き込まれる可能性は皆無ではない。紛争地で事故率が高くなることは避けがたいが、万全の策を取っても起きるときは起きるのである。

2018.10.24

最近は外食をほとんどしなくなった。
今年に入って月に1回程度である。たぶん年金生活で自己規制しているのと、現役時代は時折残業で遅くなったのも影響している。
外食でどうしても気になるのが米の量。定食では茶碗にてんこ盛りしてあることが多いが、私はわずかしか食べない。一番苦労するのは丼と麺類。
無理矢理ご飯とか麺大量に残すと「かやく」の部分は少ないので満腹にならない。よってこれらは原則食べないことにしている。だからもっぱら定食である。栄養のバランスとしてもそのほうがいい。
あと、問題は宴会の類である。
親友Oとの飲み会が典型だが、このときばかりは栄養バランスのことなど忘れて腹一杯食べる。事前のインスリンの量は普段の1.3倍くらいにする。これで血糖値コントロールのストレスから解放する意味もある。翌朝の血糖値が高ければインスリンお良を増やせば昼頃には普段どおりに落ち着く。
人間生きている限りは飲食と排泄を繰り返す。食べなければ死ぬしかない。例え収入が少なくても止めることはできない。最悪収入がなければ飢え死にする。飢え死にの例はこの日本でも皆無ではない。
生活保護の縮小や年金削減などアベットラーの悪政で餓死者が増えるのではないかと危惧する。残念だが一部の無知な連中は生活保護を飢餓寸前レベルにせよと主張する。だが憲法25条は「健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」と定めている。これが名実ともに実現される社会にせねばならない。

2018.10.23

少々古い言葉だが、2014年頃「3だけ主義」すなわち「今だけ、金だけ、自分だけ」というのが取り上げられていた。
4年後の今でもこの傾向は弱まるどころか逆にさらに強まっている気がする。
例えばトランプが旧ソ連とのINF条約を破棄するという暴挙。「ロシアが守っていないから」という理由で一方的に宣言した。相手が守らないから俺も守らなくていいという理屈は一見もっともらしく見えるが、実際はアメリカが核兵器の開発をどんどん進めて軍事大国の先頭を走りたいという意図に他ならない。だが、先日も書いたように北朝鮮だけには厳密な非核化を要求しておいて自分だけはやりたい放題というのは虫が良すぎる。
日本でもアベットラーが独裁的政治の先頭を切っている。
沖縄県民から辺野古反対の強固な意志を示そうとも聞く耳を持たない。もちろん辺野古だけでなく、あらゆる問題でも「丁寧に説明」という口先だけの、実際は自分の言い分だけを壊れたレコードのように延々と繰り返す。憲法であれ消費税であれ、憲法破壊、アメリカ・大企業優先の政治を突っ走り、自分はふんぞりかえって国民のことは放置するのも「3だけ主義」の典型である。
そして極めつけは大企業の金儲け最優先である。
配当は大盤振る舞い、内部留保はたんまり、一方で人減らしはやり放題、賃上げはしない、そして金儲けのためには検査データの改竄も見て見ぬふりをするのである。
ここで特に最近大企業で「流行」している株主資本主義について書いておこう。
元はアメリカ流の株主優先の風潮から来ているものだが、簡単に言うと「会社は株主の所有物だから利益はすべて株主に還元すべし」というものである。しかも還元額は年度ごとの利益に対するものではなく、投資額に対する一定の利回りをよこせというのである。ひらたく言えば、銀行預金のように一定の利回りを保証せよということになる。
しかも銀行預金ならば低金利にならざるを得ないが、投資については高い利率を要求する。ちなみにアベノミクスの「成長戦略」で経産省が打ち出したのは「ROE(Return On Equity)8%」である。1億円投資したら毎年800万円を必ず株主に渡せということになる。好不況による利益の変動のリスクは株主は一切負わないという非常に身勝手な要求である。
では何故8%なのかというと、理論的根拠はなく、投資家へのアンケートを行ったら「8%くらいが望ましいというのがいちばん多かった」というのである。極めて恣意的で身勝手な要求であり、まさに3だけ主義のかたまりなのである。

2018.10.22

沖縄、那覇市長選挙は現職の城間氏が再選された。これで自公推薦候補は3連敗。特に市長選の候補は自民沖縄県連の会長で、落選後に辞意を表明した。
やはり辺野古問題の影響が大きかったわけだが、その背景として創価学会員の反乱があったらしい。
通常なら公明党から出馬あるいは推薦候補に対して学会への締め付けがあって、まるで公明候補の応援が信心の深さを計るような宣伝がされるのだが、今回の連続する選挙では学会の幹部ですらそっぽを向く状態だった。中には知事選の玉城候補への応援に学会の3色旗を掲げて参加した人もいたとのこと。
こういう流れが本土にまで影響するかどうかは不明だが、池田会長の神通力は少しづつ弱くなっているようだ。学会自身もポスト池田の動きを強めているようだが、高齢者の池田信仰は強いはずだから、今後の動きが注目される。

2018.10.21

朝の気温がだいぶ下がってYシャツ1枚だけでは午前のウォーキングは少々やりにくくなった。だが午後には上昇するので上に何か羽織るのは面倒である。
足の調子もかなり改善してきたが、残るは股関節近辺。腸骨と太ももをつなぐ筋肉と腱は特に回復が遅い。考えれば足の状態が悪化したのは三宮の駅ホームで転倒したことで、それ以降股関節の痛みが始まり、次第に足全体に広がった。
その後脊柱管狭窄症がわかって注射で一定の改善を見たが、筋肉の強化を始めて、やっと尻のえくぼが消えるまでになったが、まだ完全には戻っていない。
これからどれくらいかかるかわからないが、年末までに目処が付けばOKとしよう。

2018.10.20

KYBの制震・免震装置(実際は油圧シリンダー)の検査データ改ざん問題だが、起こるべくして起こった気がする。
最大の問題は検査員が一人しかいなかったこと。企業の横領事件が典型だが、経理関係の担当者が一人で、上司もチェックしていなかったことが原因。同様にKYBでも検査担当の上司はめくら印を押していたのだろう。すると担当者は納期に追われて再検査よりもデータを改竄することに慣れ、誰もチェックしないのでそのままズルズルと続けていたのだろう。完全に習慣化していたはずである。
こうなると担当者一人に責任を負わせることは出来ない。
一人作業を放置してきたことは明らかに会社としての責任である。納期とかコストを最優先させて品質管理を怠ることがどういう結果を招くか、もちろん日本だけの問題ではない。だが今の日本にあるアメリカ流の株主資本主義、すなわち売上の変動に関係なく投資金額に対して常に一定の率で還元させるというやりかたが蔓延し、そのためには猛烈な人減らしが横行しているのである。こうなると間接的な仕事とみなされる検査部門に多くしわ寄せがされるのである。
しかしご存知のようにいい加減な検査をやることは日本が誇っていた品質の良さは失われ、ひいては日本製の信頼を落とすことになる。もちろん品質で問題を起こした個々の企業は淘汰される運命になる。
検査をないがしろにした企業がどうなるか、経営者のみならず株主もこのことを認識すべきである。

2018.10.19

消費税増税で、政府から2%をポイント還元する話が出ているが、批判の嵐が巻き起こっている。
主な問題は、カードやスマホを持たない低所得者層にはまったく効果がないこと、カード会社の端末を持たない個人商店などは端末設置の費用負担およびカード決済手数料が増えることにある。
これに加えて、マスコミが取り上げていない2つの問題を私から取り上げておきたい。
ひとつは、還元されるポイントは圧倒的に高所得層が多いことである。ポイントは消費金額に比例するから、値引きや景品(つまらないものが多いが)に交換できるポイントに達するには高所得者が有利なる。
二つ目は、ポイントには有効期限があり、こちらも交換ポイントに達しないまま有効期限が来て、トータルポイントは減ってしまうことである。私の場合、クレジットカードを使っても大した金額金額にはならないから景品に交換できたのは1回だけである。
その他、指摘されているのが低減税率の8%に2%の還元であれば6%に税率を下げたことと同じことになる。
以前やったような現金支給の話も出ているが、火事場の小便と同じで消費の増大にはつながらない。
最終結論として、景気浮揚には何の役にも立たない消費税増税はやるべきでない。うなぎのぼりの軍事費を抑制したり、法人税減税の中止、金持ち向の増税を優先すべきである。

2018.10.18

将棋の藤井7段が新人王戦でタイトルを獲得し、最年少の記録を更新した。
中学生のときに4段のプロ入りして以降、記録を次々と塗り替える快進撃を続けている。彼はこれまでの記録保持者とはまったく異質の優れた能力を持っているようである。
私もヘボながら囲碁・将棋をたしなむが、手の読み方が凡人とかなり違うようである。
これまで、将棋のうまい人に聞いたことがあるが、手を読むときは頭の中に盤面を描いて駒の動きをシミュレーションする。私も同じようにシミュレーションができる。これは小学校のときに珠算の暗算をやっているときに珠の動きを頭に描くことから会得した。
藤井7段の場合、凡人は数種類で数手程度のパターン、プロなら数十種類数十手程度だが、彼は加えてパターンを選択する場合に独特のアルゴリズムを使って計算しているように見える。つまりパターン(あるいは定石と呼ぶほうがいいかも)の選択で、独自の計算式を編み出しているのではないかと思うのである。

2018.10.17

次は辺野古である。連日のアベットラー強行突破策作戦は開いた口がふさがらない。
今日、防衛省から国交省に対して、県の埋め立て許可撤回への行政不服審査を申し立てた。制度の趣旨として本来なら国民からの不服申し立てが原則だが、政府機関が申請するのは脱法行為。これで辺野古問題に関する申請は2回目。
身内同士の茶番だから不服が通って工事再開になることは目に見えている。
これについて県は次の手を考えるだろう。
2度の県知事選で辺野古NOの結果が出ても無視する、安倍政治の民意無視の手法はとどまるところを知らない。しかし国民は彼の言動を見ている。表面上は「またか」と諦め気味のように見える、というか大手マスコミはそのように報道する。
だが不満は蓄積し、やがて爆発する。その準備として次の国会での野党の結束が強まっている。当面の火種は「教育勅語」と「モリカケ」そして「憲法改悪」になるだろう。そして今日も片山地方創生相の口利き疑惑が待っている。

2018.10.16

消費税増税の次は憲法改正ときた。
アベットラーの頭の中は「どうせ来年の参院選は負けるだろうから、今のうちに改憲あるいは最低でも国民投票案可決にまでもっていきたい」という魂胆なのだろう。
しかし国民にとってこれほどひどい話はない。改憲案を出す時期ではない、優先すべきは福祉、景気回復という声が圧倒的に多いのに、偽りの議席数をてこに、改憲の野望を無理矢理通そうというのだから、頭が狂ったとしか思えない。衆参ともに自民党が単独過半数を超えているから問題ないとの算段だろうが、公明党、その他野党は難色を示すだろうし、特に公明党も「平和の党」を標榜してきただけにそう簡単にOKは出せない。
それとともに改憲反対の運動が巻き起こるだろうから、まるで大政奉還直前の江戸幕府のごとく孤立無援の状態になるだろう。というか国民としてアベットラーを切腹?させるまで持っていかねばなるまい。

2018.10.15

アベットラーが来年10月の消費税増税を宣言した。
昨日私が「規定路線を突っ走ろうと躍起になっている醜い姿」と書いたように、それを証明する事実がまたひとつ出てきた。
輸出ばかり景気が良くて、国内消費は少しも増えない。それは以前も書いたとおりである。なのに増税して景気を冷やそうという魂胆はどこにあるのか。将来の不安に反応したように、株価も暴落。もちろん庶民にとっても何一ついいことはない。むしろこれまでの増税が示してきたことは、まるで符牒を合わせたように増税分とほぼ同額の法人税減税がなされた。
実際、アベットラーは増税の半分を国民に還元すると言った。では残り半分はどこに消えるのか?法人税減税、あるいは軍事費の増額か?ふざけるのはいい加減にしろと言いたい。
不景気を促進し、しかも低所得者が割を食う消費税はもはや廃止すべきだ。

2018.10.14

アベットラーがまた自衛隊員の前で改憲を叫んだ。
取り巻きの軍団が総裁3選に担ぎ上げた後、世間からは沖縄県知事選の敗北、内閣支持率が上がらない、改憲に否定的な世論が多数を占める中、規定路線を突っ走ろうと躍起になっている醜い姿が見える。
首相の立場で改憲を叫ぶのはもちろん憲法違反である。それでもなおあれこれ前のめりで突っ走る姿はもはや断末魔の叫びと私には見える。
この際、アベットラーには退陣してもらうしかない。そのためには野党が一丸となって選挙や国会審議で彼を追い詰めるしかないだろう。

2018.10.13

午前中、街にはデイサービスの老人を乗せた車がよく走っている。
車椅子をそのまま車内に積み込むことで楽に乗り降りできる。たぶん高価なのだろう。
最近介護施設が増えた。それだけ老人の数が増えているのだが、問題は重労働の割りに賃金が安いために人材不足になっていることと、介護保険の利用者の自己負担が高いこと。
このままでは閉鎖に追い込まれる施設が出てくるだろう。将来が気になる。
そして私自身も世話になるのかもしれない。余り気は進まないが。

2018.10.12

急に涼しくなった。
夏の暑さと比べての落差が大きいが、やっと平年の10月波の気温になったというところだろうか。
またモリカケ問題お火種がくすぶり始めた。
加計問題では、理事長が突如会見を開いてアベットラーと会っていないと言明。しかし記者団から「愛媛文書は見たのか」−「見てない」、「秘書室長から聴取したのか」−「・・・」、とまったく話にならない回答。記者からは会見の意味がない!と怒鳴られていた。人を馬鹿にした態度としか思えない。
森友問題ではゴミの深さを示すとする写真が国交省から出てきた。しかし不鮮明で、中には3mなのに4mだとする説明があったりと不明確なもの。これまで政府が説明してきた3.8mをきちんと説明するにはいい加減極まりない。よって予算委員会では業者に再確認させるということになった。

2018.10.11

株価が暴落している。
先日は日経平均が25000円を越えていたのが、今日の終値は22000円台。これがもっと下がるのか下げ止まるのかは素人にはわからないが、とにかく今の株価は日本経済を反映していない。竹中平蔵のような提灯学者を除く多くの識者が、株価が高すぎると指摘している。
上昇の原因は政府や日銀が公的資金を使って株価を吊り上げていることは周知の事実。アベノミクスは既に破綻しているのに、株価だけが下がらないように買い支えているのは異常と言うしかない。アベットラーの害悪はこういうところにも現れている。

2018.10.10

今日は雨が降ったり止んだり。
特にどんよりした空模様の午前中リハビリ(筋トレ)と買物に出たが、帰り道の自宅到着数分前から雨になり、辛うじて本降り前にたどり着いたのはラッキーだった。
トランプ政権になってからの去年、アメリカは臨界前核実験をやっていたことが明らかになった。これを知った北朝鮮はどういう態度に出るだろうか。
相手には完全非核化を要求しておいて、自分は模擬核実験を行うという、信義に反する行為を平気でやっていた。
もちろん当時は互いに罵り合っていたときで、北朝鮮は地下核実験をやったりミサイルを次々と飛ばしていた。ただアメリカは当時から北朝鮮の非核化を要求し、そのためには「最大限の圧力」を叫んでいた。もちろんアメリカは既に大量の核兵器を持っているとはいえ、ここしばらくは臨界前といえども核実験は慎んでいた。だがトランプは何知らぬ顔で核開発の近代化をやっていたのである。
トランプがどういう言い訳をするかまだ明らかではないが、内容によっては北朝鮮が米朝合意を破棄する口実にしかねない可能性をはらんでいる。

2018.10.09

近所の保育園が運動会をやっていた。
園内では狭すぎるので、隣接する公園に白線を引いて使っていた。子供たちが走っている姿を見ていると息子が幼稚園の頃を思い出した。
年少だとチョコチョコ走っている感じだが、年長になると力強さが出てくる。子供は成長が早いから1歳違うと様相が大きく変わる。
最近の子供は帽子の後にカーテンの付いた帽子を被るようになった。首が直射日光に当たるのを防ぐ熱中症対策なのだろう。これは息子の時代から変わった。
ウォーキングをしていると、現役時代ではわからなかった日中の世間の動きが色々見えてくるものだ。

2018.10.08

旭日旗のことが注目されている。
旭日旗日の丸そのものは歴史が古く、それ自身としては罪はない。しかし戦前の日本がアジアへの侵略戦争で日の丸、わけても旧日本軍が旭日旗を掲げてきたことが、侵略のシンボルとして忌み嫌われてきたことは歴史的事実である。
10月11日、韓国で開かれる「国際観艦式」で韓国側から自衛隊の旭日旗の自粛の依頼があった。
これに対して日本側は自衛隊法での旭日旗の掲揚を根拠に反発し、海上自衛隊の派遣を拒否するに至ったのである。
自衛隊が旭日旗を使ってきたことに私は正直驚いたが、歴代の政権が自衛隊法で旭日旗を認めてきたことは、自衛隊が侵略に血まみれた旧日本軍の行為に無反省であることを象徴するものである。彼らは実質的に自衛隊を軍隊とみなし、かつそれが外国に与える影響をまった考慮してこなかった。
しかも観艦式では国旗としての日の丸くらいにしておけばよかったものを(一般の商船は普通の日の丸を掲げる)、旭日旗に固執したら韓国ならずとも眉をひそめるのは当然の話で、そこが理解できないようであれば何をかいわんや。ネット右翼と同じレベルの発想は、憲法改悪で9条を亡きものにしようという本当の意図が表れたものである。

2018.10.07

台風25号の影響で昨夜から今日にかけて気温が上昇。コーヒーはアイスに逆戻り。
久しぶりにサンマを食べた。去年は不漁で高くて食べられなかったが、今年は冷水が南下して豊漁とのこと。価格も平年並みである。
焼くと油がボタボタこぼれるほどの新鮮さ。うまかった。

2018.10.06

先日の日米合意について疑問の声が出ている。FTAではなくてTAGということを日本政府が一方的に宣伝しているからである。
合意の英文原文は、
 Trade Agreement on goods, as well as on other key areas including services
となっているのに対し、日本政府は、
 日米物品貿易協定(TAG)について、また、他の重要な分野(サービスを含む)
と訳している。ところが米大使館の訳は、
 早期に成果が生じる可能性のある物品、またサービスを含むその他重要分野
となっている。
日本政府はas well asを「また」という言葉に解釈し、TAGという造語を使って物品優先している印象を持たせている。だが良く見るとTAGという略号にふさわしいgoodの頭が大文字になっていない。これも疑問を持つ。
米政府関係者はTAGという言葉を使っていないと言い、また実際はFTAになることを示唆している。このように日本政府はこれまでの国会答弁でFTA交渉はしないとしていることから、日本国民にはごまかして説明しようとしているフシがある、
野党からは「トランプ(T)-安倍(A)-ごまかし(G)」だと揶揄する声も出ている。
不自然な翻訳で事実をすり替えるのは森友文書と同じ手口である。

2018.10.05

移転により、本日よりこの日記もXREAで更新することになった。
移転と同時に古いファイルの整理などをやっていたら昨日の日記は書けず。しかも今朝はXREAのサーバーがコケて移転終了はさらに遅れた。
新内閣の評判はよくない。世論調査では新内閣を「評価する」が「評価しない」を上回り、内閣支持率も、通常は多少なりとも改造で上がるところが、過去に例のない低下するという始末。これは麻生とか甘利などの問題を起こした人物を起用したりしたことにある。
一部からは「店じまい内閣」とか「閉店セール」など揶揄する声もある。何しろ傷だらけの古狸と初心者ばかりで、ある新人閣僚は余計なことを言わせないために「官僚の原稿を棒読みしろ」などの指示も出ているという。
要するにアベットラーはお気に入りの極右ばかりを集めるだけで、政策に精通した人物を育ててこなかった結果である。

2018.10.03

新内閣の閣僚から早速問題発言が飛び出した。
柴山文部科学相は就任会見で早速、教育勅語に関し「同胞を大切にする、国際的協調を重んじるといった基本的な記載内容について現代的にアレンジして教えていこうと検討する動きがあると聞いており、検討に値する」と述べたのである。
これまでも教育勅語は森友学園で暗誦させるなどの手口で極右から復活させようとする策動があったが、今回は文科相の発言だけに見過ごせない。
教育勅語の核心は「一旦緩急アレハ義勇公ニ奉シ」であるが、これを「国際的協調を重んじる」という解釈に使うとなれば、集団的自衛権でアメリカの戦争に加担することを肯定すべきと子供に教えるのと同じである。
やはりアベットラー軍団は改憲をメインにした目標で突っ走るためのメンバーをそろえたのである。

2018.10.02

今年のノーベル医学生理学賞に京大の本庶佑特別教授が選ばれた。
それはそれとしてめでたいが、本庶教授は日本の研究予算は先端技術ばかりで基礎研究への配分が少ないとコメントしていた。今受賞しているのは30年くらい前に発表されたもので、このままでは受賞は先細りとの指摘がいくつも出ている。
内閣改造が行われた。
アベットラー自身は「全員野球内閣」と自慢しているが、顔ぶれは改憲を意識した「右打ち右投げ」ばかりである。大半は日本会議に名を連ねている。
記者会見でも勇ましい言葉で持論はベラベラしゃべるが、記者から女性閣僚が一人しかいないのはなぜかと問われると、もごもご関係のない話をするだけで答えられなかった。相手の話は聞かずに一方的にしゃべる癖は変わっていない。もう終わりである。

2018.10.01

沖縄県知事選は玉城デニー氏が勝利した。
対立する佐喜眞候補との唯一の違いは結局辺野古建設の可否でしかなく、そうなると事前の世論調査の結果どおり玉城候補が勝利するのは当然だった。自公政権がどれだけてこ入れしようとも県民の大勢の意思は変わらなかったのである。
選挙後、アベットラーは知事選の結果について「真摯に受け止める」と語った。だが一方でスガッペルスは「辺野古建設は進める」と言ってのけた。この点について共産党の小池書記長はうまいことを言っている。
  「真摯」とは右から左へ聞き流すことであり、「丁寧な説明」とは同じ説明を繰り返すことだ。
アベットラーの真骨頂は、自分の勝手な思い込みをひたすら前のめりに進むことである。それはアメリカの要求の無条件受け入れやアベノミクスに現れている。しかし沖縄県民は基地問題で「ノー」を突きつけた。それでもなお正面突破で進むならば、翁長前知事による辺野古埋め立て承認の取り消しや来年の参議院選挙で沖縄県民から強烈な反撃を食うだろう。というか政府と沖縄の対立は抜き差しならないものになっていくはずである。