悪餓鬼日記帖:なにぃ、文句あっか! |
17.05
2017.05.31:
最近大手商社が船積書類専門の子会社を作り出した。親会社から資料を渡して、賃金の安い若者を派遣で雇って船積書類だけを作らせようということである。
確かに船積書類を作るのは手間がかかる。私自身も営業が作ったミスだらけの書類をすべてチェックするのは骨が折れる。
だからといってこれを雑用扱いして素人同然の人間にやらせるのは極めて問題である。人材募集のサイトでそのような会社の案内を見たことがあるが、「英語が活かせる」とか「船積書類の作り方を一から教えます」とかで釣ろうとするが、船積書類を作るのはそれほど簡単ではない。
毎週のようにバイク用の同じ部品を東南アジアへ送るのならいざ知らず、ワンパターンで書けるようなものではない。
信用状というものは、客先によって文言や提出書類が微妙に違うし、同じ客先でも時として違う文言が入ったり、年とともに要求する書類が増えたりすることがある。それに対応できなければ銀行で受け付けないこともある。
懇意にしている乙仲のS氏も、船積書類作成の子会社化はやりにくいと言っていた。
2017.05.30:
安倍内閣の暴走ぶりは止まらない。とにかく他人の意見に耳を貸さない、嘘をつく、挙句は加計問題で問題の文書を本物だと証言した人物をスキャンダラスな話しで攻撃し、人格を貶めるなど、人間としての品位さえ疑われるような発言をしている。
今日もスガッペルスが記者会見で、「前川さんが勝手に言っていることに、いちいち政府として答えることはない」と、疑念を晴らすどころか無視してかまわないという驚くべき発言をした。武士が問答無用と町民を切り捨てるやり方と同じである。とても公人としての態度ではない。そういえば、トランプもマスコミに対して「フェイクニュース」だと切り捨てるのと似ている。
これだけ学校に絡む疑惑が生じていることに対して、巷ではこんなジョークが出ている。
「何だ、森友の次は加計かい。『もり』に『かけ』。まるで蕎麦屋だな」
2017.05.29:
毎週のように北朝鮮がミサイルを発射している。まるで子供が腹いせに爆竹を鳴らしているみたいである。
北朝鮮は国連安保理の制裁決議や非難決議を一切認めない。決議は「アメリカの言いなり」との主張を繰り返すばかりである。この聞き分けのないダダっ子、仲間はずれになっていくのが自分のせいであることを自覚できない。
何故このようなダダっ子に育ったのか?中国が甘やかしたという説もあるだろうが、それだけではない気がする。
2017.05.28:
5月も終盤になり、夏至も近いことから日照時間がかなり長くなった。夕方風呂に入るとき、風呂場の電灯は点けなくても入れた。
G7サミットが終わってやはりトランプの1対その他6の構図が明らかになた。ワンマン社長がそのまま大統領になっているから協調性はない。そのことが如実に出た。
ところで「金持ちによる宴会」と発展途上国から揶揄されるサミットだが、ぜいたくメニューが出る中でイギリスのメイ首相はどうしただろうか?
彼女は糖尿病でインシュリン注射をやっている身だから高カロリーは原則ご法度。そうなるとインシュリンの量を多くするか(私は宴会のときはそうする)、他人とは別メニューの低カロリー食にするしかない。
ニュースでは何も触れていなかったので詳細は不明だが、糖尿病患者としては気になった。
2017.05.27:
寺脇研という映画プロデューサーが某全国紙から加計問題のコメントを求められ、記事を書いたら担当者から「上から」掲載見送りされたとのこと。
敵も必死で問題のもみ消しに走っているようだ。例えば25日に書いた読売新聞の前川氏に対するスキャンダラスな記事もそうだし、スガッペルスはそれを使って前川氏を貶める意図の発言を記者会見で行った。
そしてもっとひどいのは、NHKニュースがスガッペルスの発言をコメントなしで一方的に流したのである。
これはもうアベットラー以下の暗黒軍団VS4野党や良心的ジャーナリストを先頭とした真相解明を求める市民軍団との熾烈な戦いになりそうである。
森友問題では籠池を血祭りにしようと暗黒軍団は証人喚問に応じて逆に失敗。しかし今度は共謀罪がかかっているし、その先には憲法改悪が待っているので後に引けなくなって死に物狂いになっているのである。
まだ今は国会前などでの集会は戦争法反対の時のような大規模なものにはなっていないが、いずれ世論調査などで真相解明を求める動きは大きくなっていくだろう。ちなみに共謀罪についてのアンケートでは疑問が解明されていないと感じる人は50%を超えているようだ。
2017.05.26:
今日は会社を休んで、預金の整理をしてきた。これまでバラバラだった預金口座をほぼ2本化した。現役引退がそう遠くないのでボケが来ないうちにわかりやすくしておこうという算段である。預金口座以外には、生命保険と遺産の管理だけになった。遺産は来年の母の13回忌を機に兄弟で分割する予定である。
ところで来年から年金の本格支給が始まる。最近は「確定給付年金」、通称401Kを拡大して金利分のリスクを受給者の責任に負わせる仕組みを拡大している。今年に入って主婦でも適用可能にした。
従来は「確定給付年金」、すなわち年金の掛金に対して予定金利を上乗せして支払うという仕組みだったが、低金利時代に入って金利分を保証できない事態になりつつあることから、政府は金利のリスクを受給者に投げたいという意図である。
加えて巨額の年金が投資に回るので、銀行や投資会社の儲けのネタを提供する意味もある。アベノミクスの一環である。
しかし401Kに加入している人はわずかである。アメリカあたりでは相当な人が401Kに入るが、日本のように万が一に備えての預金をするという習慣がないため、401Kを老後の生活資金にしようという傾向があるためである。
しかし401Kは投資だから元本の保証がない。NISAも同じである。銀行預金は銀行の破綻があっても一定額まで保証されているが、なじみのない元本割れのリスクを普通の日本人は避けようとする。私も同じである。
2017.05.25:
週刊文春を読んだが、これまでに報道されてきたことの裏付けのような内容で、大スクープというレベルのものではなかった。
しかし注目した一点がある。それは朝日新聞が問題の「総理のご意向」などと書かれた文書を公表した後に、読売新聞が前川前次官のプライベートな行動をスキャンダラスに書いて、彼の信用を失墜させるような記事を書いたことである。
読売はこれまでも権力擁護の論評をしてきたし、アベットラーが「読売新聞を読め」と言ったように憲法9条改悪を積極的に書いてきたが、落ちるところまで落ちたという気がする。
ともあれ、前川前事務次官が「証人喚問に呼ばれた行く」と言っているのだから、実現したらいい。反対するのはやましい所があるからだ。
2017.05.24:
加計爆弾が本当に爆発する可能性が高まった。
前川前文部科学事務官が「総理のご意向」などと書かれた文書を本物と認めたのである。
詳しい証言は明日25日発売の週刊文春に掲載されるという。これは読まねばなるまい。
詳しいいきさつが明らかになれば、当然国会でも取り上げられるだろうし、籠池に続いて証人喚問なる可能性も秘めている。
行くところまで行けばアベットラーの責任が問われるし、共謀罪どころではない、内閣総辞職、衆議院解散だってありうる。
2017.05.23:
非常に腹立たしいが、共謀罪が手続き上衆議院で可決された。
これから参議院が残っているので廃案にするチャンスはまだある。
アベットラーとその一味は、日本を戦前の体制に押し戻し、いつでもどこでも戦争ができるようにし、少しでも文句を言う人間は徹底して弾圧するつもりである。
しかし戦争をすることによって逆にテロリストが日本に入って法の網をかいくぐって新たなテロリストを教育し、実行させる可能性が高まるだろう。
そんな社会にさせないためにも、共謀罪は絶対に阻止する。おりしも国連のプライバシー権に関する特別報告が出た。政府はそれに対して抗議したそうだが、逆に「中身がない」と逆襲された。
いずれにせよ、良心ある者は右左に関係なく共謀罪を批判しているし反対の声を上げている。
Never surrender!
2017.05.22:
森友爆弾の次は加計爆弾が炸裂しそうである。
今治市に加計学園が獣医学部を新設するにあたって一気に許可へ向かって進んでいる背景に、アベットラーの意向があったとされている。また学園長と安倍夫婦の交流もあったようで、森友問題と同じく文科省への介入があったことはほぼ間違いないようだ。
籠池とは日本会議を通じての付き合いがあったのと同様、加計とはアメリカ留学時代からの知り合いだとのこと。こうなってくると韓国の朴前大統領の疑惑に似ているとも言える。
政府はあれこれ逃げ回っているが、これから野党から集中審議の要求があることは必死で、アベットラーの命取りにもなる可能性を秘めている。共謀罪の阻止、憲法改正の阻止に向けて格好の材料を提供してくれた。
それにしてもアベットラーの対応は完全に国民を馬鹿にしている。憲法改悪問題で、国会で首相としての憲法遵守義務を問われたら、「読売新聞を見ろ」と答えた。これは国民の代表としての国会議員に対して不誠実であるばかりでなく、説明を拒否するという国民を愚弄するものである。
また、加計問題でも、知人のフェイスブックに劇作家が「朝日新聞は言論テロ」と書いたのに対して、アベットラーが「いいね!」ボタンを押したことが明らかになっている。これも国会での説明責任を無視した下劣極まる態度である。
憲法改悪については、改憲論者である石破でさえもが「正しいやり方とは思わない」と前のめりのやり方を批判している。とにかくアベットラーはブレーキの利かなくなった自動車のように、いずれ谷底に落ちるだろう。
2017.05.21:
北朝鮮がまたぞろミサイルを発射した。三代目はまるきりの世間知らずのようである。
父親からの「敵はアメリカだけ」を教え込まれ、なけなしの金をミサイルとか核開発につぎ込んでアメリカに対抗するつもりなのだろうが、中国も横を向き始めた今、空騒ぎをしても誰も見向きもしないだろう。
もっとも、金の出所は北朝鮮労働者が出稼ぎで手にしたものをピンハネしたものとの話しもあり、疲弊した国内経済と三代目を支える宮廷経済に分化しているとも考えられる。
それにしてもミサイル発射は日本国内に悪い影響を与えるだけだ。憲法改悪で自衛隊を対北朝鮮の軍事力として強化し、共謀罪で、文句を言うやつはしょっ引く格好の材料を与えるだけだ。
2017.05.20:
昨日の飲み会で恐ろしい話を聞いた。
昨年の新入社員が船積み後に船会社・乙仲から貰う船荷証券(B/L)を一旦自分のところに送らせて、それからSHIPPER(直接の売主)である営業とか商社へ転送していたのである。
実はこのような「伝言ゲーム」はリスクが伴う。B/Lは最終的に他の書類と一緒に銀行に提出して、代わりに貨物の代金を貰うのだが、当然途中の経由地が少ないほど紛失のリスクは少なくなる。それをわざわざ自分を経由地にして危険を増やしていたのである。
どうやら誰かが根拠のない入れ知恵したらしいのだが、即座に私は「危険なことはやめろ」と諭した。B/Lは金額の明示のない、手形のような一種の有価証券扱いで、日本で発行される分には印紙税を払わねばならない。以前説明したと思うが、B/Lは貨物の買主が支払い不能になった場合の質札として競売にかけられ、落札者が貨物を引き取る権利を獲得すのである。それほど重要な書類だから紛失しても船会社は絶対に再発行しない。
どうやら去年の新入社員は信用状(L/C)発行の仕組みとB/Lの何たるかを正確に教えられなかったようである。
2017.05.19:
今日は職場の新入社員の歓迎会。
最近はほぼ毎年2人くらいの配属があったが、今年は一人だけ。物怖じしない性格のようで、これからが楽しみである。
2017.05.18:
友人HPのサーバー後継者だが、やっと先日HTTPだけは成功した。原因はHTTPサーバーソフトの設定というよりもルーター設定だった。
LAN側のサーバーのIPを固定IPにしなかったためである。しかもちょっと変わったルーターで、固定IPにしないままポートフォワードにサーバー機を指定するとDHCPにも現れないである。つまりLAN側ではサーバー機のローカルIPは見えるが、WAN側からは何も見えない、PINGも通らないという現象だったのである。
ともあれルーターを通過してサーバー機のHTTPだけは外からクリアーに見えるようになった。次はFTPだが、FTPサーバーソフトのWarFTPの設定がうまくいくかどうか、本人の報告を待ちたい。
2017.05.17:
昨日の話を少しだけ引っ張る。
報道などによれば、同じWindowsでも新しいセキュリティーパッチが障害を起こすこともあるという。だから今回のようなランサムウェアが来る前に公表されていたセキュリティーパッチを早く当てていれば防げたケースもあるのではないかと言われている。
確かにウチの会社ではマイクロソフトからの月例パッチが来てもいきなり社内には配布しない。時としてカスタムアプリとの相性が悪いことがあり、一旦テスト機で動きを見て問題がないことを確認してから配布する。このためにマイクロソフトのリリースから1ヶ月近く遅れることは当たり前の状態である。
相性の悪いアプリがある原因について、私はJavaScriptが諸悪の根源だと見ている。こいつはIEのバージョンやWindowsのバージョンによって動きが変わることがしょっちゅうある。
しかも最近は社内でSAP
R/3を使ったデータベースをIEから動作させるアプリが氾濫するようになって、これも私から見れば最悪の組み合わせである。
何故JavaScriptを多用するかというと、開発費が安いからである。安い理由はJavaScriptを書けるプログラマーは沢山いるので競争が激しく、値下げ競争になるからである。そのしわ寄せは当然プログラマーの時給に響く。
ウィルス騒ぎで色々問題が指摘されているが、裏にある過重労働と低賃金のIT業界の実態が垣間見える。
2017.05.16:
5月14日に発生した世界規模のサイバー攻撃、日本でも2000台のPCが被害を受けたという。
ウチの会社でも週明けの昨日に社内の調査をしたが、今のところ被害は出ていないようである。拙宅も被害はなし。
しかし驚いたのは今もってWinXPが結構残っていること。社内のアナウンスで、マイクロソフトが緊急作成したXP用セキュリティーパッチを配布すると出ていたからである。
想像するに、社内の製造ラインなどでOSを変えるとトラブルにならないかと心配して更新しなかったのかもしれない。既存のラインでもし不具合が出たら生産計画への影響が多きすぎると考えるのは無理もなかろう。新しく作るラインならば最初から最新OSにできるのだが。
2017.05.15:
企業の決算発表のシーズンだが、最近よく耳にする言葉に「株主資本主義」というのがある。
アメリカ流の考え方で、ステークホルダー(利害関係者)に対して経営者は奉仕すべきという観点である。だがアメリカではステークホルダー=株主という投資家の解釈が蔓延していて、実質的には「株主は神様」なのである。そこには労働者とか地域経済に対する配慮などはまったくない。
しかも株主が経営者に要求するのはROEとかROICという資本金に対する利益率(利益額ではない)が唯一の指標である。つまり売上に関係なく、景気がよかろうと悪かろうと常に一定のパーセントの利益を株主に還元せよということになる。具体的還元方法は配当金ならびに株価を上げて資産価値を増やすことである。
利益率が指標になれば、経営陣は最も安易な方法、すなわち人件費を下げてでも利益を増やすことを考える。
最近日本では大企業を中心に利益率を重視する経営が流行している。外資系のヘッジファンドなどの株買占めによる企業の乗っ取り、株式市場への大量の資金投入などで経営者が戦々恐々になってしまうからである。当然利益の多くは金持ちに回ってしまい、庶民には回らない。格差社会の一因である。
ウチの会社も最近社長が替わってからおかしくなった。
とにかく利益率のアップを年がら年中わめくようになった。極めつけは2016年度の決算で、経常利益が減った(減益)ことに対して、「利益率が目標を下回ったのだからこれは赤字だ!もっと利益を出せ!」とまで社員に噛み付いたのである。「減益」を「赤字」と呼ぶ神経に社員は覚めた目で見ている。
とにかくウチの社長は何か恐怖心に取り憑かれたような感じがするが、他の会社でもたぶんこのような感じなのだろう。「株主資本主義」というのはこういういびつな社内の雰囲気を生み出すのである。
2017.05.14:
北朝鮮がまたミサイルを発射した。
韓国の文大統領が就任し、北との対話を条件付でやろうと述べてからわずか数日、まともな神経ではミサイルは飛ばせない。
しかも中国は自らが主導する国際会議を開く直前で、北朝鮮も呼んでいたから、これもう中国の顔に泥を塗る行為。当然中国は非難した。
一方で米朝は接触のルートを模索しているようだから、北朝鮮はあくまでアメリカとの協議のみがすべてで、それ以外は雑音でしかないのだろう。国連ももちろん関係ない。
これで北朝鮮の意図は明らかだ。以前から言われていたことだが、北の三代目はアメリカに攻撃されてもあくまで金王朝の安堵の約束を取り付けたい、ただそれだけである。国民のことは目に入らない。どれだけ戦争の犠牲者が出ようとも知ったことではないのである。もちろん親戚である韓国のこともどうでもよいのである。
これほど身勝手でわがままな論理はあるまい。
さて、こうした北朝鮮の動きでほくそ笑んでいるのはたぶんアベットラーだろう。
憲法を改悪してどこにでも自衛隊を派兵できる屁理屈がまたできたのだから。
2017.05.13:
午前中はほとんど雨。そんな中を通院。
通院は4週間ごとで、これは健保組合からの指導で4週間以上の投薬をするなということらしい。まるで女性の月経周期である。
そういえば女性は月経周期に合わせて4週間周期で体調が微妙に変わるという。それで月経痛などの症状が出たりして苦しむ人がいるそうだが、中には万引癖を持つ人もいるという。
ではなぜ女性だけに周期的な変化が出るかというと、もちろん排卵から来ている。ところが男性にはそんな周期はない。ないどころか、若い頃は数億個の精子のはけ口を求めて年中盛っているようなところがある。
この違いは何なのか。地球上の生物は雌雄の分裂によって進化を遂げてきたが、さらに人間の雄は繁殖期から解放されて年中繁殖できるようになっている。私は学者ではないので理由はまったく知らない。
2017.05.12:
職場のY子が結婚した。我々の世代と違い、先に婚姻届を出し、結婚式とか新婚旅行はもっと先の連休を利用するという。このパターンは最近増えた。男女両方共に仕事を持っているので、仕事を優先させるためである。仕事なんか忘れて・・・という発想は我々の世代で終わりなのだろうか?
明日は通院だが、今夜遅くから明朝にかけて本降りの雨との予報。気乗りがしないけれど、行かないと薬が切れるのでやむをえない。困ったものだ。
2017.05.11:
GWあたりから気温が上昇してきたせいか、こむら返りの頻度が高くなった。GW中に買ってきたハイソックスの効果はもうひとつで、対策のやりなおしである。
もうひとつの問題である脊柱管狭窄症による足の神経の障害もこれまた進展がない。治療(というか緩和させるだけの)薬によるふらつきの副作用はこれまた若干減っただけで消えてはいない。だから駅と会社の間の片道15分弱の歩行は非常に辛い。女性にすら抜かれるくらいである。
でも歩いていて気づいたのは、高齢者で歩くのが不自由な人は結構いることである。私よりももっと遅い。
脊柱管狭窄症の症状がひどくなると、歩いてはすぐに休んでまた歩く(間欠跛行)になるが、私はまだそこまで行かないので、医者は手術しないとの方針。しかし長期に続くのは精神的にも負担だし、仕事を続けたい気持ちを萎えさせる方向になってしまう。
だからどこかで区切りをつけて、手術を含む根本的治療法がいずれ必要になるだろう。
2017.05.10:
韓国の大統領選挙は文在寅(ムン・
文大統領の当面の政策の焦点は南北関係である。どうやら彼は対話を重視するようで、これまでのように米韓軍事演習で三代目を標的とした訓練、THAADの配備、米でのICBMの実験のような対立をエスカレートさせるようなことは抑えるかもしれない。
それにしても北朝鮮からは大統領選挙結果についてのコメントはまだ出ていない。まずは様子見なのだろう。
アメリカに対しては過激な発言をするが、相手は親戚である。大衆を刺激していがみあう姿はさすがに見たくないと考えるのが普通である。
これから南北関係がどうなるか、まだ何ともいえないが、戦争になることだけは避けてもらいたい。
2017.05.09:
アベットラーがいよいよ本性を現した。
今度は民進党に「改憲案を出せ」と揺さぶる戦術である。確かに民進党の中には改憲論者がいるので、改憲するしないで党を分裂させようという魂胆である。
それにしても改憲とオリンピックを結びつける手法は、ヒットラーがベルリンオリンピックを利用したのと同じ戦術である。だが、オリンピック憲章には「スポーツと選手を政治的または商業的に不適切に利用することに反対する」ことが明記されている。
にもかかわらず、アベットラーはオリンピックのお祭り騒ぎを改憲の絶好のチャンスと捕らえ、民進党の切り崩しのほか、公明党や維新の会の主張も一部取り込んで国会での改憲の発議をやろうとしている。しかも彼は憲法9条が本丸であることも明言した。
もはや猶予はない。改憲反対のキャンペーンをやらせてもらう。もちろん最終的には国民投票という関所があるのだが。
2017.05.08:
マクロンが次のフランス大統領になると決まった。
ただ、EU批判、排外主義の声は侮れないものがあり、マクロンはこれをどう政策に吸収すのかが問われることになる。
これはアメリカにも言えることだが、フランスの人口約6700万人のうちパリの人口は225万人で、大都市に集中した人口の声が選挙の結果を大きく左右するという図式が目立つ。要するに田舎の人たちの声が政策に届きにくいのである。これもルペンやトランプのような人物に人気が集まるひとつの要因である。
さて、夕方になってとんでもないニュースが入ってきた。
経団連が年内をめどに憲法改正に向けた提言をまとめることにしたというのである。
企業ならびに経団連は営利団体であり、選挙権を持つ個人ではない。だから国民ひとりひとりが持っている改憲の国民投票に参加することはできないし口を出す権利もないと考えるのが妥当である。
これまでも経団連は政治献金を通じて自民党などに働きかけて自分たちに有利な法律の制定をたくらんできたが、憲法までに手を出すということは、「死の商人」として自衛隊の活動を拡大させるものになるだろう。企業の目的は「利潤の確保」にあるのだから、その目的以外に力を注ぐことは株主に対する利敵行為として禁じられていると言ってよい。そこは国民の持つ権利とは本質的に違うのである。
そのような性質を持つ団体が憲法に口を出すことは許されないと考えるべきである。
2017.05.07:
フランス大統領選の決選投票が始まった。下馬評はマクロン有利だが下駄を履くまではわからない。
だがルペンが通ったらEUは本格的分裂の引き金になるかもしれない。元々は政治も文化も違う国が集合したものだし、途中から経済例な安定性を欠く国も入り始めた。典型はギリシャで、加盟時の首相が嘘の数字(いわば粉飾決算)をEUに出したのである。
イギリスも不承不承参加したが、通貨統合を拒否した関係で問題はくすぶっていた。だからフランスが抜けた後のEUは空中分解の危機が高まることになる。
こうした統合の不安定性の歴史はユーゴスラビアで経験している。大戦後に故チトー大統領の指導力でソ連をまねた社会主義の連邦を作ったが、彼の死後はこれまで隠れていた民族同士の反発が一気に噴出し、かつ分裂を煽る指導者も出てついに流血の抗争まで起こって分裂してしまった。
日本では可能性が低いが、異なる民族が握手をして共存するのは相当難しいようだ。かつ融合にまで至るには数百年かかると思われる。
2017.05.06:
そろそろUターンラッシュのピーク。もっとも我が家は帰る実家はもはやない。
逆に孫が我が家に来る年代のはずだが、息子はまだ一人前の稼ぎもできないから孫以前の問題である。
だからといって「孫の顔を見たい」などとつぶやく雰囲気でもない。というか私には想定外の話である。
男性用ハイソックスを買ってきた。
ふくらはぎを保温することでこむら返りを防ごうという実験である。これまでの傾向を見ていると、パジャマの裾がめくれ上がってふくらはぎがむき出しになるときに筋肉がゆがんで激痛が走ることが多かった。パッチを穿くと保温効果が得られるのだが、これから夏に向かうというのにパッチはなかろうという発想である。結果や如何。
2017.05.05:
連休も後半に入るとやることが少なくなって家でゴロゴロする時間が増えた。するとすぐに血糖値が上昇気味になった。運動不足で消費カロリーが少なくなるからである。
最近の休日の昼食はカップめんからパン食に切り替えたのだが、それでもこの連休後半は血糖値が上がるのである。
カップめんをやめたのは値上がりのこともある。
それはともかく、現役引退後の「毎日が日曜」になるともっとカロリーを絞らないといけないようだ。事務仕事でも書類をプリンターまで取りに行ったり、打ち合わせ、ファイリングなど細かな運動を意外と多くやっている。
内科医だけでなく、整形外科医も1日最低30分は歩けとの指示が出ているが、どうなることやら。
2017.05.04:
北朝鮮がいきなり名指しで中国を批判した。
それはもう悪罵の限りを尽くしたという感じである。これまでの友好関係を中国がアメリカのいいなりになって北朝鮮に制裁をかけているというニュアンスになっている。
中国はこれまで北朝鮮の名指しはしないが制裁決議に賛成あるいは拒否権を発動しないなどの間接的表現を使っていたが、北朝鮮はいきなりやけくそになっている。
石炭の輸入禁止などが少しづつ効果を表しているのだろう。ピョンヤンではガソリン不足が目に付くという。思い出したが、インドが北朝鮮との国交を断絶したと聞く。
次第にボディーブローが効いてくる北朝鮮、苦し紛れの核実験はやめてもらいたい。だからといってアメリカが武力行使に踏み切るのはこれまたやめてもらいたい。
高松城の水攻めのように、静かに、かつ長期戦の構えで相手が音を上げるのを待つのが適切だろう。
2017.05.03:
アベットラーが2020年に改憲をやると言った.。
ふざけんじゃねーー!!(怒)
これまで何度も書いたが、自民党は結党以来ずっと現行憲法を敵視してきた。そもそも憲法を守る気はないのでである。だからこそ集団的自衛権や戦争法などの違憲行為を平気でやれるのである。
憲法99条には「天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ」と書いてあるが、憲法を守ろうとしたがどうにもならないというのではなくて、最初から守る気がない連中に改憲を語る資格はない。
よく自民党の連中が若者に対して「権利ばかり主張して義務を果たさない」というが、天に唾するものと言っておこう。
ともあれ立憲主義(政府の権威や合法性が憲法の制限下に置かれている)をひっくり返して、国民を憲法によって縛るという自民党改憲案は門前払いすべきものである。現行憲法をしっかり守り、違憲の戦争法を一旦廃止して軍事力によらない政策を一定期間行ってから改めて国民的議論を(自民の改憲案は除外)すべきものである。
NHKの世論調査では、「改正する必要があると思う」が43%、「改正する必要はないと思う」が34%となっていて、前回2002年の調査より差が縮まった。憲法改正賛成派がやや上回っているが、一方で「平和主義をかかげた今の憲法を誇りに思う」が82%あり、これはマスコミなどの宣伝で何となく改憲が必要な雰囲気があるものの、平和主義の役割が国民広く浸透していることを表している。
憲法はそうたやすく変えるものでもないし、ましてやアベットラーが進めようとしている改悪など絶対に阻止すべきである。
2017.05.02:
連休前半戦は買物と洗濯が中心。今日もセーターを自分で洗った。
クリーニングは高いし、ズボンなんかはコンベヤに吊り下げたまま薬液のスプレーを使って汚れを落とすだけなので、十分ではない。雨に濡れたら薬液の匂いがすることもある。
しわを伸ばすには、これはYシャツでも同じだが、脱水を不十分(短時間)にやって濡れ気味のまま干すとか、乾いたものに霧吹きで水をスプレーするとかの方法でアイロンを使わないやり方もある。
セーターの注意点は、丸ごと洗濯機に入れると毛が立ってしまうので、靴下などを入れる洗濯網に詰め込んで遅い水流で洗うと問題ない。
こんなことは学生寮時代からの単身生活で教えてもらった知恵である。
2017.05.01:
今日はメーデーだが、足の調子がよくないので立って演説を聞くのも辛いし、デモで歩くのもしんどいので今年はパスである。