悪餓鬼日記帖:なにぃ、文句あっか!

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2010.04.30:

連休1日目:
本日から5日まで6連休である。例によってどこかに出かける予定はまったくない。
息子は外出を好まないし、家でゴロゴロしているか、買物など家事一般に明け暮れることになろう。
というわけで、一日目は買物のみ。洗濯は明日一気に片付ける。

2010.04.28:

鳩山首相は何を血迷ったか、徳之島生まれの徳田虎雄元衆院議員に島民説得の依頼をしようとした。藁にもすがる思いで彼の人脈を利用したいということだろうが、案の定拒否された。
徳田氏は昔週刊誌がしばしば取り上げていた、徳洲会病院の理事長である。そして有名になったことから選挙に出て議員にもなった。
しかしその裏には彼の黒い噂が見え隠れする人物でもある。
病院での患者に対する接客態度が好評ということで、週刊誌が取り上げたのだが、その影で職員の酷使、暴力事件まで噂されていた。また、選挙では相手候補と島を二分する熾烈な戦いを行い、勝つためには「選挙違反のデパート」と呼ばれるくらいの選挙戦を行ったのである。
鳩山首相がどの程度彼のことを知っていたのかは知る由もないが、大多数の島民が米軍の移転先となることに反対している今、徳田氏が島民説得に出て行く雰囲気ではまったくない。見え透いた意図を島民が見抜かないわけがないし、徳田氏自身も結果はわかっていたと思う。
それにしても、鳩山首相は徳田氏というリスクの多いカードを切ってまで徳之島移転にこだわるのは何故か?
少なくとも、沖縄県内プラス徳之島以外に解決の道はないという状況があることが考えられる。首相自身が説得に向かおうとしている(地元自治体首長はこぞって拒否)ことから、切羽詰っていることは用意に想像できるし、場合によっては、アメリカも公式には「徳之島はあり得ない」としながら、裏ではOKと言っているかもしれない。
いずれにせよ、地元が反対しているものをごり押しすることは許されない。

2010.04.27:

相変わらず野菜の高値、特にキャベツ、白菜、トマトなど、が続いている。とにかく連日の日照不足プラス低温では育ちようがない。
そんな中、道路の植え込みのツツジだけは順調に花を開き、間もなく満開を迎える。不思議なものだ。

2010.04.26:

昨日沖縄で9万人が県民大会に集まり、「基地を県外・国外へ!」という県民の意思が示された。
鳩山政権はもはや曖昧な決着は許されない立場に追い詰められたのである。もしそれでもうやむやな発言を続けるならば、日米双方からの不信感を浴びせられるだろう。
報道によれば、鳩山政権はこれまで奇妙な動きをしている。先日の核サミットでオバマ大統領と個別会談をした際、議事録を取っていなかったというものである。私の経験によれば、会議が終わったら相手の会社との間で議事録を残すことは常識で、作らなかったら上司から猛烈な叱責を受ける。それを残していないというのは論外である。
もし本当なら、裏の議事録を残している可能性が疑われる。これは例の核密約と同じ手法である。
いずれにせよ、普天間基地の撤去については国民的合意がほぼ出来上がりつつあり、鳩山氏自身も選挙前にそのような発言をしているのだから、後はアメリカにに対してそのままを、国民の代表として述べるしかない。
それができないというのなら、民主主義で選ばれた国民の代表としての資格はない。

2010.04.25:

JR尼崎の脱線事故から今日で5年、当日のことをふと思い出した。
会社ではいつもYahooのトップページでニュースのチェックをしているのだが、10時頃だっただろうか、脱線事故の一報が入った。そして空からの写真が出始めたが、わからなかったのは衝突事故でもなしに、どうやって線路からはみ出したのかである。
もちろん後になって真相はわかったのだが、今でも信じられない思いがするのは、遠心力でカーブの外側に飛び出すほどスピードオーバーだったことである。運転士の頭の中はパニックで正常な判断が完全に欠落していたのだろう。
そう考えると、JR西日本の労務管理がいかに人間性を無視し、過酷なものであったかがわかる。歴代の経営陣の責任の重大さは逃れることができない。検察審査会が強制的起訴を選択したのは、庶民感覚がどうのこうのというよりも、事実に基づいた妥当な判断であり、むしろ検察の法感覚の方がどうかしているのである。
民営化の最大の問題は金儲けが最優先されること。金儲けのために100名を超える尊い命が犠牲にされるのは許されない。それは福祉切捨てで自殺、病死、餓死までが発生していることも同じである。

2010.04.23:

新党問題でもうひとこと。
新党結成の条件として、いずれも国会議員を少なくとも5名確保できることを確認した上で旗揚げしている。理由は言うまでもなく政党助成金が貰える条件をクリアするためである。
ということは、人数がどうあろうと新党の政策・理念を訴えることで有権者の支持を得、政治献金を死に物狂いで集める努力は必要ないということになる。となれば国民の支持よりも、とにかく仲間を5名集めることに新党結成の重点が置かれる。
私は、ここにも政党助成金がもたらす民主主義、政党政治への害悪を見る。

2010.04.22:

沖縄基地問題は袋小路に入ったまま抜け出せない状況になった。
事態打開を図る目的で、官房長官が徳之島の地元首長に会いたいと申し入れたが断られ、出口は99%塞がれた。それは現在の鳩山政権が沖縄県あるいは近辺に基地を動かすことで無理矢理決着することに固執するからである。
しかも移転先を日本政府が必ず見つけること、またその根底にある「米軍のプレゼンス」論を絶対視するから、なおさら出口を見つけることができないのである。
日本に駐留する米軍、わけても海兵隊は防衛のための部隊ではない。「殴りこみ部隊」と言われているように、敵地に真っ先に乗り込む純然たる攻撃部隊である。
もはや鳩山政権の選択肢は2つしかない。政権交代を選択した国民の声を聞くか、アメリカいいいなりに強引に国内に基地を移転することで次回の選挙で惨敗するかである。

2010.04.21:

昨日新党の話を書いたら、今日は桝添新党が旗揚げ。
平沼・与謝野新党、山田新党に続く、自民党の不満分子がまた飛び出したということだが、私が指摘したように、こちらも法人税減税と、庶民をコケにしたスローガンを掲げている。総選挙で批判を浴びた自民党政治に対する無反省という点では、飛び出した方も残った方も同じで、これでは救いようがない。

2010.04.20:

近頃雨後のタケノコのように新党が旗揚げしているが、どれも目新しいものはない。
掲げる政策も、消費税増税など敗北する以前の自民党の方針であり、政権交代を選択した国民に対する挑戦状に見える。支持率が一向に回復しない自民党に対する、右からの揺さぶりでもある。
民主党の支持率が急速に低下しているとはいえ、こんな底の割れた政策に飛びつくほど国民の目は濁ってはいない。

2010.04.18:

今月は雨が多い。しかも冷たい雨である。
先月の暖かさとはうってかわった状況。週末は東京で雪やみぞれが降った。
この週末は晴れて、幸いにも洗濯物が無事乾いた。洗濯は土曜日にまとめてやるしかないので、雨は辛い。雨の場合は室内に干すのだが、時々頭に当たってひっくり返る。先日は洗濯物が落ちると同時に洗濯ハンガーが物干し竿の下敷きになって壊れた。
今夜半からはまた雨。気温は下がらないようだが、野菜の価格が気になる。

2010.04.16:

今日は1ヶ月以上逆戻りとしたとも思える寒さ。冷たい雨にさらされての通勤は辛い。
異常な天候といえば、ヨーロッパでもアイスランドの火山噴火で火山灰が広がり、空港閉鎖と欧州便の欠航が拡大している。
霧で全面閉鎖というのはたまに発生するが、火山灰による影響が欧州全土に広がるのは極めて珍しい。
ところで明日の日本の空はどうやら春の日差しが戻ってくるようだ。

2010.04.15:

最近野菜が猛烈な値上がりをしている。それも普段の倍近いものがある。キャベツは1玉約400円。
原因は天候不良による日照不足で育たないため。値上がりしていないのは日照と関係のないもやしとか椎茸くらいのもの。
これまでも値上がりは珍しくなかったが、今回は価格レベルがずば抜けている。
病気のこともあるので野菜をたっぷり食べる私にとって値上がりはすこぶる痛手である。
お天道様が恨めしい。

2010.04.14:

先週金曜日、実は社内で自殺者が出ていた。年齢は30代後半、子供はいなかった。
彼は一時期私と仕事をしたこともあったし、今でも私と同じ喫煙室の常連でもあった。それだけに私は自殺と聞いて愕然とし、悲しみに沈んだ。
彼はいつもニコニコ顔が特長だった。しかしそれは本心を偽装するためのものだったと思う。
2年ほど前から仕事の担当が変わり、しかも一人仕事。孤立無援で相当悩んでいたのではないか。だが彼の周囲は上司も含めて非常に冷たかったと思われる。
自殺した週の始めから、彼は無断欠勤をしていたのである。だが誰一人として異常に気付かず、彼の奥さんに電話することもなかった。彼は毎朝家を出ていたというから、出社していないことがわかれば何らかの対応ができたはず。彼にとっては、誰からもコンタクトがないことから絶望のどん底に追い込まれたことは想像に難くない。結果、山中の車の中で自らの命を絶った。
こうしたいきさつから、奥さんは会社関係者の葬儀出席を断った。例外は彼の同期生数名だけである。
それにしても、今の工場・事務所ではこの2年間に3名の自殺者が出た。背景にはやはり本人任せの仕事で、上司は叱責ばかりで、人間関係の配慮がないというところがある。
私もそうだが、その職場の実態がまったく見えない。しかも労組は選挙応援ばかりに熱心で、組合員一人一人に気を配ることをしない、そういう状態が長期にわたって続いているのである。このままでは本当に職場は崩壊する。何とかしないといけない。

2010.04.12:

今日は一日強い雨。雷こそ鳴らなかったものの(鳴ったところもあると聞いた)梅雨のようである。さすがにこの雨には「濡れて参る」わけにはいかなかった。
−−−−−−−−−−−−−
竹原阿久根市長は相変わらず狂気の沙汰を続けている。
不当懲戒解雇裁判で給与支払を命ぜられても応じず強制執行、そして解雇された職員が登庁しようとしたのを拒否した。
このケースは明らかに不当労働行為に当たるものだが、罰則規定がないために市長は逮捕されることもないのでなめてかかっているものと思われる。
こうなったらリコールのようなかたちで市長の座から引きずりおろすしかあるまい。議会で不信任案を可決した場合、市長は辞職せずに議会を解散する方法があるので、彼の性格から考えると自ら辞職することはあるまい。
それにしてもいつまで市長に居座るつもりだろう。市民にとって、阿久根市の悪名がこれ以上轟くことは迷惑極まりないと思うのだが。

2010.04.11:

この週末は極めて平穏。
土曜日の通院と買物以外はドタバタすることもなかった。もちろん炊事・洗濯・掃除などの家事は下手に手抜きをするわけにはいかないのだが。
そして予告どおりファンヒータを片付け、パッチも脱いだ。本格的な春で、もはや季節の後戻りはないと判断したからである。

2010.04.09:

満開の桜と春風に誘われるように、学生たちが通勤電車に戻ってきた。
相変わらず車内での身の置場を考えるのは下手だが、それも風情。賑やかな車内は夏休みまで続く。
季節の変化は他にもある。
桜の満開のピークが過ぎると同時に、銀杏の若葉が顔を出し始め、ツツジの蕾が膨らんできた。
私もこの週末にはファンヒータを片付け、パッチを脱ぐことになる。

2010.04.07:

ちょっと日が過ぎたが、参議院での「代理」投票についてひとこと。
自民党の若林議員が、隣の青木議員が席を離れていたときに投票ボタンを押したというものだが、モラルハザードを超えて、これは犯罪に等しい行為である。
一般国民の投票では、公職選挙法で代理投票は罰則付きで禁止されている。民主主義を護るための歯止めとして存在するのだが、国会議員が議会で投票する場合にはそのような法律はない。
電子投票以前は壇上まで自らが出向いて投票するので代理投票は不可能だったが、今回の事件はその盲点が明らかになったものである。今後罰則付きの法律を作るべきかどうかが議論になるかもしれない。
若林議員はもちろん辞職。こんな人間に民主主義を語る資格はない。「魔がさした」などという言い訳は論外である。

2010.04.06:

昨日の変なデータの原因だが、情シス担当者が2月の月報の異常に対して手でパッチを当てたことが引き金とわかった。
月報まではパッチでよかったが、それが年報に影響することを調べなかったのである。
IT専門家としては「1ペナ」としか言いようがない。パッチを当てるには、その影響がどれだけ出るか、同じ項目がどのテーブルで使われているかを仕様書などで細かく調べないといけない。
まだ経理には知らせていないが、始末書は必死である。
ここまでで昨日の件はゴールが見えたが、今日は今日とて、「のぞみシステム」での年間発注額を取り出すためのマクロプログラムがおかしいことがわかった。狂う条件ははっきりしないが、一部の発注伝票の発注額が2倍として積算されてしまうのである。
データの提出期限が決まっているのでマクロの見直しをやっている暇はなく、仕方がないのですべての個別伝票を一旦Excelに落として分類・計算することにした。ああ、面倒くさい!!。

2010.04.05:

決算が終わったと思ったら、年間の各種統計データの収集である。
今日は倉庫担当から、年間の在庫推移を印字したリストがに間違いがないかチェックしてくれと言ってきた。
原因はよくわからないが、トータルの在庫金額は間違っていないものの、ジョブ番号に紐づいたものか、返品か、不良在庫かなどの分類と、分類の変更の変更した時のプラスとマイナスが合わない。
ここまで来ると計算プログラムにかかわるので、帳票作成を担当している情シスの担当者に投げた。

2010.04.04:

この週末は朝方は冷え込んだものの、昼間は晴天で花見日和。ほぼ満開になったことから、あちこちで大勢の花見客が繰り出したようだ。
私はこの週末は用事で花見とはまったく縁のない場所へ。
さて、何故か1年前の息子のことを思い出した。
初出社のとき、彼は緊張感から来るいつもの腹痛に耐えながらも、自力で出勤した。その朝はたまたまJRダイヤの乱れで遅刻する羽目になったのだが、もちろん会社はそのハプニングを理解していて、叱責するようなことはなかった。
ところが数ヵ月後に理不尽な退職強要を受けたことから、彼の人生は想定外のコースに追い込まれ、今はプータロー生活に陥った。
もしも順調に勤めることができていたならば・・・などと想像しても仕方ないが、会社のせいで余計な脇道に迷い込まされたことには未だに納得できないでいる。
彼の人生は彼自身のものだから私が手出しできるものではないが、困ったときの相談相手として、またよきアドバイスができるように見守ってやりたいと思う。

2010.04.02:

予想通り未計上のデータはいつもよりずっと多く、経理から出てきたデータは1000行に近かった。よって私の手元のデータと突合せに手間取り、その結果を送り返したのは午後3時を過ぎてからだった。
今日はもうヘロヘロ。夕食を作る気にもならず、息子と外食した。

2010.04.01:

今朝の通勤電車、何となく数年前と比べて新入社員の数が少ない気がした。
決算準備は着々と進んだが、今回は売り上げを確保するために無理矢理決算にしたジョブ番号が多く、少なくない残工事を未計上として申請することになった。よって関係者はいつもより多い証拠書類をかき集めねばならない。
しかも腹立たしいことに、決算データの作成などに忙しい明日に、会議と異動(転入2名)による席替えもある。ちょっと頭にきたことだし、経理に渡すデータも用意せねばならないから、会議は欠席するつもりだ。どうせ部長の訓示(=尻たたき)を聞かされるだけだから。