悪餓鬼日記帖:なにぃ、文句あっか! |
05.02
2005.02.28:
「南セントレア市」の結果は、名前どころか合併そのものがボツとなった。はしゃいで先走りした行政と、醒めた住民との乖離がこれだけ目立った例もないだろう。
さて、月末で「のぞみシステム」がフルパワーで運転。しかし共同運転するのは後1ヶ月。
このいきさつは別のコンテンツにまとめて書こうと思っていたが、システムの改造にユーザーが関わる部分はほとんどなく、会議もほとんど開く必要がなかったので、別枠にすることは止めにした。
ただ、分離直前情報は日記に書くこともあるだろう。
2005.02.27:
今日はあの「南セントレア市」の合併住民投票と、新しい名前のアンケートを募集する日だった。ちょうどニュースでやっていたのだが、息子がそれを見た瞬間こう言った。「アホとちゃうか」
聞き慣れないカタカナ言葉を市の名前に使うということが、息子にも信じられなかったようで、ごく自然な感覚と思える。
奇をてらった行政側の感覚が問われてしまったのは仕方あるまい。名古屋新空港開港に合わせた便乗商法に似た、軽いノリで名前を決められる住民がOKを出すはずもない。その結果は日付が変わった頃には判明しているだろう。
それと「平成の大合併」なるもの、補助金を餌にした体のいい自治体の整理・リストラ政策としか、私には見えない。
2005.02.25:
新しいPCのセットアップ・カスタマイズがやっと最終的に終わった。最後までてこずったのがCD−DVDの焼付けソフト。今まで使っていたものが今度のドライブをうまく認識せず、未対応のドライブを読ませるためのユーティリティーを使ってやっと解決したのである。
ここまで来るのに2週間を費やした。しかしそれでもなお、不具合ではないがひとつだけ不可解な現象が出る。それは、時としてBIOSがデフォルト値へ戻ることで、出現するタイミングは不定である。きっかけは拡張カードを入れてから。何せWindows95時代から使っていたものだけに、クロックは100MHz。これが臭いと勝手ににらんでいるだけだが、BIOSを設定し直したら済むだけだから気にはならない。
この7年で95→ME→XPと変遷した自宅のPC、あれこれ色々な経験をさせてもらったが、これからもまた新しい問題に突き当たりながら進むことになるのだろう。
2005.02.24:
「ライブドア」と「フジテレビ」の反目はついに泥仕合の様相を示してきた。
いよいよ法廷に持ち込まれることになったが、結局両者の争点は「誰が会社の支配権を持つか」ということに絞られてきた。ということは会社所有の利益をどちらが得るかという争いである。
こうなると、どちらの側にも一般株主はおろか、ジャーナリズムの公共性ということは完全に忘れられているということになる。大手メディアを舞台にしたこの猿山のボス争い、世界中の恥としか言いようがない。
2005.02.22:
「ライブドア」による「ニッポン放送」株の取得問題が物議をかもしているが、何か納得できないものを感じる。それはフジ・サンケイグループが難色を示している観点からではない。
脱法的な株の売買とか、外資が間接的にマスコミにからむ話は脇において、私が思ったのは「ライブドア」の堀江社長の発言にはジャーナリズムとしてのマスコミに対する発想が欠落していることである。彼はマスコミを使っての商取引のことしか頭にない。「フジ・サンケイ」の右翼的スタンスはこの際問題にならない。
確かに日本の大手マスコミは時代とともにジャーナリズムとしての意気込みを弱めて来ているのも事実だ。だが自分の商売の一道具としてマスコミを所有したいという考え方、あるいは「自分の所有物は自分が自由に処分できる」ということをそのままストレートにマスコミに当てはめるのはいただけない。ジャーナリズムはやはり公共性が高いのだ。
2005.02.21:
今日も寒かった。少し風も吹いていたので寒さが身にしみる。おまけに会社は休みの間に建物が放熱してしまっているので、暖房を入れても温まらない。仕方がないのでコートを羽織った。
30年前の、断熱もろくにされていない掘立小屋をいつまでも使わせる会社の無神経さに腹が立つ。
2005.02.20:
昨日とはうってかわり、今日は雪もちらつく寒空。それでも所用があって外出したのだが、ついでにこんな買い物をした。
その1.USB延長ケーブル:
旧ME機にはUSBポートがあるのだが、購入時はUSB1.1で後からUSB2.0のボードを増設した。しかし昔のものだからポートはすべて本体の後ろ側にあり、接続するときはいつもラックの奥へ手を突っ込んで手探りでつないでいた。しかしこれは実に面倒で時間がかかる。特に最近はスティックメモリを常用しているので苛立っていた。だからUSB延長ケーブルを探していたのである。
しかしながらUSBケーブルなるものはそもそもそんなに出回っていない。やっと目にするようになったが、ほとんどはプリンタとかデジカメで使われる四角て小さなオスとPCに接続するオスがついたもの。オス−メスという純粋の「延長」ケーブルはまずなかった。ところが今日はたまたま目に付いたので早速購入。これでメス側を表にして楽チン接続できる。
その2.マウス:
何で今頃マウス?と思われるかもしれないが、実は私の手に合うマウスは非常に少ない。背が高い分手も大きいので、PC本体付属のものはまず扱い辛い。私の手は「ピアニスト」と呼ばれるごとく、指が細く長い。それと同時に横幅も結構あるのでマウスを掴む時に力をかけないと滑ってしまうのである。要するに大量に出回っているタイプよりもふた回りくらい大きくないと困るのである。それでアチャラデザインの大きなものを奮発して買った。ブランドはKensingtonというアメリカの会社。とはいうもののMade
in
Chinaではあるが。
さて、昨日リソースの話を書いたが、恐らく5年もすればそんな話は過去のものとして忘れられ、そしてこんな質問が出るだろう。
リソース? それっておいしいの?
オヤジギャグでした・・・(爆)
2005.02.19:
今日でハード(カード&周辺機器)・ソフトともに新PCへの移行を完了した。この日記も新しい環境で書いている。
やはりXPかつ2.8GHzのCPUは快適である。とにかく早い。そしてこれが最も大きな違いなのだが、時間とともにリソースを食いつぶし、反応が遅くなるわ、ウィンドウの数が増やせないわで、ついには再起動を余儀なくさせるという現象がまったくなくなったことである。これは大きい。
今もウィンドウを6個開けっ放しにして半日連続運転しているが、何も起こらない。おまけに一時的に追加で開けるものもある。
とにかく安定しているPC環境というのは精神的に楽である。
2005.02.18:
ここ2日ほどアレルギー性鼻炎に苦しんでいて(花粉症とは関係なく、寒くなると出る)、気分が悪かった。今日の午後は仕事で会社を出、ついでに早く帰宅。
ところで、最近朝の通勤電車内でよく目にするのが、長い付け睫毛をした若い女性。居眠りをして目を閉じると付け睫毛がムカデの足のように見えるのである。しかめっ面をして批判的に見るわけでもないが、何か違和感がある。
私の若い頃は、髪を染め、付け睫毛に濃い化粧、といえば水商売のシンボルみたいな印象があった。そのことが尾を引いているのではないかと思えなくもない。だが今は誰しもがやっていること、というか同じでないといけないという風潮だから、同じような顔がそこここにある。従ってムカデは何十匹もいる。
だが、女子高生までがムカデを飼っている姿を見ると、あの金は一体どこから出ているのだろうと、ふと思ってしまう。
2005.02.15:
帰宅するとすぐにニューマシンのセットアップの続きをやる。昨日は夜遅くまで続いたが、それでも終らずに今日もまたごそごそ。とにかくソフト(それも多くがフリー)のインストールを数十回繰り返すとともに、バージョンアップもあるのでOSの再起動も加わって大変だ。旧マシンのリカバリも大変だが、今回はXPでも動くかどうかの検証も加わるからまさに地獄。既に2本がXPでは動かないことを確認した。
あと、残りはSCSIカードとFAXモデムカードの増設。そして床置きしていたマシンをラックにちゃんと据えることだ。あ〜、会社を休みたい。
2005.02.13:
ニューマシンが届いたので早速セットアップ。
開始直後に気付いたのがHDDのパーティション。プリインストール状態では1パーティションしかなかった。これでは不便なのでパーティションの切りなおしとXPの再インストールとなった。これに約2時間を費やし、その後にやっと本格的セットアップを開始した。当然今日中には終らない。明日もまた続きをやることになる。
2005.02.12:
今日の昼間はある仲間内での会合、夜は会社OB(エライ人達ではない)との交流会だったが、いずれもホームページの話題が出た。
それで感じたのだが、HPについての世間一般の正しい理解はまだまだだということがわかった。片方で「そんなものは簡単に作れる」という安易な考えがあると同時に、一方で掲示板に何かを書き込むと自分のプライバシーが丸見えになるという恐怖を感じる人もいるのだ。
若い人達の認識と理解がどうなのかは知らないが、こと中高年に関してはネットそのものの知識に弱いこともあって、現状を見る限り絶望的な感じがする。私としては中高年のそういった弱点を克服してもらいたい、そのためには種々の啓蒙活動をしていかねばならないと思っている。ただ、ひとつの難関は、ネットやPCに関する技術的説明を交えると、その途端に尻込みする人があまりにも多いので、これをどう解決するかが悩みの種である。技術的説明は不可避なのだが、それを中高年に説明するのは若い人達や息子くらいの年代に話すよりももっと困難が伴う。どなたかいい知恵があれば貸して欲しいというのが、今の私の本音である。
2005.02.11:
連休だが、明日OBとの飲み会がある以外はすることがない。ということでPCショップに出かけた。目的はニューマシンの物色。
事前に調べていたが、やはりショップオリジナルが安い。考えていたのはカスタム構成のモデルだったが、店頭にあるものとはどう違うか見てみるつもりだった。ところが実際に行ってみるとお仕着せスペックとはいえカスタムよりは安い。これは買いだと心に決め、3種類くらいのモデルを順に眺めた。こうなったら覚悟を決めて真剣に見比べる。決めたのはローコストタイプだが、念のため店員にいくつか質問をした。
価格は予想よりも下回っている。そこでついでだからモニタの価格も調べてみた。すると合計しても10万円そこそこではないか。というわけで一昨日までの考えはころっと変わった。モニタ付きに変更である。
結局、XP
HomeをXP
Proに変え、カードリーダーをFDDに入れ替え、17"TFTモニタを足して合計10万円をかすかに下回る価格で手に入れた。ブツは明後日に配送されてくる。
2005.02.10:
北朝鮮が6カ国協議の参加を無期限中断すると言い出した。そして核兵器も持っていると仰々しく宣伝している。
この手の「瀬戸際外交」を繰り返す神経には呆れるほかない。これだけ「狼が来た」を言われるのはもううんざりだ。だからといって警戒心を緩めるわけにもいかないが。
それにしても、これだけ世話の焼ける国を相手に辛抱強く付き合っている中国には感心する。隣国でもあるし、朝鮮戦争を支援したことの他にも、北朝鮮には色々便宜を与えてきたから、そう簡単に止めるわけにもいかないのだろう。もし中国が完全に手を切ったら、それこそ死に物狂いでもがき、暴れる可能性は否定できない。
しかし泣き喚いてだだをこねる子供のような姿を、誰も一人前とは認めないだろう。口にはしないが、中国もそう思っているに違いない。
2005.02.09:
そろそろPCを買い換えようと考えている。
今のWindowsMEマシンを使い始めて丸4年を少し過ぎたところ。もうすぐサポートも切れるだろうから、時期的に遅くはない。とにかく起動してから時間とともにリソースとメモリがどんどん少なくなって行くアホな癖は如何ともし難い。会社のWindows2000と比べてその差は歴然としている。
さて、機種だが、第一候補は富士通かNECの企業向けモデル。第二候補はPCショップブランド。いずれもOSだけが入っているモデルである。アプリはこれまでの蓄積してきたもので充分間に合う。最近の店頭に並んでいるモデルは買う気がしない。昔はシンプルなモデルばかりだったが、TVも見られる、DVD録画もOKとかで20万円もするマシンを買う気にはなれない。ターゲットをPCに詳しくない客に絞ったのだろうか。それから米系のものは安いが拡張性が低く、サポートもあまり期待できそうにない。聞くところによると初期故障が多いというが、真偽は確かめていない。
それと、私は今使っている17インチCRTをそのまま引き継ぐつもりである。ケチなように見えるが、ブラウン管は10年くらい持つからもったいなく思えるのである。もし故障しても最近は値下がりしたTFTがいくらでもあるので気にはならない。
本体+OSで10万円もあればお釣りが来るだろう。
残念ながら自作は諦めている。根気もなくなったし、あの動くかどうか初めて火を入れる時の緊張感を楽しむ余裕はもう失せた。
2005.02.08:
息子が「マイコプラズマ肺炎」と診断された。感染症なので当然登校禁止、家でも痰などを触ることは厳禁である。
命に関わることようなことにはならないだろうが、まずは感染が広がらないように警戒は必要である。
今回、発熱、下痢、咳が続いていて、長引く雰囲気だったが、まさか感染症とは思わなかった。息子は今まで大病を患ったことはない。せいぜい鼠径部ヘルニアくらいなもので、小さい時は40度の熱を出していても家の中で走り回るような、妙な子供だった。
しかし今回は注意を要する。
2005.02.07:
時々メールをいただくKさんから、昨日の話について「同感だ」との意見をいただいた。
奥さんも日本語ならぬ「宇宙語」が時々出るそうで、女同士の会話が成り立つことにやはり疑問を持っておられるようだ。
私が考えるに、昨日も示唆したように余り重要でない、どうでもいい話が多過ぎるのではないかと思う。だから話が食い違っていようと、デタラメであろうと、その場限りの話題ならばすぐに忘れてしまって何ら問題はないのである。
もし会社でいい加減な説明や相手に理解不能なことを言ったら絶対に信用されない。だから我々のような仕事人は手が抜けないのである。その癖が付いているから、家でもデタラメな会話はできない。
だからといって、女性同士のすべての会話がいい加減なものと言うつもりはない。働く女性が井戸端会議のような会話を会社でやったら、馬鹿にされるだけだから、まずありえないだろう。
ただ気になるのは、ダンナに向かって女性同士のような会話をしてしまうことである。いつもの癖が染み付いているのだろうが、真剣に聞こうとしている時に頭が混乱しそうなことを言われたら面食らってしまう。というか、唯一望みたいことは、相手が理解できるかどうかを確かめてから話をしてほしいということに他ならない。
2005.02.06:
「地図の読めない女」という言葉があるが、ウチのヨメハンはその典型といえるだろう。人に道順を教える場合、おおよそ理解不能な説明をするからである。
先日のこと、古くなった電子レンジを新しくするため、一緒に買いに行くことにしたのだが、最近出来た家電店の場所がどこにあるか事前に聞こうと思って訊いてみた。すると彼女は「阪神の駅を降りてまっすぐ行けばわかる」と言う。をいをい、「まっすぐ」はいいけどどっちの方向なんや??
そこで「どっちの方向?」と問い詰めると、「とにかく駅を出たら正面をまっすぐよ」。まだわからない。駅の出口は南北両方にある。
要するに方角の概念が抜けているのである。自分が行ったコースをイメージしていることだけで説明しようとするから、他人には絶対にわからない。地図を書いて説明すれば済むのだが、そういうことも思いつかないようである。
地図の話ではないが、他に彼女の言動には首を傾げることがある。典型は、
「今から出かけるから・・・」
と文を途中で終らせてしまうことである。「だから何をしろというのか」の説明はない。想像くらいつくだろ、という前提である。昼飯は自分で作ってくれという意思表示なのかも知れないが、こういう表現は必ず誤解を生む原因になる。それから、
「○○さんがね」
と私の知らない人の名前を突然出す事がある。これも理解に苦しむ。彼女曰く、こういうとんちんかんな会話は主婦の間では当たり前だそうで、聞く方も「ふんふん」と適当に相槌を打つそうである。ということはどうでもいい会話なのだろう。
しかし私の前で、同じ調子の会話をやられてはたまらない。頼むから日本語を喋ってくれ!
2005.02.05:
イラクの選挙が終ったが、何か前向きな動きがあるような気配はない。所詮はアメリカの作ったシナリオ、つまり「民主選挙をやった」という正当化の道具に過ぎないからである。
むしろイラク国内のシーア派・スンニ派・クルド民族の三つ巴の対立が鮮明になった。今まではフセインによる強権政治で押さえ込まれていた不満の重石が取れて、宗派間のエゴが剥き出しになったと言えよう。そもそも3つの勢力が共同してフセインを倒そうという動きはまったくなかったのだから、選挙で表面化したのは当然のことである。
こういう民族・宗派の対立の構図は旧ユーゴスラビアによく似ている。戦後長らく、チトー大統領の個人的人気によってユーゴ連邦は支えられてきた。フセインのような弾圧とは180度違うのだが、民族の融和は彼の力で成り立っていた。しかし彼の死後、陰に隠れていた民族対立が一気に噴出し、それも主にセルビアが対立を煽って内戦状態になったのである。それも相手を皆殺しにするような方向で解決しようとしたために、多数の死者、難民を生み出すことになった。そして遂にはアメリカによる軍事介入にまでエスカレートしたのである。
今後のイラクも国内の対立はしばらく続くだろう。そしてもしアメリカがどれかの勢力に肩入れするようなことになれば、泥沼の内戦へ突入することになろう。
2005.02.04:
書きたいことが色々あるのだが、どれから手を付けていいのか迷っている。
迷っているだけならまだしも、寒さプラスそれを紛らわすための酒が入ってますます混乱に拍車がかかる悪循環だ。
明日は土曜日、心を落ち着けて稿を練りたい。
2005.02.01:
いやはや猛烈な寒さである。もちろん雪国に及ぶべくもないが、今朝は雪がうっすらと積もっていた。
ひょっとしたらバスが来ないかと思ったが、徐行運転でやってきた。
会社は会社で、積雪はなかったが、コートを着たままで仕事をした。施設についてはドケチである今の事務所、鉄骨にカラー鉄板を張っただけの造作かつ保温材はほとんど入っていない「現場事務所と」陰口を叩かれるくらいの建物だから、暖房はほとんど効かない。風邪気味でもあるので用心したのである。
今週はこんな天気が続くらしい。もし夜中に雪が降ったら、明朝は道路が凍結するだろう。