悪餓鬼日記帖:なにぃ、文句あっか! |
07.05
2007.05.31:
神戸郊外ではそろそろ田植えの準備。苗を待つ田んぼには満々と水が溜められ、朝日に水がきらきら光る。さながら一面の土地がすべて湖になったようだ。
さつきやつつじの花が去り、やがて鮮やかなあやめが顔を出す。アジサイも水滴に光るだろう。
沖縄は既に梅雨入り。だが近畿の梅雨はどうなるだろう。
2007.05.30:
最近「デジタルプア」とでも呼ぶべき20代の若者が増えているという。
つまりケータイだけが唯一の情報源で、パソコンは使ったこともないし使う気もないという人達を指すのだが、情報の質、量共に低いがために、下流スパイラルに陥る可能性があるというのだ。
私も息子のケータイで知ったのだが、息子も認めるように確かにiモード検索の内容は実に貧弱だ。最近はフルブラウザが普及してきてはいるが、まだ少数派。さらにiモードはURL表示がないので、詐欺的サイトの見分けがつかないとも言われている。
それとケータイのみの人達は即時的結論にありつこうとする傾向があり、俗に言う「携帯日雇い」にはまりやすい。かつ検索の範囲が狭いから、低賃金かどうかの見分けもつきにくいのだ。だから知らず知らずにワーキングプアの仲間入りしてしまう。
ケータイ各社の宣伝文句に踊らされて、利便性だけに飛びつくあり方が本当の豊かさなのか、若者に考えて欲しいと思うと同時に、きちんとした教育が必要に思う。それは親自身も同じだ。
2007.05.29:
松岡農水相の自殺事件、現役の大臣では現憲法施行以来初めてとのこと。
それにしても何か重大な政府の疑惑が持ち上がると、官僚が自殺する例が多い。松岡大臣も農水省出身だし、今日後追い自殺したのも元官僚である。彼らは普段から、疑惑が政界、官界を揺るがすような事件があったら自らの命を絶つように教育されているのだろうか。また、疑惑が広がる気配が感じられたら、誰かが囁くのかもしれない。
一人の命が消えることは悲しい。しかし疑惑の真相は闇に葬られようとしている。そういう意味で、本当に事件の真相を明らかにし、再発を防ぐには生きて恥をさらして欲しかった。
2007.05.27:
世の中には「ネットカフェ難民」というものが存在する。一種のホームレスで、アパートの家賃すら払えないのでネットカフェで夜を過ごし、食事は店にあるドリンクなどで飢えをしのいでいると言う。
要するに超低賃金で、ケータイ一本で毎日呼び出されるスタイルの仕事にしかありつけないのである。生死ぎりぎりだから職業教育も受けられないし、求職活動もできない。一旦そういった生活にはまるとなかなか抜けられないという。
こんなワーキングプアの存在を許している社会は何かおかしい。「1ヶ月1万円生活」というTV番組ではないが、最低賃金で生活する実験をやった人がいたそうだが、とても満足に食事はできなかったという。「ネットカフェ難民」はそれ以下だから、実質的に最低賃金ももらっていないといえる。
食えない給料で働かされる人間の存在。誰かの言葉ではないが、金にも時間にも余裕のない生活は「牛馬にも劣る」。こんな社会に誰がした。
2007.05.26:
息子のマシンを入れ替える時期になった。
彼の希望は漠然としたものだったが、ネットゲームをやりたい、そういう意味で友人からGeForceの入ったマシンをすすめられた。
だが彼自身では具体的なスペック、すなわちCPU、メモリ、HD、そして肝心のGeForceの型番指定をやることはできない。そうでなくても友人のアドバイスそのものが曖昧で、とても自分で決めることはできない。
そこで私がヒントを与えるしかない。とはいっても私自身がGeForceのことを理解しているわけではないので、ネット仲間にも手伝ってもらいながらの試行錯誤である。
大げさな言い方かもしれないが、勉強するということはそういうプロセスなのではないか。
2007.05.25:
昨夜のこと、いきなりネットに繋がらなくなった。前兆として極端な速度の低下があったが、遂には何度接続をトライしても反応しなくなった。ルーターは正常だったが、モデムは電源を入れなおしてもADSLランプが点灯しない。明らかにモデムの故障である。念のためNTTに問い合わせてみたが、やはりモデムの不良との見解だった。
今日、会社の帰りに新しいモデムを仕入れて復活。24時間ぶりのことである。
実は先週もプリントサーバーが逝ってしまい、入れ替えることになった。これで「福沢諭吉」が二人いなくなった。
それにしてもこれだけトラブルに見舞われるとは・・・
次はルーターか? まさか・・・
2007.05.23:
企業向けPC販売店の営業マンが来たのでちょっと雑談をした。
報道で漏れ聞くように、多くの企業はVistaの導入を控えている。ウチの会社が典型だが、各種ソフトの対応がまだ不十分なこと、そして最も重要なのが自社開発のカスタムアプリが動くのを検証してからでないと手を出せない。それにXPになってからはCPUも1GBを超えて安定していることもあるだろう。個人用PC向けはVistaのみを売って外堀を埋めようとする方向とは大違いだ。
さて、職場のPC更改もほぼ終わり。私のマシンも機嫌良く動いている。
今回の更改手順は、まず新しいマシンに必要なソフトのインストールと環境設定を目一杯やっておき、次に外付けHDに古いPCの個人データをバックアップ、そしてわずか30分程度でハードの入れ替えと最終設定をやった。この外付けHDの威力は大きい。以前ならデータがHDの容量をはるかに超えていた。しかし今は数人分をまとめてバックアップできる。本当に時代は変わった。
2007.05.22:
はしかが大流行しているようだ。特に15歳以上はワクチン接種を義務化しなかったために感染者が多いらしい。私のいとこも20歳を過ぎてから感染したために重症化した。
私はといえば5歳ころ、息子は1歳を過ぎた直後に感染したからまず大丈夫。でも年間数人の死者が出るというから侮ってはいけない。
ただ、世界レベルから見ると日本ははしかの輸出国として危険視されているようだ。対策がしっかりしていないからだという。
はしかを輸出することも問題だが、兵器とか戦争までをも輸出することだけは避けたい。
2007.05.20:
5月に入ってから、時折低気圧の通過で雨模様の日もあるが、全体として穏やかな日々が続いている。いわゆる「五月晴れ」だ。ただ、気温はやはり私の若い頃から比べれば高い気がする。
本当は六甲山に登って気分を切り替えたいのだが、休日は家事全般が忙しくてままならぬ。いっそのこと無理矢理会社をサボって息抜きをしてやろうかとも思うのだが。
2007.05.18:
先日、息子がケータイのストラップを買ったことを恐る恐る私に話した。私が無駄遣いしたといって、いい顔をしないだろうと思っていたらしい。
ストラップについてはあまり気にしないが、本体よりも重いくらいに沢山つけているのだけはやりすぎと感じたことはある。でもしかめっ面をするほどでもない。
むしろ私が問題だと思うのはシールをベタベタ貼り付けているものである。もちろん若い女性が圧倒的に多い。あれは単にケバいだけで、無駄遣いの上に、はがしたら糊で汚くなるだけである。もちろん彼女たちにとっては実用性などどうでもいいのだろうが。
2007.05.17:
高校生の母親殺人事件が注目されているが、今までとはかなり質の違う側面が見えている。
殺してから遺体を切断、このような話は別に珍しくもない。高校生だからという理由もあまり問題にならないと思う。遺体切断の理由として、憎しみの表現とか、持ち運びに不便なのでということが簡単に説明できる。だが切断した首を鞄に入れて警察に出頭というのは前例がないと思う。赤穂浪士が上野介の首を担いで泉岳寺に向かったのは明らかに示威行動だが、今回の場合は質が違うような気がする。
もうしとつは切断した手を植木鉢に差してペンキを塗ったという点である。これも前例がないだろう。
未成年ならずも、親を殺すにはそれなりの理由があり、それを裏付ける行動もはっきりしてるのがほとんどである。しかし今回はまだはっきりしないとはいえ、また精神的に不安定だったこともあわせて、解明が必要だろう。常識的な考えだけで物事を見てもわからない。
私の息子についても、母親から虐待に近いものを受けた。詳細は省かせてもらうが、今でも息子は母親を毛嫌いしている。そうなった理由の原因の一端について、私も責任を感じている。ただ、将来共に息子の怒りが続くのか、それはわからない。
幸いにして殺人には至っていないが、問題が発覚したら早めに手を打つしかない。それによって最低限殺人は防げると思う。
2007.05.15:
会社の私のマシンが入れ替わる。明日、新しい(とはいうものの、他の部署で余ったXP)マシンを取りに行く。
私のほかにC子の分も更改。入れ替えをする理由は、これら2台のリースが切れるからで、昨今の経費節減で買い取り機に入れ替えてリース代をなくそうという方針だからである。
ちょうどこの2台を返却することで、職場にはリース機が完全に消滅する。
新しいマシンはリカバリでOSを入れ直しただけのもの。明日からセットアップを始める。
2007.05.14:
下らない話だが、私は常に便秘気味である。普段から2〜3日に1回しかトイレでしゃがまない。最長は5日間。これくらいになると腹が張って苦しくなるので、自然と排便したくなる。
便秘の原因は明らか。糖尿病だから小食の傾向にあり、それが腸に対する刺激と負担を軽くしているのである。若い時はそんなことはなかった。毎朝必ず便意があった。しかし食事療法を始めてからは便秘になったのである。
一方、便秘とは逆に尿の回数は非常に多い。これも糖尿病のせいである。職場に患者がもう一人いるが、彼も私も1時間に1回くらいはトイレに行く。血糖値が普通の人よりも高いために腎臓が忙しくなるのである。
極端に高い血糖値を放置すると腎臓を傷め続け、腎炎になってやがて透析を必要とすることになる。それだけは避けなければならない。
2007.05.13:
京都へ出向いて、「京都解放運動戦士の碑合祀追悼祭」に出席した。亡き母の名前が今年の合祀者に加えられたからである。
彼女は生前、世の中のために余生を捧げたいとして世の中を良くする運動に参加した。そしてこの碑を見て自分の名前が残るような人間になりたいと語っていたのである。その望みはかなえられた。
しかし世のために役立ちたいという望みに反して、「国民投票法案」がまさに成立させられようとしている。戦争を経験し、その悲惨な歴史を身にしみて味わった母の人生には、平和への思いがいっぱい詰まっていた。だからこそ最近の歴史に逆行する動きには危機感を感じていたのだろう。
残念ながら彼女の運動は中断された。だが、残された我々がその遺志を受け継ぐことになる。投票法案は通過するかもしれない。だが憲法本体はまだ手がつけられていない。国民の9条に対する考え方は、5月3日の日記に書いたように、次第に変えてはならないという方向に傾きつつある。本来ならば憲法を守るべき立場にある首相が声高に改憲を叫ぼうと、その流れは変わらないものと信ずる。
2007.05.09:
とにかく暑い。
暑いだけではない。会社でも自宅でもご難続き。会社ではまたもや「のぞみシステム」のバグが発見された。
一方、自宅ではサーバー機が非力のために、ウィルス対策ソフトのアップデートに対してメモリキャッシュが不足して悲鳴を上げている。代替機をどうするか、頭が痛い。
2007.05.07:
えらい事故が発生したものだ。「エキスポランド」でのジェットコースター事故、原因は車軸の破壊によるものだが、定期検査の先延ばしがひとつの焦点となっている。
疑問のひとつが、何故今年始めの検査を目視だけにしてしまい、役所に自主検査の書類だけを出してそれでよしとしたこと。そして役所でもその書類を鵜呑みにしたことである。
分解・点検場所がなかったという会社側の言い訳は、明らかに営業優先の姿勢から来たものであろう。しかしもっと問題なのは「問題ありませんでした」という会社の一筆だけを鵜呑みにするような法律や行政側の体制にあると思う。
重要な検査を行う場合、単なる「合格」という自主検査の検査証で済ませるようなものであっていいわけがない。検査結果の証拠を示す客観的データや写真の提出を求めるか、行政側が直接出向いて立会いをするのが常識である。
今回の場合、どういう検査をやるのかの項目が明確でなかったことに加えて、この検査の客観性の証拠立てが完全に抜けていたと断じざるを得ない。
やや話が拡大するかもしれないが、ここには「規制緩和」の悪影響が出ていると思う。原発を初めとする事故隠し、あるいは耐震強度偽装の問題でもそうだが、行政側の、第三者によるものを含めた検査体制が民間側の自主検査にまかせっきりにしている現状があると思う。原発の臨界事故などは典型だが、検査官が原子炉の記録計を提出させてチェックすれば容易にわかる。改ざんされた日誌だけでは絶対に見抜けない。
ところで今回の車軸に絞った話で言えば、検査や部品交換のインターバルは一般の車両よりも厳しいものでないといけないと考える。というのも、ジェットコースターでは車両全体にかかる力はその他の車両と違い、最高地点から自由落下させた当初はF=mgすなわち車体重量プラス人間の体重と重力加速度の積であり、地球上で最も過酷な条件にさらされるからである。このことが法律上考慮されていないのもおかしい。
2007.05.06:
9連休最後の日で雨が降る中、買い物に出かけた。目的のメインは息子の衣類だったのだが、近所にPCショップがあるので増設メモリも買ってきた。
昨年末にメイン機のマザーボードが壊れて本体を買い換えたのだが、緊急出費だったために最低スペックでメモリが256MBしかなくてHDのキャッシュが激しく、ソフトの起動、画面の切り替えがすこぶる遅かった。ついに我慢の限度に来たので512MBの増設に踏み切った。トータル768MBである。
ところで息子も一緒だったので、彼がバイトの金を貯めて買いたいというPCの値踏みをしてきた。手頃なところでディスプレイ込みで10万円以内に収まると思うが、ネットゲームをやりたいのでグラフィックボードの増設を考えているようだ。そうなると10万円は無理かもしれない。
いずれにせよ、夏休み頃の買い替えになると思う。そして現在の息子のXPマシンは現サーバー機と入れ替えに・・・などと、私は私で勝手な算段をしている。
2007.05.04:
「常識・非常識」でずっと以前にも書いたが、最近の意図的に短縮された日本語の乱用にはちょっと首をかしげるところが多い。
例えば「ファミコン」。
これには3つの解釈が成り立つ。一つ目は「ファミリー・コンピュータ」。これはハードそのものが世間からほぼ消えているだろうから、死語に近いと思う。次は「ファミコン言葉」として批判的に取り上げられたものだが、「ファミリーレストラン・コンビニ言葉」の略である。有名な「1万円からいただきます」という、丁寧語のデフォルメが一例である。
最後は、これは私のネット仲間が使っていた、極めて限られたメンバーでしか使っていないと思われる言葉で、「ファミリーコンサート」とというものである。
同じ略語でこうも違った意味に使われると、混乱の原因にしかならない。
私は、深刻な事態がいまどきの略語の氾濫の中で進んでいるように思う。それは、外国語を無理矢理短縮する傾向である。
私が若い頃に名詞を動詞化するために「〜する」と付け加えるのがあった。TVCMで「スポーツしよう」というのが典型で、これは批判的意見が多かった。この類の変形で、「ネグる」というのもあった。、つまり"neglect"を縮めているのだが、この「無視する、無視」という単語は動詞、名詞両方の意味を持ち、便利なせいか今でもたまに聞かれる言葉である。
しかし最近はもっと極端なようで、正しい発音が面倒くさいと見えて、アクセントのみを取り出したものが多い。その典型は先に挙げた「ファミコン」の他、「ハリポタ」、「コスメ」、「セレブ」である。いずれも"Harry
Potter"、"cosmetic"、"celebrity"なのだが、正確な綴り、発音、あるいは意味さえもが正しく理解されない危険性をはらんでいる。特に有名人、著名人と解釈すべき「セレブ」は単純に「金持ち」のような意味に誤解されていると思われる。それと英語に疎い人達、特に高齢者にはほぼ理解不可能な言葉である。よってマスコミなどで多用されれば、変質された訳が一人歩きする。
私の場合は横文字に慣れているので、このように短縮された言葉の元の綴りや意味が瞬間に頭に浮かぶが、万人にそのような能力を期待することは無理で、そうなればきちんとした解釈あるいは日本語訳が必要になると思う。無用な略語の乱発は、日本語の便利さを逆に混乱に導くのではないか。
「メリケン粉」や「ミシン」のように日本語として定着するには、それなりのきちんとした定義と時間を必要とする。
2007.05.03:
憲法制定60年にあたって一言書いておきたい。というのも現在あからさまな改憲を狙った「国民投票法案」が通されようとしているからである。正直なところ、これが通れば日本の将来がただでは済まないと思う。
安倍首相は当初、憲法記念日までに投票法案を成立させると発言して、物議をかもした。政府が国会のスケジュールに口出しするという、三権分立を無視した発言という建前上の問題もあるが、法案賛成派からも「審議は時間をかけて慎重に」という声が多く出た。結局、少なくとも5月3日現在で成立はしなかった。
それで改憲そのものについての国民世論はどうなのか。最近のマスコミの調査では注目すべき結果が出ている。かいつまんでいうと、「60年経って、改憲は必要に思うが、9条を変えることには国民の大半が賛成しがたい」ということである。安倍首相穂頂点とする改憲、それも9条を標的としている勢力は死に物狂いで正面突破を図ろうとしているが、国民はやはり良く知っている。だからこそ投票法案に最低投票率を定めたくないのだろうが。
ところで、改憲派が繰り返して叫ぶ「押し付け憲法論」だが、改めて批判しておきたい。
彼らの言う「押し付け」とは、新憲法成立前の日本政府が作った草案がGHQに拒否され、書き直されたことをいう。しかし拒否された原因は明確で、とても民主日本では許され得ない「天皇主権」などが盛り込まれていたのである。GHQの立場として、また日本政府がポツダム宣言を受け入れ、無条件降伏した経緯から考えて、天皇主権などという代物は門前払いを食わされて当然だったのである。このことを「押し付け」というのならば、それは先の戦争に対する無反省を意味する。それに絡んで言えば、安倍首相が従軍慰安婦に対する政府の関与を否定しようとして失敗したことは、彼もやはりそうした無反省のグループの一員であるとみなさざるを得ない。
それとGHQから出された現憲法の草案には、日本人が独自に作ったものが大きく反映したということが最近注目されている。NHKの番組にも紹介されたのでご存知の方も多いはずだが、その「憲法草案要綱」は鈴木安蔵を初めとする「憲法研究会」が作ったものである。この草案にGHQが注目し、採用したものである。例えば「象徴天皇」もこの草案には含まれている。
確かにGHQ占領下にある日本政府の行動が制限されたものであったとはいえ、そのGHQを動かしたのは日本人であったこと、また元はと言えば政府が民主主義ということを全く理解していなかったことが、あたかも「押し付け」のような体裁を取ったことは明白なのである。
現在の世界は、イラク戦争が象徴するように、軍事力がすべてを解決するような時代ではない。それを逆に、アメリカの仕掛ける戦争に積極的に加担するために憲法9条までをも変えようとする動きには絶対反対である。また、実際の改憲が行われるまでの間、腐るほどの屁理屈をつけて9条を捻じ曲げて解釈しようと試みる首相の姿勢も、これまた許すことはできない。
2007.05.02:
今日は連休の中日。明日からは後半の4連休のところが多いはずだが、商店街の一部でも定休日以外に1、2日の休みを取るところもある。昔のように必死に働くのでなく。世間並みの休みを取ることに抵抗感がなくなりつつあるようだ。
さて、昨日書き忘れたが、今はツツジの季節でもある。中央分離帯の植え込みなどで、赤、白、ピンク、さまざまな色の花びらが目立つようになった。
2007.05.01:
朝から雨。メーデーは雨にたたられて大変だっただろう。
5月になってこれからが新緑の季節。雨に濡れた若葉は色鮮やかになる。
ところで話はガラッと変わって、貝類は今が産卵の季節。食には適さないシーズンである。特にカキには面白い話があって、"r"が入っていない月すなわちMay、June、Julyはカキを食べてはいけないということわざがあるという。
これは英語の場合だが、フランス語ではMai、Juin、Juillet、ドイツ語でもMai、Juni、Juli、とやはり"r"が入っていない。ということで話の辻褄は合っているようだ。