悪餓鬼日記帖:なにぃ、文句あっか!

15.03


2015.03.31:

今月は長く感じた。
3.11を始め、職場の引越し、プーチンの核兵器準備、オウム20年、イエメン不安定化、そしてアベットラーの「我が軍」発言と沖縄イジメ。
いずれも今後の日本・世界にとって重要な話で、選択を間違えると第3次大戦に火種になりかねない側面を持っている。
本当はそれらの問題を一刻も早く解決する必要があるのだが、表面上は年度変わりの節目。
明日は同じスーツを着た新入社員の群れが電車の中でウロウロするだろう。

2015.03.30:

アベットラーはえげつない発言を反省する気も訂正する気もないことががわった。
「考えは変わらないが、国会で口にすることはやめる」
何という厚顔無恥だろう。
どこまでも戦争がやりたいのである。
アベットラーの戦争推進の方針について、昨日の「時事放談」では野中、古賀の両自民長老が嘆いていた。特に戦後70年築いてきた平和主義をひっくり返すのは辛くてたまらない、戦死した人達に申し訳ないという趣旨であった。また、長老などにアベットラーを諌める人物が出て来いとも発言していた。
公明党も一緒になって戦争推進する現在の与党勢力には、政治の場から去ってもらわないと日本は良くならない。

2015.03.29:

アベットラーがわが国を積極的に戦争に巻き込む国にしようという発言をあからさまに口にした。
国会での答弁ではっきりと自衛隊を「我が軍」と呼んだのである。しかも官房長官がその発言を肯定的に擁護した。海外では自衛隊を軍隊と呼んでいるから問題ない、との趣旨である。
もはやアベットラーは万死に値する。
第一次内閣のアベットラー自身も、またそれまでの歴代内閣も自衛隊は軍隊ではないとしてきた。そのときの理由は自衛隊は専守防衛の組織だからとしてきた。つまり海外から軍隊とみなされてきた事実を、これまで否定してきたのに今度は肯定するための理由と、180度逆転させたのである。
本気で憲法を改悪して日本を戦争をする国に変えようという意図は明らかで、もはや彼には日本を平和国家として維持する気持ちは全くない。こんな人物を首相に据える理由はもはやないのである。

2015.03.28:

昨夜は管理職の一人が定年退職、派遣の女性一人が退職ということで送別会。管理職は私と同世代だから、いずれは私も・・・と考えると何となく寂しい。
ドイツのジャーマンウィングズ航空の墜落事故、原因は副操縦士の道連れ自殺が濃厚になった。
ドイツ警察は自宅で破られた診断書を見つけたという。
パイロットの自殺は皆無ではないようだ。病的なものが原因かはあいまいなところが多いが、道連れ自殺については、欧米では衝撃的に受け止められている。キリスト教の考え方では、人間の命は神から与えられたもので召されるまでは大切に扱わないといけないと教育されるからである。
宗教は違うが、日本でも精神的に病んでいたJALの機長が羽田空港に着陸寸前にエンジンを逆噴射させて墜落、死傷者を出す事故があった。
今回の事故の詳細な調査結果はいずれ明らかになるだろうが、乗客にとっては全くの災難。また問題のひとつに、ハイジャック対策として操縦室の鍵が内側からロックできる構造についても再検討されるだろう。

2015.03.26:

イエメンが大変なことになっている。
「アラブの春」がイエメンにも及び、前大統領が辞任して以降、国内情勢は不安定になったが、最近はシーア派の武装過激派「フーシ」が席巻して内戦状態だとされている。
その結果、首都サヌアにある各国の大使館は閉鎖、日本の外務省も日本人の退避命令を出している。そして今日になってサウジが軍事介入、戦闘機がフーシの拠点を攻撃したという。また、最新のロイター電によれば主要な港は閉鎖されたと。
イエメンがここまでひどいことになるとは思わなかった。
実は私の仕事でイエメンからの注文が小額ながらもある。しかも今日、イエメン行きの貨物が神戸港を出た。どの船会社からもまだ受付中止のアナウンスは出ていない。だから貨物を出した。ウチの営業もイエメンとの通信は途絶えていないとのこと。
貨物の代金は前金で貰っているので実害はない。しかし今後は取引がなくなってしまうかもしれない。
それはともかく、イスラム国のように無辜の市民が虐殺されるような事態にならないことを祈るばかりである。

2015.03.25:

おとといの話、実は新入社員が出来上がった書類を客に送ってコメントをもらうつもりだと言っていた。
しかし私は止めた。何故か。
船積書類を提出する先は銀行であり、その見返りとして銀行から代金を貰う。直接客からではない。これが信用状の基本システムである。もし事前に客に見せたらあれこれコメントをつけてくるから、内容によっては信用状の要求と食い違って、客と銀行との板ばさみになる。だからそれを防ぐにはチェックさせないこと、なのである。
案の定、先手を打ったように客から船積書類を事前に見せろと言ってきた。その中にとんでもない1項が入っていた。信用状の要求として船会社から船荷証券とは別に、船会社の宣誓書のような一筆を出す必要があったのだが、客は「後で銀行を説得するから不要」と言い出したのである。
しかしそれは出来ない。銀行から金がもらえなくなる。
本当に不要と言うのなら、客が銀行に対して信用状の訂正要求(AMEND)を出さないといけない。こんなことを言う客は信用状の怖さを知らないのである。だが船の出港は4月早々であるから訂正要求を出しても銀行がそれを反映するには時間がかかるのでまず間に合わない。
私の予想は図星になった。
新入社員からは、客に対して「完成した船積書類は後で送る」とだけ返信メールを書いた。暗に「無視する」という言葉が込められている。とりあえずは危機を逃れた。

2015.03.24:

沖縄では県と政府とがのっぴきならない関係になっている。
辺野古の埋め立て問題で県が防衛施設庁に工事の中止を要求したのに対し、政府は法的手段も使って強行するつもりである。官房長官も強硬姿勢を公言してはばからない。
こうなると互いに後へは引けなることは明らか。
ではそれで何かが解決するかと言えばそれはないだろう。さすれば辺野古の工事は進まない。しかしもし政府が警察などを使って力でねじ伏せることをすれば流血事件になることも考えられる。
そうなったら誰が責任を取るのか?
これまでも政府は何一つ沖縄の声を聞かなかった。ひたすらアメリカの言いなりに基地の強化を進め、わずかでも譲ることは一切しなかった。そのことを考えれば、新しい沖縄知事を選んだ県民の声をこれ以上無視し続ける政府に理はない。
徹頭徹尾問答無用というのは民主主義の否定でしかない。

2015.03.23:

最近営業に途中入社の社員が入った。
これまで商社に勤めたことがあり、船積書類も作ったことがあるというので、早速中東向の輸出書類を作らせてみた。
残念ながら採点は50点以下。一番の基本は信用状に書いてあるままの記述をしないといけないのだが、まったく見ていない。
銀行は船積書類のミスをあげつらうことに注力している。「これでは金は払えない」ということを武器に、「間違っていても迷惑をかけません」という念書を荷主に書かせて、その保証料をむしりとるのである。よってコンマやピリオドひとつでも間違えるわけにはいかない。
彼はそのことを全く知らなかった。本当に船積書類を書いたことがあるのか極めて疑わしい。
他に原産地証明の書き方でもミスが多かった。
近頃私にはこういう新人教育の役目が回ってくることが多い。

2015.03.22:

最近小型テレビが品薄になっているという。
原因は言うまでもなくアナログ放送の完全消滅。表向きは2012年で電波そのものは完全デジタル化したが、CATVなどではデジアナ変換でアナログ放送を続けることが許されたため、多くの受像機が生き残った。
しかしこの3月末でそれも終了。よってコンバーターかデジタル受像機を買うしかなくなったのである。それがデジタル受像機の需要増を生み出した、そういうことである。
我が家は昨年アナログ受像機の調子が悪くなったのを機にデジタルを買った。もちろんこの日が来るのを見越してのことである。
私は家電機器を10年以上持たせることに努力する。おかしくなったら自分で修理することを第一に考える。「組み立てたのだから分解できる」というコンセプトに基づく。もっとも最近はケースをモールドしたり、部品代が新品並みの価格にしてあったりと、アフターサービスが悪くなる傾向が強い。
また競争から新製品を次々と出すこともある。PCはその典型で、機器としての寿命よりも技術的陳腐化がはるかに早く、よって5年程度で交換が必要になる。
そういえばマイクロソフトはこの夏にもWidows10をリリースするとの話が出ている。

2015.03.20:

オウムの犯行による地下鉄サリン事件から今日で20年。
阪神大震災直後だったから今も記憶に残るが、直感したのは、何のための無差別テロ?という疑問だった。
後にオウムの犯行だと判明したが、この時もオウムは宗教団体ではないと直感した。
今にして思えば、アルカイダもイスラム国も宗教を隠れ蓑にすることによってテロを正当化する方法を、オウムから学んだと言えなくもない。
当時の実行犯はすべて逮捕され、「教祖」麻原彰晃は死刑判決を受けるなど、一定の区切りはついた、しかし彼が何を意図していたのかは一切語らないために依然闇の中である。しかもオウム残党は健在で、「信者」も増えているという。
同時に若者にある、格差社会が生み出す疎外感、挫折感を、オウムなどに求める根源は全く消えていない。
20年を迎えて、オウムが残した負の遺産を清算するまでにはまだ時間がかかりそうだ。

2015.03.19:

だいぶ気温が上がってきた。
実は今週初めからパッチを脱いだ。ファンヒータも最低温度にしていたが、今夜は消している。いよいよ春の到来か。
桜の開花前線はまだ聞かないが、もうすぐ高知での開花宣言が出る頃である。
大学や高校では既に休みモード。朝の電車には夜行バスでディズニーランドから帰ってきたと思われる若い女性の姿がちらほら。
今月末までは通勤電車の空席を見ることができる。

2015.03.18:

船の予約はほぼ終わったが、これからは船積書類を営業に作らせ、それをチェックする仕事で忙しくなる。
特にその中で気を使うのは原産地証明。一字一句、ミススペルも許されない。商議所の担当者は非常にうるさいのである。しかもその後には一部の国の領事館の裏書が必要になる。「一部」とは主に中近東である。
ご存知のように中近東の多くの国はイスラエルと敵対関係にあるが、船積される製品や申請企業がイスラエルと関係を持っているかどうかをチェックする。領事はそれらのブラックリストを持っているのである。
問題なければ原産地証明の裏にその国の印紙(有料)を貼り、その上に領事のスタンプとサインがもらえる。
出来上がった原産地証明は客先に郵送し、その国で輸入するときに税関に提出するのである。
この手続きは輸入国にとっても煩雑になるから、サウジアラビアは数年前に領事の裏書を廃止した。世界的にも廃止の方向にある。その中で不思議なのはギリシャが裏書の制度をまだ廃止していないこと。EUに加盟して自由貿易が基本のはずだが理由はわからない。

2015.03.17:

決算もそろそろ最終決定の時期。船積が何本か待っているが、いくつかは営業の依頼で決算にしないため、わざと出航が4月になるように予約する。
しかし船積時期は別として、梱包だけは何とか今週中に完成させる。残りは後2個。終わるまではあわただしい日が続く。

2015.03.16:

驚くべきニュースが流れた。
ロシアのプーチン大統領がTV番組で、昨年のクリミアのロシア併合のときに核兵器の準備をしていたと言うのである。
何という判断の軽さであることか。しかもカメラの前でそれを平気な顔でしゃべる神経にはもはや言葉が出ない。
その昔、旧ソ連のミサイルがキューバに配備されたことを巡って米ソが一触即発の状態になったとき、当時のケネディ米大統領とフルシチョフソ連首相が核ミサイル発射を避けようとしたことに比べ、プーチンの安易な発想には背筋が冷たくなる。
広島・長崎の核兵器使用から70年、世界中の人達が核兵器の廃絶に努力してきたことを理解せず、また理解できない、理解しようともしないプーチンは指導者としての資質の欠けると断言せざるを得ない。
彼は戦後生まれだが、子供の頃はソ連時代の教育を引きずっていたとはいえ、国際舞台で何が行われているかは良く知っているはずである。しかしクリミアをウクライナ共和国の憲法を無視してまで強権で併合してきた。それを批判されると核兵器を使ってまで持論に固執しようとするのでは、救いようがない。
ロシア国民がどう考えるかはわからないが、こんな人物を大統領の座に据えていることは、ロシアのみならず世界の恥である。

2015.03.15:

息子が花粉症で苦しんでいる。去年から急に症状が出始めた。
子供から大人へと、体質が変わってきたのかもしれない。
私の場合は20代ではあまり変化せず、30代から少しずつ筋力が衰えると同時に血糖値が上昇、40代で急に喘息を患った。そして50代から今度は目、歯、耳などがの廊下が顕著になり、60代で遂には歩くことに支障が出始めたのである。
世間でよく「厄年」ということを言われるが、科学的な知識を持たなかった昔の人は、体質の変化、特に老化とか病気にかかることを、「厄」という言葉でしか表現できなかったのだろう。

2015.03.14:

いつもの通院だが、いつもより混んでいた。来週が祝日で休みのためと思われる。
血液検査の数値は特記すべきこともなかった。
夜は親友Oと飲んだ。今日はそれだけ。
「西部戦線異状なし。極めて平穏」

2015.03.13:

一日休んだだけで書類とメールがてんこ盛り。
しかも決算が迫っているので、塀の内側か外側かどちらに落とすのかを仕分けするのに汗だく。一部悩ましいものがあり、それらは来週初めにまで結論を持ち越した。
沖縄辺野古の基地問題で、政府がまたもや強健発動した。もちろん知事以下県民は猛反発。
こうしたことが繰り返されるならば、県民は政府を見限って独立の方向へ舵を切ることも考えられる。
もちろん今は経済的な自立の問題などがあるので一気にやれる情勢ではない。しかし戦前からもずっと差別的待遇を受け、スケープゴート扱いをされてきた沖縄の人達は、一度は本土復帰を望んで実現はしたものの、基地問題だけは何一つ改善されていないのである。しかも日本政府はアメリカにダメ元の要求すらしない。この状態を解決しようと新しい知事を選んだのだが、政府は一切無視である。
翁長知事は元沖縄自民党の幹部。その人間すらを足蹴にする現政府は日本を代表する資格があるのかと問いたい。

2015.03.12:

今日は息子の誕生日。少しだけ祝ってやった。
実は息子との共同生活、すなわち元ヨメと別居を始めてからもうすぐ10年になる。もちろんその後離婚したが、その頃既に結婚生活は破綻していたのである。
別居当初は私自身も不安だったが、息子もかなり精神的な不安定さを抱えていて、少しの間だが不登校になった。私はもちろん大人だし覚悟を決めていたから、家事全般もこなす兼業主夫として緊張した生活を送っていた。それが故に酒で紛らすことも多かった。
そうした時代のことを息子に聞いたら、彼もしんどかったとの感想である。
ということで、息子も私も一区切りが付いたようである。

2015.03.11:

4年目の3.11である。今年も黙祷を忘れてしまった。
1.17は朝食の時間だから外しようがないが、3.11は仕事でしゃかりきになっている時間。しかもウチの会社は社内で対応が分かれていて、本社関連は黙祷するが私のいる工場・事務所は黙祷放送はしないのである。
これまでも書いてきたが、安倍内閣は被災地に対しても冷たい。
今日の追悼式で首相が言う「健康・生活支援、心のケアも含め、さらに復興を加速していく」とは口先だけで、11日を前にしての報道各社のインタビューで宮沢復興相は「2015年以降の復興事業を国が全額負担するのは難しい」と述べているのである。
これに対して宮城県知事や仙台市長が反発している。
復興については以前から政府は消極的である。手始めは消費税増税。単に消費の落ち込みだけでなく、被災地の復興の足を引っ張ると指摘されていたにもかかわらず強行した。
次は財源になる復興特別税を法人に対してだけ先行してやめた。復興相の発言にもあるように財源が不足するのを被災地に押し付けるやり方は許せない。対個人分もやめろとは言わない。法人にだけ甘いことに腹が立つのである。
これからも復興の費用や、そして原発の除染、廃炉に向けての対策費用が発生する。そのことに目をそらせてあたかも復興が一路進んでいるような嘘をつく安倍内閣のやり口は批判されて当然なのである。

2015.03.10:

ある人に言わせると、日本が本格的戦争をやろうとすると今の装備では決定的に不足していると。不足した分を補うためには膨大な費用がかかり、そのための予算を積むとなると今以上ののっぴきならない借金を抱えることになるだろうと論じている。
現在の日本の財政赤字はGDPの230%、ギリシャの160%の比ではない。
ただ、日本の場合は別に大きな資産を持っているので大騒ぎになっていないだけである。
しかしなけなしの資産を使って軍事費につぎ込んだら本当に純債務だけが残ってあっという間に日本の信用は落ちるだろう。戦前の日本はまさにそのような軍事予算を組んで、国民には窮乏生活を強いたのである。
軍事費の性格として、以前も書いたことがあるが、再生産にはまったくつながらない。新幹線や高速道路は、たとえ不採算であっても、利用客からの料金収入があるのでまったくの無駄にはならない。しかし軍事費に金を使っても、弾薬の使用や耐用年数が尽きた装備を廃棄するしかない。戦争では人間を殺し、街を破壊し、これまた浪費の限りを尽くす。さらにこの浪費は戦時だけでなく、訓練などによっても行われる。
アメリカは今でも予算に占める軍事費の比率が高いから、年中財政が苦しいのである。
だから軍事費を増やすようなことはしてはならない。日本は戦前の反省から軍備を捨てて、平和路線の元で経済の発展を遂げたのである。
今日は東京大空襲から70年。我々は戦争から多くのことを学んできたはず。

2015.03.09:

東南アジアの某国。時々注文を貰う注文主との間に入るその国の商社は退役軍人が経営する会社である。
それでしばしば書類や小さな部品を宅急便で送るのだが、困っているのは送り先の担当者は軍隊から退いているのに今も平然と軍隊の肩書きを付けて名乗ること。
一般の人で英語の軍隊の肩書きをどう書くかを知っている人は少ないが、私はどこで覚えたかを忘れたものの見ればわかる。
それにしても、何のためらいもなく階級をひけらかす神経にはあきれる。
何も知らない一般人、特に宅急便業者の目に触れるのは憚られるため、私はいつも相手先の肩書き抜きで送ることにしている。

2015.03.08:

息子のバイトは、文句も言わず、1ヶ月を過ぎた。
ただひとつだけ気になるのが勤務シフトで、彼は専ら夜勤組、閉店の23時までになっていること。
時間的には何の制限もないから、主婦のように昼間だけのパートとちがって何でもあり。必然的に他人がいやがる時間帯になる。
私として気になるのは、食事は「午前様」になるのでヘビーなメニューは作れない。ボリュームは少なめ、ましてや丼物は米が水分を吸ってべとべとになるからこれもご法度。
加えて深夜の食事は胃腸や肝臓に負担をかけるから一生続けるものではない。
息子には一言、問題を説明してあるが、体を壊す前に気付くかどうか・・・親の心配は尽きない。

2015.03.07:

今日は時々小雨が降るうっとおしい一日。洗濯物は室内で乾かすしかない。
3.11が近づいてきて、マスコミは特集を組むことが多くなった。
だが福島原発事故を掘り下げることは少ない。政府と東電の隠蔽体質が大きな原因だが、陰に陽に圧力がかかっているのかもしれない。
とにかく事故を小さく見せること、あたかも放射能漏れは減ったように見せかけることに全力を挙げているとしか考えられない。しかし最近になって相当量の汚染水が生みに流れたことがわかって、漁業者などは怒り心頭である。
福島事故の原因も対策もあいまいなまま原発再稼動がごり押しされようとしていることに、国民は不安と怒りが止まらない。それにしてもはっきりしているのは、立地自治体だけが再稼動を容認し、周辺自治体はこぞって反対していること。
結局は立地自治体の首長や議会の保守派が、住民の安全よりも政府や電力会社からもらえる金の方を大切に考えていることを如実にあらわしているのだろう。周辺自治体は1銭ももらえず、避難計画だけを作らされるのだから、その落差は大きい。
震災からの復興をもっと加速させないといけないのだが、アベットラーは財界・大企業のために原発再稼動に熱心だし、自衛隊の海外派兵、ゆくゆくは憲法を変えて戦争をする国にすることばかりに注力している。

2015.03.06:

引越し準備で午後はドタバタ。
それでもフロアーの移動だけでもあるし、サイドのキャビネットにはキャスターが付いているので中身を取り出す必要がない。
机の上にある書類だけはダンボールに入れ、PCのケーブルを外したら準備完了。
実際の机などの移動は週末2日間で引越し業者がやってくれる。
ところで日本のオフィスは大部屋に多くの机を並べるのが普通。このスタイルのルーツは軍隊である。アメリカもこの方式が多い。
反対にヨーロッパはコンパートメント方式。ホテルを想像してもらえばよい。一部屋には2〜3人の担当者と秘書兼タイピストが1名。他の担当者と打ち合わせなどが必要な場合は電話をかけて別の部屋へ行く。彼らはうるさい大部屋を嫌うのである。
さて、週が明けたら新しいフロアーで仕事開始。PCは電源とLANケーブルをつなぐだけ。昔はPCごとの固定IPだったが、今はDHCPが当たり前。LAN設定は不要である。
昔やっていたように、TCP/IPのプロパティーからIP、サブネットマスク、プライマリDNS、セカンダリDNSなどをいちいち手動設定していた時代が懐かしい。

2015.03.05:

今朝はJR住吉駅で飛込みがあったため電車のダイヤが混乱。私が自宅を出た頃は運転再開していたが、いつもの電車よりも早く乗れたため、会社に着くのも早かった。
そろそろ決算の準備。
3月前までに納品しないといけないもの、遅らせるもの、色々である。そんな中で注意を要するのが3月末以後に納期が設定されていながら今月に納品する、いわゆる「繰り上げ当選」である。
繰上げとなると関係部署に連絡して、あまっている経費などを消化させる必要が生じる。消化しきれないものを未計上としてプールすると経理から使い道のない未計上は許さないとクレームが来る。法律上も利益隠しとみなされる可能性があるし、利益として上げても異常に大きい利益が出ている仕事として、価格操作や談合を疑われる。いずれにしても予算を残すのは良くないのである。
決算の準備をしていると、同時に来週くらいから経理から決算対象のジョブ一覧表が回ってくる。私はそれを見て営業にジョブ番号の納期の変更を指示する。
ここしばらくは一覧表とにらめっこの毎日が続く。

2015.03.04:

おとといの話の中で示唆しておいたが、関東から数百名の人事異動が行われる。そのため、私の職場は別のフロアーに移動して、あいた場所を関東組が占めるのである。
これだけ大量の人間がやってくるまでには相当もめたらしい。家庭の事情などで転勤を断り、関東で別の職場に配置転換とか、辞める人も出ている。
そんな中で最大の問題は派遣社員。
彼らのほとんどは職場を去ったという。もし生活の拠点を関西に移したとしても、派遣だからいつ首を切られるかわからない。「絶対に切らない」などという口約束は何の役にも立たない。引越しの費用もウチの会社からは出ない。
会社としては折角の貴重な戦力を一気に失うわけだがもはや後の祭り。経営陣が実力の低下をぼやきそうだが、だったら大量の異動をやめるか、派遣社員を正社員にすれば問題は多少緩和されたはず。
人が減ったツケはやがてボディーブローのように効いてくるだろう。

2015.03.03:

設計のN子(最近は若い女性の設計職が増えた)からわけのわからないメールが来た。
ウチの会社が書いた図面で加工外注先に作らせ、去年客に入れた鋳物のライナー(磨耗が激しい場所に張る内張り)が良く割れるので、柔らかいもので見積直せとの要求である。
をいをい、図面で材質を決めたのは設計やろが。だったらどんな材質に変えたらいいか自分で考えて、その結果を書いた図面を持って来いと反論。
このN子はせっかちでかつ自分が決めるべきことをすぐに他人に振りたがる性質。暴走は止めないといけない。しかも若い頃から他人に押し付ける癖をつけると、自分で悩み、解決策を考える力がなくなる。私はそういう実力を身に付けないまま偉くなる輩を何人も見てきた。またそういう人間ほど大企業風を吹かせて下請を泣かすのである。
男であろうと女であろうと、理不尽な要求は間髪を入れずにカツを入れるが年寄りの役目である。

2015.03.02:

今朝出勤したらとんでもないことが起こった。
PCの電源スイッチを入れ、職場のファイルサーバーを見ようとしたらリモートドライブ接続がアウト。メールも開けない。ウェブページも見えず。これはおかしいと思い、LAN接続を調べたらやはり繋がっていない。ひょっとしたらLANカードが・・・と思いつつ、同僚に聞いたが繋がっていないのは私だけ。
すると別の同僚から「隣の席が引越し準備をしていたからLANケーブルが切れているのでは」と助け舟が入った。
なるほどと思い、PCの裏側は繋がっていたが、引っ張ってみると・・・相手側のコネクタがハブから外されている!
詳しく聞いてみるとこういうことであった。
今週末で職場が丸ごとフロアーを移動するのだが、隣の席の若者は週末から出張で引越し準備が出来ない。そこでこの休日に出てきて荷物を片付け、PCもケーブルを外していた。ところが間違えて私のLANケーブルもハブから外してしまったらしいのである。だが最も腹立たしいのは、
間違えて外したケーブルは元に戻さんかい!!怒怒怒!!
である。
出張から帰ってきたらどやしつけるつもりである。

2015.03.01:

今日から3月。朝夕の寒さもかなりゆるんだ。
これから1、2回冷え込むこともあるだろうが、秋分の日を境に季節は春に向かって進むだろう。
花粉症は最盛期を迎えるが、息子は去年あたりから鼻水が激しくなったとぼやいていた。私は花粉が飛んでいても影響はない。但し慢性のアレルギー性鼻炎なので、くしゃみをすると大量に鼻水が出る。
それはともかく、季節は間違いなく春夏秋冬を繰り返す。