悪餓鬼日記帖:なにぃ、文句あっか!

17.03


2017.03.31

今日社内の多数の社員メールアドレス宛に以下のメールが流れた。
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Subject: [大切]マイクロソフトのプロダクトキーが不正コピーされた警告です!

[大切]すぐマイクロソフトのプロダクトキーをご認証ください。さもなくば権限付与が中止されます!
ご利用のオフィスソフトの授権が終了されてしまう恐れがあります!
マイクロソフトセキュリティチームはご利用のオフィスソフトのプロダクトキーが違法コピーされた恐れがあることを発見しています。
攻撃者はご利用のオフィスソフトのプロダクトキーでほかのオフィスソフトを起動する試みをしています。ご本人の操作なのかどうかが確定できないので、お手数ですが、検証作業をしてください。
検証作業をしていただけない場合、ご利用のオフィスソフトのプロダクトキーの授権状態を終了しますので、ご了承ください。
 <http://dns8u.com/> 今すぐ認証
*ライセンス認証(マイクロソフトプロダクトアクティベーション)とは、不正なコピーを防止する技術で、手続きは簡単に実行できます。また、この手続きは匿名で行われるので、お客様のプライベートな情報は保護されています。ご安心ください。
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もちろんこのようなメールにひっかかるほど間抜けな私ではない。送信元のアドレスもデタラメだし、認証先のドメインなるものはマイクロソフトとはまったく縁のないもの。
メールを受け取った後にはIT部門から全社に対して「クリックするな!」という警告メールが流れたのは言うまでもない。
最近「攻撃型ウィルス」というのが連日社内にアナウンスされていて、注意を呼びかけている。それでもクリックする人は単純にひっかかるようで、時々被害が出る。それで業を煮やしたIT部門は抜き打ちでウィルスもどきメールを意図的に流すようになった。
私も何度か訓練メールを貰ったが、本物かどうか見分けが付かないようなものだった。よって私は即座に反応してウィルス対策ヘルプデスクに報告したが、折り返し「訓練にご協力ありがとうございました」との礼状がとどいたのである。

本日はもう1件。
あるブラック企業がうつ病になって退職した社員に「勝手に退職して会社に損害を与えた」と賠償を訴えた。これに怒ったその社員は「訴えられて眠れなくなった」と反訴したのである。
裁判所の判決では会社側に支払いを命じた。
ブラック企業は追い討ちのパンチを食らわせたつもりだったが、クロスカウンターを食らってあえなくダウンした格好である。
この判例がブラック企業に対する抑止力として働くことを切に望むものである。

2017.03.30

決算は1〜2件の後始末を残して本日で終了。1日早めの左団扇である。
さて、昨日触れた忖度について書く。
この言葉がにわかに脚光を浴びたのはもちろん森友学園問題である。
アベットラー一味は籠池を偽証罪で告発しようとたくらんでいるようだが、肝心の8億円の値引きの原因はもはや「解決済み」で済ませようとしている。しかしそうはいかない。
籠池は政治家ルートなどを通じて土地の購入を安くしてもらいたいという働きかけを行ったわけだが、本人も驚くくらいの速さで「満額回答」を得たのである。
ここで「忖度」という言葉が出てくる。籠池でさえも驚いたように、普通の頭の人間からすれば政治家の関与、特に首相夫婦の名前が出てくることから、強制されなくても財務省あたりがその意向を忖度して破格の値引きをしたと考えるのがいわば常識。
忖度とは本来「他人の心をおしはかる」という意味であるが、今回の場合、「○○総理の意向を汲んで」という証拠が残らない、残さない強制力が働いた結果といえるだろう。そうなるともはや「心をおしはかる」などという生易しいものではなくて、権力をバックにした強要に変化しているのである。
昔から政治家による圧力で政策が捻じ曲げられたする疑惑は数々あったが、いまや安倍1強の元ではいさめる人間もおらず、ひたすら政府内部がひれ伏す状態になっているのではないか。その象徴として忖度という言葉が使われているその実態は嘆かざるを得ない。

2017.03.29

18日に書いた「リリカ」という薬の副作用だが、量を減らすことでふらつきはかなり軽減した。代わりに歩くときの足の筋肉の痛み(実際は神経の痛み)がやや目立つが、ふらつきのひどいのに比べれば我慢できる範囲である。階段の昇降、道路を曲がるときに姿勢が不安定になって倒れそうになるのには身の危険を感じるくらいだったから、量を減らしたのは正解だった。
最近気になる言葉に「忖度」というのがあるが、この話は明日以降に書く。

2017.03.28

かなり体調が戻ってきた。少し咳が起こるが、発熱はほぼ収まった。
仕事では電話の声が若干しわがれていてサマにならない。でもキーボードを叩く分に辛さはない。頭の回転も遅れは出ていない。
最近中東向の信用状で異変が起こっている。銀行からの指示らしいが、軒並み船の情報についてあれこれ書いた船会社の証明書を出すようになっているのである。寄港地はどことどこ、もちろんイスラエルの港はダメ、etc.。
実はこのようなうっとおしい証明書は普通の船会社は出してくれない。たかが数千個の積荷の梱包のうちの1個だけのために書くところなどどこにもないのである。唯一の例外はUAE資本の船会社1社だけ。それを裏付けるように、ある銀行の信用状ではそのUAEの船会社だったら証明書は不要となっているのである。
明らかに中東の銀行団(船会社に資本も出している?)と船会社が結託して、その船会社しか使えなくしていると考えられるのである。
航空業界同様、海運業界もアライアンス(カルテル)を組んで過当競争に勝ち抜こうとしているが、銀行を使った他社排除の手口があるとは思わなかった。
営業とも色々話をしているが、今後の中東向はCFRとかCIFのような運賃を売り手が負担する「C条件」をやめて、船の手配と運賃支払いを買い手が負担するFOBでしか仕事を請けない条件に変えることを提案した。これだとうっとおしい証明書の提出を信用状から排除できる。

2017.03.27

昨日もヘタって寝てばかりいたが、もうひとつ回復が遅い。今日も薬を飲んで出社したが、もうひとつ力が出ない。
気管が軽い炎症を起こしているのがわかるが、何せ糖尿病で菌の栄養源は豊富にあるから治りにくいのである。
今日も早く寝ることにする。

2017.03.25

今日は昼ごろから咳、のどの痛み、微熱がある。風邪を引いたようだ。
よって今日は薬を飲んで早く寝る。

2017.03.24

昨日の喚問を受け、安倍サイドは籠池攻撃に終始し、すべてが嘘であるようなメールなどの「証拠」を出してきている。
だがそれらはすべて政府側、特にスガッペルスを通じているので単純に信用はできない。逆に彼らは平気で嘘をつく。例えば自衛隊の「日報」の存在問題。だから政府・与党を通じた情報ではなく、ここはアベットラー夫人他を証人喚問すべきである。大阪府知事は出てもかまわないと言った。
ある自民党幹部は「本人から聞かなくても官邸がうそをつくはずがない」などと平然としているが、柱の陰からフィルターがかかった発言や証拠に国民は納得しないだろう。
とにかく安倍サイドの証人喚問は必須である。嘘だというのなら堂々と反証すればよい。

2017.03.23

今日は注目すべき籠池の証人喚問。どんな爆弾が仕掛けられているか楽しみ(?)だったが、超弩級はないものの以下のことを明言した。
1.アベットラーから夫人を通じて100万円を貰った。
2.学校設立に対しての口利きの依頼を何人かの議員にした。個人名が出たのは3人。
3.口利きに関するアベットラー夫人の回答が秘書を通じてFAXが籠池に流れた。
与党側は何とか籠池を信用ならない、嘘つきの人間に仕立てようとしたが、国民の目には籠池が支離滅裂なことを言っているとは見ていないようである。しゃべり方は明確で、しどろもどろすることはほとんどなかったと聞く。私は仕事中なので直接見てはいないが。
今回の喚問では、与党議員の問題をはぐらかす質問のために、何故8億円もの値引きで国有地が売られたのかの説明につながるものはほとんど出なかった。
このことを受けて、明日は売却に関わった財務省官僚2人を参考人招致する。
だが本丸はアベットラー夫妻である。この2人を呼ばない限り本当のところは知ることができない。自民党は拒否しているが、国民は納得しないだろう。

2017.03.22

森友学園を上回るのではないかと思われるケースが発覚した。
姫路市内の認定こども園でとんでもないことがやられていた。問題点を列記すると、
1.自治体に届けず、定員オーバーで園児を受け入れていた。
2.給食を定員分しか発注せず、定員オーバー分を一人当たりの量を減らした。かつ給食費は全員から徴収していた。
3.保育士の数を水増しして報告、補助金を余計に請求していた。
4.保育士との契約で、遅刻は罰金1万円などの「裏契約」を結んでいた。(労基法違反)
などなど・・・
姫路市が抜き打ち監査をして発覚したらしいが、それにしてもひどすぎる。もちろん認定は取り消し。場合によっては刑事告発もありうるという。
何故園長がここまでやったのか、その理由は不明だが、現象から見る限り金欲しさというのが感じられる。そこまでして金を欲しがる理由は?となると、解明はまだ先になるだろう。
森友学園の場合は日本会議が進めようとしているアナクロニズムに基づく「教育」の拡大が主な目的であるが、今回のケースは金儲けと異なる。だがその手段を選ばぬという手口は酷似している。ひとくくりにして言えば「モラルハザード」で共通している。

2017.03.21

最近の動きを見ていると、日本はますますだめになっていく気がしてならない。
表面上は株価が上がり、わずかながらも賃上げがあって、「安部万歳!」の雰囲気とそれをあおる大手マスコミのために見えにくくなっているが、裏では芳しくない現象が起こっている。
ひとつはアベノミクスだが、日銀が札束をどんどん印刷してその金で銀行を始め多くの大企業がマネーゲームをしているだけ。しかもばら撒いた札束はいつか回収しないといけない、すなわち何かの財貨と交換しないといけないのだが、実際の生産物は増えていない。札束は内部留保で停滞しているだけであるから、決済期限が来ても何もできない、すなわち札束の価値が激減して超インフレを起こすことになるのである。教科書に出てくる戦前のドイツ大恐慌で札束を荷車で運んでいる写真の再現である。
もうひとつ、戦争の足音がだんだん近くなってきていること。戦争法で自衛隊を海外に出したが、戦闘を衝突とごまかしたのがばれて撤退になった。しかし政府は次の所に派兵を考えるという。北朝鮮に対してアメリカが武力行使を排除しないといっているから、これに巻き込まれる(派兵する)可能性が出てきた。
また、遠まわしだが、戦争に肯定的な子供を作る教育勅語学園を設立しようとした。さすがに籠池に物心両面の援助を強引な手法でやったたために頓挫したが、アベットラー以下戦前回帰の勢力はあきらめていまい。
さらに、戦争反対の勢力を押さえ込むために共謀罪を成立させることも考えている。
最後にひとつ、アベノミクスの間接的支援だが、原発で財界大企業を支援することも忘れていない。東芝のアメリカでの原発ビジネス失敗にもめげず、国内ではじゃんじゃん原発を作ることも忘れていない。事故が起こったら税金で補填すればいい。電力会社を中心とする原子力ムラさえ維持できればいいのだから。
以上、あれこれ愚痴めいたことを書いたが、私の頭の中に残る親父の戦争体験の話、すなわち高知の須崎から輸送船に乗って港を出た直後に米軍の機銃照射を浴びて即沈没、船内で必死の形相になっている仲間を残して海に飛び込み、丸一日木切れにつかまって海を漂ったということを、二度と繰り返してはならないという思いが強く頭の中に残っているだけである。

2017.03.20

今日は百条委員会の実況を見た。
石原が何をしゃべるかと思っていたが、最初に脳梗塞で記憶があいまいなこともあるからと煙幕を張って防戦体制。しかし実際は早口でべらべらしゃべるではないか。
結論的には問題の豊洲にGOサインを出したことの結果責任は認めたものの、東京ガスとの不誠実は契約や、汚染土処理は技術的に可能という部下の言葉を「信用するしかなかった」と、知らぬ存ぜぬで押し通した。
しかも小池知事に「早く豊洲に移せ」と意見する始末。委員会終了後に小池知事は「何も過大な基準を設けてはいない。専門家会議の基準を上回っているからストップをかけただけ」と反論していた。
本日の時点では結局誰もが責任逃れの発言をするばかり。これではせっかくの百条委員会が無駄になる。

2017.03.19

3連休の中日だが、今日は午前に少しだけ買物をしただけで終わり。
本当は東京都の百条委員会での浜渦の発言に興味があったのだが、報道だけでは本当事はわからず。ただひとつだけ気になったのは、東京ガスとの交渉で相手から水面下の交渉を持ちかけられて、「よくあること」と正当化すると同時に自らの責任を逃れる発言をしたこと。
普通に考えれば水面下であっても逐次上司に報告することが常識で、それを部下任せにしていたとは考えられない。そこをあいまいにしていては豊洲問題の全容はわからないだろう。
さて、薬を減らした効果だが、ふらつきはやや改善された。だが本当の評価は前日まで高かった薬の血中濃度が落ちてくる数日後だろう。

2017.03.18

昨夜は職場のN女史の送別会。
40数年の仕事生活をができたのは、職場結婚でのダンナがいたから。昔は産休も短かったから2人の子供を育てるのは大変だったろうが、それも口にしなかった。
彼女は私よりも年下。私にすれば年下が先に引退するのは何か変な感じがする。これまでは年上が定年で歳の順に辞めていく姿しか見てこなかったから、例外のイメージが強くなるのだろう。
ところで私の引退の時期だが、まだ決めかねている。
決定する最大の要因は足の具合。悪化が進んで数十メートルも歩けなくなるようであれば有無を言わさず引退になるだろう。手術に踏み切る手もあるだろうが、回復しても復帰できるかどうかは不明である。だから一旦引退してするしかない。
今日は通院で整形外科医と足の話をしていたが、「リリカ」という薬を減らすことにした。副作用の頭のふらつきが次第にひどくなってきたからである。
これでしばらく様子を見ることにした。その他は変わらず。

2017.03.16

イナダットラーが防衛省内の特別監査をやるという。日報が自衛隊幹部によって隠され、「存在しない」との報告を受けてそう答弁したら後で嘘がばれて恥をかかされたのだから、その点だけは身の潔白を証明したいのだろう。
さて、大変なニュースが飛んできた。
国会議員の大阪視察で、籠池がアベットラーから寄付金100万円を貰ったと発言した。即座にアベットラーは否定したが、その後籠池が国会での証言をしたいと言った事から、自民と民進が籠池の証人喚問を23日に開くことで合意したのである。
証人喚問だから嘘を言ったら偽証罪に問われる。だから籠池VSアベットラーの直接対決が見られる可能性がある。
23日までの間に何が起こるか予想できないが、会社を休んでも見たいくらいである。
それと3月10日に私が書いた籠池の資金源の疑惑だが、どうやら資金提供あるいは融資をあっせんした人物がいるようで、籠池はその証拠のようなものも見せたようである。これもまた疑惑の広がりを示唆しているようである。
ただ、ひとつだけ気になるのは、今後籠池が刺客に襲われはしないかということである。これまで豊田商事事件とかオウムの重要人物が殺される事件があっただけに、黒幕が暴力団を使って口封じをやらないこともない。死人に口なしでは疑惑の真相は闇に消え、アベットラーを窮地に追い込むことができなくなることは絶対に避けたい。
少なくとも23日までは厳重な警護をしてもらいたいものである。

2017.03.15

今日、画期的な判決が最高裁であった。
警察が令状なしで車にGPSを取り付けることを「ダメ!」としたのである。本人が知らぬ間にGPSで行動を監視されたらプライバシーも何もない。犯罪行為に関係ないことまですべてむき出しになったら、おちおち外へも出られない。
そうでなくても現在共謀罪の話が出ているのだから、GPSを取り付けられた複数の人間が集まったら、「それ、共謀だ!」になってしまう。
実は共謀罪の提出予定案にはテロとか暴力団の行動に限定されない。「一般の団体がテロ集団に変わることもありえる」としていて、かつその判断は警察任せにするというから何でもありになる。「三人寄れば文殊の知恵」ならぬ「三人寄れば共謀罪」になってしまう。しかもそれがGPSによって「証拠」とされてしまえば冤罪の温床になることは必至である。
次にイナダットラーの問題。
彼女には公人としての実直さが完全に欠落している。
籠池との関係で、弁護士として裁判に出席したことがないと言っていたが、証拠を突きつけられてやっと謝罪した。
だが謝罪だけでは済まされない。証拠が出るまでシラを切り、逃げ切ろうとしたことが官僚として、国会議員としての資質がまったくないのであるから、これは辞任に値することは明白である。
通常、議員が国会で質問する前にはその内容が通告されるきまり。だから自分の身の潔白を計ろうとするなら、これまでの裁判記録などを夫や秘書などを動員して調べることができたはず。しかし彼女は自分の記憶だけを唯一無二としてその場しのぎの行動に出たのである。これは指摘されたことに対する真剣な対応とはいえない。人間のことだから記憶違いということもありえる。だからその裏づけを取るのが常識。これは一般の会社でも契約書に基づいて疑問点を明らかにするためにやられることである。ちゃんと調査した上で答弁すべきことをせず、啖呵を切ったことが嘘ということであれば結論ははっきりしている。
速やかに辞任すべき。アベットラーも「お友達」としてかばっているようでは救いようがない。

2017.03.14

先月末で会社の門の手前にあったパン屋が閉店した。
私が入社したときには既に店があったし、子供の頃近所に住んでいたという人も「昔からあった」と言っていたから50年くらい前から開いていたと思われる。
独身寮にいた頃、寝坊して朝食を抜いて出勤するときに私はこのパン屋で手作りサンドイッチを買い、仕事前に食べることがあった。まだコンビにもなかった時代だから安くてそこそこボリュームがあった。
しかし度重なる会社のリストラで社員は減り、阪神大震災で会社近くの住宅も被害を蒙って住民の数も減った。商店街もさびれるばかり。そして決定的なのはコンビニの進出である。
これで売り上げは激減したのだろう。また店主も高齢になり、後継者もいなくて店番は店主一人だったから閉店は時間の問題だった。
どこでも見られる現象だが、個人商店が並ぶ商店街はスーパーやコンビニに押されてシャッターが閉まったままになり、まさに「シャッター街」と化した。
時代が変わっていくことは避けられないが、日本のように大企業が中小企業を猛烈な勢いで淘汰していく、その縮図のようなパン屋の閉店に、自分自身も年老いていく一種の寂しさが漂う。

2017.03.13

3月中旬で次第に気温が上昇してきて、帽子を脱ぎ、ファンヒーターも丸1日起動しないことがある。但しパッチはこむら返りが怖くてまだ脱ぎきれない。
昨日書いた残業規制の問題、経団連と連合が「100時間以下」と「100時間未満」とで対立していたようだが、両者とも労働者の健康のことはそっちのけで議論している。
しかもここにアベットラーが出てきて「100時間未満」の「裁定」を出したという。
しかも彼は「労働基準法70年の中で歴史的な大改革だ」といっているようだが、これが「働き方改革」の本質なのだろう。要するにあくまで企業側に無理な要求をしないというコンセプトなのである。
自殺した高橋まつりさんは墓の下から怒りの声を上げているだろう。「私の死を無駄にしないで!」

2017.03.12

昨日は書ききれなかったことに触れる。
突如として南スーダンに派遣している自衛隊の撤収が決まった。政府は任務が終了するためとしているが、どう考えても駆けつけ警護の屁理屈が持たないことが明らかになったためだろう。日報を隠そうとしたができずに「戦闘」の文字がばれ、「憲法違反になるから戦闘の言葉は使わない」などというイナダットラーの妄言は通用するはずもない。
これを続けていると野党に突っ込まれて立ち往生し、予算も他の法律も成立させられない可能性が出てきたので派遣を中止することにしたのだろう。
ただ撤収も要注意。常識的に敗戦のときの撤退は難しいと言われる。敵の追撃に持ちこたえる必要があるからだ。今回の場合戦闘経験のない自衛隊員が持ちこたえるかどうかはわからない。そもそも派遣に無理があったのだから。それと5月までといわず、すぐに引き上げたほうが無難である。
一方、森友問題で蓮池が開校の申請を取り下げたのも、どこかから圧力がかかったのではないか。こちらも他の法案の成立の障害になるからである。
「他の法律」と書いたが、それは「共謀罪」と残業「規制」法案である。
「共謀罪」はテロ対策を口実に戦前の治安維持法と同様の内容である。誰かが打ち合わせをしただけで罪に問われるもので、テロに限定しないことも明言しているし、さらにそのことを判断するのは警察に任せるというものである。
実はこの実験例という事件が裁判になっている。「倉敷民商事件」といわれるもので、民商の事務員が会員企業から頼まれてデータの入力をしたことが税理士しかできない会計計算をやったとして逮捕起訴されたものである。このとき女性被疑者の拘留は428日に及んだ。彼女は今も弁護士以外の人間との接触を禁じられている。
ここには警察が屁理屈をつけて逮捕・拘留を勝手にできるかどうかの実験をやっているとしか考えられないのである。
「共謀罪」はまさにこの種類の逮捕・拘留をでっちあげることを可能にするものである。
もうひとつの政府が急ぐ法案は残業時間規制である。
とにかく財界のいいなりに残業を一ヶ月最大100時間にする(現在の36協定では時間の規定はない)ことを法律として通す必要がある。現在の厚労省の通達では体調がおかしくなる月45時間に制限すべしとしているが、過労死ラインの80時間さえも超えるものに法律で定めようというのである。改悪もはなはだしい。
以上のように、自衛隊撤収も森友問題も野党の追及を逃れるための方便として使われようとしているのである。

2017.03.11

6年目の3.11が来た。
阪神大震災に比べて復興の速度が極めて遅い気がする。ひとつは消費税増税、もうひとつは原発問題の解決がまったく進まないことにあると考える。
未曾有の規模の災害の後始末や復興事業のために資材や人件費の高騰があり、入札をしても予算に収まらなくて不成立というのが続いた。そこへ増税では復興の速度が落ちる。それを知りつつも当時の民主党政府と野党の自民・公明が一緒になって強行したのである。
福島事故は福島県に大きな打撃を与えた。それは国内での風評被害、子供たちに対するいじめのみならず、例えば台湾が福島県産の食料湯s乳を禁止しているように、海外でもいわれのない差別を生み出した。
ここには原発事故による放射能汚染を防げなかっただけでなく、その後の対策も不十分なために未だに帰宅ができないという、政府・東電の不誠実な対応が反映している。あまつさえ事故の教訓も得られないまま原発再稼動をするのでは誰も信頼しない。
そうした福島の復興の遅れは当然他の被災権の経済活動にも間接的に影響する。
にもかかわらず、自公政権はあたかも復興は終わったかのように被災者支援を次々と縮小している。だから本当の復興はさらに遅れるのである。

2017.03.10

森友の問題は学校開設の申請を取り下げることで決着させようとしている。これで参考人招致もなくなり、口利きをした政治家への追及が避けられると見ているようだ。だが何故破格の金額で国有地を売ったのかの原因は何も解明されていない。
籠池は、いろんなことを暴露された責任をマスコミになすりつけるとともに、自らの「教育」方針は間違っていないと居直っている。要するに問題を起こしたことの反省はまったくない。
今後、国は土地を売ったときの価格で買い取ると言っているし、建設した校舎の支払い15億円はすべてパァになるから、籠池は借金地獄に陥るはずである。そもそも籠池が何十億円の自己資金を持っていたとは思えないから、どこかから借金をしていたはずで、そうなると融資元が籠池に金を出した理由の疑惑も出てくるだろう。
少なくとも「洗脳」学校の設立だけは避けられたが、こうした資金の流れの疑惑は消えるどころかますます不可解になっていく。

2017.03.09

森友と北朝鮮の話は、劇的な変化があるまで一旦中断する。
森友のでたらめ書類は次々と出てくるので不許可が99%確定した。
北朝鮮は国連に対して徹底して背を向ける構図はしばらく続く。自分で自分の首を絞める結果がどうなるかはしばらく様子見とする。
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仕事の方は決算が視野に入ってきたので、残っているのは何か整理中である。
残っているのは輸出が3件、輸入が1件、その他国内が数件。本当は輸出でさらに2件発生しそうなのだが、これは来期の出荷で計上されているので意図的に遅らせることにした。変更手続きが面倒くさいからである。
今欧州では北側の港を中心に貨物があふれて捌けない現象が起こっている。
原因は船会社がコスト削減で便数を減らしていること、水位が下がってハンブルグなどの川の上流にある港に大量の貨物を積んだ船が入れなくなっているためである。
私も欧州から出荷する予定の貨物があったのだが、地中海からなので被害は出ていない。
今は造船、海運不況で関係業界が苦しんでいる。そのため、三菱重工は火事で大損害を蒙ったこともあって客船の製造から撤退。また日本の大手海運会社、商船三井、川崎汽船、日本郵船が4月から不況カルテルを組む。この業界は約10年周期好不況を繰り返すのである。

2017.03.08:

今日も再び森友学園と北朝鮮の話に触れる。
森友学園:
総事業費の「二重帳簿」の次に出てきたのが経歴詐称。この次は何が出てくるのか楽しみ(?)である。
籠池がでたらめの書類を作り、議員を篭絡してでも学校を始めたかったのは、どうやら幼稚園の経営が苦しくなったので資金を溜めるのが目的だったとの話も出ている。しかし実態がとても教育とは思えない「洗脳」だから子供は集まらない。日本会議の「先生方」に推薦してもらえば何とかなると考えたのかもしれないが、戦前の亡霊を呼び出すような軍隊式を取り入れても今の父兄が付いてくるわけがない。しかも今回の問題が明るみになっては皆逃げるだろう。もはや彼の野望は断たれたといっていい。
参考人招致について、遂に松井大阪府知事も賛意を示した。JNNの国民アンケートでも70%以上が参考人招致に賛成である。自民党が拒否を続ければやましいところがあるのだろうと勘ぐられるのは避けられない。
北朝鮮:
国連安保理で北朝鮮非難の声明が出た。それでも北朝鮮は居直っている。ここは徹底的な制裁、完全な兵糧作戦で封じ込めないと解決しないだろう。
ところでマレーシアに北朝鮮の出稼ぎ労働者がたくさんいることを今回初めて知ったが、そもそも北朝鮮と国交がある国は多く、むしろ日本のように断絶している国はわずかだということがわかった。だから制裁決議が出ても「わが国には影響なし」というところが多いという。
つまり北朝鮮との大使交換をしても損も得もないのである。制裁といってもやることもない。北朝鮮は、これを批判する国が少ないと勘違いしている気がしてならない。もしすべての国が国交断絶にすれば、さすがの三代目もあわてるだろう。これまで国連の制裁決議などについて「アメリカの手先として動いた」という居直りができなくなるはずである。
それから、在日米軍が標的だといわれている問題について、最も恐れているのは沖縄県民である。彼らが最も危惧するのは沖縄が再び戦争のスケープゴートにされることである。

2017.03.07:

今日も森友学園と北朝鮮の話に触れる。
森友学園は総事業費のことで二枚舌を使っていたことが明らかになった。
国に対しては21.8億円として多額の補助金をもらい、大阪府には7.5億円との計画書を出して2年程度で黒字化できるとしていたのである。森友側は貰いすぎた補助金を返すとしているが、暴露されなければそのままになっていた可能性がある。府知事は「補助金詐欺なら刑事事件」と語っており、もはや開校の認可は不可能である。残る教育長の決定があるが、逆転許可はもはやあるまい。
ところで籠池の国会参考人招致では自民が徹底して拒否。後ろめたいのがぞろぞろいるはずだからさもありなん。だが、維新の会が参考人招致に賛成するとしているから、自民はいよいよ窮地に追い込まれる。公明は創価学会とは関係のない話だから知らん顔である。
さて、北朝鮮の問題。
北朝鮮は国内にいるマレーシア人の出国を一時停止すると発表した。「キム・ジョンナム氏が殺害された事件が公正に解決され、マレーシアにいる北朝鮮の外交官と国民の安全が完全に担保されるまでの措置」としているが、北朝鮮に都合のいい解決などマレーシアがするわけもないから実質的な人質である。
これを知ったマレーシアも対抗措置として北朝鮮国民を出国禁止にした。
専門家によると北朝鮮の行為は国際人権条約違反。ただ、マレーシアの対抗措置はOKで、喧嘩を売ったほうが負けらしい。
さらに恐ろしいのは昨日の4発のミサイルは「在日アメリカ軍を攻撃する発射訓練」と発表したこと。
これについては国連尾安保理事会が緊急招集されるようだが、事前の交渉もなしの一方的な宣戦布告に等しいから、これも国連憲章違反である。これを許せば国連そのものが解体の危機に陥る。「そんなこと俺の知ったことか」となれば北朝鮮は国連から除名される可能性はある。ただ、除名しても効果は期待薄だろうから、アメリカが標的として指名されたことから北朝鮮を攻撃する、その可能性のほうが高い気がする。
しかしもしそうなれば、中ロが北朝鮮側に付くかどうかが世界大戦に発展するかどうかの鍵になる。もっともそこまでエスカレートするかどうかの材料を私は持ち合わせていない。北朝鮮は罪のないマレーシア人を人質に取っているのだから。

2017.03.06:

北朝鮮は今日も4発のミサイルをぶっぱなした。米韓軍事演習を始め、四面楚歌になっていることへの苛立ちからか、やけくそになっている感じがする。しかし「ならぬことはならぬ」。いくらいきんでも周囲は振り向いてくれないのである。
今日も職場の同僚が、「在マレーシアの大使はさぞかし辛いだろう。本音を言ったら帰国後に処刑されるだろうから」と言った。確かに納得できる背景である。
さて、森友学園問題、アベットラーは相変わらず政治家の関与を否定し、調査することについては顔色を変えて反対している。こういう態度ではますます疑念が強くなる。
今日の動きとして、大阪府は虚偽の運営に関する説明が森友側からあったことについて「精査する」とした。これで4月開校がほぼ消えた。小学校卒業生の推薦入学を愛知県の中学校が受け入れてくれるというのが真っ赤な嘘で、中学校は完全に否定した。こんなすぐにばれる嘘をついた籠池の神経は計りかねる。4月開校をあせっていたにしてはあまりに稚拙な嘘である。
それはともかく、籠池は鴻池議員や大阪府議だけでなく、日本会議のコネを通じて複数の議員を工作しようとしていたことが容易に読み取れる。そうでなければ超安値で国有地を買ったり、学校設置の基準を下げたりできるわけがない。
鴻池議員は籠池に玄関払いを食わせたから正々堂々といきさつを語ることができたが、逆に金を受け取った議員は正直に語ることができないはず。そう考えると、アベットラー自身も金を受け取ったひとりではないかとの疑問が生じる。そうでないとあんなにむきになる態度の原因が説明できない。また自分自身でなくても誰が鼻薬を嗅がされたか知っているのだろう。
まだタレコミはないが、もし籠池に利益供与をしたことが明らかになれば、その瞬間に安倍政権は崩壊する。

2017.03.05:

予想したとおり、マレーシアと北朝鮮との関係はもはや後戻りのできない関係になった。マレーシアは大使をペルソナノングラータ(ラテン語のpersona non grataで、好ましくない人物を意味する)として国外追放を通告した。また北朝鮮国民のビザなし渡航も停止した。いずれ正式な国交断絶の通告が出るだろう。
もちろんすべての原因は北朝鮮にある。捜査に協力せず、マレーシア政府を批判し続けたことが逆鱗に触れたのである。
北朝鮮はますます孤立する。中国が今年末までの石炭輸入を停止したことともあいまって、北朝鮮に対して腰が引ける例が増えるだろう。核実験、ミサイル発射を好意的に見る国はない。国連で中国とロシアが北朝鮮制裁決議に拒否権を発動するのは孤立させるなということであって、北朝鮮の行為に賛成しているわけではない。
既に北朝鮮国内には金正男暗殺のニュースが口コミで流れているという。これによって国民は恐怖に感じるだろう。少しでも政権に逆らうようなことを言えば殺されるかも知れないという恐怖が先に立つからである。だからといって暗殺は当然とすることにも組みしないに違いない。まるで日本の戦前の治安維持法が敷かれていた時代と同じである。

2017.03.04:

突如として親友Oとの飲み会。私が誘ったのだが、まさか今日になるとは。来週以降は都合が悪いという彼の都合でそうなってしまった。
話題はもちろん右傾化する内外の情勢が中心だが、身近なところでは迫り来る現役引退と人生の終焉。
それで気がついたのだが、このまま右傾化して子供が戦場に送られるのがいいのか、それともアベットラーの野望を食い止めるかの岐路にさしかかっているということである。
もちろん後者がいいに決まっているのだが、私に何ができるのか、自問自答することになるだろう。

2017.03.03:

今日も仕事はドタバタ。
私の仕事はアフターサービス、修理部品やサービスマンの手配だから、短時間で処理する仕事が数多くある。何年もかけてひとつの工場建設を行うものとは違って、色々な話が同時に頭の中を飛び交うのである。
残念ながら私の頭は聖徳太子でもないし、パケットに分割してネットに流すCPUでもないから、ひとつずつ順に処理するしかない。だから時間を置かないというのが私の生活の知恵である。例えば今朝4通のメールが入っていずれも回答を要求している件では、今朝9時頃までに順に返信を書いて終わらせるというやり方をする。時間を置かない。終わったら時間のかかる別の仕事をこなす、こういう具合である。
幸いにしてまだ脳はまともに動くから問題はない。遅れが目立つようになれば引退するしかない。しかし問題は脳よりも足の方がガタが来ているから困ったものである。
今月末で私より1歳年下の女性が退職する。彼女はだいぶ疲れてきたようで、1年間体を休めてから次のことを考えるそうである。
年上が先に辞めるのは違和感がないが、年下が先となるとどうしても変な感じがする。もちろん人によって体調のばらつきがあるからやむをえないのだが、いざサバイバルレースみたいになると、一体自分はどこでギブアップすることになるのかと、妙に並走している人のことが気になるのである。

2017.03.02:

森友学園・籠池の話はどうやらエスカレートしそうである。
きっかけは共産党の小池議員が自民党の鴻池議員と籠池との面会記録を暴露したことだが、籠池は札束と思われるものを鴻池議員に渡そうとして突っ返されたとのこと。このあたりのやりとりはリアリティーがあると私は見ている。つまり籠池が札束を用意していたことも、突っ返されたことの両方はほぼ事実だろうということである。
また籠池議員は、札束を渡したら何とかしてくれるだろうと見られていることを自分が情けないとも語っている。
こうなると籠池は日本会議のつながりを通じて多くの自民党議員に働きかけていることが想像できる。
状況証拠としては国有地の売却金額が以上に安かった、安く見積もるよう国交省が根拠をでっちあげさせらたというストーリーが見えてくる。
一方で学校の認可を仕切る大阪府にも籠池はアプローチして、認可基準を引き下げることに成功した。だがゴミの保管とかの違法行為が見えてきたり、ずさんな学校の財政が見えてきたのでは黙っているわけにもいかない。だから苦肉の策として開校の許可の決定を1年遅らせる方向で動いている。
ともあれ籠池は、鴻池議員が語っているように「教育者としてふさわしくない」人物であることははっきりしたようだ。

2017.03.01:

今日はいわゆる「ビキニデー」。
1954年3月1日、焼津港所属の大型漁船「第五福龍丸」が、アメリカがビキニ環礁で行った水爆実験による死の灰を浴びた。乗組員全員が被爆し、その中で無線長の久保山愛吉氏は役半年後に亡くなった。
この衝撃的事件は世界の反核運動を鼓舞した。以来毎年この日には集会が開かれる。
「第五福龍丸」はその後水産大学の練習船に改造されるが、やがて廃船になって東京の夢の島の隣の埋め立て地に捨てられた。それを東京都の職員が見つけたのをきっかけに保存運動が起こり、現在は夢の島公園の保存館に展示されている。
廃船になった船体からはエンジンが抜き取られて貨物船に使われたが沈没。これも引き上げられて保存館に置かれている。
広島・長崎の原爆だけでなく、再び核兵器による被爆者を出したことは永久に記録されるべきである。久保山氏は「被爆者は私を最後にしてほしい」と語った。