悪餓鬼日記帖:なにぃ、文句あっか!

05.11


2005.11.28:

例の建築設計データ偽造事件で、会社の専門家に意見を聞いてみた。
すると、計算書だけ見てもわからないが、実際の建屋の設計図で梁と柱の大きさ、さらには鉄筋の数を見れば極端に少ないことで「おかしい」と感じるという。「鉄筋の数を減らせ」という要求から逆に計算書を改ざんしたということだから、話の辻褄は合う。だから最大の問題は、専門家なら常識外として気付くような単純な手口を使ったかということと、何故そろいもそろって問題を見抜けなかったかの2点に絞られたと思う。
ウチの専門家が言うには、建築計算をやり直すことは時間がかかりすぎて話にならないから、建築確認許可のための計算チェックは官民どちらでも信用ベースにならざるを得ないという。ということは建築主や施工業者が図面を見て指摘が可能になるということである。ということは意図的かどうかは別として、計算書以外の部分で建築関係者がすべて見逃したということになる。
ウチの専門家はまたこうも指摘した。建築主が建築設計を外注する場合、それを丸投げするケースが少なくないという。人材不足ということもあるし、甚だしいのは建築主の内部に出てきた図面をチェックできる人間がまったくいない、素人集団がビルの建設をやることもあるというのだ。もちろん、だからといって責任を逃れることはできないとも彼は指摘した。
いずれにせよ、建築士のモラルハザードと同時に図面のチェック体制が穴だらけになっていた実態をどう解決するかがカギだろう。

2005.11.27:

やっと六甲山の杠葉が本格化した。とはいえ少なくとも1週間以上は遅れている。
団地の桜の葉もここ数日で一気に落葉。晩秋らしい季節である。もっとも最高気温は15度を超えることが多く、先週初めてストーブを点けたのがまたもやお休みである。コートが必要になるのはまだまだ先だ。

2005.11.24:

TVニュースや新聞報道で各社の中間決算結果についての記事を時々見かける。今はそんな時期である。
株主や経営者にとって最大の関心事である利益がどうだったか、気になるのは当然のことであるが、ここ10年くらいだろうか「減益」という文字が増えた気がする。私に言わせれば「減益くらいで騒ぐな」という気持ちである。
「赤字」というならともかく、「減益」など日常茶飯事の出来事ではないか。企業の浮き沈みは資本主義では避けられない話。もし赤字が続いてついには倒産、ということであれば社会への影響も少なくないはずだから、それなりの報道の価値はあろう。だが「減益」では配当が減るか悪いときでも無配になる程度。1社の配当だけで食べている人間なら青くなるのかもしれないが、今時配当だけで生活している人間はまずいないだろう。
「減益」を大きな関心事として取り上げる背景には「企業は右肩上がりが当然」とする固定観念があるからではないか。すべての会社が永久に繁栄するなど絶対にあり得ないし、失敗のリスクを抱えながらも高収入を目論んで経営者は自らの判断を賭けるのである。企業の経営者には塀の上を歩いているような感触に生きがいを感じている人もいる。
減益の話よりも、もっと社会として取り上げる必要のある記事は多いはずだ。

2005.11.23:

最近のCMを見て(というか聞いて)いると不思議に思うことがある。
それは複数の若い女性がキャッチフレーズを口にする時に、必ずといっていいほどユニゾン(斉唱)になることである。何故調子を合わせて語ろうとするのか、歌ならまだしも台詞を喋るに至るまで合わせるのか理解しがたいのである。
若い女性にはそういう一体感を共有しようとする傾向が強いのか、あるいは「若い女性はそういうもの」として広告会社が画一的なイメージを作ってきたのか、そこは私もわからない。
ひとつだけ言えるとすれば、小学生による劇のセリフと同じで、リアルな喋り方ができないためにリズムを取って喋るのと非常に似ていると感じることである。

2005.11.22:

今日は私の??才の誕生日である。それがめでたいのかどうかはわからない。この年になると歳を重ねたという意識はあっても、後何年働けるか、何年生きられるかということがどうしても先に気になってしまう。少なくとも前向きな考え方は表し難い。
とはいえ何もやる気がしないというわけではない。特に後進に何かを伝えないといけないという思いはある。ただ、若手がそのことに気付いているかどうかが気になるだけである。
今日も「のぞみプロジェクト」の2年間のデータをお蔵入りさせるための会議があった。ただ、こんな話はプロジェクトを立ち上げた人間にしか思いつかない議題ではある。もしシステムのアフターケアを自ら志願する若手がいたらぜひ譲りたいと思う。もちろん現実にはそんな人間はいない。自分の日常の業務で手一杯で、そこまで手が回らないからである。実はそのことが「2007年問題」としてクローズアップされている。技術継承をスムースにやれる環境にはないのが現実だからである。
私としては今の仕事に未練はない。冷たいようだが個人的興味は今後の生き方に向いている。私が持っているものをうまく後進に伝えきれるかどうかは会社としての方針にかかっているのであって、私が個人的にあがく問題ではないからである。努力を惜しむつもりはないが、我々の年代の給料が高いといって次々と切り捨てる方針は私の責任ではない。
冷たいように聞こえるかも知れないが、もう10年以上も前から高齢化社会になることを判っていながら何の対策も取らず、高齢者が安心して後輩達に道を譲り、老後をゆったり暮らせる社会にしてこなかったためである。「何故そこまで放置していたのか」と詰問されたら返す言葉はない。だが、私が警告してきたような内容をまともに聞こうとする考え方はついぞ主流になることはなかった。努力が足りなかったともいえるが、結果責任まで追及されることだけはお断りしたいと思っている。それは「何故戦争にまで突っ走ったのか」と問われても答えられないのと同じことである。

2005.11.21:

18日の話で、チェックが甘くなっているもうひとつの要因を指摘しておこう。
結論的にいうと「規制緩和」である。
建築基準法による設計の検査が民営化され、検査機関が「官」ではなく「民」であることから法に基づくコントロールがゆるくなるという、ひとつの典型である。
規制緩和による弊害の問題はトラック業界にも見られる。業界参入の条件を緩和し、多くの業者がなだれ込んだことから過当競争になり、価格低下が運転手の労働条件を切り下げる結果になっているのである。受注のためには安い価格を客から押し付けられても「他にやってくれるところがあるよ」と言われれば、呑まざるを得ない。そんなことから過積載、運転時間の延長も受け入れる。石油の高騰もさらに重くのしかかるのである。これでは儲からないからと廃業するのは簡単だ。しかしそれでは明日から食えない。そのジレンマに零細トラック業者は悩むのである。
規制緩和は表面上競争による価格低下をもたらす。だがその実態は血にまみれながらの競争となり、結局資金力のある大手だけが生き残るという仕組みである。
建築設計の検査機関も、価格を下げるために時間当たりの検査件数を増やそうとする。ということは検査の内容が次第に荒くなるのは当然だ。元は「官」の検査担当の人員不足によるチェック漏れが阪神大震災で明るみになったのだが、それを「民」で補おうという安易な方法が採られた。そして「悪貨は良貨を駆逐する」という法則が見事に貫かれたのである。

2005.11.20:

東京国際女子マラソンで高橋尚子が優勝した。快挙である。
オリンピック出場権を失った後、色々なことがあって注目されていたし、本人も復活を目指して頑張っていただけに、背水の陣の猛烈なプレッシャーを受けていたはずである。もし負けたら何を言われるか分からない。
そんな中での優勝は見事と言うしかない。おまけに併走していた二人のランナーはおろか、中継の解説陣さえ予想もしていなかった35キロ過ぎでのスパートは、勝負の駆け引きのうまさを見事に演出した。
そこには力強さと本物の実力が発揮されていた。彼女はそこまで育ったのである。ただただ脱帽するばかりである。

2005.11.18:

モラルハザードもここまで来たか、という感じがする。建築士によるデータ捏造である。
嘘の計算書を提出し、それが通ったことから何度も嘘を重ねたようだ。検査機関もどうかしている。要するに盲印である。
基本的にはデータを捏造した建築士が最も罪が重い。しかしモラルハザードは検査機関のいい加減さにも含まれている。
建築現場でも疑問が生じなかったことを不思議に思う人がいるかも知れないが、コスト重視で追われているためにここでもモラルハザードが起こっている現状を考えれば、責任を重視することはできないと考える。やはり第一原因を起こしたところが最も罪が重い。
うちの会社でも似たような話がある。捏造ではないが、「回答するためのチェックが面倒くさい」ということで、強度の弱いボルトを使うことを現場に指示し、見事に機械が重みでゆがんだという例である。
仮組みテストということでそのまま出荷するということはなかったが、手直しに時間をロスした。一次的には設計がボルトの手配を忘れ、後で正式なものに変えるからと仮組みの時は現場手持ちのものを使うように指示したことから起こった。現場のベテランなら見ただけで結果が想像できるから、設計に対して怒鳴りつけることができただろう。しかし現場の若手の実力はまだまだで、おまけに「指示したのは俺じゃない」と責任逃れをまず考えてしまうからチェックが甘くなっているのである。このような仕事・品質に対するモラルの低下はどこにでも転がっている。
そしてその引き金になっている最も大きな原因は「何が何でもコスト重視」の経営姿勢にある、というのは過言だろうか。

2005.11.16:

アメリカSONYが売ったCDについて、今ちょっとした騒ぎになっている。
そもそもはCDの不正コピーを防ぐために、SONYがCDにプログラムを仕込んだのが原因だが、ユーザーにも知らされず勝手にPCにインストールされ、内部情報を得るというプログラムであるが故に、RootKitと呼ばれるスパイウェアとみなされたのである。
実際、ウィルス対策ベンダーもこのプログラムをスパイウェアとして検知するように対応している。またこのプログラムを利用してデータを盗む便乗スパイウェアも出現した。
そうなるとブーイングはエスカレートするしかない。訴訟にまで発展する勢いだ。さすがのSONYも事の重大性を認識し始め、遂にはCDのリコールを発表したようである。
不正コピーの検出をするものとスパイウェアの線引きをどう考えるかは難しい。しかしSONYの最大の問題はそうしたプログラムを仕込んだ事実を事前に知らせず、またどのようなデータを取得しているかも公表しなかったことである。
現在、環境変数などを通じてPCのデータを取ることが出来るが、その仕様はちゃんと公開されている。HPのアクセスログはそれを利用した仕掛けであることは専門家なら誰でも知っている。もしそれ以上の情報を知りたいならやはりその意図と具体的方法の公開が原則だ。見破られて、不正コピーをされては困るという企業の論理はあるのだろうが、知らないうちに情報を盗まれて迷惑する多くの一般市民の利益よりも優先させるべきではない。

2005.11.15:

昨夜は帰りに一杯引っ掛けたのだが、どういうわけか酔いが回り、ふらふらしながら帰宅。そして今朝はアタマがガンガン、会社を休んだ。
そして夜になってもまだ胃が変だ。一体どうしたのだろう?

2005.11.12:

「のぞみシステム」が稼動してから既に2年以上を経過しているが、時としてわけのわからないクレームが持ち込まれる時がある。
トラブルの原因はもちろん「のぞみシステム」ではない。上流か下流の話ばかりだが、圧倒的に下流が多い。その理由は、上流は「のぞみシステム」と同時に開発され、私自身もかなり内容を知っているし、どちらかというとサポート体制の悪さから来るユーザー教育不足がほとんどだからである。
ところが下流はもっとたちが悪い。かいつまんで言うと、下流側のバグをすぐに「のぞみシステム」のせいにするのである。おまけにサポート体制はほぼゼロに近い。
何故このようなことになるか。理由は下流側も「のぞみシステム」から約半年遅れでバージョンアップされたのだが、ユーザー側のキーマンはおらず、すべて情シスにおんぶにだっこだからである。さらにひどいのは「陸蒸気」時代の、ホスト機で走る管理レポートがそのまま使われていて、いくつかのバグが放置されたままなのだ。何しろこの時代に未だに半角カナで打ち出されるレポートである。
しかしこのボケナスレポートを後生大事に利用している無知なユーザーが決まって「のぞみシステム」にケチをつける。決算の時もそうだった。
メールでいきなり「ちゃんと仕事をやっていない」とクレームしてきた。どうやら決算原価の一部が正しく出ていないのだが、いきなり怠慢だと言われては頭にくる。直ちに証拠を突きつけてカウンターパンチを食らわせ、ついでに下流のバグだからそっちで勝手にやれと切り返した。
さて、先週も同様の話があって、やはり月末データがおかしいから調べてくれと、こちらはまだ「お願い」ベース。しかし原因は明らかに下流側。困ったことに私は本当に下流側のことは全く知らない。キーマン不在のためにシステムの概要さえ説明してもらったことがないからである。
そしてまた、情シスでこの古い管理プログラムの面倒を見ている担当者は、「それは俺の仕事じゃない」を連発する男で、非常に評判が悪い。ユーザーもいい迷惑なのだ。

2005.11.10:

ここ数日会議で忙しい。しかしメールでとんでもないミスをしてしまった。
近所にある企業団体の会合なのだが、メンバー2社分のアドレスを入れ忘れ、それに気付いたのが会議開始の半時間前。あわてて電話で詫びを入れて集まってもらった。
ミスの原因は以前のメールからアドレスをコピーした際に抜けてしまったもの。アドレスの数をきちんと数えておけばよかったのにと悔やまれる。
コピーは気をつけないといけない。以前もドイツの会社宛で別の会社へのメールをコピーしたが、"Dear Mr.XXX"の部分を書き忘れたために冷や汗をかいた記憶がある。コピーして編集することは何十年やっていても怖い。特に慌てているときは要注意だ。

2005.11.08:

とりあえずは昨日のトラブルを解決した。それにしてもあのmsiは曲者だ。壊れることもさることながら、壊れたら修復に手間がかかる。困ったものだ。おまけにいくらかの後遺症が残ったようで、物置場にしているDドライブのファイル削除が時々ハングするようになった。
他にもレジストリの破損が生じているのだろう。しかしリカバリは面倒なので現状のまま行くことにした。
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さて、消費税引き上げののろしが政府から上がった。
選挙の勢いで調子に乗った自民党が、やるかもしれないとは思っていたが、とりあえずは様子見のアドバルーンを揚げて国民の反応をうかがっているように思える。来年秋の小泉退陣が終わった直後に法案が出せるよう、準備を続けるのだろう。ふざけた話だ。
考えてみれば、97年に3%から5%へ引き上げを行ったと同時に消費税不況が吹き荒れた。銀行破たんで税金投入、「貸しはがし」も横行した。ある統計を調べると、消費税引き上げ前には2万人台の自殺者が一気に3万人を超えるようになったことがわかった。
誰かが「失われた10年」と言っていたが、人の命まで失われるような社会の悪化、そしてそれを助長する経済状況、こんなことは絶対におかしい。

2005.11.07:

今日は会社のPCで意外な問題があることを発見した。
きっかけはOffice系のファイルのアイコンがおかしくなり、かつアプリケーションの関連付けも消えてしまったのである。とりあえずは関連付けを元に戻して解決したが、念のため修復インストールしようとするとインストーラが正しく動作せず、msiファイルを直接読んでもエラーになるのである。さらにはいくつかのWindows Installerを使ったアプリも同様の現象が出ることがわかった。
さあ大変なことである。さらに調べるとアプリの削除もできない状態。とはいえ仕事が途中のままOSのリカバリをやっているわけにはいかない。そこであちこち調べたらレジストリの異常であることがわかった。Miccrosoftが出しているインストール情報を削除するツールも見つけた。
しかしレジストリ回復の作業をやっていたらいつ終わるかわからない。遂に今日は時間切れということで明日に回すことにした。
何故レジストリが破損したか、原因となったのはAdobe Reader 7.0.5のインストールの時のように思えるが、確信はない。

2005.11.05:

ここ数ヶ月、ヘモグロビンA1cの値が安定していることをいいことに、連日酒を飲むことが多くなった。加えて公私共にストレスが多いことも起因している。
「公」は高齢化を口実に会社が決めた賃下げが実際に影響し始めたことであり、「私」は息子の進学で悩むことが多くなったことである。
元来私は神経質なところと楽天的なところが同居する、極めてテキトーな性格なのだが、一旦引っかかる点があると、とことんまで納得できるゴールを目指そうとする。それがダブルで来たために酒でかわそうともがいているのである。とはいえ姑息であることは間違いないのだが。
もちろん「逃げ」で解決できるわけはない。それは百も承知である。だが私も生身の人間、結論を得るまでここ当分の間葛藤を続けながら「酒」という鎮痛剤を一時的に使っているのである。

2005.11.04:

時々光接続の勧誘が来るが、いずれもマンションの実態を知っていないとしか言えないものが多い。
特に私がいるマンションは古いため、技術的にも困難が伴う。具体的には2つの問題に絞られるのではないか。
ひとつは端末装置の設置場所がないことである。宣伝では管理人室にラックを置くことを想定している。だが小さな賃貸マンションや築後数十年を経たものはラックを置く場所がない。私のところでは管理人室などというものはなく、電話の端子箱もベニヤ板に端子台をネジ止めした貧弱なもので、光の端末装置を置くスペースなどこれっぽちもないのである。
もうひとつはマンションの管理組合でどう合意を得るかである。古いマンションでは高齢化が進んでいて光接続の需要そのものが極めて低い。それとともに最近は区分所有者が若い家族に賃貸をしていることが少なくなく、所有者と借家人の意見が食い違うために意見集約が困難になりつつあるのである。
個建て住宅ならほとんど問題にならないことが、マンションでは障害として立ちはだかる。区分所有という形態が持つ本質から来る問題であるために、簡単には解決できない。そのことを各社は認識すべきである。最初から光端末を設置してあるところも増えてきたが、多くのマンションではまだまだである。そのことを知ってか知らずか、光接続業者の宣伝パンフレットやHPでの宣伝には解決方法を示唆することさえ出来ていないのが実態である。

2005.11.03:

今日は実家の母を連れて大阪へ墓参り。一度大腿骨を骨折して2ヶ月で退院するという80代の猛者ではあるが、やはり歩く力が落ちたことは否めない。本当は杖を必要とするのだが、「すぐに忘れるから」と使わない。
それでも最近は耳が少し遠くなったようで、こちらの質問に時折頓珍漢な返事をするようになった。ところが残念ながら本人はその自覚がない。困ったものである。

2005.11.02:

月末処理が終わったので一段落。それでも上司からはあれこれデータが欲しいとのリクエストが絶えない。抽出データの項目と条件がコロコロ変わるのでやりにくいことおびただしいが、幹部から無理難題を押し付けられ、それに反論するための材料を作ろうとしているのである。だからむげに断ることもできない。
あれやこれやで一日は過ぎた。ちょうど区切りがいいので4日は年休を使って4連休にした。仕事の話はしばらく忘れることにする。

2005.11.01:

経理との話が解決したと思ったら、今度は子会社の整理統合に伴って「のぞみシステム」のユーザーが増えることになった。それも2〜3ヶ月で子会社独自のシステムを捨てて「のぞみシステム」に乗り換えるというのである。
結論は一言、以前のデータは自己完結して、新しく伝票は起こし直してくれ、である。コンバートなどやっている暇などないし、だいいちマスターのコード体系がまったく違うからである。
そうなると子会社側の担当者は地獄である。古いマスターをこちらの体系に合わせてコードを取り直すことと、新しいシステムの操作を覚えなければならない。かわいそうだが、地獄の苦しみを味わうだろう。