悪餓鬼日記帖:なにぃ、文句あっか!

13.11


2013.11.30:

短い秋をあっという間に過ぎていきなり冬モード。
寒くてやりきれないのでファンヒータ、パッチ、毛布の出番である。
NHKの秘密保護法案の報道がおかしい。反対運動のことをまったく取り上げなかった。しかしここ数日前からやっとニュースが流れるようになった。
どうやらNHKの経営委員に安部首相に近い人物が送り込まれたことなどが影響していると思われる。だがかなり批判が寄せられたようで、仕方なく報道しているのだろう。
次は会長も安部色の強い人物が選ばれるのではとささやかれている。
最近の阿部首相の前のめりには目を覆うものがある。秘密保護法の衆議院での強引な可決などは典型。採決の前に行われた福島での地方公聴会では疑義・反対ばかりだったのにまったく無視である。人事でいえば内閣法制局長官を集団的自衛権賛成の人物に置き換えるなど、国民世論への配慮などは一切ない。これが続くと安部内閣はそっぽを向かれるだろう。第一次内閣の時は国民のブーイングに対してノイローゼのようになって辞任したが、今回は耳に栓をしてひたすら極右路線を走っている。これには自民党長老からも批判を受けている。
阿部首相の末路はそう遠くない。

2013.11.29:

国際宅急便でとんでもないことが起こった。
昨日中国の大連に向けて機械部品を送った。通常なら関空から韓国の仁川を経由して大連に届く。
どこの宅配業者でもやっているように、ウェブサイトで貨物の追跡ができるのだが、今朝仁川に到着したのがわかって以降データの更新が途絶えていた。
そして夕方5時前、突如として更新データが現れたと思ったら、「アメリカの○○に到着しました」と表示されたのである。
おいおい、それはないだろうと思い、急いで業者に電話。するとデータのミスではなくて本当にアメリカに行ったとのこと。すぐに取り戻すよう手配させたが、こんなことは初めて。
人間がやっていることだからミス、あるいは配達人が捨てたなどという事故なども皆無とは断定できないが、まさか中国とアメリカを間違えて送ってしまうとは思わなかった。

2013.11.28:

これまでも何度か書いた3国間貿易の話。
A国からB国に送る貨物をC国の会社が仲介する場合、船荷証券(B/L)に記載する送り主(Shipper)はC国の会社とすることが普通である。これはB国の銀行からC国の銀行に対して発行された信用状にB/Lの条件として記載されていることが通常であるため、ならびにB国での通関における書類の整合性という意味もある。
ところが国によっては規則で自国(A国)以外の会社がShipperにできない場合がある(たとえばインド)。つまりC国の会社は記載条件のそろったB/Lを銀行に提出できないことになる。これでは困る。
これを避けるにはA国で発行されたB/LのShipper名を書き換えてくれる(他にShipperの名前にOn behalf of〜と追記する方法もあるが、長くなるので割愛する)乙仲に頼むことになる。しかしそんな話をすべての乙仲が受けるわけではない。よって苦労の種になる。
先日私の仕事でまさに同じ問題が発生し、冷や汗をかいたことがある。幸いにして乙仲同士の仲間内をつてにしてShipperの書き換えをやってもらうことができたが、成功するまでは神経が磨り減った。

2013.11.27:

中国が勝手に「防空識別圏」を決めたことで、批判が集中している。
これでは北朝鮮を嗤えない。身勝手もいいところで、日本のみならず韓国とも軋轢を起こして、領土問題を意図的に拡大させている。これでは国際的な賛同は得られまい。
国境とか領海、領空については他国との摩擦が起こりやすいものだが、それを軍事的な方法で自国に有利に持ち込もうとすることは緊張を高める意味しか持たないのは明らか。もし中国が平和的な解決を求めようというのならば、あくまで平和的な交渉をすべきこと。
今の中国指導部は国内での問題から外交問題に目をそらせて、国民の不満のはけ口を求めているように思えてならない。

2013.11.26:

自公みんななどが秘密保護法を衆議院で可決させた。何たる愚行だろう。
しかも委員会での強行採決まで行った。これは日本国民にとっての歴史的屈辱である。
最悪の反民主主義的法案を、強行採決という最悪の反民主主義的方法で通す。
そもそも強行採決というのは、与党多数派が国民の多数が反対していることを数を頼んで議決する方法であり、道理に反することである。これでは民主主義はまったく成り立たない。
まだ参議院での審議が残っているが、いずれにせよ秘密保護法の衆議院通過を怒りをもって糾弾する。

2013.11.25:

Microsoftが最近始めたアプリのメニューを「リボン」という方式、あれこれ小細工をしたい私のようなユーザーにとっては不便極まりない。
初級ユーザーがよく使う機能に絞って表示しているのだが、万人向けの共通性ばかりを重視しているために、逆にカスタマイズが非常に面倒になっている。
やはり機能別にメニューを作ってあるクラシック方式が好ましい。それがためにOfficeでは旧来のメニューを表示できるアドオンが出回っている。つまりそれだけ不満があることの証拠だ。
しかし残念なことにWindows Live Mail 2010だけはそのようなメニューがまだ作られていない。不満ながらもあのうっとおしいリボンを我慢して使っている。

2013.11.24:

今日は親友OがPCをWindows7に変えたというのでオンサイトサポート。
パーティションの作成などあれこれセットアップし、最後に本人と奥さんがテストして満足。その間約3時間。
やはり自宅でWin7セットアップの「練習」を積んだためにすんなりいった。めでたしめでたし。

2013.11.23:

先日から腕時計が止まったままだったが、電池の入れ替えでとりあえずは回復。
そもそも昨年に電池を交換したのにいきなり止まってしまうのはおかしい、ひょっとしたら寿命かもと思って時計屋(これが意外と少ない)を何軒かあたってみて診断を頼んだが、高い修理代を見積もるだけで診てすらくれない。
ネットで調べたが、足を運んでも店を閉めているところが多く困ったことになった。最悪新品を買うことになるのを覚悟したが、捨てる神あれば拾う神あり。元町の高架下で時計修理専門の小さな店を偶然発見。
店の主人(30歳くらい)曰く、電池交換した前の店の電池の選択が悪いためとの診断。早速別のものに交換して終了。もっとも70年代の古い時計だけに、電池ですらぴったり合わない(高さが異なる)ので、今回は薄めのものにゲタをかませてぴったり収まる細工をした。
これでも長持ちしないようであればいよいよ寿命が来たと判断することになるだろう。
「おじいさんの古時計」ではないが、時計が時を刻むのをやめたとき私も・・・というのは考え過ぎか(苦笑)

2013.11.22:

メイン機、サーバー機の交換が終わってプライベートは一段落。もっとも旧マシンの廃棄がまだ残っているが。
最近はPCリサイクルが定着して、メーカーのHPから回収の依頼ができるようになった。申し込むと「ゆうパック」の伝票が送られてくるので、これまたネットから予約した日に郵便局から集荷に来る。
COP19で問題になった日本の削減(実質は増加)目標が批判を浴びているが、これまでの原発依存体質を改めるとともに、「大量生産、大量消費、大量廃棄」社会を根本的に見直すことが求められている。それは同時に長時間労働をなくすという効果もある。

2013.11.21:

先日書いた管理職のこと、退院して会社に出てきたと思ったら、気分が悪いといって翌日も休み。
後で聞いたら、今度は軽い脳梗塞が見つかって再び入院&手術。
私と年は変わらず、太っているわけでもないのに血管は相当やられているようだ。
こういうことが起こるのには食生活の問題だけでなく、精神的なストレスが強いことも一因なのだろうか。彼はどちらかというと常にイライラしていてせっかち、大阪弁で言う「いらち」の性格。
私もどちらかと言えばせっかちな方だが、今のところ糖尿病による足の痺れとこむら返り以外には、心臓とか脳で問題を感じたことはない。数年前に頚動脈のエコーを撮ったことがあるが、コレステロールの沈着はあるものの、血液の流れは悪くなかった。

2013.11.19:

FTPサーバーについてネット仲間からヒントをいただいた。結果、WarFTPのインストールに成功。
原因はインストール途中でタスクバーに別のバーができていて、そこから先に進むことができることを見落としていたこと。意外と単純である。
以前の環境を引き継ぐことができたのでまずは安心。
Dさん、Nさん、感謝!

2013.11.18:

先日から日記が切れ切れになっているのは公私共に多忙なため。
会社では中国向け輸出の予約、船積書類の作成などに追われて連日残業しているため。輸出の相手が客先なら営業にやらせればいいのだが、実は中国での機械製作を委託しているための一部部品(とはいえ大量に)を支給するものであり、これだけは私が作る羽目に陥ったのである。
休日は休日で、先日からサーバー機に入れるFTPサーバーの選択に悪戦苦闘。
IISをセットアップしてみたが、複雑極まりなくて閉口。ということでフリーのFTPを探しているがなかなか間尺に合ったものがない。有料はあるがやたらと高い!せめて1000円程度のシェアウェアはないものか!
ということで結論はまだ出ず、未だに右往左往している。

2013.11.16:

メイン機の"7"への移行が済んだので今度はサーバー機。
ここでも思わぬ伏兵。FTPサーバーとしてこれまで使っていたWarFTPがインストールできない。調べたら確かにダメであった。仕方がないのでIISに含まれているFTPを使うことにしたが、初めてのことゆえネットで見つけた解説書とにらめっこしながらセットアップすることにした。ただしコケまくりそうなので明日にする。

2013.11.14:

ここ数日寒い日が続いたので少し厚着になった。これまでの暖かさが消し飛んだ。どうしてこうも天気が激変するのだろう?
Win7に慣れてきて感じること。
ひとつ、やたらセキュリティーの壁を設けていること。
ユーザーの、それも自分が管理するフォルダーでさえ見えないところが沢山ある。しかもそれらを見えるようにするためには二重の設定が必要になっている。
そもそもPCが一人一台の時代になっているにもかかわらず、相変わらず複数のユーザーがそれぞれの領域を管理する考え方から抜けきれていないのは腑に落ちない。家庭でも一人が主導権を握っている時代である。
もし複数ユーザーが使うマシンならば、そういう仕様のOSを別に作ればいいのだ。
次の問題は、セキュリティーパッチがやたら出ること。
システムの「穴」を狙った攻撃が次々と手を変え品を変え出てくるのは、有名どころの宿命ではあるのだが、いつまでももぐら叩きのように「穴」を塞ぐことを続けているのはほめられたことではない。
新しいPCを買ったらいきなり100件近くのパッチのインストールを必要とするのは気分が悪い。そのために1時間近くも時間を無駄にするのは「すぐに使えない」というPC初心者の不満を助長するだけである。

2013.11.12:

フィリピンを襲った台風30号は甚大な被害をもたらした。命を落とした人の数もいまだはっきりせず、ひょっとしたら1万人を超えることもあり得るようだ。被害はさらに台風が上陸したベトナムにもおよび、ここでも死者が出ているという。
台風の巨大化がもたらす被害は過去の記録を次々と塗り替えている。日本での竜巻の増加も同じ。折りしもポーランドでCOP19が開かれているが、先進国と後進国の駆け引きをやっているようでは情けない。やはりここは先進国が一歩譲るべきだろう。そうでないと温暖化の進行を少しでも遅らせることはできない。
さて、最近小泉元首相が原発の即時停止をと繰り返し明言している。彼の「思い込んだら一直線」という性格がこんなところに出てくるとは思わなかった。

2013.11.11:

今日は昼間から風が吹いて薄ら寒い一日。北国では雪の便りもあった。
韓国のいい加減な仕事は時として目立つ。
昔は品質管理の悪さで壊れたり、データの改ざん、嘘をつくなどが少なからずあったものの、最近はかなり減った。しかし根絶されてはいない。
先週から客先とのやりとりをしていたが、L/C(信用状)にある品物の送り先について、具体的住所を問い合わせていた。ところが当初はL/C記載とは違う場所を指定してきたので押し返した。そして返ってきた返事は、都市名などはちゃんと記載されていたがあて先の会社名が違う。
どうやら品物を保管する倉庫会社らしい。しかしそれではL/Cの客先とは違う会社。またもや突っ返し。
そして今日出てきたのはその会社の支店名らしいが、名前は合っているものの住所はどう見ても怪しい。というのもGoogle Mapで調べたら住所になっている場所は農村地帯で工場とかビルが見えないところだったのである。
しかしこれ以上押し問答を繰り返しても仕方がないし、見かけ上はL/Cとの相違は目立たないのでそこへ送ることにした。
この先どうなるか不明だが、運送会社から「そんな会社は住所にはない!」と言われたらどうするか、若干の不安を感じている。

2013.11.10:

昨日ももうひとつすっきりしない天気だったが、今日はほとんど雨。買い物に出るのもしんどい。
しかも昨日はなぜか低血糖によによる脱力感がひどくて困った。
息子は見かねたのか、夕食の後片付けを自分からさっさとやってしまった。困ったときはお互い様、息子はそういう態度をしっかり身につけたようだ。

2013.11.08:

午前中は県内のメーカーへ出張だったが、午後から帰社してみると書類とメールのてんこ盛り。
そんな中で奇怪な国際取引をやろうとしていることがわかった。細かいことは省略するが、三国間貿易でA国から有償ベースでものを買い、それを無償でB国のC社に渡すというものである。しかもB国で輸入する際の関税や税金もウチの会社で負担してやろうという至れり尽くせりの条件である。
しかし最大の問題は、B国での輸入通関はウチの会社名義ではできないことである。連絡事務所はあっても法人として活動できる許可かがない、すなわちB国での商売はできないからである。
ところが実際の受取人は法人登録のあるC社なのであるから、租税はC社に負担させればいいものを、あえてそこまでして媚を売る目的は何なだろうかと考えてしまう。
こういう奴隷まがいのアイデアを考え出したのはウチの営業である。C社に何の恩義があるのかは知らないが、国際取引の常識から外れたことを、関係先にも相談せずにC社と合意しようというのは悪質な利敵行為でしかない。

2013.11.07:

ものづくりの会社に勤めながら、以外に知らないことがある。
成型された鉄製品を作る方法として、鋳造と鍛造というのがあるが、鍛造についてはあまりよく知らなかった。
鋳造は文字通り溶けた鉄を型の中に流し込む方法だが、鍛造はハンマーをふるって変形させる方法だけではない。熱した鉄の塊を型枠の中に入れてプレスで圧縮するというのもあるのだ。
変わったところでは、ドーナッツ状の原材料を内側と外側からローラーで押し付けて所定の寸法に仕上げるやり方もある。例えば大きなベアリングの内輪と外輪などはこの製造法を使う。
先日鍛造メーカーが売り込み来てカタログを置いていったが、これを見て「こんな方法もあるのか」と感心した次第である。

2013.11.06:

会社では「XP一掃運動」の第2弾が始まった。
ウチの職場でも結構な台数がある。特に私と同様以前の工場・事務所から転勤になった人が多いので、XPがゴロゴロしている。これを来年3月末までに変えるとなると、今から注文しておかないと特需でメーカーの製造能力を超えてしまう。
それともうひとつは、職場のサポーターが忙殺されること。普段の年だと職場の人数の1/4くらいの台数が更改となる(4年に1度だから)のだが、今回は特別だから1/2近くなる。
自力ですべてをセットアップできる人は私を含めてごく少数だから、普段の仕事は放り出してサポートが連続する。ひょっとしたら私も狩り出される可能性があるが、今のところはそしらぬ顔。
実務が忙しいこともあるが、Win7については私もまだ初心者。マニュアルと首っ引きでは切り替え作業がはかどらないのは目に見えているからである。

2013.11.05:

連休明けで出社したら、いつも早く来ている管理職の一人の姿がない。後で聞いたら休み中に入院したとのこと。
原因は心筋梗塞。胸の痛みを訴えて家族が救急車を呼び病院へ。そのまま手術室へ直行ということだった。
手術は多くの場合、心臓の動脈に先端の膨らんだカテーテルを入れて詰まっている血管を広げる方法が主流。これで血流が回復すれば患者はけろっとしている。
私の知り合いでも胸の痛みから心筋梗塞が発見されて心臓カテーテルで治癒という例を何人か知っている。それほど有名、かつ患者が多いと言うことである。昔なら助からなかった病気が今はいとも簡単に治る、そういう時代になった。
心筋梗塞になる人は太っているとは限らない。今回の管理職も痩せ型だった。しかしコレステロールの高い食事、強いストレスも引き金になりうる。また歳を重ねると発症率が高くなるから私も油断できない。
歩いているときなどで胸が苦しく感じるときは非常に危険と考えたほうがよさそうだ。

2013.11.04:

気温はそれほど下がらなかったが、風が強いなと思ったら近畿地方は「木枯し1号」とのこと。まだまだ秋深しとはいかないが、季節は冬に向かって進んでいるようだ。
さて、昨日の親友OのPCの更改、周辺機器の調査をさせたら、プリンターはOKだがスキャナがNG。
ふと思ったが、ドライバーもさることながらインクカートリッジはいつまで供給してくれるのだろうか?

2013.11.03:

友人HPの手伝いがちょっと立て込んでいたがやっと終了。とはいえ空は芳しくなく憂さ晴らしに外出する気にはならなかった。
一方で親友OのPC(XPマシン)の更改をけしかけていたが、やっとその気になったようで、今月中にオンサイトのサポートにでかける。
ただ、唯一の懸念はプリンター。私がスキャナでトラブったように、かなり古いプリンターだとドライバーの更新が終了している可能性がある。そうなるとプリンターも買い替えになるので、奥さんの渋い顔が見えるようである。
しかし「ならぬことはならぬ」。諦めて「福沢諭吉を一人」店に引き渡すしかない。

2013.11.02:

安倍内閣の暴走は止まるところを知らない。極めつけは秘密保護法である。
この法案の大きな特徴、というか国民にとって最大の問題は秘密とされる内容そのものが秘密であること、処罰の対象が一般国民はもとよりマスコミ、国会議員、裁判官にまで及ぶことである。
政府が指定すれば軍事機密以外にも広範にしてされうる。また裁判になった場合も起訴事実、証拠、証言も公開できなくなる。
これは憲法違反を超えて憲法そのものを破壊する。
また秘密保護法と並んで通そうとしているのが「日本版NSC」法案。アメリカの真似だというが実質的には国民にはその存在すら隠されていた戦前の「御前会議」そのものである。当然会議の内容も秘密扱い。よって国民には知らされないままアメリカが仕掛ける戦争に加担することになる。
こんな最悪の法案はすみやかに葬り去るべきである。