悪餓鬼日記帖:なにぃ、文句あっか! |
2014.11.30:
11月も今日で終わり。明日から2014年最後の1ヶ月が始まる。また、2日からはあわただしい年末の選挙。
仕事のほうも12月末にかけて品物が完成し、梱包、船積に向けた準備が多い。もちろん年末に船に乗せることは考えていない。税関は26日が仕事納めだから船会社もそれに合わせて荷物の搬入を締め切るからである。今年は27、28日が週末なのでウチの会社も同じく26日で終わり。
さて、14日の選挙で結果はどうなるか、我々国民の投票行動が問われる。
2014.11.29:
街路樹の桜や銀杏、楓の色づいた葉が大量に落ちるようになった。いよいよ冬の入り口が近づいた感じである。
友人HPの手伝いで、毎月花の写真をアップするのだが、送られてくる画像は巨大なサイズでかつRAW
DATAだから1枚の画像ファイルでも数MBになる。こんなものをそのままアップしたら画面は花に占拠されてしまう。よっていつもレタッチソフト(私はIrfanViewを愛用している)で縮小かつJPEG圧縮をかけている。
しかしHPのメンバーは100%そういう問題の認識がなく、私が注意しても効果がない。とにかくデジカメからPCに取り込んだ画像をそのまま送ることが自分の役目と心得ているのである。もちろん自分のPCのHDが画像でパンクすることなど思いもよらない。
もっと極端なのは、親友Yの娘さんが典型であるが、YouTubeの動画を大量にダウンロードしてHDを占領してしまった例がある。親として「保存したいのなら自分の金で外付けHDを買え」と宣告したそうだが、無頓着もここまで来ると見事としか言いようがない。
会社でも大量のデジカメ画像を部署のサーバーに落としたために全員に警告メッセージが表示され、大騒ぎになったことがある。
PCのHDも1TBが一般化する時代になったが、動画が巨大化するスピードが速いために問題を起こすことが目立つようになった。このイタチゴッコはいつまで続くのだろうか。
2014.11.28:
選挙を目前にして自民党がマスコミへの介入とも言うべき文書を民放各社に送った。しかも事細かに指示したものである。
各政党が報道機関に似たような要請を行ったことはあるが、公示前は初めてだし、内容もかなり子細になっているという。明らかにけん制と報道の萎縮効果を狙っている。
このことについて早速民放労連が抗議声明を出した。「政権政党が、報道番組の具体的な表現手法にまで立ち入って事細かに要請することは前代未聞であり、許し難い蛮行と言わざるを得ない」
それにしても自公両党はアベノミクスの実態を隠して、成功したように宣伝している。
ひとつの典型は安倍首相が口にする「大幅賃上げの実現」である。しかし賃上げしても消費税増税分の方が上回るので実質賃金は下がった。しかもこの低下は賃上げとは別にずっと続いている。
もうひとつは公明党が街頭宣伝などで「株価が上昇した」と繰り返していること。株価上昇で得をしているのは金持ちと大企業だけで、庶民にはまったく関係がない。巨額の売買益を得るほど庶民は株を持っていないし、持っていても小遣い程度の配当金や株主優待のチケット程度。
自民党にとってはこうしたアベノミクスの弱点をマスコミに報道されたら困るという、焦りがあるのだろうが、介入の事実が報道されることで、逆に天に唾する結果を招いている。
2014.11.27:
最近の仕事でちょっとややこしい信用状を受け取った。
「ややこしい」の詳細はこうである。
通常の信用状はA国の会社がB国の会社にに出し、B国から貨物を出してA国に送るという前提になっている。ところが今回はA国の会社が信用状をB国の会社に出すまでは同じだが、貨物の到着地はA国ではなく、A国の子会社があるC国になっていたのである。
これのどこが問題かと言うと、C国に貨物が着いたとき、船荷証券に書いてある受取人はA国にある本社で、もちろん実在しないために、税関が輸入を許可しないのである。
こういう場合にどうするかと言うと、A国にある船会社の代理店に金を払って船荷証券の貨物受取人をC国の子会社に書き換えてもらうのである。このように書き換えしたものをのSWITCH
B/Lと言う。
こんなことをする原因は、C国の子会社は小さな会社で信用度が低く、信用状を出してくれる銀行がないためである。金がないのでA国の本社が金を立て替えることにした。
だが手の込んだことをさせるA国の本社には不満が募っている。
2014.11.26:
労組潰しに執念を燃やすハシズムがまた裁判で負けた。
大阪市教組が、教研集会で昔からずっと続けてきた学校の借用を市が拒否したことから、裁判に訴えていたものだが、大阪地裁は市の処分を違法とした。
判決の中で注目すべきは、
(市の)労使関係条例について「橋下市長が労組の団結権などを侵害する意図を持って制定したとみざるを得ない」と批判。違法な処分を正当化するために適用すれば違憲となり、今回の処分の根拠としては認められないと結論付けた(毎日新聞HP・11月26日)
ことである。
「違憲」という言葉が出てくるということはかなり厳しい判決である。
ハシズムは「団結権侵害の意図は全くない」と言い訳をし、控訴するらしいが、税金を使って裁判を続けても勝ち目はない。控訴はやめるべき。
そもそも弁護士として憲法や労働三法をまともに勉強したとは思えないハシズムの能力。これまでも暴言などを繰り返して弁護士会から注意を受けるなど、もはや弁護士の資格に疑問符をつけざるを得ない。
2014.11.25:
今朝の出勤は時間のタイミングが悪く、土砂降りに見舞われ、会社に着いたときは傘も役立たずに濡れ鼠になっていた。
連休明けの仕事はまあまあ。しかし今週からやや気を使う仕事が増えることになった。
先週末、上司からの依頼で入社3年目のY子の教育を頼まれたのである。
彼女はこの2年間、大規模石油・天然ガスプロジェクトのほんの一部の手伝いしかしておらず、本来の手配師としての受注から納入・船積までをやり遂げるという経験はしていなかった。これではいつまで経っても一人前の仕事は出来ないので、私の下で身に付けてもらおうということになったのである。
しかも私の仕事はアフターサービス、部品供給なので、ひとつのジョブの足が短い。最長でも1年以内である。しかもこなす仕事、書類の質量共に大規模プロジェクトと変わらない。かつ私の担当は海外の顧客なので横文字の世界にどっぷり漬かることになる。
若手を教育するなどという重大な役目は仰せ付かったことがないので、私自身に戸惑いもあるが、そこは元来の出たとこ勝負の度胸だけはあるので、イジメだけは避けるようにして、彼女を引っ張っていくことになるだろう。
2014.11.24:
ハシズムが衆院選出馬を引っ込めた。わずか10日の命だった。
「批判が多かったからではない」と言うが、これまた下手な言い訳である。
とにかくハシズムは軽率でありながらえげつない行動をする。そのことが人気の衰えない理由でもあるのだろうが、衆院選に限って言えば、維新の会の議席を増やし、返す刀で憎き公明党に刺客を放つという筋書きがそんなにうまくいくはずがない。
彼はいつも有権者・大衆を非常に甘く見ている。一言過激な発言をすれば大衆が付いてくるだろうという、ヒットラーのアジ演説と同じである。だが大衆は愚かではない。線香花火はいつか消える。
2014.11.22:
今日はいつもの通院。問診が終わって薬局へ行ったらいきなり、
「今日はお誕生日ですね。おめでとうございます!」と薬剤師の姉御が叫んだ。
「誕生日で喜ぶような年と違うがな」と私。それで室内は大笑いになった。
それでも夜にはこの季節の名物ボジョレワインを飲んだが、超安物だったために味は最悪。買うんじゃなかった。
2014.11.21:
衆議院が解散された。14日の投票日まで選挙戦が始まる。
それにしてもアベットラーの能天気にはつける薬がない。アベノミクスの失敗を認めるどころか、今の路線を突っ走ると言うのである。加えて消費税の「経済条項」を外して、経済が悪くなっていても2017年4月には増税すると明言した。
ここまで事実に目を向けない、国民の声に耳を貸さない人物も珍しい。内閣支持率が高いことに胡坐をかいているのだろう。しかし既にメッキがはがれた今、強がりはもはや通用しない。
もちろん最終的な決着は選挙で示されるだろうが。
2014.11.20:
会社のPCで困ったことが起こった。
いつも船の動静を見るために使っているMarineTrafficのサイトが先日更新されたことを機に、まともに表示されなくなった。原因はIE8に対応しなくなったためで、画面には直接的にIE8とは書いていないがサポートしていないとのメッセージが出た。
さあ困った。というのも業務用データベースはすべてIE8で開発しているので、PCにはそれしかインストールされていない、他のものをインストールするなというお触れが出ているので勝手なことをすると怒られる。
仕方がないのでMarineTraffic専用にOPERAを入れた。これで急場はしのげた。ちなみにGoogle
ChromeではログインのIDとパスワードが入力できなかった。
いずれ全社的に業務DBはIE11対応に変えるらしいが、それまでは並行運用するしかなさそうだ。
以前からIE依存の業務DBに疑問を感じていたが、バージョンの違いから生じる弊害が表面化するのではもう限界だろう。VBによるカスタムアプリが一世を風靡していた時代が懐かしい。
2014.11.19:
ウチの会社のある女性、メールのコピーに私の名前があったので読ませてもらった。
その中で「あれ?」と思ったのが、署名の中にあったMrs.
確かに本人は既婚で、今年初めに産休から復帰していた。だからMrs.と書いてもおかしくはないのだが、ビジネスの世界ではMs.が常識。
老婆心で本人に説明しておいたが、びっくりしていた。最近は学校でもMs.を教えているはずだが、彼女は知らなかったのだろうか?
最近は欧米では女性が沢山働いているので、メールの署名にMs.と付け加えてるのを良く見かける。Miss.とMrs.はまず見たことがない。
もっとも性別が書いてないためにMr.と書いて怒られることもあった。
以前も書いたがファーストネームで男女の区別を判断するのは非常に難しい。ある人に言わせると、わからないときは-sanとごまかす手口を使べしと。日本人が相手を呼ぶときに「さん」を付けることはかなり知られているという。
2014.11.18:
遂に増税延期と解散が発表された。
だがアベットラーはアベノミクスの失敗を認めない。逆に対案を出せと居直った。
まあ認めたら政権の座を降りることになるから口が裂けても言えないのだろう。だが昨日も書いたように個人消費が伸びないのは明らかに増税のため。彼はいずれ個人にも回ると言うが、保証はまったくない。
もはや出る言葉がないので今日はこれまでとする。
2014.11.17:
7〜9月のGDP速報値が発表された。
4〜6月期よりもマイナス。これが大方(といっても大企業の研究所とか市場関係者ばかり)の予想を裏切った。プラスの予想はあっても誰一人マイナスはなく、これがかなりのショックになっているようだ。
悪化の主な要因は個人消費(プラスだが消費増税からの回復が弱い)と設備投資である。ということは日銀がいやと言うほどお札を刷っても使い道がなかったということを意味する。
GDPの発表と同時に株価は暴落。どうやら外資が日本株を見切って当面の利益を持ち帰ったものと思われる。
この状態で消費税10%などということはもはやあり得ない。もしアベットラーが上げると発言したら誰もが精神の異常を疑うだろう。
たぶん解散総選挙になるだろうが、なおも増税を「延期」などと言ったら自民は間違いなく議席を減らす。しかし3党合意で増税を約束したのだから永田町の間ではジレンマと混乱が渦巻く。もちろん庶民にとってはどうでもいいことで、増税「中止」が最も妥当な選択である。森永卓郎などは「5%に戻せ」と主張している。
いずれにせよ、禁じ手に彩られたアベノミクスの崩壊が始まった気がする。
2014.11.16:
沖縄知事選、辺野古基地建設反対の翁長候補が当選確実となった。喜ばしい限りである。
これまで基地に苦しめられてきた沖縄県民は翁長氏を選んだ。はっきりと政府のやり方に反対を示したのである。
このことはアベットラーに打撃を与えるだろう。表面上は何事もなかったように辺野古基地推進を口にするだろうが、政府と県との闘いはこれからとあって、心中穏やかではないはず。また、衆議院選挙にも少なくない影響が出るだろうから、アベットラーは悩むだろう。
これを機に右傾化の歯止めのひとつになればよい。
2014.11.15:
2、3日前からぐっと冷え込んで、いきなり晩秋から初冬になったような気温。しかし紅葉はあまり進んでいないから強い風に枯葉が舞うという光景にはならない。変な感じだ。
選挙に絡んで橋下がまたおかしなことを言い出した。公明を落とすために出馬を考えていると言う。
前回の選挙では公明に協力したが、都構想で反目したから松井知事と一緒に敵討ちをするらしい。
この男、本当に自分勝手だ。やくざの抗争よろしく市長の職を放り出してでも国政選挙に出るのでは、自らの野望のために出直し市長選挙をやったのは何のためかと言いたくなる。
国であろうと地方であろうと、国民そっちのけで政治ゲームに走るハシズムには政治に関わる資格はない。
2014.11.14:
解散総選挙はほぼ間違いない。そんな中、最近にわかに株価が上昇している。
円安による輸出大企業への買いだけではない、別のものが存在するようだ。調べてみたら外資が10月下旬に集中して買い越していて、日銀が追加の金融緩和を行い、GPIF(年金基金)がルールを緩和して株の買い付けに走るだろうという見方が強まっている。そうでなくても東京市場は外資に左右されている。外資が集中して株を買い、適当なところで売り抜けてがっぽり儲けた後は株が暴落しても知らん顔である。
ウチのような大企業でも軒並み筆頭株主は外資系の投資ファンドである。だから経営陣はROEとかROCなどという投資額に対しての利益率に血眼になるのである。昔は経常収支の額を重視したが、今は率だから、巨大資本ほどやることがえげつなくなる。
最近の、利益だけ会社が先に確保して、残った分を社員に分け与えるという手法もこのような背景が影響している。
2014.11.13:
先月6日に書いた契約書の納期遅れに対する罰金の猶予期間と信用状の船積期限との矛盾、今日も問題児のWから相談を受けた。
ある客から猶予期間に合わせて信用状の有効期限を延ばすことを拒否されたというのである。理由は「金がかかる」というもの。
開いた口がふさがらない。確かに信用状の期限を延ばすと銀行は延長期間に合わせて手数料を追加徴収する。しかし万が一船が遅れて期限内に船積できなかったらウチが代金そのものを回収できなくなる。そのための猶予期間なのだから信用状もそれに合わせるのが道理。
手数料を払うのがいやだから契約書を自ら無視すると言うのはあまりにひどい。
Wにはあくまで抵抗せよと言っておいたが、さて客先の無理難題にはめっぽう弱い彼はどう行動したか。何となくいやな予感がする。
2014.11.12:
解散風にあおられて、問題となっている労働者派遣法改正案の成立が難しくなってきた。
与党側は今日12日にも衆院厚生労働委員会での採決に踏み切るつもりだったが、労働者の強い抵抗に加えて、衆議院解散の話が出てきたために採決を見送った。
喜ばしい話である。
改めてこの法案を考えてみたが、俗っぽく言うと派遣労働者全体を芸能プロダクションに所属するタレントに例えることが出来る。
各タレントは呼ばれたときだけどこかのステージに出る。一握りの有名人だけは毎日のように連続して仕事が来るが大半はまばらにしか来ない。しかも有名人もへとへとになるまでこき使われる。
彼らは定職を持たない「自由業」。よって仕事がなくて収入もろくになければ飢える。そうなれば結婚して安定した生活などできるわけがない。そういう生活を一生続けるのか?と問われれば彼らは迷うだろう。
今回の法案はまさに派遣労働者を「自由業」化させるものである。3年経ったら職場か会社そのものから追い出されるのである。しかも正社員になって安定した生活が保障されるわけではない。正社員登用は義務化されていないからである。だから「生涯ハケン」と批判されるのである。
世界のどこにこんな人間を使い捨てに出来る法律があるというのか。一日も早く廃案にすべきだ。
2014.11.11:
にわかに衆議院解散の話が浮上して来た。
震源地はさっぱりわからないが、各マスコミは色々な憶測記事を流している。しかし一部で言われている、7〜9月のGDPが悪いので消費税10%増税が先送りになるので解散して信を問う、というのも奇怪な論理だ。
そもそも8%に上げる時、解散して信を問うのがスジという意見があったにも関わらず、民自公3党合意で勝手に決めたのである。それが今度は増税が無理だから解散総選挙というのはまったく道理がない。
他にも自民党内の増税反対派に対するゆさぶり説などもあるが、どれひとつ説得力はない。というのも大義名分がないからだ。
ともあれアベノミクスで国民の生活をボロボロにしておいて、自分の身勝手な都合だけで解散してもこれまた国民には何の益もない。解散より前に総辞職すべきだろう。
2014.11.10:
日中首脳会談があったが、極めて気分の悪い、出来レースが丸見えのものだった。
日本側はとにもかくにも「会った」という実績が欲しいだけ。中国側は大人気ない対応をいつまでも続けるのは得策でないとの判断から、こちらも「会っただけ」という態度。
中国の本音は尖閣や靖国の問題を突っ込みたい。かと言ってそれを日本側にストレートに口にしたら会談は成り立たない。
よって習主席は国内向けとして渋い顔を見せ、日本には会談が成功したということをマスコミに披露しただけという態度だった。
底が割れた茶番劇を見るのは実に馬鹿馬鹿しいものである。もしアベットラーが「大成功」と自慢するならば、世界の笑いものになるだけである。
2014.11.09:
ベルリンの壁崩壊から25年経った。
まだ壁があった1983年にベルリンを訪れ、東西対立の象徴としての壁を見学し、そして壁を抜けるバスにも乗った。
それから20年後、壁のないベルリンを見たときは表現のしようのないものであった。当時のことはシベリア鉄道のコーナーに書いてあるからそれを参照願いたい。
さて、ツーリストの感傷はさておき、ドイツ人にとってのベルリンの壁はまだ消え去っていない。旧東独の人達の暮らしはまだ西に比べて格差が存在する。失業率の高さがそれを表している。
一部の都市を除いて産業が発展しているとは言えず、西からわざわざ移り住んで復興のために働く市とはそう多くない。何しろオンボロ車トラバントの生産設備を最新のものに更新するにしても大量の資金が必要であり、わざわざ投資するよりも西ドイツでの現有設備で充分間に合うからである。
壁のあった土地は一部のモニュメントとして残されている以外は新しいビルが建ち始めているが、痕跡が見えなくなるほどには至っていない。
いずれ時代と共に消えていくのだろうが、町並みの中に完全に溶け込んでいくのはいつになるだろうか?
2014.11.08:
最高気温が20度を下回るとさすがに冷たさを感じる。家の中でも一枚上に羽織らないと辛い。
鹿児島県知事が川内原発再稼動に合意した。残念でならない。川内市を除く周辺自治体は反対だが、原発マネーに目がくらんだ連中は住民の声が聞こえないらしい。
国会でも与党が多数をタテに横暴が続いている。先週も労働者派遣法について委員会審議のごり押しをした。とにかくアベットラーは自分の野望を、それが禁じ手であろうとなかろうと、とにかく無理にでも押し通すことに執着している。もちろんそれを諌めることのできない自公両党も同罪である。
こうしたことに対して、国民は国会前の抗議デモなどで抵抗している。その昔、インドのガンジーが独立を勝ち取った戦術は「非暴力、不服従」であった。我々も学ぶところがある。
2014.11.07:
ちょっと国際貿易の専門的な話。
貨物の引渡し場所については国際商工会議所で決めたINCOTERMSという定義があり、アルファベット3文字の略号でその条件が自動的に決まる仕組みになっている。
例えばFOBは本船に積み込むまで、CIFならばFOBの条件に加えて運賃と輸送保険の負担となる。
そのINCOTERMS中でDAPというのがあって、"Delivery
At
Place"の略なのだが、定義は船から荷物を降ろし、揚げ地の指定場所に運ぶまでが送り主の責任範囲となる。但し関税・付加価値税は負担しない。
実はこのDAP、2010年の改定から新設された略号で、それ以前はDDU(Delvery
Duty
Unpaid)を使っていた。さて本題である。
社内のある事業部門は、この改定があったにもかかわらず、DAPのところをいつまでも古いDDUで書類を書いているのである。注意しても直らない。そこで私はメールでの連絡でわざとDAPと書いたら早速営業からクレームが来た。「DDUを使え」。
「いつまでも死んだ子の歳を数えるな。世界の恥だ」と反論したが聞く耳を持たない。どうやら客側もボケているようで、契約書にもDDUと書いているらしい。しかしもはや存在しない略号を後生大事に使っても意味はない。あくまでもDAPで波風を立てるつもりである。
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3日の勲章の話、、実は有名人である池田大作も貰っていない。理由ははっきりしないが、創価学会は戦前に弾圧を受けたことが影響しているのではないかと思う。要するに天皇に対して「不敬」な行為を行えば勲章の対象にならないということである。
叙勲制度は戦前に創設されていて、民主憲法になった戦後も性格を変えることなく続けているのである。
2014.11.06:
アベットラーは最期が近いかもしれない。
経済政策については昨日書いたとおり危険な賭けに出たし、消費税再増税については身内の内閣官房参与から延期すべきとの意見が2人も出ている。
また、政治資金の問題で2人の閣僚が辞任したことに関して、民主党の議員からの追求に、「元革マル派が幹部になっている組織から献金を受けている」と逆切れしてしまったりしている。
労働者派遣法についても、審議入り前に公明党から修正提案が出て、これまた火消しに回ることになった。
それと、あまり目立たないが、共産党は遂に内閣打倒を方針として打ち出した。
あちこちから四面楚歌の火の手が上がりかけていると見ていいのではないか。
2014.11.05:
数日前から株価が急上昇、一時は日経平均が17,000円を超えた。今日の終値も17,000円直前。
理由は極めて簡単。
29日、アメリカFRBが金融緩和縮小を発表→31日、日銀が追加の金融緩和を決定→相対的に金利の高い方へ資金が流れ、円売りドル買いが加速→円安によって輸出大企業の利益が膨らむことから、それに目掛けて投資家が株を買いまくり→株価急上昇
と、まるで「風が吹けば桶屋が儲かる」式の流れである。
これを見ているとFRBの政策と逆の方向に日銀の政策を決めて、意図的に円安と株高を誘導しているように見えてならない。
また、日銀の金融緩和は紙幣をじゃんじゃん刷ってインフレをひどくしようという意図も感じられる。
ということは、アベノミクスの成功、公約した2%の物価上昇、さらには消費税を10%にする土俵作りであることはほぼ間違いない。
これほどひどい経済政策はないだろう。市場経済への100%の政府の介入なのだから。もちろんアベットラーはこれを知っているはずだ。そもそもこれまで日銀総裁に財務官僚が任命されることはなかったのだが、黒田は紛れもなくアベットラーの息のかかった元官僚である。
いずれ消費税増税による景気のさらなる冷え込みが来るはずだが、そうなると経済は全面的地すべりを起こすだろう。その時、アベットラーはどうするのだろうか。第1次政権と同様、頭を抱えて病院に逃げ込むつもり?
2014.11.04:
何故か血圧計と血糖値計が立て続けに電池切れ。あわてて買いに走ったが、最近は消費電力が小さい電子機器が多くなって電池の買い置きを忘れることが多い。
最近もポケットラジオの電池が切れたが、この時は単4電池が大量にあったので何とかなったが、「電池切れは忘れた頃にやってくる」と考えたほうがよさそうだ。
ところで血糖値計はボタン電池を使っているが、何と種類の多いことか。もっとも昔はボタン電池そのものの需要量が少なく、店に行っても品切れが多いとか、該当のタイプが売っていないこともあった。
ボタン電池の歴史は良く知らないが、たぶん小型の計器に合わせるためだったのだろう。だがマンガン電池を最初とする単1〜単4のような規格化が進んでいないために多種多様のタイプが残ってしまった。
ともあれ電池の買い置きは一定程度必要。但しボタン電池を大量に買い置きする気にはならない。
2014.11.03:
この連休の2日間はあまり気が進ます。更新は今日から。
文化の日というと勲章が与えれるニュースが流れる。今年の有名人では加山雄三、樹木希林など。
しかしこれまでの流れを見ていると、革新的な運動に携わった人には与えられていない。その代表は故宮本顕治。
戦前から戦争に反対し、当時は非合法の共産党員とし活躍したことはあまりに有名なので細かいことは語らない。しかし彼が受賞しない(というか拒否しただろう)ということは勲章の性格を物語っている。
勲章は戦前からそのまま引き継がれているから、天皇から見て貢献した人々を顕彰するのが基本。だから天皇制そのものの廃止を訴えていた宮本顕治に話が来ないのは当然ともいえる。
だが戦後になって、象徴天皇になっても叙勲制度が続けられている。税金を使ったこのような制度が続いていることに問題はないのだろうか?