悪餓鬼日記帖:なにぃ、文句あっか! |
07.01
2007.01.31:
友人のHP関連で、今度は掲示板を用意した。
CGIは結構難しい。もちろん全部自作する力量はないので、世間に出ているフリーの掲示板を一部改造するのだが、どこを改造したらいいのか目星をつけるには根気が要る。
コンパイラ言語の癖がわかればまあまあのところで理解できる。学生時代にはFORTRAN、パソコン時代にはBASIC、その後DBとしてのdBASEIIをいじくった経験で、流れはつかめる。最近はBusineeObjectでSQL文も少しかじった。
しかし今はもうVisualBasicとかC言語に手を出す気力はない。若い頃は変数が20個くらい平気で頭の中を駆け巡ったが、記憶力の減退が進んでは何度も数値をご破算しなくてはならず、しまいに腹が立ってくるのである。
こういうところでも、暗算の実力を誇った栄光は陰もない。
2007.01.28:
冬らしくない気温が連日続いている。いちばん感じるのは、寒波が訪れると出勤時には決まって耳が痛くなるのだが、今年はそれがまったくない。また地面に霜が降りている日はまだ一度しか見たことがない。
1月ももうすぐ終わり。専門家に言わせると「天候は必ず後で帳尻を合わせる動きをする」らしいが、2月もこんな暖冬が続くのだろうか。もしそうでないのなら、温暖化の傾向にただならない状況が生まれていると見るべきだろう。
2007.01.27:
教育基本法が改悪され、さらには憲法改正が目論まれているのだが、息子に「戦争に行きたいか?」と聞いたら「心配しなくてもそんなことはしないよ」という答えだった。
杞憂かもしれないが、本人の意思とは関係なくそういう雰囲気が作られ、引きずられていく光景を想像してしまう。例えばこんな風である。
−−−−−
先生:「今度国際貢献で自衛隊が出て行く。それで隊員募集が学校にも来た。日本は今世界に向かって日の丸を誇らしげに掲げる時だ。どうだ、素晴らしいだろう。行きたい者は手を挙げて」
生徒A:「ピンポイント攻撃で敵を撃つのはいいぞ。僕は行きたい。B、お前も行こうや」
生徒B:「でも・・・」
息子:「・・・」
生徒A:「C、お前もどうだ」
生徒C:「そうだな、単純な戦争だったらいやだけど、アメリカが言うように平和を守るためだったらいいかも(と手を挙げる)」
−そしてクラスの半分以上が手を挙げる。
先生:「おい、kmakow(息子)、迷っているくらいなら手を挙げたらどうだ」
息子:(周囲を見回してから)「ハイ」
−−−−−
これに似た話は特攻隊にもあったそうだ。
特攻隊を志願させる時、全員に目をつむらせて挙手させたそうだ。他人が見えない不安に包まれ、多くの者が手を挙げたという。
2007.01.26:
今週はPCのHD破損に続いて「のぞみシステム」でのデータに関するトラブル対応で走りまわされている。
HD破損は代替機との交換でしのいだが、データのトラブルは情シスを巻き込んでの力仕事になった。トラブルは2種類あり、ひとつは返品処理にあたって払い出した原価が数倍になって戻ってくること、もうひとつは不要になった部品手配の一部を伝票データから削除することを半年も放置したためにデータの完了ができず、強制的にデータを書き換える作業を情シスと一緒に急いで作業することになったことである。両方とも今月末までに完了しないと変な原価が経理に回って大騒ぎになるから、関係者は必死の作業を続けることになった。
今日は疲れたのでここまでとする。
2007.01.24:
不二家の話から思い出したが、私の子供の頃からある息の長い商品は結構多い。
森永のミルクキャラメル、グリコアーモンドキャラメル、ロッテクールミントガム、エースコックのワンタンメン、のりたま、そしてチキンラーメン。全部食い物ばかりだが(笑)。
そのチキンラーメンの発明者安藤百福氏が先日亡くなった。とにかく画期的な商品だったし、彼のラーメンにかける情熱は死ぬまで続いた。途中、カップヌードルのようなベトナム戦争の副産物もあったが。
ものづくりにこだわる世代はもう終わりかも知れない。この世代はものづくりがあってこその金儲けということをよく理解していた。しかし最近はホリエモンみたいな金ころがしを志向する傾向が強い。
確かに金融・商業が資本主義の発展を促進してきた。だが生産から消費までの生産物の循環が順調に流れてこそ発展があるのであって逆ではない。金融はあくまで商品の流れを促進するプロモーターにしか過ぎない。2007年問題はこのことをはっきりと証明するだろう。
2007.01.21:
不二家が雪印と似たような問題を起こして大問題になっている。
個人的には好みではなかったが、私の子供のころから「ミルキー」と「ペコちゃん」は有名だった。それだけ伝統のある会社が不祥事で一夜にして崩壊する、そのことを再びこの事件は示している。
今のところ会社存続についての目だった報道はないが、非常に危ない状況といえる。
その雪印のことだが、今店頭に雪印の製品がいくらか並んではいるが片隅に陳列され、肩身の狭い思いをしている。不二家の製品が同じ目に遭うことを想像すると、寂しい気がする。
2007.01.19:
ここ数日友人のHPの手伝いに集中していて、夜更かしを続けた。だから今日も昼間はやたら眠たかった。しかしながら昼間は昼間で職場のPCがイカレてしまうし(HDのご臨終)、完全なお疲れモードである。
特にHPはトップページのデザインでかなり苦労した。でも少し身に付いたのはロゴの作成である。今まで自分で作ったことがなかったのだが、ちょっとしたソフトを使って挑戦してみた。だが予想どおりセンスの悪さが響いてろくなものができない。仕方がないので知り合いの女性の助言を借りてどうにか完成した。ああしんど・・・
ところで自分のトップページはどうする???
2007.01.17:
5時46分、いつものように黙祷した。
12年の歳月はやはり長い。昨年12月に父と兄の13回忌を迎えたことも、そう感じる背景にある。私も含めて人々の記憶が薄れつつあることはやむをえないが、それでもあの日の断片的な記憶は消え去ることがない。
震災からの復興はかなり進んだ。しかしながらまだ人も暮らしも復旧しきれない部分が残っている。瓦礫が片付けられた後のまま放置されている土地、少なくない孤独死、それらが完全に消える日はいつなのだろうか。
2007.01.15:
書きたいことが一杯ある。しかし頭の整理が悪いし、論旨を整理するのが最近しんどくなった。そんな中でわかりやすいのが「2ちゃんねる」問題だと思うので触れることにする。
以前から2チャンネルの人権侵害問題が指摘されていた。もちろん人権侵害を起こしているのは管理者ではないが、公序良俗に反する書き込みを知りつつ放置していることは同罪とみなされても仕方がないと思う。
だから被害者が損害賠償を請求するわけだが、それに対する姿勢もこれまた問題だろう。裁判所からの呼び出しを徹底して無視し、その間に財産を海外に移すなど、自己中心的かつ反社会的姿勢さえも見え隠れする。もし言論の自由(彼の論旨が通用するとは思えないが)を主張するなら、それをTVなどではなく法廷で正々堂々と展開すべきだろう。現時点ではそれに答えず逃げ回る理由は何もないはずだ。
2チャンネルが閉鎖される可能性について、私個人は痛くも痒くもない。見る気もないからだ。しかし問題は私の個人的意見を超えて社会的性格を帯びている。
ただ管理者の姿勢もさることながら、このようなサイトに広告料を払っていたスポンサーの姿勢も問題だろう。あちこちから批判を受けていたにもかかわらず、また損害賠償にまで発展しつつある段階ででも企業の利益を優先させると同時に管理者の懐を肥やすことに加担することに、企業の社会的責任が問われるべきではないのか。
2007.01.13:
チキンカツを作った。
自分でも理由はわからないが、豚でも鶏でもカツは実に軟らかく作れる。多分温度調節の良し悪しなのだろうが、衣の色を見て上げごろが自然に身に付いているのだろう。それと魚の場合は顕著なのだが、出来上がると水分が少し滲み出して油が「ジュッ」という音を立てる。
ひとつだけ難しいのはエビフライである。ブツが小さいせいかすぐに黒焦げになってしまう。
カロリーの関係で揚げ物はあまり作れない。でも週末は時間もあるしちょっと揚げ物でも、という気になる。一度だけスコッチエッグに挑戦したが、あれは大変だ。丸くて大きなものを均一に揚げるのは根気がいる。あとはカキフライを食べたいのだが、息子が拒否しているのでしばらくはお預けである。
2007.01.11:
今になって思い出したのだが、年末年始の間に会社に来たのは迷惑メールばかり。それも237通あった。マウスをクリックしてせっせと削除したが、疲れることおびただしい(笑)
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さて、月末データのことで経理から質問というかクレームが発生した。というのも、一旦売った部品が3点ばかり返品になって在庫として戻したのだが、そのデータがいずれも倍になって経理システム流れたというのである。
原価のマイナス計上処理を2度打ちしたのではと私が疑われたのだが、「のぞみシステム」でははっきりと1回だけという証拠が出てきたので疑いは晴れた。しかし倍になったことは事実らしいのでシステムを組んだSEに調査を依頼し、原価データの受け渡し経路に異常がないか見てもらっている。
現時点ではこの受け渡しデータを処理する途中で倍になる仕掛けが潜んでいるらしいとの報告が来ている。プログラムの仕組みは経理用語が飛交うので省略するが、簡単に言うと一旦売り上げたものを在庫に戻す処理が動くと同時に売り上げの取消処理も動いて、売上原価のマイナスが2度発生してしまうらしい。しかも「のぞみシステム」上では在庫に戻す処理だけしか見えないのである。
「のぞみシステム」が稼動してから3年半、実は返品処理を使うのは私が初めてで、それで問題が発覚したようだ。「新幹線システム」でも5年経ってから初めて使うルーチンでバグが見つかるという例があった。あらゆるケースを想定して事前のシミュレーションを行うことは不可能に近いが、それでもバグはバグ、SEの仕事は難しい。
2007.01.10:
最近会社の共用ノートPCが次々と壊れる。大抵はバッテリーの「ヘタリ」である。もちろん最近話題になった火を吹くバッテリーではない(笑)。6年位前のWindows98なのだが、低スペックでもかまわない共用機とはいえ、壊れるのはもったいない。その意味ではデスクトップは少々のことではびくともしない。ディスプレイも意外と長持ちする。
今共用機は6台ある。何故そんなに多いのかというと、すべてホスト機の印刷用端末として使っているからである。ホストから直接ゲートウェイ接続できるプリンターは多分存在しない。ホスト機からの出力は、昔は大型のラインプリンターが使われていたが、今はオンラインで職場の一般プリンターから出すようにしている。これだとコストが低くて済む。ただしホスト機の印刷端末にはIBM規格の5577エミュレーションモードに対応していなければならないが、現在は京セラミタしか作っていない。他のメーカーは「開発します」といいながら、20年以上放置されたままである。需要が少ない機種に開発費用をかけたくないのだろう。ホスト機そのものも先細りである。
2007.01.09:
今日から「防衛省」が発足したが、日本の将来に影を落とす動きがまたひとつ進んだ感じがする。
「庁」から「省」で変わったことは、マスコミでも報じられているように自衛隊の海外派兵がおおっぴらにやれるようになったことにある。事実から明らかなように、海外派兵イコールアメリカが起こす戦争に自衛隊が大手を振って参戦できる道筋ができた。残るは憲法という最後の砦を崩し、平和国家を落城させる、というのが安倍政権の意図である。新年早々、首相は改憲の意思を明確にした。これまでの政権は「憲法を守る」ということを口先だけでも語ってきたが、現憲法が邪魔だと言ってのけたのは始めてである。それだけ与党の執念が強いことの表れだ。
今進行している動きは、改憲、大企業減税と庶民増税、軍事教育が平行していることである。
軍需産業を潤し、国民を戦争に駆り立てる準備を着々と進めている姿は、戦前の歴史と重ね合わさって見える。そして日本はアメリカ同様世界から孤立し、「三国同盟」ならぬ「日米同盟」が暴走するのである。
背筋が冷たくなるような話だが、現実を直視し、暴走を食い止めねばならない。幸いにして戦前と違い、今は反戦で死刑になることはない。
2007.01.08:
私の年末年始の連休は今日が終わり。本当は5日が仕事始めだったのだが、年始の挨拶だけで終わるのは馬鹿らしいので長期の連休にしたのである。
明日からはいつもどおりの生活に戻る。息子も始業式だ。
ところで正月に余った餅を食べたが、電子レンジで暖めたら時間がやや長すぎたのか、丸い形がまるでピザ生地のように平べったくなってしまった。最近は機械搗きのために米粒が完全に破壊され、コシがまったくない。昔オヤジと一緒に杵を振り上げて作った餅が懐かしく感じる。
2007.01.07:
先月PC本体が壊れて交換して以来、微妙に動きが悪い。それもそのはず、古いPCのHDをそっくりそのまま移し変えて、新しいマザーボード・CPUで使ったからである。だから動きがしっくり来ない。そこでOSの再インストールに踏み切った。
さすがに今回はデータバックアップ開始から元の環境に戻るまで約1日で済んだ。それもそのはず、10月にもやっているのでまだ頭の中に手順がしっかりと残っていたからである。
でも安物PCゆえにパフォーマンスはすこぶる悪い。特にメモリは256MBだから増設を考える必要があるだろう。
2007.01.05:
息子がHPを作りたいと頑張っている。HTMLタグもいくらか覚えたようだ、ゲストブックにも顔を出し、実はこの日記も読んでいる。
もちろん私の性格もわかっているし、ものの考え方も理解できているようだ。だが私としては彼を批判はしない。この日記の評価は彼自身のものだからである。
さて、彼は現在メモ帳でちまちまとHTMLタグを編集しているが、WYSWIGエディタのことは知らない。ちょっとだけ解説しておいたが、自力でどこまでやれるか、本気を出して勉強するなら今私が使っているAlphaEditも見つけるだろう。
それと同時に、HPを開設するならサーバースペース(無料または有料)の確保とFTPの知識が必要であることも簡単に説明した。その先はどうなるか、彼に任せるしかない。私がこのHPを立ち上げたいきさつ(そのことはある本に引用された)のように、死に物狂いであっという間に覚えることができるかどうか、黙って見守ることとしよう。
2007.01.04:
突如としてタレントの話。ケーシー高峰というコメディアンをご存知だろうか。
彼は医者の格好をしてギャグを飛ばすことで昔から有名なのだが、実は本当に金持ちの医者の息子である。
そうした彼のエピソードで最も腹を抱えて笑ったのは母の思い出である。
両親そろって医者なのだが、家事は一切お手伝いさん任せ。しかし時にはお手伝いさんが休みを取るときがあり、そうなると母親の出番なのだが、息子のケーシーは恐怖におののいたという。何故か。
何とすべての食材・食器を「クレゾール石鹸液で洗う」というのである。食卓があの病院の匂いで満たされることを想像したら本当に同情する。子供にとってそれは恐怖だっただろう。思わず笑ったと同時にあまりの悲惨さに顔が引きつった。
2007.01.03:
今日は友人たちとの新年会。今までは忘年会ばかりで、新年会はやったことがなかった。
昼間から飲みまくっていたが、話はいつもどおりの人生論議。しかも歳を重ねるごとに各人が持論を披瀝する傾向が強くなっている。相手の話も聞くことは聞くが、「その話の根本には俺が指摘した問題が潜んでいる」として、自分のペースに引き込もうとするのである。こういうことを続けるので、結論は出ないまま似た議論がぐるぐる回るのである。いやはや、私も含めて頑固さが倍増してきている連中の話はしつこい。
そんなことをあれこれ喋っていたら、店の通路を登山服にリュックを背負ったオッチャン、オバチャンがぞろぞろ通った。新年早々六甲山へ行ってきた連中のようである。神戸ではこういう姿が珍しくない。
2007.01.02:
生憎の天気で外へ出る気はしない。よって一日マシンの前でファイルの整理などをしていた。
年始のTV番組は見るべきものがほとんどない。唯一は箱根駅伝である。これだけは毎年欠かさない。
ところで夜にNHKでチベット鉄道の映像を流していた。社内の風景を見てシベリア鉄道のことを思い出した。ただし風景は高地を走るのでかなり違う。息子と話をしていて、またどこか鉄道の旅に出ようかと提案したら賛同した。可能性だけを言うなら、カナダ横断、オーストラリアのガン、オリエント急行くらいか。
2007.01.01:
皆様、明けましておめでとうございます。本年も「落書帖」をよろしくお願い申し上げます。
昨夜は紅白歌合戦を見た後、カウントダウンを迎えた直後に就寝した。だから今朝は相当寝坊するだろうなと思っていたら、何のことはない5時半に目が覚めた。普段から5〜6時間しか寝ない習慣がついているためか。
それより、今朝雑煮を作り始めた途端に実に鈍臭いことをしたことに気付いた。水菜を買っていなかったのである。代わりに白ねぎを入れて誤魔化したが、まるで大根の味噌汁状態になってしまった。新年から何ちゅうこっちゃ。
ところで自作の野菜の煮〆、息子の評判はすこぶる良かった。もちろん調子に乗ってプロになろうなどという気は毛頭ない。