悪餓鬼日記帖:なにぃ、文句あっか!

05.01


2005.01.31:

あっという間に1月が終るのだが、少し風邪気味で気分が優れない。
おまけに今週は大寒波の到来で猛烈に冷え込みそうだ。驚いたことに北西に進んだ低気圧が寒波の高気圧に押されて逆進するという。暖冬の予測が外れ、通常では考えられないコースを取る低気圧は予報官泣かせというべきか。
今夜は各地で豪雪になりそうだ。中越の被災地の人たちが心配になる。

2005.01.29:

昨夜は定年退職を迎えた人の送別会。
一昨年から昨年にかけて定年退職の送別会が続いていたが、今回で一休み。とは言うものの、後任者もこれまた約2年後には定年である。
ご存知のように、多くの企業では高度成長時代に入った人達、わけても「団塊の世代」が相次いで定年を迎える。ウチの会社では定年延長をしたが、そんなものは焼け石に水である。今の事務所・工場の場合、現業職でいうと7割が50代。10年後には生産能力が激減する。よしんば派遣労働者で補充したとしても、正社員に比べて能力や責任感は低いから生産力は確実に落ちるだろう。
これからの時代は、少子化と合わせて経済の縮小は避けられない。それは日本社会全体の問題として検討すべきである。個々の企業が勝手気ままに過剰な生産設備の廃棄と抱き合わせで人減らし、賃金の切り下げはやるべきでない。

2005.01.27:

北朝鮮が遂に「日本のDNA鑑定は捏造だ」と正式通告してきた。どういう意図かは不明だが、後戻りのきかない道に一歩足を踏み入れたようだ。その結果はどうなるか、まだ予測はつかない。
日本はこの挑発をどう受け止めるかだが、経済制裁の準備は確実に始まるだろう。また、今後の話し合いも北朝鮮側から拒否するようなら、これは確実な引き金になる。
我々は怒りを込めて北朝鮮に抗議する。と同時に、彼らに過ちを認めさせ、改めてもらわねばならない。そのためには冷静な行動が必要だ。経済制裁は有効な使い方をしなければならない。

2005.01.26:

4週間に一度の通院で、注射を3回打ちから2回打ちを試すよう指示された。またインシュリンの総量も2単位下げる。
理由はヘモグロビンA1cが順調に下がり続けていて、現在は5.8にまで下がったからである。
食事前の血糖値の見た目は退院後からほとんど変わっていない。むしろ注射を始めてからわずかだが上がり気味である。だがヘモグロビンA1cは逆に11から急激に下がって、正常な人とほぼ変わらない値が得られるようになった。主治医に言わせると、糖尿病患者なら6を少し超えていても不思議はないという。
こういう結果になったのは、血糖値の積分値が激減した効果の方が、わずかな増加分をはるかに上回ったものと考える。ヘモグロビンA1cの値は血糖値の積分値とほぼ比例関係にあると同時に、4週間ほど遅れて変化が表れる。ただ、今回知らされたものは昨年末測ったものであるから、次回は正月3が日の影響が出て、微妙に上がっているかも知れない。
ともあれ新しい処方を1〜2週間続けることにした。これで昼の慌しい注射の手間からは解放される。もしうまく行かないなら注入量を増やすか、あるいは元の3回打ちに戻せばいいだろう。そこのところも主治医と合意している。

2005.01.25:

血液型と性格の関係だが、今も信じている人がいるようだ。当然女性が多い。
科学的には決着済みと思うのだが、そのことを話しても「いや、あれは当たっている」と譲らない。統計学の有意性のトリックを知らずにひたすら信じ込んでいるという感じがする。今もTVで登場するのだが、大抵の場合は血液型「占い」というタイトルで表面は科学性を否定している。だが信者にとってはそんなことは目に入らない。
既に論じられていることを繰り返すのは無駄かも知れないが、血液型と性格の関係は戦前から研究されている。しかしブームに火をつけたのはやはり能見正比古氏の著作だ。以来この問題は、科学的論争とは別の次元で売らんかなの流行に乗って巷を駆け巡った。金の亡者が信者を煽った。TVももちろん加担している。血液型「占い」は言い逃れの免罪符にも聞こえる。
一方、最新の科学的な結論は血液型と性格・気質の相関関係を原則的に否定している。ひょっとしたら微々たる影響はあるのかも知れないが、血液型が100%性格・気質を支配するようなものではないし、その影響力の大きさがどの程度なのかもわからないのである。ということは否定的な結論にしかならない。
ABO式血液型の遺伝子は第9染色体に存在する。しかし脳は血液型の違いに対して、輸血の時のような激しい抗原抗体反応を起こさない。その面からも血液型による影響を「ある」とはとても言えないのである。だが一方で、「A型は几帳面」という前提で他人の血液型を予想すると25%以上の確率で当たるということも確認されていて、これが「信者」を生む原因になっている。
こいう生物学的結論と心理的現象が矛盾する理由は、私のような素人にはわからない。私がむしろ注目しているのは、性格・気質のような後天的要素が強い問題を生物学的な物差しで無理に計ろうとする危険性である。例えば男女の性格的な性差であるが、医学的結論は「もしあったとしても、後天的要素が強過ぎてまったくわからない」ということなのである。
問題なのは、血液型による差で人事とか結婚相手を決めるような(そういうことが実際に起こっている)差別につながることである。

2005.01.24:

今日は面白い乗用車を見た。
車種はBMW 320iと別に珍しくはないもの。しかしナンバープレートを見て「おおっ!」と思ってしまった。理由はドイツナンバーの上にかぶせるように日本ナンバーが貼られていたからである。
ドイツのナンバープレートは下の例のように、左に水色のEUマークと国名を表わす"D"(Deutschland)の文字が書いてあるのですぐわかる。

日本よりもやや細長だから、この上に日本のプレートを重ねても左右の端がちょっとはみ出してしまう。だから即座にドイツで使っていたものをそのまま持ち込んだとわかったのである。
それにしても車のオーナーは何故ドイツナンバーを外さずに日本ナンバーを重ねたのだろう。面倒臭かったのか、はたまた置いておきたかったのか、そこは不明である。だが、ドイツに駐在していたなど長期にわたって使っていたものを手放さずに持ち帰ったものか、それともドイツ人が日本で長期滞在するために持ち込んだものと想像できなくもない。
とはいえ、ナンバープレートを重ねて使うなど、常識からちょっと外れた発想に感心した次第である。

2005.01.23:

ダイエットの「王道」:7
一人ものならともかく、普通の家庭でダイエットをやるにはヨメハンの協力が欠かせない。
ウチでもヨメハンは食品成分表を読んで、おおよそののカロリーを把握し、私の分については量をセーブしてくれている。それでも、不思議なことに彼女は妙な癖があって、いつも量が少ないのではないかという思いにかられるそうだ。そうなると次第に皿に盛られる量が増えてくる。
私としては増えてくるカロリーを気にしながら、それでもあまり細かいことを言うのも気が悪いと考えて、しばらくは我慢している。しかし極端に増えるのは問題なので、その時はいくらかを残すことにしている。それでヨメハンは気付いてくれるのだ。
量とともに使う食材の選択も大切である。これもヨメハン任せだが、最近はもう慣れているので問題はない。
若い頃はよく食べた。血糖値が上がってくるのが遅いので、脳で感じる満腹感も遅れるのである。いわゆる「ヤセの大食い」である。しかし今は年齢もあるし、無茶はできないので極めて小食である。
次回はまとめを書こう。

2005.01.22:

米ブッシュ大統領が2期目の就任演説でやたらと「自由」を連発したそうである。要するに「アメリカ的自由」を世界にあまねく広げるのが世のため人のため、ということらしい。だが実際にやっていることといえばアフガンでありイラク、すなわち独裁者が支配する国を軍事力で転覆させることなのだ。
どこか、過去の日本が「八紘一宇」と称してアジアを侵略したパターンと似てなくもない。独裁国家が問題であるとしても、他国が軍事力で転覆させることを「自由のため」と合理化できるのだろうか?
こういう危険な冒険主義が最近の米政権の特徴だが、世界的立場から見た場合、決して将来的に成功するとは考えにくい。
それにしても彼らがここまで強硬な態度を取るのは何故か。どうもそこには血に飢えた軍需産業の意向が働いている気がしてならない。というのも米ソ対立の時代の軍需産業にとって、対立が永遠に存在していることはありがたいことだった。しかしその対立がなくなった後、巨大化した軍需産業は新たな需要を生み出す必要に迫られたといっていいだろう。それには「強いアメリカ」、「世界に冠たるアメリカ」を標榜しその「理論」を実践する政治勢力を後押しすることが最適だった。そして"9.11"は世論をも味方に付けた。
ともあれ良心ある人達は、ブッシュ演説を苦々しく聞いたことだろう。

2005.01.21:

朝日新聞とNHKの抗争は次第にエスカレートしてきている。
多くの人は朝日新聞側に分があると見ているようだし、私もそう思う。理由はNHKとほとんど関わりのない議員が突如NHK幹部と面会することは不自然だからである。もちろん証拠は残していないだろうが、会ったという事実そのものが疑惑を生む。それは何も自民党に限ったことではない。
それとひとつ気なることがある。それはNHKのディレクターが文字通り「首を賭けて」圧力がかかったと証言しているのに対して、NHK側は一切触れていないことである。
証言が嘘というならそれを問題にすべきだし、調査の上で処分という可能性もあり得る話なのだから、何故ダンマリを決め込むのか理解に苦しむ。
とにかく事実は圧力があったのか、なかったかのどちらかである。法廷の場で争うことも考えられるが、それもやむなしだろう。

2005.01.19:

今日は朝5時よりもさらに早く目覚めたので、試しに初発バスで出勤してみた。
今年になって会社の始業時間が少しだけ早くなり、初発の次の6時20分頃発のバスからJR、会社の最終通勤バスに乗り換えることになったのである。しかもこれを逃すと定時出勤は不可能というタイトなスケジュールである。しかしそれより早いとどうなるのか、ダイヤによれば約15分早く会社に着くことになる。
結果、やはりダイヤ通りとなった。しかし六甲道での乗り換え時間がややきつい。ということで遅い方のスケジュールで固定することにした。それにしても出勤までの選択肢が2種類しかないというのは実に不便だ。だからチャンスがあるごとに以前の事務所への再転勤を申し入れている。
明日は大寒。天気予報では猛烈に冷え込むそうだ。

2005.01.18:

昨日はここのHPにアクセスする人が多かったようで、それも私が作ったオルゴールの曲を紹介いただいたHPからのリンクが大半だった。
さまざまな行事が行なわれたし、また震災にまつわる話題がマスコミを賑わした。そんな中で私が注目したのは、「しあわせ運べるように」の「3番」を作詞した中学生がいたことである。
昨年の10月、震災から10年目ということで、神戸市立夢野中学校1年3組がコンクールに合わせて3番目の歌詞を作ったのである。
  地震から10年 苦しい事ものりこえ
  当たり前のようにすぎていく 日を大切に生きて行こう
  これからの神戸を僕たちが変えてゆこう
  次は僕らが支えて行く神戸の町へ
  ひびきわたれ3組の歌 うまれかわる神戸の町に
  これからもみんなとともに 幸せはこべるように
震災のとき、彼らは幼児だったはずだから記憶はほとんどないだろう。しかし大人達から伝えられた震災のことを、後世に伝えていく輪のひとつの役割を果たそうと懸命に努力したのである。
彼らの思いは間違いなく未来へ運ばれて行くだろう。

2005.01.17:

震災から10年目、そのことの詳細は「神戸の街から」に書いた。
朝に続いて、昼休みは会社で黙祷。これは例年の行事として定着した。1月17日は静かに過ごす日としてこのまま終ることとする。

2005.01.15:

昨夜は1次会だけで3時間もドンチャン騒ぎになった。
遠慮はいらないから言いたい放題である。始まりも幹事が遅れるとの事で、私が代理で乾杯の音頭。「去年は忙しい年でご苦労様でした。今年も仲良くやりましょう」とそれだけである。経営の現状がどうのとかは言いたくもなければ聞きたくもない。
調子に乗ってやたら飲み食いしたから、腹が思い切り膨れてしまって2次会はパス。惜しいことをした。
その分今朝は二日酔いもなく、さっぱりしていた。
宴会の隣の席はたまたま隣の部の新入社員。機械工学卒業でモノ作りに憧れて入社したという。物怖じしない好青年。私のような父親世代に対しても気軽に受け答えしてくれた。大事に育てなくてはならない。

2005.01.13:

年末から厳しい寒さが続いていて、今朝も日陰は霜が降りていた。自分の部屋でもストーブを目一杯点けているが一向に暖まらない。
最近になって会社の始業時間も早まり、夜が白み始める頃には家を出る。その分帰宅も早くなったが。
夏はもう少し楽になるだろうが、今年の冬はここ数年なかった平年レベルの寒さである。それでもまだ耳が痛くなるようなことはない。低温注意報が出るような寒さだと、夜に水道の蛇口を少し開けなければならない。
決算が終ったので、そろそろ「のぞみプロジェクト」の空中分解に向けての本格的準備を始めている。後向きでいやな作業だ。それで「のぞみプロジェクト」の続きのコーナーを作る考えでいるが、内容が内容だけに筆を持つ手(実際は「キーを打つ手」だが)は重い。
暗い話ばかりだが、明日は役職抜きの実務者20数名による宴会がある。いい憂さ晴らしだ。

2005.01.12:

間近に迫ったイラクの暫定議会選挙、一体どうなるのだろう?
どう考えても実施できるとは考えられない。聞くところによると、候補者は宣伝もできないし顔写真を入れたポスターも出せないとのこと。理由はテロの標的になるからである。ということは選挙活動などできるような状態ではないということになる。これが「民主選挙」か?
よしんばアメリカとイラク暫定政府が一緒になって選挙を強行したとしても、公正な選挙でないとしてさらにテロが激化することもあり得るし、できた議会も宗派による対立でまともに議事が進まないだろう。選挙をやるやらずに関わらず、要するに議会が成立できるような情勢ではないのである。そこの根本的解決なしにはイラクの正常化は無理である。
そしてこのような混乱のきっかけはアメリカが作った。
ところで、アメリカはウクライナの大統領選挙でも色々裏で動き回っていたようだ。幸いというか、旧政権はかなり不正をやったようだから、再選挙で野党側が勝利したが、主因は敵失である。またロシアの干渉も醜かった。しかしこういうところにまでアメリカがチラチラ影から見えるのは不快極まりない。

2005.01.11:

NHKの「プロジェクトX」を見た。テーマは震災で崩壊した六甲道駅の復旧工事である。顔見知りもひとり出ていた。
六甲道駅の震災直後の光景は今も忘れられない。その様子は震災の時のメモに書いた。これでしばらくの間会社に出勤することなど無理だと思った。それがわずか3ヶ月で復旧したのである。
橋桁を持ち上げて柱を作り直すという工法を新聞で知った当初は「えっ」と思った。橋桁は確かに無事かも知れないが、あんなとてつもない重量物を再利用するなどという発想は気付かなかった。いや、もし気付いたてとしても理論的には可能だが実際にやれるかどうかは疑問だらけになるだろう。でもそれをやってのけた日本の技術力には脱帽する。
番組をずっと見ていたが、溜息をつきながらも少しだけ懐かしさが感じられた。10年の時が心の余裕を持たせたのだろう。番組の最後に出た電気機関車を2両繋いだ(「重連」と言う)ものを4列並行して走らせるシーンは感動的だった。線路に最大荷重をかけて問題ないかを確かめるテストだが、工事の完成を祝う雄大なセレモニーに見えた。
工事が終って代替のバス・阪急電車からJRで出勤できるようになった時、駅員に聞いたら、六甲道駅では死者もけが人も出なかったと言った。奇跡である。

2005.01.10:

スマトラ地震・津波の惨状を見ていると本当に唖然とする。これまでも津波の現場を撮影したビデオがいくつも公開されているが、特にバンダアチェ市内を写したビデオは何と言うか、想像を越えたすざまじさがリアルに捉えられている。
私も震災を経験したが、津波はない。友人で、沖に釣りに出ていて帰ったら2mくらいの津波で騒ぎになっていたという経験者がいるが、海上ではまったくわからなかったという。津波は海岸に近くなるとそのエネルギーを水平方向に放出するらしい。
バンダアチェの映像だが、市内を家屋の残骸が怒涛のごとく流れる様子は表現するのが困難なくらいだ。恐らく豪雨の後の洪水よりももっと巨大なエネルギーが襲っているように見える。それは航空写真が物語っているように、海岸線が変わってしまうくらいだから、やはり洪水の比ではないのだろう。だから犠牲者も多かったし、中には村ひとつが人間もろとも丸ごと消えたところもあるようだ。
救援活動が進まない理由は、密林のジャングルが多い地帯で、道路整備も十分に行なわれていない土地柄だからだろう。熱帯の暑さがさらに伝染病による二次的災害に拍車をかけている。
そんな中で、国連を中心とした復興支援が決まって動き出したことは喜ばしい。当初、アメリカが「中核グループ」なるものを作る提案をしたそうだが、欧州を中心にあくまで国連中心で進めるべきとの勢力が勝った。最近のアメリカ政府は考え方、行動の歯車がどこが狂っている。

2005.01.09:

3連休だが別にどこへ行く当てもない。
若い頃は連休を利用して県北のスキー場へ行くことが多かった。スポーツは苦手で嫌いの私だが、何故かスキーだけは初心者の域を脱している。とはいえ30度以上の急斜面は滑るよりも転げている方が多いのだが。
そんなわけでまとまった予定がないので、今日は過去の日記などコンテンツ作成のためのデータ・資料・画像を整理し、古いものはCDへ移した。

2005.01.08:

ダイエットの「王道」:6
外食の話を書いたが、それと並んでカロリーを掴みにくいのが調理済・冷凍食品である。日常生活でこれらを完全に避けるというのは困難と思うので、ちょっとしたヒントだけを書く。
まず冷凍食品で揚げ物を食べる場合は、量を控えめにすることだ。その理由は外食の場合と同じ(家庭での揚げ物でも言えること)で、衣に含まれる油の量がバカにならないからである。ここでひとつだけ断っておくが、揚げ物は口にするなというのではない。毎日揚げ物ばかりとか、1食を揚げ物だけで済ますような極端なことは避けろと言っているだけである。
次に加工食品の代表格である即席ラーメンとレトルトカレーについて書いておこう。最近はノンフライ麺が増えてきたが、元祖であるチキンラーメンをはじめ、ラーメンの出汁は全部飲まないほうがベターである。脂肪が多いからだ。私の場合はそれに加えて付属のラー油も入れない。風味はいいので好きなのだが、無茶はできないので諦めている。
レトルトカレーはそうでなくても脂肪が多い。だから一袋全部を食べるのはダイエットを気にしなくていい人のみと考えられる。一般のカレールーも同じく気をつけよう。
純然たる加工食品ではないが、ジャムとマヨネーズもカロリーが高い。てんこ盛りは厳禁である。最近、お好み焼きにマヨネーズをかけることが常識化しているが、昔は邪道だった。私の記憶では大阪の「ぼてじゅう」という店がマヨネーズかけの元祖のような気がするが、定かではない。
もちろん私は普通のウスターソースを軽く塗るだけである。
さて、ソースの話が出たので、ちょっと横道へ。
私は普段醤油もソースも殆ど使わない。きっかけは若いときの海外出張で、塩気の少ない料理に慣れたからである。今になって気付いたが、これは減塩生活を習慣にし、高血圧を避けるためにもいいのである。
日本人の多くはこの塩味抜きの食生活からなかなか抜け切れない。何でもかんでも醤油かソースを多量にぶっかけないと気が済まない人もいる。だから海外旅行にまで醤油を持参しようとする。しかし考えたら、折角出された珍しい料理をすべて醤油味に変えてしまうのは実にもったいない気がしてならない。海外パックツアーだと3日に一度は日本食を出さないと客の機嫌が悪くなる話を聞いた事があるが、日本人の舌はそれほど塩・醤油味に汚染(?)されているのだろうか。

2005.01.07:

昨日は決算データの抽出で冷や汗をかいた。
そもそもは朝一番で決算と月末データを拾い出すプログラムを走らせたことから始まる。
昨年末に準備作業をしていたのだが、流れて来るはずのデータの目星をつけていたものが、未処理のままのデータとして大量に残っているのに気付いた。それが朝10時頃。何度トライしても更新できないので、ついに情シスへ電話をして助けを求めた。すると呆れた答えが返ってきた。「ああ、あれは夜間処理が途中でコケたので昼休みにリランするよ

それなら言われる前にさっさと連絡せんかい!! (-_-#)

こっちは午後に最終データを経理に流す約束をしていた。だから真っ青である。
昼休みはまんじりもせず、リランが成功したかどうか数回プログラムをトライした。そして12時半を少し過ぎたところで成功したことを確認し、早速データ抽出を開始した。ところがもっと恐ろしいことが次に起こった。
経理から決算の対象となるジョブ番号を一部追加・削除するという連絡が入ったのである。
これで抽出用のテーブルを書き直す羽目になった。嗚呼愕然 (×_×;)
しかし事は急を要する。慌ててテーブルを書き直し、プログラムを走らせる。その後は予想したものとのズレがないか確認。そして各担当者に決算後の出費(未計上)の有無を問い合わせ。結局回答が全部揃ったのは午後4時。
そこからまた私が経理に渡すデータを抜き出し、Excelフォーマットで経理にメールしたのは夜遅くになった。
幸いにして決算関係の経理担当者は申し訳なさそうな声でデータ受領を確認。やっと解放された。

そして今朝、経理も変なデータが混じっていないことを確認したので、関係者に帳票の印刷と経理に提出するその他の書類を送るよう指示。これでやっと落着である。
実を言うと、妙な話なのだが四半期決算になっても決算データ抽出用プログラムは9月期と3月期だけ情シスで用意することになっていて、6月と12月は動かない。それでは困るので、職場では私に何とかしてくれとの声が強まり、12月初めから手作りのプログラムを準備していたのである。それが成功してホッとした気持ちである。同時に情シスが用意したプログラムでは事前準備ができないこともわかった。というのも決算対象のジョブ番号を入れたテーブルは締め切りが終るまで完成しないからで、それは別途経理から正式なものがアナウンスされてから1週間程遅れて反映されるのである。しかしこれではタイムリーな事前準備ができない。従って今後は情シスから出るデータをあてにせず、私が作ったプログラムを走らせることにした。疲れるがやむを得ない。

2005.01.05:

ダイエットの「王道」:5
しばらく途切れていた話の続きを。
外食でカロリーが高いと考えられるメニューの代表例は以下のとおりである。
   カツ丼、カツカレー、クリームコロッケ、グラタン、フライドポテト
カツは脂身が多い肉が良く使われているというだけでなく、パン粉とそれに染み込んだ油の量が見た目以上に多いことである。コロッケ、グラタンに使われるホワイトクリームは、バターと乳脂肪が濃縮されているので高カロリーなのである。また、フライドポテトはポテトチップスと並んで炭水化物ではなく、油の塊だ。よく聞く話で、若い女性が「太りたくない」として家庭料理を拒否し、替わりにスナック菓子で食事を済ませようする例があるが、油で揚げたものは少量でも普通の食事1回分に相当するカロリーがあり、ダイエットどころか逆に偏食とカロリーオーバーを招くものである。
もうひとつ、外食の中で栄養のバランス面から考えてもなるべく避けたいメニューは、
   うどん・そば定食、ラーメンライス
である。おわかりのように麺にご飯がプラスされ、炭水化物ばかりに偏ってしまう高カロリー食である。満腹感はあるだろうが、毎日摂るようなものではないだろう。
それとは逆に、私が推奨するのは以下のメニューである。
   焼魚定食、だし巻き定食、冷麺、鍋焼きうどん
いずれも脂肪が比較的少なく、栄養バランスもまあまあだからである。
ちょっと話は変わるが、糖尿病のことを「ゼイタク病」と称する人がいる。これに対して私はこう反論する。実際は「安くて腹がふくれるものを沢山食べるビンボー病」だと。ラーメンライスはその典型だろう。逆に糖尿病を避けるには「美味しいものを種類豊富に少しづつ」という贅沢なメニューが理想と私は考える。いい例は「京懐石」だ。

2005.01.04:

何年かぶりに自宅から大阪・梅田まで歩いた。若い頃からの酔狂である。
距離は27、8キロくらいか。坂を降りて国道2号線に出、東へ一直線にひたすら歩く、ただそれだけのことである。所要時間は休憩を含めて7時間15分。昔はもっと早かったが、今は歩幅を大きく取るのが困難になった。
ペースとしては2時間目が芦屋川(業平橋)、4時間目が武庫川(武庫川大橋)、6時間目が神崎川(神崎大橋)。いつものことだが、武庫川を越えて尼崎市内を抜ける頃に足の疲れがどっと出てくる。しかし大阪市内に入れば後は惰性で行ける。山歩きではあまり問題にならないが、舗装された道は衝撃が大きいので足への負担は結構大きい。それがわかっていても国道歩きは止められない。
大抵は空気の澄んだ三が日に決行するのだが、今年は4日になった。それでも今日は曇り空で気温もそれほど上がらず、汗をかいて疲れが倍増することはなかった。
帰りは電車・バス。さすがに復路を再び歩くような体力は持っていない。
近代の輸送手段を使えば1時間弱で行けるところを、7時間以上も費やしていることに他人は笑う。だが、そこが酔狂の酔狂たる所以である。

2005.01.02:

今日は実家で年始の挨拶。
おせち料理のカロリーがどの程度あるものか、注射量と血糖値の関係を比較したらかなり高いことがわかった。特に餅入りの雑煮は想像以上で、来年からはどうするか、メニューも含めて考え直さなくてはなるまい。
新年早々、悩ましい話になってしまった。

2005.01.01:

皆様、明けましておめでとうございます。本年も「落書帖」をよろしくお願い申し上げます。

今朝の神戸は雪こそなかったが、日本全国は正月寒波で震える元旦となった。
昨夜は午前0時のカウントダウンを見、港名物の「除夜の汽笛」を聞いてから就寝。だから朝寝坊になると思ったら、何故か5時過ぎに目覚めた。曇り空の夜明けだったため、初日の出を拝むことはなかったが、久しぶりの静かな朝だった。大阪湾は、いつもの元旦のとおり普段よりも空気が汚れていないから綺麗に眺められた。
年の始まりだから何か考える事があってもよさそうなものだが、元来の性格で改まった気持ちになることはない。恒例になった実業団駅伝をずっと見ていた。