悪餓鬼日記帖:なにぃ、文句あっか!

17.02


2017.02.28:

昨日の話の関連で、籠池が経営する幼稚園で教育勅語を暗誦させている問題を書く。
戦前の学校では徹底して教育勅語を教えた。
ご存知のように教育勅語は子供たちに道徳を教える同時に、「一旦緩急アレハ義勇公ニ奉シ以テ天壌無窮ノ皇運ヲ扶翼スヘシ」、すなわち国家の危機に対しては永遠なる皇国のために尽くせ、ということを覚えさせたのである。もちろん「皇国」とは天皇制国家のことである。
この結果として、多くの男子児童が将来希望する職業として「兵隊さん」を選んだ。
成人してからも徴兵で暴力に満ちた軍隊生活を送った。だから戦争体験のある高齢の男性からは、若者に向かって「軍隊で鍛えてもらって来い」という声がよく聞かれた。私の親父もその一人だった。
もちろんこのような民主主義と相容れない性格を持つ教育勅語は、戦後の1948年に衆参両院で廃止決議が行われた。だから現在の教育基本法では教育勅語を教えることを是としていない。
しかしながら、「日本会議」を筆頭とした極右の連中、またメンバーでもあるアベットラー、イナダットラーは教育勅語を礼賛し、あらゆる機会を通じて子供たちへの浸透を図ろうとするのである。
今の子供たちは戦後教育を受けているから、自衛隊員ですら将来なりたい職業の上位に入らない。第一生命が2015年に行った小学生へのアンケートでは、男子の一位がサッカー選手、女子の一位が食べ物屋さんとなった。硝煙臭い職業は見向きもされない、平和な時代に生きる子供たちを象徴している。
教育勅語を叩き込まれ、国のためには身を挺して・・・などという時代を繰り返してはならない。

2017.02.27:

昨日書いた話題でひとつだけ抜けていた問題がある。それは豊洲市場の問題で都議会が100条委員会の設置を決め、それによって石原元知事、浜渦元副知事を承認として呼ぶことが決まったことである。
マスコミは石原にのみ注目しているが、浜渦はもっとえげつない話が裏にある。
彼はいわば元ヤクザである。その態度はきわめて傲慢で、都庁の中に専制・恐怖政治を敷き、気に食わない話が出たら怒号が飛ぶような雰囲気だったという。要するに彼には逆らえないのである。
ということは一連の土壌改良や汚染物質が残ったままになった背景に、浜渦が都の幹部を脅して疑問をはさませなかった可能性があるということである。
彼が議会でどのような証言をするか、とぼける可能性も含めて注目しよう。
さて、森友学園の問題は国会でも取り上げているが、状況証拠からするとアベットラーを中心に「日本会議」での「お友達」である籠池理事長に戦前の思想を吹き込む小学校を設立させる予定であったのではないかと思ってしまう。
最近の極右パワーは憲法改悪だけでなく、将来の国民投票で改憲を成立させるために、今から子供を教育して賛成票を投じさせる目論見があるのではないか。だから学校設立の障害になるようなものはすべて排除する、そこが目的であったように見えてならない。
しかしこのような策動は百害あって一利なし、芽が出ないうちに摘み取ってしまう必要がある。

2017.02.26:

最近、憂慮すべき話題が目白押しである。
1.北朝鮮がVXで金正男を殺害。マレーシア国民から断交の意見が出ている。
2.トランプは覇権主義を強め、そのためには自分の意に沿わないマスメディアを記者会見から締め出し。−「大本営」発表一色にするつもりのようだ。
3.稲田、金田の暴言、国会軽視に野党が辞任要求。
4.アベットラーは徹底してトランプにひざまずく。辺野古の問題も沖縄を無視。
5.右翼教育の森友学園に超安値で国有地売却。アベットラー夫妻が後に見え隠れする。−子供に教育勅語を読ませるのは教育ではない。洗脳である。
6.政府が時間外労働を月100時間まで可能とする案を提示。経団連は大喜び。さすがに大人しい連合も猛反対。
日本の社会もおかしな方向に行きつつあるが、欧米でもトランプを筆頭に極右が勢力を拡大しているが、このままでは世界が、各国国内が2分されかねない。危うい時代は食い止める必要がある。

2017.02.25:

猛烈な寒波は来なくなったが、それでも寒い日は続いている。
足の具合はあまり芳しくない。腹筋の強化で横隔膜を動かすことをしているが、股関節のあたりの違和感は散発的にしか改善しない。筋肉のトレーニングは即効性のあるものではなく、ある日劇的に改善するものだが、やはり不安になる。それでも毎日続けるしかないのだが。
2月も残り3日。梅の花も次第に咲き始め、やがて季節は変わっていく。物事は長期的に捉えるのがいいようだ。

2017.02.24:

金正男の死因はVXガスによるものとマレーシア警察が発表した。
これでマレーシアは北朝鮮との関係悪化のルビコン川を渡ったと言っていいだろう。もしVXガスということがさらに裏付けられればマレーシア政府としては北朝鮮の犯行として、犯罪の経緯公表や犯人引渡しを求めることになる。一方の北朝鮮はまずもって否定するだろうから対立は激しくなり、やがてマレーシアの北朝鮮外交官の追放から国交断絶にエスカレートすることは避けられないだろう。
もしVXガスが誤りだったとすれば、マレーシア政府は面子を失い、世界中から非難を浴びることになる。
そう考えた場合、いずれの選択肢を取るかと問われればマレーシア政府は間違いなく北朝鮮を捨てる。だから覚悟を決めるにはきちんとした証拠をつかむ必要がある。事は警察のみならず政府全体が知った上でなければ発表はできない。
これからはVXガスの入手ルートを詳細に捜査することになるだろう。その上で北朝鮮に帰ったとみられる4人の引渡しを要求し、事情聴取が必須となる。だが北朝鮮の妨害で捜査は難航するだろう。身柄を確保した男1人と女2人だけの取り調べと足取り捜査だけではどうしても限定される。しかしそれでも根気よく、時間をかけてでも警察の努力は続くだろう。
それにしても何故犯行グループは犯行後に3人を残したのだろうか。女1人は空港に戻ることさえしている。囮にしてはずさんな行動である。ひょっとしたら犯行グループは防犯カメラのことをよく知らなかったのかもしれない。

2017.02.23:

北朝鮮が初めて金正男殺害事件のことを報じた。但し名前は伏せた、
しかも、「北朝鮮の国民が飛行機に搭乗する前にショック状態に陥り死亡した」とするもので、事実を正しく伝えたものではない。しかも韓国政府の陰謀とまで言い切っている。
これは一種のフェイクニュースである。北朝鮮はこれまでも絶叫アナウンサーによるでたらめの放送を数多く続けるフェイクニュースのトップランナーだろう。
最近フェイクニュースの問題がクローズアップされているが、私自身もネットの情報でだまされる危険性を感じることがある。ひとつの例は確定拠出年金の話で、「所得税が減る」との宣伝文句が証券会社などから流されるが、正しくは課税の年金給付開始までの先送りに過ぎず、そのことは伏せられている例があまりに多いのである。
そして問題はトランプ。彼は自分に不利な情報を流す大手マスコミをフェイクニュースだと攻撃する。だが彼自身もスウェーデンでテロが起こったかのような演説を行った。
アベットラーも、偽とはいえないが、自分に有利なことだけを取り上げて、不利なことは触れないという手口を使う。典型は「雇用が増えた」。しかし実際は増えたのは非正規ばかりで正規はほとんど増えないのである。
このアベットラーの言い分を無批判に報道するのが日本の大手マスコミ。だからアベットラーの支持率は減らない。先日オスプレイが沖縄で墜落したことも「不時着」とする政府の発表をそのまま「不時着」とするし、南スーダンでの戦闘を「武力衝突」としたことにも無批判に同じ言葉を使って報道するのである。
報道機関でもフェイクニュースに対する対策を検討しているが、我々一般庶民もSNSの書き込みを鵜呑みにしない注意が必要である。昔のチェーンメールとは違ってSNSはあっという間に拡散するからなおさらである。

2017.02.22:

「今日は何の日」でまとめてみた。
2011年:ニュージーランド南部のクライストチャーチを中心に起きた地震で、ビルの倒壊などで日本人28人を含む185人が死亡。
1905年:日本政府が竹島を島根県の所管とする旨を公示した。これを記念して島根県は2005年に記念日を定める条例を制定。以来式典が行われている。だが問題は政府関係者が毎年この式典に参加していることに対して、韓国はいつも抗議していること。

ちょっと変わったところで・・・
猫の日:「ニャン ニャン ニャン」の語呂合せから来ている。
忍者の日:「にん にん にん」の語呂合わせから来ている。三重県伊賀市は伊賀流忍者の発祥の地とされることから、市役所では職員が忍者の衣装で勤務。
一方、甲賀流忍者の里として知られる滋賀県甲賀市では小学校の給食に忍者をモチーフにした創作料理を提供。
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まあ、何なりとこじつけで毎日が「○○記念日」とすることが流行しているようだ。

2017.02.21:

福島県から避難した子供たちに対するいじめや恐喝などがマスコミに取り上げられたが、今回もまた悪質極まりない発言で福島出身の女子大学生が被害を受けていたことが判明した。
問題の発言をしたのは関西学院大学の外国人非常勤講師。授業中に彼女が福島県出身であることがわかると教室の照明を消させ、彼女の体から光が出るかどうかを試したのである。
明らかにこの講師の誤解に基づく発想で、よりによって福島県人がすべて放射能を発する体になっているとの印象を他の学生たちに与えたのである。講師は減給処分を受け、来年度の契約更新を行わないと大学が公表した。
講師の誤解の根源には、キュリー夫人がラジウムから発する光を「美しい」と表現したこと、ならびに夜光塗料を塗った時計のイメージがあったものと思われる。確かにラジウムはα崩壊で放射線を出し、その性質を利用して時計の針に塗る夜光塗料に使われたことがある。このため、キュリー夫人は被曝による再生不良性貧血で亡くなったものと考えられている。また夜光塗料を塗る作業をしていた人に腫瘍が目立ったことも知られている。
だからといって福島で被爆した人たちが放射性物質を体内に大量に蓄積しているわけもなく、ましてや福島県人がすべて放射性物質をかかえているなどということはありえない。
問題の講師はその意味ででたらめの知識で女子学生を侮辱したのである。
それにしても何故こうも悪質ないじめがまかり通るのか。基本的には正しい知識の教育、被爆者に対する理解が不可欠である。だが、これまで政府や東電が事故の実態を正確に伝えていないこともひとつの要因であると思う。中途半端な情報は誤解を生みやすい。
なお、夜光塗料にラジウムを使うことは禁止され、現在はトリチウムという水素の放射性同位体と蛍光塗料を混ぜたものが多く使われている。トリチウムは半減期が12年なので、使っていると年々光が弱くなっていくのがわかる。

2017.02.20:

マスコミが色々騒いでいるようだが、今週末24日から月末金曜日を午後3時で仕事を切り上げる「プレミアムフライデー」が始まる。
といってもこれは法律による強制ではない。政府と経団連が勝手に推奨しているキャンペーンである。
うちの会社ではこの「制度」を導入するという案は会社からも組合からも出ていない。年間総労働時間が毎年2000時間を超えるような忙しさがあるし、賃上げはすずめの涙では誰も導入に積極的にならない。
世間一般でも家計収入は毎年のようにじりじり下がっているのだからわずか月2時間の時短で消費が増えるわけでもない。あるアンケートでは3時になったら自宅へ直行するという答えが多かったという。
結局目立つのは旅行業界や百貨店・スーパー業界の宣伝ばかりで、「プレミアムフライデー」は消費を増やして金儲けにつなげたいという、財界とアベットラーの勝手な目論見に過ぎない。特にアベットラーは財界・大企業の金儲けにつながる話にはすぐに飛びつく。だがアベノミクスの失敗を直視せずに、アドバルーンだけ上げても、庶民は見向きもしないだろう。

2017.02.19:

今日確定申告を出してきた。事前の計算では還付額は約7千円。
毎年のように各種の控除が切り下げられることなどで年々還付額が減ってきている。これまでは1万円を下ることはなかったのだが、昨年は遂に1万円を切り、かつ今年から息子の所得が上がって扶養家族から外れ、同時に寡夫控除もなくなったから一気に下がったのである。
最近は特に小泉政権あたりからだと思うが(自信はない)、賃上げなどで名目賃金が上がっても政策減税をやらなくなったために実質増税になっている。それは年末調整で払いすぎた税が毎年戻ってくるのが、足らずに追加の課税がされていることにも現れている。
それはまた、政府与党の法人税減税には熱心だが、個人所得税は減税しない方針であることの反映でもある。

2017.02.18:

金正男の暗殺事件、北朝鮮は相変わらず常識はずれのことをする。
マレーシア政府に対して司法解剖を非難し、一日も早く遺体を引き渡せと。
明らかに異常な死に方をしたのだから、警察が刑事事件としての捜査をするのは当然のこと。これはどこの国でも変わらない。ましてや毒物による殺人の疑いが濃いのだから司法解剖をして正確な死因を調べるのは異常でもなんでもない。
北朝鮮の大使が平然と異論をかざすのは、証拠隠滅の意図があるものと考えられるのは明白だ。よしんばそれが政府、なかんずく金正恩の指令だとすれば、その非常識な態度は北朝鮮の国としての異常さを改めて示すものとみなされる。
それにしても思い出すのは私の父が一時的に変死扱いになったこと。
母との二人暮らしだったのだが、突然夜中に苦しみを訴えてそのまま息を引き取ったのである。救急車を呼んだのだが、普段のかかりつけの病院がなかったもので、救急車は救急病院に行くと共に警察を呼んだ。
母曰く、救急車の後からパトカーが付いてきたので不思議に思ったとのことだが、病院では当直医師による診察を行わず、監察医が来て診断を行ったのである。
結果として脊髄の穿刺を行い、脳出血と診断された。病院の診断であれば死亡届と対になっているのは「死亡診断書」だが、変死で監察医が診断した場合は「死体検案書」となっていて、警察が発行する。私は受け取りのために警察にまで出向いた。
単なる突然死でもこのように警察が出てくる。暗殺はほぼ間違いないのだから、警察が出てきて犯人の割り出しをするのは当たり前。また事件が起こった場所の国の警察が担当するのもこれまた当然のこと。
それを気に食わないというのは、その国の主権に属する話にあれこれ口出しするという暴論に他ならない。

2017.02.17:

確定申告のシーズンになった。
いつものように私は医療費と個人加入の生命保険があるので還付申告となる。但しひとつだけ、今年からはわずかながらも年金が入っているのでその分を雑収入として記入する必要がある。年金事務所からは年金分の源泉徴収票が届いている。もっとも貰った年金はわずかなので徴収されている所得税はゼロである。
還付申告はもうなれたもので、国税庁が用意しているWEBの帳票に記入して印刷するだけ。面倒臭いのは医療費の領収書を計算して使った医療費を記入することだが、これもExcelのフォーマットを自作してあるので時間はかからない。
印刷・捺印したした申告書は税務署に持っていくのだが、近頃は申告の期間中の2回、日曜日に特設会場を設けて申告を受け付けてくれる。平日に休むことが困難な人にはありがたい。
さて、国税庁からは帳票提出が不要になるe-TAXを宣伝しているが、私は好きになれない。
国税庁に申し込んでICカードを事前に貰うのだが、これを読み込むには数千円のICカードリーダーを自費で買う必要がある。年に一度しか使わないものに金をかける気にはとてもなれない。市中銀行やゆうちょ銀行などは昔からIDとPWを使ったWeb通帳の仕組みを使っているのに、国税庁は明らかに時代遅れである。

2017.02.16:

金正男暗殺のニュースがマスコミトップで扱われているが、それと同時に国内では東芝の経営危機が問題になっている。
現在報じられているのは、3月期の赤字は7100億円を超えるとのこと。但しこの数字の信憑性を巡って監査法人も巻き込んでの内部調査をやっているという。だから正式決算発表はドタキャンになった。
そしてさらに問題なのは、これも3月期に予想される数字だが、1900億円もの債務超過になることが予想されている。「債務超過」ということは実質的な倒産である。会社として借金のほうが大きいのだから。債務超過を避けるためには何かの資産を売って借金の穴埋めをせねばならないが、東芝が考えているのは半導体事業。もっとも買い叩かれることも考えられるから他にも売り飛ばすことも必要になるかもしれない。そうなったら東芝は解体の道を進むのではないかともささやかれている。
だが東芝は先行きの芳しくない原発はあくまで残すつもりらしい。何故なのかは素人の私にはわからない。
赤字決算についてはさらに問題がある。
赤字が続けば公共事業の入札に参加できなくなる恐れがある。経営状態のよくないところに仕事を出して倒産でもされたら大変なことになるからである。公共事業は税金を使うのであるから予算が狂ったら当然発注責任者とその上にいる官僚、自治体首長の責任問題に発展する。だから危ない橋は渡れないのである。
一方、東芝が倒産されたら困るところも出てくる。その最たるものは防衛省である。
ミサイルは東芝のほぼ独占であるから、発注できなくなったら自衛隊は真っ青になるのである。
いずれにせよ東芝の問題は歴代の社長も含めて無能な経営陣が招いたものである。

2017.02.15:

いや〜驚いた。
金王朝三代目の兄が暗殺されるとは思いもよらなかった。最初のニュースを見たときは「嘘だろ」と思ったくらいである。
しかし第三者であるマレーシアの警察が認めているのだから、99%間違いないと感じた。その後はマスコミ報道の通りである。本日午後9時現在、犯人と思しき女一人が逮捕されたらしいから、多少は暗殺の背景がわかるだろう。
北朝鮮大使館が非公式に遺体の引き取りを要求したようだが、証拠隠滅の意図は明らかだから警察は拒否した。当然である。
それにしても三代目はよっぽど猜疑心が強いのか、身内であろうとなかろうと、盾ついたり従順でない人間はことごとく殺してしまう。外国には工作員を放って拉致、暗殺、爆破などを平気でやる。
戦国の武将、宇喜多直家が身内の暗殺で有名らしいが、そのレベルをはるかに超えると言っていいだろう。また100万人規模の虐殺を行ったカンボジアのポル・ポトとも違う、
暗殺、処刑以外にも、ミサイルや核兵器を持つ物騒な存在は明らかに人類の敵である。トランプなど足元にも及ばない。
まずは逮捕して国際司法裁判所できっちり裁くのがいいだろう。

2017.02.14:

今日はバレンタインデーだが、私には何も起こらなかったし、「もちろん」息子にも起こらなかった。
先週あたりから仕事が忙しい。
年度末を前に出荷が込んできた一方、受注も年度末の予算消化のための受注が出てきた。特にこの駆け込み受注は昨年に比べて多い気がする。
通常企業の設備投資は年間予算から大物を優先的に消化していって、残った分をこれまで申請されたものの、先延ばしにしてきたものを順次消しこんでいくのである。
ただ、年度内の消化といっても、2月に発注して3月中に納品というのは少ない。官公庁ならば使いきりが原則だから、納期が4月に入ってしまう場合は「写真検収」といって、外側だけ作って中はがらんどうにし、あたかも完成したような体裁をつくろうことも稀にある。
私の仕事は民間ばかりだから、来たものはさっさと片付けていっておしまいである。

2017.02.13:

今朝不思議なことが起こった。
起床したとき、いつもなら寝ているときも解消しない足のだるさが少し違うのである。
具体的に言うと、股関節から下は以前からずっとだるさがあったのだが、今朝に限って膝上から股関節までのだるさは消えていた。もちろんその下はだるいし力が入りにくいので通勤は相変わらずギクシャクした歩き方になっている。
会社でも様子を見ていたが、やはりだるさが次第に上へ上がってくるものの、股関節付近は無事である。
実は、ここ数週間前からネットで見つけた背骨を伸ばす運動を寝る前に実行していた。腹筋を鍛えるやりかただが、普通言われる寝そべってから上体を起こす方法(これだとへその付近の筋肉に作用する)ではなく、腹式呼吸のように腹をへこませて横隔膜を上に上げる。これでわき腹から背中の筋肉が鍛えられるのである。
どうやら足のだるさにはこの方法が効くように感じる。
もちろん明日以降もだるさが減るか様子見だが、効果が持続すればラッキーである。

2017.02.12:

日米首脳会談が終わったが、トランプは何も言わず、もちろんアベットラーは一切批判めいたことは言わず、何か気持ち悪い感じである。
しかし以下のことははっきりした。
−入国禁止問題は国内問題だとしてアベットラーはトランプに追随した。
−日米軍事同盟にしがみついてアメリカの言いなりになることを示唆した。
−辺野古はそのまま、沖縄県民の意見は一切無視。
−経済問題は部下に丸投げ。その意味するところはアメリカから言いたい放題になる可能性が高い。
−これまでのことを受けて、トランプはアベットラーをくみしやすい人間と判断したようだ。だから安心してゴルフができた。
そんな中、北朝鮮がミサイルを発射した。
米に対する威嚇のようだが、逆効果になるだろう。しかも日本にとっては日米首脳会議の問題点を覆い隠して、北朝鮮の悪行に目をそらせる役割しかしない、迷惑千万なものである。

2017.02.11:

とにかく寒い。
午前買物に出たが、毛糸の帽子をかぶっていても顔はむき出しなので寒くて痛いほどだった。
明日もいっそう冷え込むという。また日本海側の地域は豪雪で大変だ。早く寒波が通り過ぎて欲しい。

2017.02.10:

トランプは結局高裁で負けた。
流れから言ってトランプは連邦最高裁に上告する可能性が高い。そうなると抜き差しならぬことが起こるかもしれない、とある識者が書いていた。
それはトランプが負けるだけでなく、憲法違反の大統領令を出したとして資格が問われることになり得るというのである。
私が思うに、現在最高裁判事は現在民主党系が4人、共和党系が4人。そして一人補充として昨日書いたトランプが指名した判事が大統領令を憲法違反とする憲法判断に傾くとすれば、トランプが負ける現実味が増してくるのではないだろうか。
しかも識者によれば憲法違反を問われた大統領は、弾劾を受ける理由として十分だというのである。
そんなことになれば、アメリカ史上きわめてまれな超短命の大統領が誕生してしまうことになる。過去にウォーターゲート事件を起こして自ら辞任したニクソン大統領の例はあるが、このときは弾劾を受ける前に辞任したので、実際に弾劾を受けた大統領はいない。
あまり想像したくはないが、トランプを支持してきた国民とそうでない国民との間の亀裂は決定的になるだろう。そしてアメリカ社会は大混乱に陥り、その後は・・・何が起こっても不思議ではなくなる。ましてや銃が野放しなのだから、おぞましい光景が予想される。

2017.02.09:

今日はトランプの話。
先日仮処分を出した判事を批判したことについて、自らが指名した最高裁判事が「残念だ」と暗にトランプを批判した。
それにも懲りず、トランプは相変わらずの独裁者振りを発揮した。「大統領は何をやってもかまわない」との暴言。
民間企業のワンマンオーナーしかやったことがないから、「俺が法律だ!」とわめく。しかし大統領は民間とは違う。彼に反対する人たちを含めて納得のできる政策を出すのが政治家というものだ。その違いがわからないようでは、やはり彼は大統領としての器ではないと断言できよう。
その意味で、アベットラーもやはり独裁者としてのキャラを持っている。だからトランプとゴルフをしながら互いにウマが合うのを確かめるのかも知れない。

2017.02.08:

イナダットラーの支離滅裂というか理屈にならない理屈を並べ立てる発言は醜いというほかない。
先日も予算委員会で聞かれたことに答えず、関係のない話を延々とやって委員長から強制的に打ち切られた。
今日も、まずは南スーダンでの自衛隊の日誌が、「ない」と答えていたのが存在がばれて「隠したわけではない」と誰も信じない嘘をついた。
そしてその中身には「戦闘」という言葉が生々しく書かれていたのを、「法的には戦闘でない」、「憲法9条上で問題があるから戦闘という言葉を避けた」とこれまた普通の神経なら言えないことを平然と答えたのである。
彼女の思考回路は凡人とはまったく異なるようである。
もし現地での目撃談を遠く離れた日本で勝手に解釈できるのなら、何でもありになってしまう。この延長線上で行くと、自衛隊員が死亡するとか重傷でも負わない限り、彼らは現地で釘付けにされて撤退できないことになってしまう。自衛隊員の命をこのようにイナダットラーの勝手気ままに扱うことは言語道断、即刻撤退させるべきである。

2017.02.07:

今国会では「共謀罪」についての議論が問題になっている。
実際の法案はまだ政府から提出されていないのだが、素案は既に公開されていて、その内容が疑問を呼んでいる。早い話が事前に犯罪を準備する行為(話し合いを含む)をしたと警察が認めればしょっぴかれるというものである。戦前の治安維持法と瓜二つ。当然野党のみならず日弁連も反対している。
最大の問題は共謀の範囲が極端に広いことだが、国会の法務大臣の答弁でも、対象は組織的犯罪集団としてテロ組織、暴力団、薬物密売組織を挙げているが、「それ以外のものも含まれる場合がある」とした上、なにが「共謀」にあたるか判断するのは捜査機関とした。
これでは歯止めはまったくない。要するに法文としての定義はないのだから、共産党、労働組合、辺野古反対の集会参加者、はては新聞記者も範疇に入る可能性がある。しかも警察が「お前たちを共謀罪で逮捕する」と宣言すればそれまでで、「証拠」などなんでもありにしてしまうのである。
こんな無茶苦茶な法律を「オリンピックでのテロ対策」と称して無理矢理通そうとしているのである。戦争法のときと手口は同じ。
そして今度は法務大臣が「とにかく法案を出して後は国会で議論して欲しい」とする文書を報道機関に流して、時間切れで野党の質問を制限する意図も出した。さすがに猛烈な批判を浴びて文書は撤回、謝罪したが、ドサクサ紛れに法律を通そうという目論見は見え見え。
現在の法律でも十分足りているし、国連でも関連決議に日本政府は賛成しているのだから、改めて法律を作る道理はどこにもない。
この手の国民弾圧の法律は過去3回廃案になっており、今回も執拗に出してくる、アベットラーの悪巧みは絶対につぶさねばならない。

2017.02.06:

足の調子は薬を飲んでいても相変わらず。
通勤や外出のみならず、会社の中でも、家の中でも、ひざはカクカク、よれながら歩いている。速度は極端に落ちてはいないがハイヒールの女性にも抜かれることがある。
ひざがうまく上がらないので歩幅が微妙に短くなっているのが主な原因なのだが、なるべく大股で歩くように心がけているが、実は大股と感じているつもりでも実際は増えていない。悲しい現実である。
最近街を不自由ながら歩いている老人を見ると、私と同じく脊柱管狭窄症ではないかと思ってしまう。
そういう私自身も年末にはいよいよ法律的には老人の仲間入りをする。

2017.02.05:

前線の通過で午前中はずっと雨。雨の中をちょっとした買物に出た。午前中でないと掘り出し物、新鮮なものが手に入らないからである。
入国禁止の大統領令が仮処分で停止になったが、それに対する連邦政府からの抗告に対しても控訴審で棄却された。これで入国禁止が当面施行されることはなくなった。
これまでのゴタゴタで、トランプはツイッターで色々ゴタクを並べていたが、中でもひどかったのは仮処分の決定を下した判事に対する個人攻撃をやったこと。これまで大統領が司法に対しての個人攻撃をやったことはないそうである。
先日もオーストラリアの首相に対して電話で暴言を吐き、勝手に会談を終わらせたようだが、トランプの怒りにまかせた暴言が以後も続くようなら、与党共和党はおろか、彼を支持してきた国民からも愛想を尽かされるだろう。

2017.02.04:

入国禁止の大統領令が、ワシントン州の連邦地裁によって即時停止の仮処分となった。
政府側はこの仮処分をひっくり返そうと動くようで、行政対司法の対決の様相を帯びてきた。日本では司法が行政寄りの傾向があるのに比べて大きな違いである。
それにしてもアメリカの世論はこれについても2分され、抜き差しならない関係になりつつあるようだ。南北戦争のような戦闘にまでエスカレートすることは今のところ考えられないが、問題は深刻である。
しかし我々国外の人間から見て、先日書いたように人権宣言に謳われた差別禁止の精神から考えれば、十把ひとからげで入国禁止をするのはおかしい。
しかもイスラム教徒全体をテロリスト扱いするトランプの発言はまったく許されないものである。それは南北戦争以前のアメリカやアパルトヘイトが存在していた南アフリカの時代に歴史を引き戻すものである。
トランプの発言「アメリカファースト」は白人優越のにおいが強い。そのことは彼の支持層の多くがPoor Whiteが多いことと一致している。しかし前述のように人種や宗教によって差別されるべきでないという考え方は、多くの歴史を経て人類の教訓として勝ち取られたものである。それをひっくり返す権利は何人にもない。

2017.02.03:

最近パッチを穿いたまま寝るようになった。最低気温が寒波のために5度とかそれ以下になると、足も冷え切ったままになって強烈なこむら返りが起こるためである。
寝る前には必ず芍薬甘草湯を飲むのだが、冷え切ってしまった足はそれを超えて血流を悪くしてしまい、こむら返りの地獄に入ってしまう。ピリピリした感じを過ぎて極端なこむら返りが起こると、筋肉のゆがんでいるのがはっきり見える。
パッチで足の保温を十分にしておくと、痛みで夜中に目が醒めることがないのである。朝も足はぽかぽかしていて気分は楽になる。
あんかを使う方法もあるが、足で蹴ってしまう恐れがあるので使う気になれない。また電気毛布もまだ使うほど年は取っていないので汗をかいてしまって体調が悪くなる。
ふくらはぎだけに密着して軽く暖める器具はないものだろうか。

2017.02.02:

トランプの暴言、悪行の話はちょっと脇に置く。
ここ十年以上、実は慢性鼻炎に悩まされてきた。鼻水が大量にのどに流れ、時として気管にまで入って咳き込むことさえあった。
しかも60を過ぎてからは口の奥の雑菌と混じってネバネバがひどくなってきたのである。
これまで鼻とのどに対して色々なスプレーを試してきたが、安物ばかりだったために改善しなかった。
これではいつまで経っても解決しないと感じ始め、少々奮発して特効薬と思われるものを買ってきて試してみた。
まず、鼻には「クロモグリク酸ナトリウム」という成分が含まれているスプレー。これは過去にも使ったことがあって一定の効果があったが、安物に切り替えていたものを復活させた。
のどにはこれまでのヨード系統をやめ、「アズレン」に切り替えた。
今週始めからこのコンビでスタートしたが、効果はかなりあって、少なくとも鼻水は大幅に減少。その影響で口の奥のネバネバも縮小した。
本来は耳鼻咽喉科に通うべきなのだろうが、内科などと違って病院の数が少なく、行っても子供を中心に患者数が極めて多い。待ち時間の長さに加えて診察の時間も短いので閉口するのである。
鼻を自分で治療するには市販の塩化ナトリウムの蒸気を発生する器具もあるのだが、1万円以上するのでやめた。また鼻のうがいという治療方法もあるそうだが、最近はやめたほうがいいという説が高まっているようである。
口のネバネバは加齢(まただ!)とともに唾液が減ることも影響しているらしいが、とにかく治療に専念するしかない。

2017.02.01:

ここしばらくトランプネタばかりだが、今日もトランプから日本が意図的に円安にしていると批判されて、日本政府はあわてている。
それにしても日本政府は日銀、輸出大企業を擁護する立場から早速「意図的でない」と「反論」した。しかしアベノミクスで日銀によるズボズボの金融緩和をやったら日本への投資資金が減って円安になるのは自明の理。しかも国内には金が回らないから大企業は輸出に力を入れる。事実を見ずに口先だけで弁解しても何の役にも立たない。
一方で、トランプの大統領令でイスラムに対する入国禁止措置に対しては「国内問題」とノーコメントの立場を崩さない。だがこの話は米憲法だけでなく、国際人権宣言にある「人権、皮膚の色、性、言語、宗教、政治上その他の意見、国民的若しくは社会的出身、財産、門地その他地位又はこれに類するいかなる事由による差別をも受けることなく、この宣言に掲げるすべての権利と自由を享受することができる」という条文に抵触する国際問題である。国内問題にすりかえてはならないのである。
職場でも話題になったが、安倍内閣のアメリカべったりは醜いとしか表現の方法がない。