悪餓鬼日記帖:なにぃ、文句あっか! |
2010 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2011 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2012 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2010.10.31:
日記がちょっと途絶えたのは、自宅サーバー機が逝ってしまったからである。
慌ててPCショップに走り、OSなしの安物を買ってきて入れ替え作業をした。しかし恐ろしいことが待っていた。
セットアップの途中で、かなりパニクっていた私は、あろうことか旧サーバー機の健全だったHDの中身を移転させようとしていた際にそのHDをフォーマットしてしまったのである。
これで10年来溜めていたファイルは全部オシャカ。辛うじて別のところに分散していたバックアップを呼び出して7割程度まで回復できたのだが、これまで溜めていたデジカメ写真などは完全に失われた。
これで金曜の夜は悔しさのあまりほとんど眠れなかった。
会社のPCでHDの中身を100%失ったときも丸一日仕事にならなかった経験があるが、自宅機でこのような失態をやらかしたのは初めて。「覆水盆に帰らず」だが、新サーバー機のセットアップ作業にはあまり身が入らない。
2010.10.27:
前任者は相変わらず私への引継ぎがまとまっていない。このまま行くと私は手持ち無沙汰になるし、彼自身も来年の夏頃まで残務を抱えることになる。既に別の仕事に「予約済」の身にもかかわらずである。
こうなる原因は彼の優柔不断と遅さにある。それは私と約束した打ち合わせの時間をずるずる遅らせることに現れている。
また、彼が私を紹介するために職場を巡回しようとしたのだが、私は自分で行くからと止めても言うことを聞かず、無理矢理私を連れ出した。案の定どこへ行っても私の昔からの顔見知りばかりで大歓迎。彼は影が薄くなった。
こうなる背景について、今朝最も関係の深い部署の部長(彼も昔の仕事仲間)から聞いたのだが、前任者は「モノを知らなさ過ぎる」と愚痴をこぼした。私は部長の部下の「担当者と以前通り仲良くやらせてもらう」ということを言明したので、安心していた。
こうなると、私が呼ばれた背景が何となく見えてくる。
まず、職場内で一人が高齢で退職→私の前任者と交代→経験があり、関係先とも顔見知りの私を呼び戻す、こういう図式だったようだ。
2010.10.26:
朝から何となく薄ら寒いと思ったら、木枯らし1号が吹いて、会社の帰りは歩きにくかった。
一時的なものだろうが、季節がこう目まぐるしく変わってはやりにくい。特に私は着るものをいちいち変えるのは面倒なので、寒くてもそのまま外に出るから時には鼻水が止まらなくなることがある。
寒さのピークは明日早朝になるらしい。
2010.10.25:
健保組合からの指示で健康保険証の切替が始まった。色が少し変わっただけでデザインはそのままの紙ベース。最近はカードにするところもあるが、我社はそういう話はなかった。
保険証もさることながら、今月初めから子会社を吸収合併したので名刺や看板は全面更新。特に工場は外壁の社名も塗り替えるので、印刷屋のみならずペンキ屋も「合併特需」で大忙し。
普段から組織変更が多いので、半年ごとに特需が出る。ひょっとしたら印刷屋から会社幹部に賄賂が回っているのではと疑いたくなる(笑)
2010.10.23:
4週ごとの通院、今回は可もなし不可もなし。
ただ薬局で今回からジェネリックの2つ目が自動的に始まるかと思ったら、その都度言わないと変えないということがわかった。
それと次回の診察は主治医の都合で5週間後、よって薬も5週間分となった。お陰でポリ袋は満杯に。
2010.10.22:
今日は職場の歓送迎会。−1+3でもちろん私はプラスの方である。
今度の職場は若手(それでも30〜40代)が多い。理由は数は少なくてもコンスタントに人を入れたからで、何とか世代間のギャップを少なくしようとした努力の結果である。でも一人仕事が多いので不安はある。
これから私も単に仕事をこなすだけでなく、技術・能力の伝承を意識しないといけないようだ。
2010.10.21:
羽田の新しいターミナルが出来て、国際線定期便の運行が始まった。30年前に復活である。
ということは成田を作った意味は何だったのか?ということに突き当たる。
答えはわかりきった話なのでもはや書くのはやめる。ただ、うがった見方だが、政府はこれから成田を廃港にして更地に戻す案を出してくるかもしれない。
昔ケインズが言ったとされる話で、景気を取り戻す一つの例(批判的に)として、穴を掘らせてまた埋め戻す、というのがあるらしい。しかし今の政府ならやりかねない。
2010.10.20:
昨日と今日は引継ぎの話も中途半端で中断。しかも前任者が作った作業のリストは大雑把で、しかもアウトプットだけでインプットが書いてない。これでは意味不明なのでやりづらい。「業務フローはないのか」と聞いたが「ない」との答え。それでは私自身も抜けがあっては困るので、チェックのためのフローチャートの図を作って渡した。
もうひとつ、これは彼のせいではないのだが、営業あたりからの書類がメールで山のように来る。余計なものもあるし、途中経過まであって、しかも1MBを超えるPDFファイルがてんこ盛り。加えて前任者はそれをすべて印刷して無差別にファイルするのでさらに見づらい。
こういうのを見ると私はイライラする。PDFはノーツDBに変えること、途中経過はメール不要などを提案するつもりだ。
それにしても、仕事の内容はまさに20年前とほとんど変わらない。何となくタイムスリップした気分である。
2010.10.18:
今朝家を出るときに携帯電話を忘れかかって慌てたが、無事遅刻せずに出社した。
10時頃になって引越し荷物が届き、早速PCのセットアップを開始したが、ドメインサーバーに入れない。DHCPというだけでなく、何やら特殊な設定が必要になっていた。よってここの情シス担当を呼んでもらって設定のやりなおしをした。
仕事の方はまだ説明を受けていないが、貰った簡単な資料を見る限り、昔とあまり変わらない仕事のやり方。半分はほっとしたが、一方で何か20年前にタイムスリップしたような感じがした。
本格的な引継ぎは明日からになる。
2010.10.17:
チリ銅鉱山の救出作戦は終わった。しかし彼等には次の過酷な試練が待ち受けている。「解雇」と言う名の試練が。
一旦閉山していたものを安全確保が不十分なまま好景気で再開。そして落盤事故。よって閉山。死の淵に立たされた代償がこれでは残酷すぎる。映画化などの話もあるようだが、そんな一時的なイベントはいつまでも続かない。彼等に必要なのは安定した暮らしだ。
さて、私は明日から朝寝坊が出来る。仕事があるだけましだ、と言われそうだが、これまで私が培ってきた経験を買われた結果としての直接指名なのだから誇ってもいいのだろう。ただ、だからといって会社に媚を売り、自らの生活を犠牲にしてまで働くつもりはない。また、年齢を考えたら無理できるはずもない。
ということで、目覚まし時計のセットはこれまでより1時間遅らせて寝ることにする。
2010.10.16:
昨夜の送別会、それほど飲んだつもりはないが、帰宅したらそのままダウン、今朝は二日酔いほどではないが食欲はあまりなかった。
餞別ももらって前の職場とは半永久的に(出張はあるかも知れないので)サヨナラとなり、ひとつの区切りが付いた。
荷造りを終えた段ボール箱は、仕事の書類は一切ないので私物が2個、PC+ディスプレイで2個、計4個だけである。時間指定をしたから月曜日の午前中に新しい職場に着くだろう。
2010.10.14:
一応簡単な「遺書」は完成した。明日は荷造りに専念する。
結局引き継ぎは「新のぞみシステム」の後継者に簡単な説明をしただけでおしまい。
漏れ聞くところでは、上司が私が作った数十もあるBusinessObjectのレポート更新ボタンを押したらおしまいと思っているようで、全部自分がやると豪語しているらしい。まったくわかっていない。
私の予想では月末に小さな台風で被害が発生、そして年末の4半期決算では緊急レスキュー隊の出動要請が出るのではないかと予想している。
もちろん情シス関係者はユーザーレベルの仕事はやらないと明言しているので、頭を下げる相手は私しかいないだろう。
結果がどうなるか、楽しみ(?)である。
もちろん一方で私は新しい仕事がある。昔やった仕事の復活とはいえ、20年も経てばかなり変わっているだろう。甘く見てはいけない。
ともあれ、明日の送別会が終わったらすべては一から出直しである。
2010.10.13:
いよいよ転勤までのカウントダウンも残り僅か。
今日も「遺書」作りに必死。イライラするのでいきおいタバコの本数も増えた。とにかく集中して作らないと時間だけが無為に費やされる。
夕食も今週はずっと弁当。
ストレスはきついが、ゴールがはっきりしているからくじけることはない。
チリの鉱山での救出劇も同じで、ゴールが見えなかったら絶望のどん底で自らの命を絶つ人も出ただろう。この心境、私は海外出張で帰国がいつになるかわからないという経験もあっただけに、生還した人達の気持ちは良くわかる。
2010.10.11:
2日続いてポカポカ陽気。
でも私は家の中で一日中ゲーム。私のお気に入りは「四川省」、「ソリティア」、「マインスイーパ」。世間は「スパイダー」を好む人が多いが、子供の頃からのトランプゲームで慣れ親しんだ「ソリティア」から離れられない。これで年齢がわかる(笑)
2010.10.10:
夏以降の野菜の高値が続いたままで、一向に下がらない。猛暑による後遺症が農産物全体に広がっており、しかもいつ値戻りするのかわからない。
スーパーで買う野菜で値上げ幅が小さいのはチンゲンサイ、ナスくらいだろうか。
ここまで来ると家計にもろに響く。よって夕食のメニューはチンゲンサイの他、天候とはあまり関係のないもやし、しいたけ、値段の変わらない輸入野菜が多くなる。
息子は今食欲が落ちていることもあって気が向いたときだけ自分で弁当やサンドウィッチを買い、夕食は私の分だけ作っている。この一人分のメニューというのが結構面倒くさい。そのせいで一人分の出来合いの惣菜を買うことが増えた。但し夕方の見切り品ばかりである。
2010.10.08:
結論。引継ぎはしないことに。
まあ、普通の会社ではありえないだろう。私がやっていた仕事はすべてストップ、特に職場内に提供していたデータサービスや「のぞみシステム」のサポートはすべて停止する。いつ復活するか(代理が見つけられるか)は不明である。
また対外的(社内外共に)な対応はすべて上司に投げることになり、今日はあちこちに転勤の挨拶と今後の窓口(「担当」ではない)は上司であるとのアナウンスを行った。もちろん実態としてすべて上司が部下に投げることになるのだろうが、突如降ってわいた災難に部下は苦しむだろう。
この結論に至る前、すなわち私が朝に「後任者も決まらないのでは対外的にも失礼になる。もはやタイムリミットだ、どうするつもりなのか」と迫ったのだが、彼の発言には度肝を抜かれた。「来週まで決めないのが何故悪い」
彼は世間の常識を持ち合わせていないようだ。後任者も決めないために仕事が滞ることになっても、その場しのぎの対応で乗り切れると甘く見ているか、あるいは正常な判断力を失っているかのどちらかである。
私は「常識を欠くようなことはできないから、対外的対応はすべてアンタに投げることにする」との最後通牒を通告し、話は終わった。
一方で私の仕事の後任者がいないことはまったく解決していない。これには心が痛む。もし何かトラブルがあった場合、結局は同僚に押し付けられる可能性が高いからである。
こんな異常な人事異動は40年近い会社生活で初めてのことである。
2010.10.07:
愚痴の続き。
今日も引継ぎの話はなかった。さすがに私も我慢の限度に達している。
このまま放置しては対外的にも迷惑がかかる。よって明日昼を期限に何の動きもなければ、上司をすべての仕事の受け皿にして、転勤のアナウンスを関係者に行う腹積もりである。
彼がどれだけの負担の背負い込むかどうかはわからない。しかしここまで放置した責任はすべて彼にある。よって彼がすべての責任を負うべきである。管理者というものはそういうきびしいものだと知るべきだ。
2010.10.06:
転勤まであと1週間と少し。しかし私の仕事を引き継ぐのが誰なのかまだ決まっていない。
私の仕事の一覧はすでに今月1日に渡してあるのに、何故決まらないかと言うと、上司がスケベ根性を起こして他部門に面倒を見てもらおうと画策しているためである。
明日も組織統合した他事業所のメンバーを呼んでいくらかのデータベースのデモを見せてもらうのだが、そこへ便乗するつもりなのだ。
だが、便乗したとしても、データベースの元ネタはこちら独自のものだからメンテはこちらでやるしかない。よって私のような管理者が必要になる。それを甘く見ているのだ。
後継者指名の責任は私にはない。しかも上司が指名したとしても引継ぎの時間は僅かしか残っていない。最悪は誰もがいやがって引き受け手がいなくなること(実際私はBusinessObjectとExcelを使ってかなり複雑なレポートを作っている)。となると私は簡単なマニュアルだけ残してサヨナラするしかなさそうだ。
2010.10.05:
予想にたがわず民主党の小沢元代表が強制起訴となった。検察審査会は証拠足りうる証言などの事実を挙げての決定だが、本人は法廷で争う姿勢だ。
今の時世だから検察が調べた証拠に捏造の可能性が懸念されるが、検察審査会も慎重に調べた結果なのだと信じよう。
この前の民主党代表選挙で一般党員などの多くが起訴のリスクを避けたのか菅氏に投票したが、国会議員は半数近くが小沢氏に入れた。やはり金の力と言うべきか。しかしまさに金にまつわることが彼の足を引っ張っているのである。ちょうど彼が師と仰ぐ田中角栄元首相がやはり金に絡んだことで臭い飯を食うことになった構図と同じである。
サスペンスドラマに出てくる犯人が国会議員の場合、犯行の動機はやはり金であり、しかも逮捕されるのを避けるために警察・検察の捜査を妨害するのがお決まりのパターン。しかし小沢氏が同じ手口を使ったかどうか、それは一般市民にはわからない。
2010.10.03:
国勢調査の調査票に色々記入していたら、今のマンションに引っ越してから数ヶ月だけ5年に足らないことが判った。
でも5年にもなるかと、少し感慨にふけった。以前は駅からバスで坂を上る高台にあり、夏でも冷房が必要な期間は短かった。だが今の場所は下界にあり、今回の猛暑ではぐったりしてしまう。
でもやはり駅に近いことは何かと便利。買物をするところはいくらでもあるし、最終バスの時間を気にしなくていいこと。飲んで帰ったときはバスもなく、タクシー代が痛かった。
これからまだしばらくは息子との生活が続く。でもいずれは息子も出て行くだろうから、その時は私は家賃の高いマンションから文化住宅にでも移ろうかと考えている。
2010.10.01:
今日からタバコが値上げ。昨夜10個入りカートンを買ってささやかな気休めをした。もちろんそれが焼け石に水であることは百も承知。
思うに、こういう値上げだとか建物から灰皿を一掃する(それも喫煙室すらない)とかいうのは喫煙者に対する白眼視、いじめに似たところがある。
私自身も喫煙が特に第3者に当たる影響を考慮しないわけではない。だが姑息な手段で追い込む方法よりも、禁煙することがばら色に感じられるような手段は取れないものか。例えば禁煙したらそれまで払ってきたタバコ税の一部還付を行うとか。
とにかく喫煙反対論者は喫煙することをあたかも犯罪であるかのように扱うが、同じ人間なのだから庶民レベルでの対立を煽るような言動は慎んでいただきたいと思う。