悪餓鬼日記帖:なにぃ、文句あっか! |
14.09
2014.09.30:
安倍首相が臨時国会の冒頭の所信表明演説を行ったが、マスコミ各社が評しているように具体性がまったくないという印象を私も感じる。
特に「地方の豊かな個性を生かす」とか「女性に活躍の舞台を用意する」などというのは何を意味するのか、具体的な政策が示されていないので中身は闇のままだ。
だが彼が口にしないその政策の中身は恐ろしいものが含まれている可能性が極めて高い。
例えば「地方創生」には経済特区の設置や農業に産業資本の参入など、以前から財界・大企業が狙っているものが出てきそうだ。しかし儲かる儲からないの論理で資本の参入、撤退を自由にすれば、長期にわたる農業の維持はできない。
こんなことよりも地方都市で蔓延する「シャッター街」の解決が緊急の課題だ。
また女性の雇用についても、結局は「残業代ゼロ」とか「限定正社員」、あるいは直前の政労使会議で首相が提案した「終身雇用の廃止」などが出てくるだろう。これまた財界・大企業が喜ぶ、不安定雇用や実質賃下げでしかない。
今最も重要なのは長時間労働の解消、過労死、過労自殺の根絶である。また女性に限っていえば、欧米に比べてきわめて高い男女の賃金格差を縮めることである。
この安倍流の題目だけ並べて中身を語らない、その裏でえげつないことを出してくる戦術の、その化けの皮は必ずはがさねばならない。
2014.09.29:
夏前から血圧降下剤を減らして現在は1種類のみになったが、体調の変化が著しい。
薬の利尿効果が大きく関わっているのか、夜中の用足しの回数が減るとともにこむら返りの回数がやや減少。同時に足のむくみと痺れも若干小さくなった。
但しその反動なのか、足の指の付け根が痛むことがある。尿酸値はそれほど高くないので痛風ではなさそうだ。
それとは別に例の股関節を痛めたことから来た足の筋肉のだるさからの回復だが、23日のウォーキングの影響とは関係なしに、わずかずつだが不自由な歩き方が解消に向かっている。ただこれも原因不明。
体が元気を取り戻すことはたとえわずかでも喜ばしい。
2014.09.28:
今回の木曽御嶽山の噴火、水蒸気噴火との判断である。そういえば火山灰を被った登山者が「灰ではなくて粘土の感じがする」と語っていた。水分が多く含まれていることを示唆するものである。
山頂では心肺停止が31人いることがわかった。本質は「死亡」だろう。警察や消防は医師免許を持っていないので、「死亡」という言葉は使えないので「心肺停止」という表現を使ったものと思われる。
突如襲った噴石で命を絶たれたことは返す返すも残念である。
2014.09.27:
木曽御嶽山が噴火した。秋山のシーズンで多数の人が上っていたようで、けが人、それも心肺停止が報告されているから相当な人数が巻き込まれた模様である。
ニュースを聞いていると、最近火山性微動はあったものの、登山者が危険を感じるような前兆はほとんどなかったようである。
噴火が起こっても逃げる余裕がある場合と、そうでない場合がある。先日NHKで火山の特集をやっていたが、千度を下らない高温の岩石が一気に山の斜面を下る火砕流が最も恐ろしいようだ。時速100キロくらい出る。それで思い出すのは雲仙普賢岳の火砕流で、多数の犠牲者が出た。
今回は大噴火ではなさそうだが、それでも噴煙は危険だし、火山灰による農作物の被害も心配される。
2014.09.26:
韓国の某会社から時折ウチが納入した機械の修理部品の注文が来るのだが、いつも契約にある義務を果たさない。
それは、船積条件がFOBであるにもかかわらず、船の予約はウチに丸投げしようとするのである。
注文の数はわずかなので、これまでは大目に見ていたが、今回も他人事で済まそうという意図が見えたので、さすがに文句をつけた。
FOB契約と言うのは、売主が買主の手配する(予約する)船に貨物を積み込むまでが義務で、それ以降は所有権が移り、運賃などは買主が負担するという国際的なルールなのである。
ところが韓国の会社は船積の仕事を乙仲にまかせっきりにし、後はウチと乙仲で勝手に予約をさせて後は知らん顔、つまり手抜きをするのである。よってPACKING
LISTを送っても乙仲に送らない。
加えてひどい話は、韓国側の乙仲はPACKING LISTをこちらから入手しようとした上に、船のスケジュールを送りつけて、「どれか選んでくれ」とこれまたウチに丸投げ。韓国の会社に問い合わせすらしないのである。
こうなったら私も徹底抗戦。予約に必要な情報はすべて客から貰うように反論した。
もちろん船の予約ができて、船名、出航予定日の連絡が来るまでは放置する。契約を無視して自分の勝手な都合を押し付けるやり方はもう終りにしないと、相手はますます付け上がるのである。残念ながらウチの営業は契約の認識が非常に甘い。「お客様は神様」で契約をなし崩しにする癖が抜けないのである。
2014.09.25:
「今の若者は・・・」とはあまり言いたくないのだが、最近の若者のメールを見ていると、敬語や丁寧語の乱発が目立つ。
それは社内の目上の人間だけでなく、一般社員や下請けメーカーにまで多用しているのである。
こういうことになる原因は基本的に国語教育にある、すなわち敬語の使い方をまともに教えていないことにあると思うのだが、看板やコンビニなどに見られる「ファミコン言葉」などの影響もある。ということは年長の40〜50代でさえもまともに敬語の使い方を知らない結果でもある。
以前にもこの日記で書いた、自分の職業を表現するのに「お仕事」という言葉を使う傾向が以前よりもさらに強まっているのを感じるが、これだけは時代の変化だけでは済まされない、非常に憂慮すべき事態だと考えるのである。
敬語の使い方がわからないから、何でも「お」をつけておけばいいだろう、という発想は、日本語の表現の豊かさを破壊するものとして、見過ごせないと思ってしまうのである。
2014.09.24:
神戸の少女行方不明事件、悲しい結末を迎えた。遺体はばらばらにされ、近所に捨てられた。
犯人は逮捕され取調べ中だが、まだ事件の経緯は闇の中である。逮捕の一因となったのは犯人の診察券。なんとも不可解な証拠の残し方である。知的障害があるとのうわさも聞くが、これ以上の詮索はやめる。
ところで学校の対応にはちょっと首を傾げる。近く行われる運動会を中止すると言うのである。
子供たちが練習に励んだ成果を見せる場を奪うことには反対である。また運動会で暗い気分を忘れることも必要ではないか。子供が長期にわたって「自粛ムード」を保てるわけがない。大人の論理を子供に押し付けるのは筋違いだ。
2014.09.23:
今日は例によって会社を休みに「した」。
ポカポカ陽気で気温は上昇。
そんな中、足のリハビリ(?)のために自宅から三ノ宮までウォーキング。1時間少しである。速度は昔と変わらないが、筋肉がやや不安定で、まれによろけそうになる。足のだるさはあっても痛みはないので状態としては及第点というところか。
とにかく杖を突いて歩くのはいやなので、これからぼちぼち訓練を重ねる。来年は「国道ウォーク」を再開したい。
2014.09.22:
決算間近だというのに船のスケジュールが遅れまくって大変なことになっている。
原因は、以前に書いた香港での混雑に加えて、台風16号が南から来る船の針路を横切ることになったために速度を落としてやり過ごす必要が出てきたためである。
このままでは月末、すなわち決算の締切に間に合わない危険性が見えてきた。もし本当に月末を過ぎて神戸を出航することになったら営業も巻き込んで大騒ぎになる。
唯一の救いは信用状の船積期限にはまだ余裕があることだが、売り上げ計画が狂ってしまうので上期の利益が減り、経営陣からいやみの一つも言われることになるのである。営業部長は安眠できない。
実はこの問題の他にも、下期の納期のものを早く出荷して上期の売り上げを増やそうという目論みもあったのだが、これも品物の完成が遅れてアウトになったばかり。
いやはや、今回の決算は予定がことごとく狂いそうで、ヤケクソの気分になりつつある。
2014.09.21:
昨夜は親友Oとの飲み会だったため日記はパス。
今日は秋晴れの一日。もはや夏は過ぎ去った。
風呂もシャワーから湯船に切り替え。夜も毛布から布団にした。もっとも布団はまだ早めのようで、知らず知らずのうちに足が布団からはみ出ていた。
しかし秋はこれから進み、台風が来ることもあるだろうが、次第に深まっていく。但し広島の災害のような豪雨だけは願い下げにしてもらいたい。
2014.09.19:
スコットランドの独立住民投票は「独立しない」という結果に終わったようだ。独立派のリーダーも「結果を認める」としているから、一応の決着をみたようだ。
住民自治から独立にまで至ることはなかなか難しいようである。カナダのケベック州、仏領のニューカレドニアも過去何回か住民投票を行っているが、独立派が勝利したことはない。
また最近独立した国としては、東チモールと南スーダンがあるが、これらは政府が独立派に武力弾圧を加える中でやっと勝利を得たという、傷つきながらの勝利となった。植民地からの独立もそうだが、それほどに困難が伴うようで、今回のスコットランドのように平和的に解決すると言うのは極めて稀なようである。
しこりを残さずにこれまで通りの政治が続くことを祈る。
2014.09.18:
半期決算が迫ってくると運輸業界は多忙となる。それは陸・海・空いずこも同じ。
私の関係する仕事でもこちらの希望する日に運んでもらえないのが2件発生した。
話は少し変わるがウチの中国の子会社からアフリカへ運ぶ船のことで相談があった。
船が遅れて船荷証券の日付がずれるとまずいので実際の出航日よりも1日早い日に書き換えてもらえないだろうか、という話である。
結論は"NO"。
船荷証券は有価証券の一種だから、船会社が意図的に書き換えたことがバレたら信用問題に関わるので、絶対に拒否される。
一体何でそんなに無茶をしようというのか、理由を聞いたら極めて馬鹿馬鹿しい話。
まず、銀行の信用状の船積期限はまだ先なので問題なし。次に客先との契約書はどうかと聞いたら、確かに船積期限は出航日の一日前。
だが納期遅延に対する遅延金(罰金)の条項には、一般的に猶予日というのがあって、いちばん多いのは納期から1週間以内の遅れなら罰金の対象にしないことが認められている。船が数日遅れることは国際的な常識なので、契約書もそれに準じた記述になっているのである。
ところが中国の子会社の担当者はその意味を知らずに、遅れたら一大事!とばかりに無茶を言い出したのである。
私からは「あ、そう。心配しなくていいから一日遅れの書類を銀行と客先に渡しておしまい」と回答。
彼がパニックになった原因は契約書に対する無知だが、背景に出航日の書き換えについて、中国では袖の下を使って船会社を篭絡する習慣があるのだろうか?
2014.09.17:
稼動する原発がゼロの夏を乗り切ったために、脱原発の声が高まる中、あくまで原発に固執する政府は、中断していた新しい原子炉の開発を再開すると言い出した。
新しい原子炉と言うのは「高温ガス炉」と呼ばれるもので、従来の「軽水炉」、すなわち中性子がウランに衝突する速度を制御する減速材と冷却材を兼用している水の代わりに、減速材は黒鉛、冷却材はヘリウムガスを使うものである。
ヘリウムガスは不活性だから水素爆発を起こすような化学反応は起こらない。ということで政府は飛びついたようだ。
だがこの新しい炉にも落とし穴がある。冷却材の高温高圧のヘリウムガスは扱いが難しい。バルブとか配管での漏れを防ぐ技術はまだ完璧ではない。
それはナトリウムを使っている高速増殖炉で証明されている。ナトリウムは漏れて水と反応すると爆発する。
ヘリウムは爆発しないが、漏れて空気が中に入ったら減速材の黒鉛と反応してしまうのである。
電源喪失でも事故は起こらないと擁護する向きもあるが、それはあくまで完全密閉が前提である。
それとこれは根本的な問題であるが、半永久的に放射能を出す核廃棄物が出ることは全く変わらず、使用済み燃料の処理方法がなにもない現在から一歩も進んでないのである。
要するにウランによる核分裂が始まったら止められない、今の原子炉技術に手をつけないまま、見掛けの事故確率を少し下げても過酷事故はなくならないのである。こんな欺瞞的な原発の開発はやってもろくな結果は出ないだろう。
2014.09.16:
近頃、またも大阪市のハシズムによる横暴が続き、それに対する反撃の動きも激しくなっている。
注目すべきひとつは、都構想をごり押ししようとして法定協議会で反対議員を排除して無理矢理賛成に持って行こうとしているが、現状では市議会で過半数に達していない大阪維新の会の負けは必至。そこでハシズムはあれこれ屁理屈をこね、恫喝の言葉を撒き散らして抵抗を続けている。
しかしこれ以上無駄なあがきをしても無理。市民も冷ややかに見ている。早く都構想を諦めるべきだ。もっとも最終的に住民投票すらできなくなった時点で彼の政治生命は終わりだが。
もうひとつは、先日市庁舎から組合事務所を強制排除したことに対して、大阪地裁は違法と判断したこと。
彼の組合敵視は違法な思想調査以来続いているが、ことごとく断罪され、今回もその流れは変わらなかった。ハシズムは上告するようだが、これも勝てるわけがない。裁判所だけでなく、地労委も断罪しているからだ。
とにかくハシズムには民主主義の基本が欠落している。権力を握ったら自分の好き勝手を通してかまわない。反対する者は排除。
こんな人間の思い通りになるほど、日本の民主主義は落ちぶれていない。
2014.09.15:
敬老の日だが、誰からも「ご苦労様」とか「長生きしてね」とかの声はかからない。そんな言葉が欲しいわけではないが。
おとといも書いたように、肉体的老化は急激に進んでいる。これほどまでになるとは予想もしなかった。
脳味噌は反対に老化を知らない。この日記がいい例で、ほとんど休むことがない。仕事も、経験に物言わせて若者を指導できるくらいである。
考えたら不思議な話で、脳の老化がひどくて肉体だけ矍鑠としているという話は聞いたことがない。やはり肉体をコントロールしているのは脳だからともいえる。
老化は避けられないし、風貌もそれらしくなっていく。かといって、もし孫がいて「じいじ」と呼ばれるのもいやだ。矛盾した話である。
2014.09.14:
3連休の中日だが、午前に買物だけしておしまい。後はごろ寝かゲームである。
私は伝統的な「ソリテア」、そして「四川省」が好きである。以前はファミコンで「桃太郎電鉄」を良くやったが、今はやっていない。というかPC版はないのでやりようがないというところか。
お分かりのようにキーをガンガン叩きまくるようなアクション物は好きになれない。やはり考え抜いて成功させるというのが好み。そもそもは囲碁や将棋が好きだから、先を読んでから手を打つことに面白さを感じるのである。
パターンは異なるが、若い頃はパチンコとかマージャンもやった。しかしパチンコは電動式になってからやめた。指の力のコントロールで球の行方を決めることができなくなったためである。しかも電動式は球の飛ぶ位置を定めるために手を固定していないといけない。これではばねをリズム良くはじくよりも疲れるのである。加えて最近はスロットルマシンと組み合わせたギャンブル性の高いものが主流だから腕の見せ所はまったくなくなった。
私にとってパチンコ屋は、もはや緊急でトイレに駆け込む場所でしかない。
2014.09.13:
9日の健康診断の「心音に雑音が混じる」ことが気になったので、いつもの糖尿病の主治医を訪れ、診断してもらった。
心電図と心エコーを撮った結果、6年前に発見された心臓の左心房と左心室の間にある僧帽弁から血液が漏れる「僧帽弁閉鎖不全症」がそのままになっていた。そして・・・
その影響による心音の乱れは主治医も以前からわかっていたという。ということは私には知らされていなかったのである!
それはないやろ!!
「僧帽弁閉鎖不全症」の原因は加齢によるもの(また「加齢」だ・・・)らしい。6年経っても変化がないのでそのまま放置する。もし悪化して漏れが激しければ手術となる。
ということで、今後毎年の定期健診では心電図に必ずチャランポランのコメントが付くことになる。(たまらんな〜)
ちなみに、ネットで調べると犬にもこの病気が見られると言う。(俺は犬と一緒か!)
2014.09.12:
最近輸出の船の遅れが目立つ。最大の原因は香港での混雑。沖待ちで港の外に一泊することが目立って来た。さらに東京大井コンテナターミナルでも貨物量が増えていて、船の遅れが出ている。
アジア、ヨーロッパ向けは、マレーシア、タイなどと日本を往復する定期船を使い、シンガポールを中心に次の船に積み替えを行うのだが、南から北へ向かう途中の香港で引っかかってしまい、最初の寄港地東京に着くのは予定より1〜2日遅れるというパターンが常態化している。
東京からは横浜、名古屋、神戸と立ち寄って再び南へ向かう。
理由は不明だが、神戸を先にして名古屋-横浜-東京とたどる定期コンテナ便はない。
これから半期決算の9月末に向けて船積がいくつか発生するが、遅れが出て出航が9月末を過ぎないか心は穏やかではない。
決算とは直接関係ないが、上海は慢性的な混雑。よって船会社も心得たもので、一夜の沖待ちはスケジュールに織り込み済みである。
2014.09.11:
今日は3.11から3年半に当たる。
そして何よりも9.11から13年である。あの日、アムステルダム空港のトランジットで見たTV中継は言いようのない光景であった。
そして今、オバマ政権はイラクとシリアにまたがって活動している武装勢力、「イスラム国」の殲滅を明言した。
もちろん非人道的なテロは許されない。だからと言って9.11直後のアフガン攻撃やビンラディン殺害のような行為を行って、何かが解決するだろうか?「イスラム国」はビンラディン亡き後にできた組織ではないのか?
独裁政権による民衆抑圧、貧困、その他もろもろの苦しみがテロ集団をはびこらせる原因になっていることは明白。しかも彼らに同情する欧米からの若者が加わっていることをどう見るのか。
大泥棒、石川五右衛門の辞世の言葉とされる「世に盗人の種は尽きまじ」である。
2014.09.10:
最近の動画投稿ブームで色々物議をかもしている話が報道されているが、今回はれっきとした犯罪行為を自慢げに投稿したために、自らが逮捕される話が明らかになた。
コンビニで、店長にあれこれ難癖をつけて土下座させ、調子に乗ってタバコを巻き上げた。これは恐喝そのものである。
「タバコをタダで提供させた」ということを誇示するつもりなのだろうが、「カツ上げは犯罪」という認識がないことから来る子供じみた発想である。
以前の、コンビニの冷蔵庫に入っているところを撮影した発想と瓜二つ。30〜40代のいい年をした男が幼稚園レベルのことをやるのは何と言う程度の低さだろうか。
もう一度幼稚園教育からやりなおす必要がある。
2014.09.09:
年に一度の健康診断、そのときの問診で大変なことを言われてしまった。
心音に雑音が混じっているというもの。これまでも心電図の判定で毎年のように異常ありとされていたが、毎回その内容がまちまちだったのでそれほど気にはしていなかった。しかし今回は問診で聴診器を当てたときに宣告されたから、これはただごとではあるまい。
心電図だけならともかく、音として聞こえるくらいだから要注意である。もっとも自覚症状はない。あったら今頃ひっくり返っているだろう。昨年職場の1名が通勤時に胸の苦しみを訴えてそのまま救急車で運ばれ、心筋梗塞で即手術。だが私はそのような兆候はまったくない。
しかし危険なことは想像できるから、今月末の糖尿病の通院で主治医と相談するしかあるまい。
それにしても、最近は体のあちこちにガタがきているのには閉口する。そろそろ現役引退のサインを出されているのかもしれないが、そんな気はまったくない。
お迎えはまだ来て欲しくない!
2014.09.08:
3日の日記で安倍改造内閣の右翼的性格を書いたが、これとは別に超タカ派・改憲勢力である「日本会議国会議員懇談会」が19人中15人もいることがわかった。(9/7付「赤旗」)
彼らは憲法改正や男女共同参画に反対している。表面上は女性閣僚を5人そろえたが、それは人気取りの方便であって本音は「女は家庭」。
戦前回帰・好戦的な安倍内閣は日本を危険な方向へ導こうとしている。
これとは別に、経団連は政治献金のあっせんの復活を決めた。政党助成金と引き換えに企業献金をやめる方向のはずだったが、反故にしてしまったのである。
企業献金の復活の背景には、安倍首相の外遊でぞろぞろ大企業・財界のメンバーを連れて行ったことの謝礼でもあるだろう。
だが政治献金によって政治が国民のためでなく、企業のためにゆがめられることはもってのほかと言うしかない。
2014.09.07:
スポーツで日本人の快挙!と言えばお分かりと思うが、テニスの錦織選手が全米オープンで決勝進出を決めた。
昔の日本のテニスは世界レベルからははるかに遠かった。私が子供の頃はデビスカップのアジア予選すら負けてばかりだった。それが次第に実力をつけ、世界の舞台に出るようになったのである。
最近はサッカー、野球などで世界と並ぶようになった。柔道などでルール変更から苦しんでいる例もあるが、全体のレベルは上がっていると言って差し支えないだろう。
それにつけても日本の政治のレベルの低さよ。いつまで経ってもアメリカの尻ばかり追いかけるし、日韓とのトラブルもまともに解決できないのが現状である。
その程度の政府に苦しめられている日本国民は、今こそだらしない政府を変えるために行動すべきだろう。
2014.09.06:
夕方から雨。再びあちこちで警戒情報が出ている。とにかく降ったら局地的豪雨になるという、非常にまずいパターンである。
おそらく前線が南からの湿った空気を勢い良く呼び込むためだろうが、根本には海水温の上昇があると思われる。
こうした避難勧告がしょっちゅう出るような気象では、住民は安心して住めない。もう山を切り開いて住宅地を増やすような開発、政策は改める時代になっているのではないか。
2014.09.05:
デング熱の患者が増え続けている。しかも新たに見つかった感染者は代々木公園ではなく、新宿中央公園で蚊に刺されてウィルスをうつされた可能性が高い。
ということは、代々木公園での感染者が新宿中央公園近くで蚊に刺され、ウィルスの入った血がまた別の人に注入されるという図式が成り立つ。
最初の感染者の発見が遅かったために、蚊に対する警戒心が薄いまま、次々に感染を広げたのだろう。よって保菌者がまだ多数存在すると考えられる。
東京は人の移動が激しいから、まだ患者が増えるだろう。代々木公園のほとんど、隣接する明治神宮の一部、新宿中央公園の一部が立ち入り禁止になったが、これ以上の感染拡大を防ぐには、東京都を中心に先手を打って蚊の駆除を行うことが必要ではないだろうか。
2014.09.04:
またぞろ安倍内閣の奇怪な方針が出てきた。
「好景気」?を地方にも、という方針を出したが、一体何をしようというのか不明である。
そもそも株価が上昇気味であることと実際の景気は結びついていない。それは先日のGDP発表でも明らかだ。儲けているのは一部の輸出大企業とか財テクに金をつぎ込んでいるところだけ。個人消費はどんどん下がっている。
大都市のみならず、地方でもシャッター街が立ち並ぶところをどうやって立て直すのかさっぱり見えない。こういう状態のままで消費税を10%に上げたら、事態はさらに悪化するだけ。
福島県知事、沖縄県知事の両選挙、来年の統一地方選挙対策の匂いがするこの政策、掛け声だけで何もできないで終わるとしか思えない。
2014.09.03:
安倍改造内閣が発足したが、これまでの方針と変わらず亡国政治を続けるようだ。
その顔ぶれで目を引いたのが高市早苗。
彼女は過去の大臣就任中も含めて毎年靖国神社に参拝しているはずだ。そこで調べたら驚くことがわかった。
今度の閣僚19名のうち、「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」に参加しているのは、安倍晋三、高市早苗、甘利明、石破茂、江渡聡徳、竹下亘、西川公也、山口俊一、の8名であることがわかった。閣僚の4割強である。
これで安倍内閣の極右ぶりがよくわかる。特に高市早苗はこれまでの実績から来年の8月15日も参拝する可能性大である。
過去の比率はよくわからないが、少なくとも今の内閣では中韓両国との関係改善を期待することは絶望的のようだ。
2014.09.02:
デング熱の感染者が出たことが、マスコミでも大きく取り上げられている。
本日現在、感染が確認されたのが35名。いずれも東京代々木公園に生息する蚊が媒介している疑いが濃い。
蚊を駆除すれば拡大は一定程度防げるだろうが、未だにはっきりしないのは誰が最初の感染者だったかということ。
常識的に考えて、保菌者の血を蚊が吸い、それが他の人を刺して感染させたということになるだろう。しかし、もし最初の感染者に症状が出ていなければ特定は困難になるだろう。
最近はハエも蚊もほとんど見なくなったが、公園の草むらにはまだまだ多くの昆虫が棲む。
私が子供の頃はご飯にハエがとまっていることは珍しくなく、手で追い払ったり、台所にはハエ取り紙が置かれていた。また夏には蚊取り線香をつけて蚊帳の中で寝たものである。
今は衛生状態が良くなったのでハエや蚊のことはあまり気にすることはなくなったため、思わぬところで病原体にやられてしまったようだ。
2014.09.01:
安倍自民党がまたぞろ危ないことを考えている。
先日、自民党のヘイトスピーチ対策プロジェクトチームにおいて、国会周辺で行われている原発再稼動反対などのデモついて「うるさい」との理由で規制を加えるべきという意見が多く出たという。
いったい何を考えているのか、ヘイトスピーチと一般のデモを混同させる議論が出てくる背景には、自民党の根深い反民主主義的体質があると見る。
ご存知のように憲法21条は集会・結社・表現の自由を定めており、デモなどに関する取締りの法律は暴力的でない限りにおいてまったくない。
しかし今問題になっているのは、表現の自由のうち、特定の人種や民族を憎悪、排除するもの、すなわちヘイトスピーチは含まれないことをどう規定するかである。
先日の民事裁判で損害賠償が認められたのであるが、国連はこれを法制化せよという勧告を日本に対して出したのである。
従って欧米並みの法律の制定(但し米連邦法にはない)が急務となっているのである。
ところが自民党はこれを逆手にとって、集会の自由そのものに手を加えようとしている。
確かにヘイトスピーチとその他の表現には完璧な境界はない。だからといってヘイトスピーチを放置することはもはや許されない情勢なのである。しかし規制を拡大解釈する権利は誰にもない。もし「うるさい」などという近視眼的な立場で論じたら、デモそのものの禁止につながる。
そのあたりのきちんとした議論をせずに「うるさい」などという理由で取り締まろうという発想は、戦前の治安維持法にもつながりかねない、非常に危険なものである。