悪餓鬼日記帖:なにぃ、文句あっか!

18.07


2018.07.31

豪雨の影響で延期していた母の13回忌法要を行った。
これで親族関係の法事はとりあえず終了。今後は私または私の兄が倒れるまでは突発的なことがない限り親戚一同が会することはない。そういう意味で世代交代が次第に進んでいることを感じる。
ところで私の孫は? それはまだ見えていない。というか血が切れる可能性も捨てきれない。最近50代のひきこもり、未婚が増えていていることが指摘されている。明らかに住みにくい世の中になっていることの証拠である。

2018.07.30

本日よりウォーキングを再開。とにかく足を動かして鍛えないと体力は落ちる一方になる。寝たきりだけは絶対に避けたいから必死にならざるを得ない。
食事も通常通り。但し汁には氷を入れて冷たくしている。

2018.07.29

台風は神戸から姫路を直撃。もっとも深夜のため目の通過はわからず、
今回の台風は不思議でならない。コースはまるで「一方通行逆走」である。明日は九州の西側を南下する見込み。その後は一体どうなるのだろう。もう一度「正規の」コースを逆戻り?
それはともかく、体温並みの日中と寝苦しい夜からは卒業させてもらえそうだ。

2018.07.28

明日は台風が来るので明日の分も含めて買物。
今夜は窓を全部閉めて寝ることになる。

2018.07.27

昨日から猛暑が少し緩和された。皮膚からの放熱が悪いためにだるかった体も楽になった。
何よりも、この1週間夕食は冷えた麺類が中心だったのが、白米を食えるようになったのがうれしい。
明日から明後日にかけて台風がやってくる。
今回の台風は上空の気圧配置の関係で本州を東から西へ縦断する予想だという。常識的には偏西風に乗って西から東へ動くものだが、私の知る限り逆コースは聞いたことがない。
西日本豪雨が異常でなくなるのと同様、台風の逆コースも異常でなくなる日が来るのだろうか。

2018.07.26

「津久井やまゆり園」で障害者が19人も殺害されてから2年、犯人の植松は反省も謝罪もなく、ひたすら「社会の負担にしかならない障害者は抹殺すべき」という主張を変えていないという。ヒットラーの優性思想と同じである。
ヒットラーは障害者どころかユダヤ人、ジプシー、共産主義者などにも範囲を広げて虐殺を行った。社会の役に立たない、お荷物的存在はこの世から抹殺すべきという思想は、被差別者の人権を一切認めないということである。
最近も同様の主張を雑誌に投稿した人間がいる。自民党の杉田議員である。
彼女は、LGBTは「子供を作らない、つまり『生産性』がない」として、支援のための税金投入に反対するという主張を行った。明らかにLGBTの人権を否定している。
しかも自民党の幹部たちはこういう考え方を「ひとつの考え方」として批判しなかった。もはや自民党には人権感覚ゼロの人間しかいないようだ。
そして困ったのは一部の一般人にも杉田の意見に賛同する輩がいること。
昔から弱者に対する差別的発言をする人はいた。例えば私が間接的に聞いたのは、ある労災病院の医者の発言として、「病院は社会復帰が可能な人間を治療するところで、治る見込みのない人間は受け入れるべきでない」というもの。
その人が置かれている条件によって他人が生死の判断を行う、それを許したらナチスドイツのように社会は崩壊する。

2018.07.25

今日も猛暑だったが、明日からしばらくは少し落ち着きそうだ。また週末には台風が上陸しそうである。
硬膜外ブロック注射を打ったが、どうやらこれが最後になりそうだ。ある程度効果はあったのだが、結局焦点は股関節付近の筋肉・神経の回復が残っていること。実のところ医者もこれ以上の注射には消極的。
しかし股関節をどうやって鍛えるか、効果的な方法を自力で探すしかない。とにかく太腿はかなり回復したが、詰めがもうひとつのため、まだ胡坐がかけない。
明日の気温を見てからウォーキングを再開させるかどうか決めるが、完治までの時間は長そうである。

2018.07.23

今日は暦の上の大暑だが、実態は「猛暑」あるいは「激暑」、「烈暑」、「死暑」(いずれも造語)とでもいうべきである。
その昔アルジェリアでサハラ砂漠からの52度の熱風を幾度か経験したことがあるが、アルコール温度計は沸騰して壊れ、サウナ風呂に入っている状態。こうなると外出そのものが死を招く。
今朝スーパーに行くと客はまばら。野菜はじわじわ値上がりをしている。この先が恐ろしい。

2018.07.22

猛暑には間違いないが、気温が少しだけ下がりつつある。特に午後は雲の量が増えた。所によっては猛烈な夕立と雷で、福岡空港は落雷で一時閉鎖された。
食欲が出てきたので今夜は鶏肉を食べた。幸い腹がもたれることはなかった。朝も便が出るようになって少しは安心。
だが用心に越したことはない。外出は必要最小限だけにしている。

2018.07.21

昨夜は少しだけ風が吹いて体が楽になった。しかし外出するとそこは灼熱(?)地獄。特にアスファルトからの輻射熱で肌が焼けるように痛い。
何とか食欲だけは戻りつつあるが、少なくとも次の土曜日までは酷暑が続きそうである。
毎日のように熱中症による死者が出ているが、私も高齢者の体調になってきているようだから要注意である。ちなみにフランスでは気温30度くらいで倒れる人が増える。基本的にエアコンが不要な気候のためで、冷房が効いている映画館には「冷房中」(Salle climatisée)の看板がかかっている。

2018.07.20

午前のウォーキングは当面中止することにした。
歩いている途中で気分が悪くなったからである。
汗が出ないのは相変わらずで、このままでは体温が上がりっぱなしになるので、濡れたタオルで時々体を拭くことにした。また水分補給も回数を増やした。

2018.07.19

体調がおかしくなってきた。
これだけの高温(室内最高は35度)になるのに汗をかかない。午前中のウォーキングの後もほとんど汗が出ない。年齢のせいなのだろうが、体温調節機能が狂ったら熱中症で倒れるかもしれない。
夕食も冷えた麺類に切り替えた。食欲が湧かない。麺だけでは栄養が偏るので、たんぱく質はハム・ソーセージ、野菜は生のキャベツにトマトにマヨネーズをかける。味噌汁はなし。
この調子だから日記を書くのが億劫になってきた。ここしばらくは途切れ途切れになる見込みである。

2018.07.17

連日の暑さで氷の消費量が多い。1日に5杯のアイスコーヒーを作るから忙しい。お陰で製氷皿の一部に小さな割れが入り、緊急でボンドを割れ目に流し込んだ。氷を取り出すときにひねるから持たなかったのだろう。
他にアイスキャンディーも良く食べる。私は昔から「ガリガリ君」のファンである。カップ入りカキ氷も食べるが、小豆入りは結構カロリーがあるので「みぞれ」専門。
それにしても夕食を作るのがいやになってきた。火を使うのが面倒だからである。メニューも簡単なものばかり。かといって冷やしそうめんとか冷麺ばかりでは栄養が偏るので、市販の惣菜を多く利用することになる。

2018.07.16

豪雨災害の犠牲者がとうとう200人を超えた。むごい話である。
復旧はボランティアが現地入りして熱中症と戦いながら進んでいる。しかし流れた土砂の量は半端ではない。ある谷あいのの浄水場は土砂で埋まってしまって再建はほぼ不可能だという。砂防ダムも全部埋まってしまって土砂を食い止めることが出来なかった。それほど大量だったのである。
神戸は80年前の水害で、戦争もあって六甲の木は大きく刈り取られたことが被害をひどくした。それ以来植樹と砂防ダムの建設が進み、今回の豪雨での被害は広島などと比べて比較的小さくて済んだ。広島も六甲も風化花崗岩で崩れやすい。そのことを理解したうえでの開発、砂防対策が必要だったのである。
「過去に例のない降雨」という言葉を耳にするが、地球温暖化で例外が例外でない、日常茶飯事に起こることを前提とした防災行政が必要である。

2018.07.15

この猛暑でグロッキー気味。
昨日より1度くらいは下がっているが暑いことに変わりはない。
この時期「梅雨明け十日」と言って晴天が続く安定した天候になるのだが、山登りには向いていても被災地の後片付けには酷過ぎる。
ともあれこの先1週間、どうやって暑さをしのごうか?

2018.07.13

薄雲はあるが気温は上昇して暑い。
この連休は体温と同じ36度を超えるかもしれない。そうなると発汗しても体温が下がらないので熱中症になる危険が増す。
そうなったら午後は映画館などに行って体を休めるしかなさそうだ。
今年は梅雨が早く明けてしまったので猛暑の期間が長くなりそうだ。どこか温泉に行くのもありだが、金のかからない有馬温泉でも行くか。

2018.07.12

しばらく触れていない政治のことを書く。
アベットラー内閣は相変わらず異常な政治手法を続けている。豪雨災害で対応が忙しいはずだが、カジノ法案や参院定数増法案を無理矢理参院で通過させた。参院定数増法案は委員会審議なしでいきなり採決した。自民党の案を審議なしで通すというのは悪しき前例で、今後いくらでも使う可能性が高くなった。
また、土砂降りの豪雨の夜でいつ災害が発生するかわからない状態にあるのに、自民党が宴会を開いてはしゃいだ。しかもその写真をSNSにアップすることまでやってのけた。参加した上川法相は翌朝にオウムの死刑執行があることを知っていながら宴会ではしゃいでいた。
後で画像アップしたことを「誤解を招いた」として「謝罪」したが、誰もが豪雨の夜にはしゃいでいた事実を誤解なんかしていない。
今の自民党には物事を正しく理解する思考回路が完全に狂っている。それでも内閣支持率が上がるのは「野党に受け皿がないのでしかたなく支持するが、安倍内閣のやり方は嫌い」というのが多いと聞いている。

2018.07.11

久しぶりに点眼薬をもらいに眼科に行った。
白内障の治療(治癒はなく病気の進行を遅らせるだけ)について、いつまで点眼薬を使うのかと聞いたら、「眼内レンズにする必要があるまで」とのこと。眼内レンズになる確率は50%ということだから、視力の低下がなければ死ぬまでということになる。なんちゅうこっちゃ。
次はメニエール病の話。
耳鼻科での診察で軽いメニエール病と診断され、利尿剤を処方されたことがあるが、どうやら違うようである。
先日マウスの使いすぎで肩がこるので首を動かしたりしてたら、いつの間にかめまいが大きく改善された。ネットで調べると「良性発作性頭位めまい症」らしいことがわかった。これは本来内耳の中の耳石器にある耳石が一部はがれて外に出てしまい、平衡感覚をつかさどる三半規管に流れてめまいを起こすとのこと。だから外に出た耳石を転がしながら溶かすのである。寝た状態で首を左右に何回か動かすと次第に解けていくようである。
「ひょうたんから駒」というのはこういうことか。

2018.07.10

マスコミの被災地報道を詳細にやっているが、広島とか倉敷ばかりに偏っている。しかし呉などでは交通が遮断されていて困っていると言う。
さて、昨日書いた近所の土砂崩れだが、がれきの片付けに神戸市は「私道・私有地だから」と重機の投入を渋っていた。だが住民の手作業でははかどるはずもなく、市会議員などもねじ込んで神戸市を動かした。最近はあの「自己責任」とかいう言葉で行政が後ろ向きになる傾向が強い。ところで崩壊の原因だが、どうやら開発業者が宅地造成を行ったときに勝手に山側の土地を削ったまま放置していたのが起点になっていたらしい。開発業者の責任が問われるかもしれない。

2018.07.09

上空に薄い雲が残るものの、日中陽が当たるところは焼けるように暑かった。予想通り梅雨明け宣言。それに呼応するようにセミが鳴き始めた。
豪雨の犠牲者が100名を超えた。各地の被災地の無残な姿が報道されている。我が家からそう遠くない傾斜地のひとつでも、犠牲者は出なかったものの崖が崩れて土砂が道をふさいでいた。それにしてもひどかったのは倉敷市真備町の惨状。高梁川の支流である小田川の合流点で本流の流れにせき止められたようになって急速に水位が上がって氾濫したと、専門家が分析していた。
ここは菅原道真と並んで奈良時代の有名な学者、吉備真備の出身地である。もし真備が生きていたら故郷の泥にまみれた姿に涙しただろう。

2018.07.08

今朝になってやっとお天道様の顔を拝んだ。まるでオリーブの葉をくわえた鳩を見たノアの心境である。
それはともかく、多大な犠牲と損害をもたらした豪雨はやっと終盤になった。明日くらいまでは土中の水分が抜け切っていないので警戒が必要だが、今後は徹底的に破壊された鉄道や道路の復旧が問題になる。これまでの地震や水害同様、金と時間がかかるだろう。こういうときこそ行政の惜しみない支援が必要になる。アベットラーは海外旅行など行かずに災害復旧の指揮を取るべきである。

2018.07.07

七夕どころではなく、雨また雨。
降り続く豪雨で40人以上の死者が出ている。雨はまだ続くから犠牲者がさらに増える可能性が高い。残念である。
元オウムの死刑囚13人のうち、「教祖」の麻原ら7人が処刑された。極めて事務的な上に、マスコミはまるで「処刑ショー」のような扱いである。
しかし事件の真相解明の道は閉ざされた。そもそも麻原の野望は何だったのか、またどのようにして若者を引き寄せたのか、若者は何故理性を失って麻原の殺人指示に従ったのか、それらは何もわからないままである。
政府としては判決どおりに処理をしただけということで済ませたいというだけで、社会としてどのようにして事件の再発を防ぐかという視点はまったくない。良識ある人たちはオウムのようなカルト集団が再び台頭してくることを憂いている。

2018.07.06

今日もまた雨。
今年は阪神大水害から80年。そして灘区都賀川の鉄砲水から10年になる。
現在は六甲の治水、砂防対策が進んだので大きな被害は減ったが、70年に1回くらいは風化してもろくなった花崗岩が崩れやすくなる。阪神大震災で一部崩れた部分もあるが、ここしばらくは土砂災害に要注意の時期になる。
さて、この日曜日に予定していた母親の13回忌法要は中止になった。菩提寺は桂川のそばにあるのだが、現在氾濫寸前の状態で避難勧告が出ているので浸水のリスクを考えて中止にした。私自身も京都までの交通機関が運休してたどり着けない可能性もある。
桂川は数年前にも氾濫して、嵐山のみやげ物店が被害を受けたことがある。

2018.07.05

今日はずっと雨、雨、雨。そのせいで神戸市の多くの地区、特に六甲山ろくの傾斜地は土砂災害による避難勧告がずっと出っ放し。強制避難も一部でている。
しかも今回の雨は日曜日まで続くとの予想で、そうなると地面は大量の水を吸って非常に崩れやすくなる。また都会では地面の水を吸い込む能力が低いので、側溝から下水道に流れて、排水ができなければ道路にあふれてしまう。特に問題になるのが、鉄道の下を潜り抜けるアンダーパスで、無理矢理自動車で通り抜けようとしても車が浸水しておぼれてしまう。最近はこうした事故を防ぐために早めに通行止めにするようだ。
ともあれ我が家は今のところ無事だが、今夜も大量の雨が降るそうだから、道路冠水で外に出られなくなるかも知れない。

2018.07.04

台風の影響で昼ごろからやや強い風が吹いた。
それにしても驚いたのjは梅雨がないはずの北海道で大雨。川の氾濫も相次いだ。これから台風から変わった低気圧でまだ被害が出そうである。
話変わって自宅のルーター問題。
ルーター交換後1週間程度でグローバルIPが変わっていたが、先月あたりから変化しなくなった。想像するにプロバイダ側のサーバーハード・ソフトに不具合が出ていたのだろう。もちろんそんな話はプロバイダから案内はまず出ない。せいぜい「メンテナンスのため数分間接続できないことがあります」くらい。
会社でも業務用カスタムアプリの一部変更については各職場の委員に案内が出る程度だった。

2018.07.03

いよいよ猛暑である。台風が来るが近畿はかすめる程度で、むしろ前線の南下の影響が大きくて大雨になるのではないか。
ここで悩ましいのは窓を大きく開けられないこと。開けると道路からの雑音が補聴器で増幅されてTVの音がかき消されるようになること。雑音だけをきれいにカットするのは無理があるようだ。
さて、サッカーW杯のベルギー戦は終了直前に逆転されて惜敗。やはりサッカー先進国の実力は「半端ない」ことを見せ付けられた。

2018.07.02

サッカーW杯の日本−ベルギー戦が明日未明にキックオフとなるが、ポーランド戦についてコメントしておきたい。
最後の10分間、ボールを回すだけのプレーについて日本では賛否両論のように取り上げられているが、競技場ではブーイングが起こった。私自身もあのプレーには賛成できない。観客は熱戦を見に来たのだから。
試合の勝敗には関係なく決勝に進めることになったから後は無気力でプレーしても良いというのは、ルールで禁じられていなくても選手のマナーとしては決して容認できない問題である。例えば、野球で言うと試合途中で2位のチームが負けて優勝が決まった後、打者全員が意図的に見逃し三振するのと同じである。
観客は無気力試合を見に入場料を払って競技場に来ているのではない。既に決勝トーナメントを逃したポーランドチームは手を抜かなかったこと比較すれば、何が問題か理解していただけると思う。

2018.07.01

1年の半分が過ぎた。6月には住民税、国民保険、介護保険の支払いが来て年金のかなりの部分が消えた。もはや就職口がなくなった今、これからの年金生活はひたすら不足分を退職金で穴埋めする生活が続く。
今日は1日快晴で気温が上昇、室内でも30度を越えるようになった。これからは猛暑との戦いに入る。