悪餓鬼日記帖:なにぃ、文句あっか!

13.04


2013.04.30:

連休4日目。
今月初めからマンションの外壁塗装工事をやっていて、今日は仕上げの階段室の塗装。壁に手を付けるのはご法度。
足場の解体工事も始まっているので明日が工事の最終日なのだろう。
今のマンション、阪神大震災によるひび割れもなく、先日の淡路島の地震でも揺れはそれほど大きくなかった。どうやら揺れに対する建物の振動を緩和させるような構造になっているように思う。設計者は意図していなかったのではないか。しかし耐震構造ではなくてもそのような挙動をすることはありうるだろう。建築の構造力学通りに建物が挙動するとは限らない。建物の力学は常に多少の曖昧さを伴う。そこは電気工学のような誤差がほとんどない世界と異なるところだ。
但し私は機械・建築の力学をこき下ろす意図はない。要はそれを利用する人間が間違った使い方をしなければいい問題だからである。

2013.04.29:

連休3日目。
久しぶりに友人HPの話。
たっての頼みで貼り付けている画像を何枚か、アニメーションではないが一定のインターバルで順次切り替えるリクエストが出て、それを実験することになった。
切り替えということになればどうしてもJavaScriptの知識がなければできない。しかしやったことがないから、ネットでサンプルを捜して何とか実現させた。
さすがにJavaScriptは難しい。これまでも掲示板とか投稿でお仕着せのCGIの設定を変えるだけのことはやったが、パーツでの提供しかないものをカスタマイズするのは、40代でHTMLを始めた頃とは違って覚えるのに非常に苦労する。
今更リファレンスと格闘する気はないが、60を過ぎて時間がかかっても何とか挑戦できないことはないと思った。それはサーバーを始めた時と似ている。

2013.04.28:

連休2日目。
今日はサンフランシスコ平和条約発効の日と言うことで、いままでになかった政府主催の式典が行われた。
しかし沖縄にとっては「屈辱の日」であり、政府の式典に反対する集会が開かれた。県民丸ごとが反対しているのに強行される政府の式典と言うのはこれまでになかった。抗議の意味を込めて沖縄県知事は出席しなかったのである。
しかも天皇を出席させるという、憲法からの逸脱も見られる。天皇は憲法第4条によって「天皇は、この憲法の定める国事に関する行為のみを行ひ、国政に関する権能を有しない。」としていて、第7条に規定されている具体的行為以外はできないのである。
サンフランシスコ条約によって日本の主権が回復されたという定義も不十分である。
ひとつは沖縄を含めた領土の不当な明け渡しであり、もうひとつは海外の軍隊の撤退を決めながら例外として駐留の協定を認めたことである。もちろんこのことが今も米軍を居座らせる安保条約の根拠となっている。よって100%の主権回復ではないし、安保条約は今も続いているのである。
どうやら安倍内閣は今回の式典によって日本が「独立」していることを強調し、「押し付け憲法」を排除するテコにしようという目論んでいるように見える。

2013.04.27:

今日からゴールデンウィークに突入。私は10連休である。もちろんどこかへ出かける予定は一切ない。
しかしせめて1日くらいはぶらりと出かけてみたいもの。以前は普通で倉敷、近鉄特急を使って名古屋、若いときは歩いて六甲を越えて有馬温泉というのもあった。
だがだんだん足が衰えてきたので歩き回るのは苦痛になりつつある。困ったものだ。
ともあれ久しぶりに時刻表でも眺めながら計画を立てるか。

2013.04.26:

ゴールデンウィーク前で手配書や図面の発行で忙しかったが、やっと全部片付けて本日終了。納期があまりないものは先行メールで仕事を依頼した。
昔と比べて本当に便利になった。その昔、FAXすらなかった時代はTELEX(若い人はもう理解できないだろう)で電文を打ち、図面はエアメールで送るしかなかった。しかしそのうちにFAXが普及し、さらに電子メールもできるようになったが、図面はまだFAXだった。
しかし革命が起こったのはPDFの発達。スキャナによる画像を使うこともあったが、解像度はイマイチで汚かった。しかしスキャナからあるいは文書ファイルをそのままプリンタドライバを介してPDFに落とせるソフトができてからは、もはやFAXそのものが廃れようとしている。
同時にネットの通信速度も上がったしサーバーの容量も巨大化したから、メガバイト単位の図面が瞬時に世界中に発信できる。
今後はどんな技術が出てくるのだろうか。

2013.04.25:

閣僚の靖国神社参拝問題、中韓から批判を受けたことについて安倍首相は国会で「国のために命を落とした英霊に尊崇の念を表するのは当たり前だ」と「反論」を試みた。しかし彼は相変わらずの歴史認識の誤りを続けていると言えよう。
明治からこの方、日本の軍による戦争は西南の役のような内乱鎮圧を除いてすべて侵略戦争、国外での戦闘に終始している。そして国内では沖縄の地上戦はあったものの、戦況が不利なると一般住民は邪魔だとして強制的に自決させるということが数多くやられた。都市における空襲、原爆投下に対してもそれを防ぐことはできなかったのである。
これが「国を守る」ことではなかったことは誰が見ても明らか。しかもアジアでは2千万人もの犠牲者を出したのである。この事実は隠せない。これを「国を守る」などという詭弁で言いくるめようとしても無駄である。世界中の人が見ているのだ。

2013.04.24:

いよいよゴールデンウィークが近くなって、片付けないといけない仕事が出てきた。
今日はその関連で設計の尻を叩いて図面を作らせ、手配書を必至で作っていた。何とか5時前ぎりぎりで終了。明日は補修用部品の手配書が1件。これは事前に電話してあるから紙の処理だけでいい。
しかし一つだけ困ったことが起こっている。
フランスから中東へ向けての船積が予定されているのだが、信用状の期限が5月10日なので連休中に出航する可能性が高い。そうなるとフランスメーカーから書類を送ってもらわないと困るのだが、まだ来ない。最初は梱包が出来上がる4月26日に出すと言っていたが、それでは日本側が休みに入ってしまう。それで事情を話して急がせているのだがまだ来ない。
また乙仲を通じて船の予約が必要だが、乙仲自身は税関に合わせてカレンダー通りの営業に対してウチの会社は10連休!。
勿論フランスは5月1日のメーデー以外は通常通り。
ということで結論。
私の方は、基本的にメールのやりとりを自宅から行うつもりだが、場合によっては書類を取りに何十年ぶりかの休日出勤となる。

2013.04.22:

靖国神社の春の例大祭で安倍内閣の閣僚3名が参拝した。安倍首相も参拝しなかったが供え物をした。
当然ながら韓国、中国がクレームしている。当然だろう。アジアの国々にとって靖国は軍国日本の象徴だからである。
靖国擁護派は異口同音に「国を守るために戦った英霊を祭るのは当然」と言う。しかしこれまで私が何度も主張しているように、祀られている人間は侵略戦争を指揮した戦犯、あるいは心ならずも徴兵によって侵略戦争に狩り出された人たちである。
そのことはアジアの人たちにとってだけでなく、国内の良心ある人々にとっても厳然たる事実である。「英霊」は「国を守った」のではなく、侵略戦争に自ら加担したあるいは加担させられたのである。
その事実をねじ曲げることは、先の戦争に対する無反省という発想がなければできない。

2013.04.21:

息子が突然、カレーライスを作って食わせてやると言い出した。初めてである。
1、2回口出ししたが後はまかせっきり。面白かったのは野菜を細かく刻んでいること。煮込む時間を短縮するためという。
やや軟らかめだが味は悪くなかった。これで自信が付いただろうか。

2013.04.20:

ボストンのテロ事件、もう一人の容疑者が捕まった。これでボストン市民は少しホッとしたようだ。しかし亡くなった人は帰らない。
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日本がTPPに参加する問題で、最後まで残っていたカナダが参加を認めた。これで日本は抜き差しならない地獄の門をくぐったことになる。
政府はこれから日本の主張をいかにして通して行くかの検討を始めるといっているが、今年初めの安倍―オバマ会談でもはっきりしているように、「すべての品目が交渉の対象になる」のであるから、日本だけ農産物の輸入規制を行うと主張しても、他の国が反対すればそれまで。多数に押し切られることは目に見えている。
元々が規制を「ザル」にすることで各国が協議していたのだから、日本が後出しジャンケンをしても通るわけがない。TPPに参加することがそもそも間違っているのである。

2013.04.19:

ボストンマラソン当日のテロで3名が亡くなった。冥福を祈りたい。
ボストンマラソンは、1897年4月19日独立戦争開戦を記念する「愛国者の日」に第1回が開催された。以来116年、市民が参加するマラソンとして有名になった。
日本選手の優勝も何回かあり、1951年4月19日の大会で田中茂樹が日本人初の優勝を成し遂げている。
その伝統あるマラソンでテロ事件が発生するとは誰も予想しなかった。
この日記を書いている時点では、銃撃戦の末に犯人の一人が捕まったが病院で死亡した。もう一人は逃走中である。
大勢の人が集まる場所での犯行は卑劣と言うしかない。爆弾に限らず、秋葉原での無差別殺人のように無辜の市民を襲って何をしようというのか。「下手な鉄砲も数打ちゃ当たる」とばかりの自己満足とも思える手口は絶対に許されないものである。と同時にこのような犯罪をどうすれば防げるのか、単に警備を強めるだけではすまないと思う。

2013.04.18:

昨日、今日とやたら暑い。もっとも明日は気温が下がるとの予報。
中国の合弁会社とやりとりしていたら、船の積荷の実物写真を見せてもらう機会があった。
中国から東南アジアへ送る貨物だったが、着いたら船倉の中はぐちゃぐちゃ。まるで震災後(阪神でも東日本でも)のがれきのように梱包が壊れている。
弱い梱包、無理な積み重ね、船内での固定が不十分など、複合的な原因である。主として船側の責任が大きい。というのも売上を大きくするために、無理矢理荷物を沢山引き取ったからである。無理をして、積み重ねてはいけないものまでしこたま積んだから、壊れるのは必然である。そもそも貨物船としてはトラックのような積載重量オーバーと言うのはあまりない。船体の重量に比べて貨物の重量はそれほど重くないからである。むしろ容積のほうが大きく影響する。しかも波で揺られて大きく傾くこともあるから、しっかりと固定していないと積荷は揺さぶられて船の中で動き回るのである。
その昔、韓国から日本に輸入した貨物でも同様の荷崩れを起こしたものがあった。しかしこのとき、本船は自分達の責任逃れのために韓国の貨物検査組織の積荷が正しく積まれたという「合格証明書」を出してきた。これを見た日本側の関係者は「やられた!」思ったそうである。簡単に言うと、船側が検査官に「鼻薬」をかがせたのである。

2013.04.17:

いつもの歯医者通いで、今日こそ最後かと思ったが、左下にやや強い虫歯が見つかった。やっと終りかと思ったのに思わぬ伏兵である。
これで治療の完了まで1年を超えることがほぼ確定した。
もう気分的に滅入ってしまったので、本日の日記はこれで終り!

2013.04.16:

今日は気温が上っていて、夜も風呂上りはパジャマのままでOK。
さて、北朝鮮は相変わらずの暴言・威嚇に終始している。
昨日の金日成の誕生日に、ソウルでは金正恩等の写真を焼くなどの抗議行動が行われたのだが、それに対して北朝鮮は「最後通牒」とか「予告なしの報復行動」とかを宣言した。言葉の上では戦闘状態である。
アラブ諸国では良くアメリカの国旗や大統領の写真を焼く光景が報道されるが、その度にアメリカが軍事行動を示唆することはない。アメリカに対する暴力的な行為がない限り、軍事的な報復などは考えられない。民主主義国家なら当たり前のことである。
そのあたりの感覚が北朝鮮では失われている。またそういう雰囲気が長年にわたって市民にも浸透しているのか、はたまた弾圧の成果なのか、政府を諌める動きは全く見えない。そこが北朝鮮の悲劇でもある。
本当に軍事行動に出るのかはわからない。しかしこれまでとは違った異様な言動が続いていることには北朝鮮の未来を危惧する。もちろん政府にではない。無辜の市民に対してである。

2013.04.15:

決算の後始末も終えたので、次は月末へ向けての準備。それを考えていたら大変なことに気付いた。
信用状が5月10日期限の船積があるのだが、欧州から中東へ出荷すべき貨物が今月末にならないと完成しない。すれば船の予約は連休中となる。しかしウチの会社のゴールデンウィークは5月7日まで休みだから何もできない!残り3日で予約など無理。しかも中東行きの便は週1回あるかないかのレベル。大変なことである。
それで欧州の会社に何とか連休前に完成するよう頼むメールを打ったが返事や如何。
最悪期限切れでプッツンとなる可能性が出てきたので仲介している商社に相談した。
救済手段は「信用状の期限切れでも金を払う」という許可を客から得るために、銀行に保証状を差し入れ、銀行から客に話をつける方法である。もちろん客が「ノー」と言えばそれまでだが、商社は客とのコネがあるらしく、何とかなるだろうとの回答。勿論銀行もタダではやってくれないからそれなりの手数料をむしり取る。
世の中「捨てる神あれば拾う神あり」だが、そこには金がつきまとう。

2013.04.14:

寒さもやっと収まった。そこで今日は少しだけ家の片付け。遂にファンヒーターもお蔵入りである。
北朝鮮の動き、まだミサイル発射はしていないが、明日は金日成の誕生日だから何か動くかもしれない。そんな中アメリカのケリー国務長官が韓国、中国、日本を歴訪している。明らかではないか北朝鮮対策の協議であることは間違いない。
それにしても日本政府の言い方はいつも「米中韓と協議しながら対応」となる。しかし実態はアメリカ頼みである。というのも外交はアメリカ言いなりだし、しかも北朝鮮とは外交窓口を持っていない。だから完全に他人任せしかできないのである。
こんな自ら動こうとしないのは外交ではない。自衛隊にミサイル撃墜だけを命令しているのは、北朝鮮にバカにされるだけだ。

2013.04.13:

今朝の地震にはびっくりした。いきなりドンときてすぐに大きく揺れたからである。
しかしすぐに揺れがおさまったので、これはマグニチュードが小さくても震源地に近いということがすぐにわかった。しかし震源の淡路島が震度6―なのに神戸が4というのはどういうことだろう。もちろん専門家でもないので原因は不明。
それにしても18年前の阪神大震災の震源地の野島断層の端にあたる地域だから、近く地震が起こっても不思議はない位置である。地球が動いていることを感じさせる。
東日本大震災も、地層がまだずれていない先端の部分に何が起こるか、懸念材料である。

2013.04.12:

最近のスマホの増大で、通行時のトラブルが増えていると言う。
あれはPCのディスプレイに近く、情報量も増えているからいきおい画面に集中してしまう度合いが強いのだろう。その分周囲に対する注意が散漫になり、他人とぶつかる可能性も高くなる。
特に駅のホームでは転落事故が増えているという。画面に集中してホームから足を踏み外すのである。最近は車内の動画で注意を呼びかけているくらいだ。
私は今もネットにつながらないプリペイド携帯のままである。スマホには興味もない。やはり自宅で自分専用PCを使っているせいだろう。

2013.04.11:

株価が上昇を続けているが、好景気の実感はない。実際問題、経済指標を見ても何も変わっていない。むしろ土地のようなバブルの要素が強いものだけが上っている。
普段の生活でもスーパーの価格が上昇している雰囲気はない。輸入価格に連動している食用油とか小麦粉の小売価格はこれからのことになる。また一部大企業で賃上げのところが出ているが、基本はボーナスのみの増額で、実際に労働者に回るのは夏以降となる。
要するに、株価上昇はアベノミクスによる「期待の先取り」だけであって、公共事業のほか需要を増やすような具体策は出ていないのである。逆に生活保護の切下げなどの政府支出は切り詰めている。いくら日銀が札束を垂れ流しても、実体経済に流れなければその多くは株や為替などのバブルの部分に流れる。今の株高はそれに加えて海外投資家の思惑買いによるものである。
しかし実体経済が伴わないことがはっきりしたら株価は暴落する。その時一部の金持ちや機関投資家、海外投資家が売り抜けて巨額の富をさらっていくだけである。
アベノミクスは夏の参議院選挙までに物価上昇を実現させて消費税増税を図るのが本当のターゲットのようである。

2013.04.10:

今日は歯医者通いで崩壊したブリッジの再生が終わった。
やっとゴールが見えてきた気がする。何しろ左下に激痛が走ったのが昨年のゴールデンウィーク。それ以来だからもうすぐ1年。
まさかこれほど時間がかかるとは思わなかった。せめて1年を越えないように祈ろう。

2013.04.09:

入社式をを終えた新入社員が希望する事業部の工場にやってきた。今日は単なる見学で、実際の配属は事業部教育の後の5月頃である。
ところで最近の人事部泣かせの問題で、英語力が高いということでTOEICの高得点者を合格させても実力が伴わないという。
私に言わせれば、子供の頃から日本語だけの生活をやってきて、TOEICの受験勉強だけしか知らない若者に国際感覚など期待するほうが無理で、実践的な英語の使い方を教えずに会社としての教育を手抜きしようという魂胆は間違っていると思う。
私の最近の経験でも、新入社員あるいは入社後数年の若者は辞書から引いた単語を並べているだけで、相手には何が言いたいのか伝わらないことが多い。もちろん彼等は経験が少ないからそうなるのだが、TOEICの点数が高くても欧米の考え方が理解できなくてはどうしようもない。私の経験では、特に欧米の人間の相手をするには旧約聖書と新約聖書をぜひ読んで欲しいと思う。それとハリー・ポッターである。
それとTOEICのテストは、私も何度か受験したが、ウチの会社で使う問題は商談、マーケティング、広告宣伝、リクルート関連が圧倒的に多い。しかしどれだけの人間が関連する職場で働いているというのか。
メールひとつでも一人前に書けるのは時間がかかる。先輩連中も「これくらいお前ひとりでやれ」と放置するのでなく、一つづつ添削しながら正しいニュアンスを覚えさせるのが王道である。

2013.04.08:

再び北朝鮮の動き。
昨日に続いて、
―開城の工業団地にいる北朝鮮労働者の撤収を発表
―韓国が、4回目の核実験を行う兆候があると発表
こう見てくると、北朝鮮はひたすら孤立への道を突き進んでいるようだ。さすがに中国もさじを投げたと思える。
もちろん水面下の交渉が存在するとは思うが、表面的には中国を除く各国との個別の窓口を閉ざし、残るは国連大使だけという状況を作っている。日本は小泉訪朝以後、自ら動くことをしていない。
北朝鮮指導部の意図はますます不可解になっている。

2013.04.07:

北朝鮮が異様な動きを見せ、韓国は10日頃にミサイル発射の可能性があることを発表した。
これまでの動きを簡単に羅列すると、
―開城の工業団地に韓国人が入ることを拒否(出るほうはOK)
―ミサイル(ムスダン)2基を東海岸に移動
―各国大使館や国際機関に対し、武力衝突が起こった場合に安全を保証できないと通達
―中国が北朝鮮大使館の外交官らの安全確保を確実にするよう申し入れ
―アメリカがミサイル実験を延期
そして今日、日本は自衛隊に迎撃ミサイルの準備として「破壊措置命令」を発令する方針を固めた。
北朝鮮がこれまでになくエスカレートしているのは何故だろうか?
残念ながら私には信頼できる情報を持っていない。世間ではあれこれ想像に基づく話が多すぎる。とにかく北朝鮮は徹底して実情が国外に漏れることを厳しく制限しているためだが、裏返しとして外に誇れないためだと考えられる。
いずれにせよ北朝鮮の暴発に対しては、冷静かつ必要な対応をするほかないだろう。

2013.04.06:

昨日の基地返還問題、結局は日米合意の骨子だけが公表されたようで、それを見ると県内移転がほとんど、しかも2022年以降または「その後」かつ代替地が準備できてから、ということだから期限がないに等しい。
さらに代替地がぼかしてあるが、沖縄県内となるとこれまでの日米合意から辺野古としか考えられない。ということは沖縄県民が県内移転に反対している現状では、返還の条件は最初から存在しないし、実現はほぼ不可能になる。
こんなものを合意して喜んでいるようでは救いようがない。この点を、これまた大手マスコミは安倍首相の「成果」のように書くから国民は騙されそうになる。
危ない危ない。

2013.04.05:

沖縄基地の一部返還が日米間で合意されたと政府が発表した。
安倍首相が自画自賛しているようだが、全文が公表されていないので評価は今のところ困難。
ただ何となく感じるのは、無条件返還はわずかで残りは代替地が整備されてからという条件付きが多いようだ。しかも問題は代替地を辺野古としているかどうか。ここがはっきりしない限り沖縄県民は納得しないだろう。
またこの合意が辺野古建設のための地ならしであるとしたら何をかいわんやである。
それはともかく、詳細が公表されるのを待とう。

2013.04.04:

昨日の話、何とか船積が完了した。
それはさておき、今日は非常にたちの悪い国内の客の話。
ある機械について以前から納期とか値段の話をやっていたが、いつまでたっても発注手続あるいは内示の意思表示をしない。それどころかこのままだと希望の納期には間に合わないから自動的に納期は延びると宣言までした。
ところが今日、いきなり発注すると言ってきた。しかし条件を見るとこれまでの話し合いは全く無視。
まず、交渉の途中で当初の見積から追加部品を加えてくれと言われたので、追加金額と納期延長を提示したのだが、結局「いらない」ということになった。ところが今回出てきた注文は、勝手に値下げした追加部品を含めた上に、納期は追加なしの時のまま。加えて機械に組み込むべき客先の支給部品の納入時期は未定と、これまでの交渉を一切無視したひどい内容だったのである。
しかもこの話の仲介をしてきた商社マンは客の言い分をためらいもなしにそのまま伝えてきたのである。これではガキの使いよりもひどい。
私は設計と営業に電話して、こんなひどい話は一蹴しようぜと共同戦線を張ることにした。
営業もこの客にはいい印象を持っていない。以前一旦決めた発注金額を仕事が始まってから「値段を下げろ」と言われたことがあるという。このときも商社は歯止めの役目をしなかった。
世間一般の商習慣の常識で、一旦合意した契約金額を下げる要求は、ウチの会社内部では「2度ネゴ」と称して最も恥ずべきことである。合意に至るまでは血みどろの交渉をやっても後ろ指を差されることはない。しかし一旦合意したことをひっくり返すと信頼関係は失われるのである。

2013.04.03:

4月になった今週初めから何故か船積ラッシュ。中国から2件、日本から3件の大賑わい。
しかし中国のメーカーは予定の時期になっても品物が100%完成せず、一部が積み残しになった。
しかも完成した分は今日中に積まないと船会社から滞船料を取られる。明日4日は中国の清明節(日本のお盆、墓参に相当する)で誰も働かないからなおさら。中国との窓口担当は電話で「今日中に絶対積め!」とがなりたてていた。私も手伝いに狩り出され、中国側の責任者に督促の英文メールの原稿を書くことになった。しかも今日中に仕事を完了させる話だから数十分以内に打つ必要がある。当然他の仕事は中断。
こういうときの精神の集中力の維持はかなりきつい。幸いにして私の頭の中には、これまでの経験で相手に危機感を持たせる表現はある程度蓄積されているのだが、それでもケースバイケースだから文章の組立には苦労する。
幸いにして、午後になって船会社の代理店からは「今夜日付が変わる頃に出航できそうだ」との連絡があって、目処がついたことで関係者は胸をなでおろした。

2013.04.02:

今年初めの頃から保険会社と約款でもめていたが、やっと決着した。結局私が指摘していた表現の曖昧さをクリアにさせることで決着。
具体的には、国際輸送保険で相手国に到着してからの内陸輸送はどこまでカバーするのかの到着地に関する条項の文言が極めていい加減だったのである。そのことについて私は代理店を通じて保険会社に説明を求めたのだが、当初は「何が問題ですか?」という態度。頭にくるので「契約の範囲が曖昧な契約書など聞いたことがない。ちゃんと決めろ」と逆襲して、それから何度か押し問答を繰り返し、やっと先月末になって解決したのである。
ちなみに保険契約の約款は全部英文。日本国内でも契約に関する用語や言葉遣いは弁護士の助けを必要とするくらいややこしいが、国際契約の英語も非常にわかりにくく、これまでの私の経験でもかなり苦労するシロモノ。
幸いにして今回問題になった部分はニュアンス的には難しくなかったが、保険会社のような専門家が私のような保険の素人に突っ込まれてしどろもどろするようでは情けない。

2013.04.01:

今日はエイプリルフールの話があちこちのHPで見られたが、今年の出色はGoogleの「YouTube閉鎖」だろう。これまで実績がなかっただけに、多くの人がひっかかった。
話は変わって選挙の1票の格差問題。
産経新聞の調査によると、衆議院の0増5減案でもの人口上位10選挙区のうち8選挙区で「格差2倍以上」となることがわかったという。結局何も役に立たないのである。
自民党が0増5減案を無理にでも通そうとしていることに対して民主党が批判したが、逆「選挙前に案を出したのは民主党じゃないか」と逆襲された。しかし裁判所の判断からすれば「目クソ鼻クソ」に過ぎない。
小選挙区制は成立当初から格差2倍以上だった。だからここは私が何度も繰り返しているように、小選挙区制を廃止するしかない。
格差問題では、弁護士チームが参議院選挙についても訴えを起こす予定だそうだ。