悪餓鬼日記帖:なにぃ、文句あっか! |
04.04
2004.04.29:
連休のスタート!と言いたいところだが、今日は振替出勤で明日から6連休となる。
本当は今日から休みたかったが、イギリスへの送金手続きが緊急で入ってしまい、他にも処理しないといけない仕事があって、出勤を余儀なくされた。
明日は病院で薬を貰い、ちょっとした用足しもある。だがそれ以降は未定である。子供はどうせ部活動に振り回されるだろうから、私は自宅でトドのように寝そべるか、PCと戯れるしかなさそうだ。
2004.04.28:
ずいぶんとひどい話だ。少なくない閣僚が年金保険料を払っていないとは。
錯覚か何か知らないが、払わなくても痛くも痒くもない生活をしていると、年金などたかが知れているのだろう。庶民にとっては、老後の生活資金が貰えるか貰えないかは死活問題である。そういう生活環境の違いが如実に現れている。口先であれこれ言い訳をしても何の役にも立たない。これは事実の認識の問題だ。
「仕組みが複雑なせいだ」ど食ってかかる輩もいるようだが、そんな仕組みにしたのは誰だ?
私の祖母は年金がなかった時代に生まれ、保険料は払ってなくても「老齢年金」を貰っていた。まだその時代の方が温かみがあった。それをじわじわと改悪しておきながら、庶民いじめがまだ足らないのか、自分たちは安全な場所にいて、つましい生活をしている人たちのの懐に手を突っ込んで「もっと出せ」と言う。
金も出さない、ろくに審議もしない、逃げ道だけは確保しておき、権力だけはしっかり行使する。そして次は消費税増税だ。年金改悪に挙手をする連中に、我々の生活を破壊する権利はない。
2004.04.27:
19日に書いた、あるウィルス対策関係の掲示板の話の続きを書く。
繰り返しになるかも知れないが、一方的な質問、つまり自分が聞きたいことの答えだけを要求する傾向は相変わらず多い。それと同時に、やはり同じことの別の表現になるだろうが、詳細がわからないので症状を聞いても的確な答えが返ってこない。あるいは対処方法を教えて、そのとおりやってくれと言っても、これまた自分勝手な解釈を付け加えたり、結果をちゃんと知らせないということもある。
2chあたりになるともっと極端で、書きなぐりと、関係のない話が割り込まれてまともな会話すら成り立たない。こうしたコミュニケーションの稚拙さがこれほど目立つようになったのは何故だろう。
昔、友人からこんなアドバイスというか、なるほどと思う言葉を聞いた事がある。「謙虚さというのは丁寧な言葉や物腰ではない。事実をありのままに受け入れるのが本当の謙虚さだ」と。
何を言われているのか、何を聞かれているのか、正確に理解しない限り前には進めない。わからなかったら「ここがわからない」と素直に聞き返す。そういうプロセスを通じてこそ、相互理解が可能なのである。
2004.04.26:
通勤電車から、レンゲが花盛りになっているのが見えた。
子供の頃、友達同士のハイキングできれいなレンゲの花を近くで見ようと中に入り、ズブズブと足がめり込んで靴が泥だらけになったことを思い出した。やがて減反に次ぐ減反で、一面のレンゲの花も少なくなり、その存在もしばらくは忘れていた。
花や鳥や虫など、その季節にふさわしいものを見つけると、何故か心が和む。
2004.04.25:
息子が得体の知れない掲示板に行って、「ウィルス」を拾ってきた。
そろそろ好奇心も広がりを見せてきて、あちこちに行こうとする。そしてたまたま拾ったのが、FLASH系の掲示板にリンクしてあった.swfファイル。実は裏にJavaScriptが仕掛けてあって、トロイの木馬「もどき」の悪戯ソフトを動かされてしまったのである。
いい機会だから、息子にPCとネットの奥深さをきっちり教えてやろうと思う。
2004.04.23:
昨日はTOEICのテスト。十数年ぶりに英語の実力(事前の勉強は一切していない)を試すつもりで行ってみた。結果を言うと、ヒアリングは絶望、その代わりに読解はかなりのレベルを確保した。日常会話をほとんどやっていないこと、しかしメールのやりとりや英文レターなどは年中見慣れているとことがそのまま反映しているのである。
どうせその程度だろうとは思っていたので、残念とはいいながら諦めていた。すると今朝思わぬことが起こった。
出勤途中の電車の中、隣に若い白人が座った。途中の駅近くに米系企業があるので会議などで来ている外国人が隣に座ることは珍しくない。しかし今日の場合は英語の講師らしく、テキストのページをめくっていた。そして次に外のことが気になるようで、ずっと窓の外をを見つめていた。それがあまりにしつこいので、意を決して聞いたみた。
「何が気になるの?天気、それとも風景?」
すると、やはり天気が気になっていたようで、予報では午後からは降水確率が20%というと安心したようだった。
そこから話が弾み、彼はアイルランドから来たこと、私は数年前にイギリスに行ったことなどを話していたら、思わぬことが判った。何と今日はウチの会社で若者相手に英語を教えに行くということだった。
ついでに私がTOEICのテスト散々な結果だったことを話すと、こう言って慰めてくれた。
「アメリカ人の英語は聞きにくい。私も経験がある。しかし今こうしてあなたと話していると、別に繰り返して聞くこともないし、ゆっくり喋ってくれとも言っていない。だから日常生活では別に支障はないから自信を持って下さい。」
そんなことで、互いに名乗りあって別れた。彼はウチの会社のスタッフと合流してから事務所に来るという。私は直接出勤した。
彼の名前はStuart。私は名刺を渡しておいた。
そして今日は職場の若者に海外とのつきあいについて勉強会の1回目を開催。チャンスだからこの話をしたら思わぬ質問があった。
「それって全部英語で話したんですか?」
「当たり前じゃ!!!」
2004.04.21:
一昨日、掲示板に一方的書き込みをする人のことを書いたが、今朝はもっとすごい、それも情シスのあるオッサンからの電話について書く。
月、火と「のぞみプロジェクト」の会議で席を空けたので、メールが溜まっているだろうなあと思いつつPCを立ち上げると、一通の「のぞみシステム」でのジョブ番号登録について質問が来ていた。実は番号登録の一部は4月から別の部署から担当することになっており、私はもはや縁が切れいていた。もちろん質問者にはそのことを伝えてあったが、偶然新しい担当者が不在で、代わりとして誰に問い合わせるべきかを私に聞いてきたものだった。それで私は関係すると思われる人たちにこの質問メールを転送して、何とかしてくれと頼んだのである。
ところが直後に電話がかかってきて、突如「あんなメールは流して貰ったら困る!」とわめいたのである。ハァ??
おまけに名前も名乗らずにいきなりである。こんな調子で来たから私はカチンときた。まず冷静に「あんた誰?」
「情シスのKだ」
「何でメール書いたらあかんの?」
「先に色々相談せなあかんやろ!」
(質問するのに事前に相談するなんて聞いたことがない)「困っている人がいるのに、それを流して何が悪い」
「こっちにも都合があるんや。メールはやめんかい」(何の都合?もっとわからん)
「絶対やめん。質問するなというあんたの要求は拒否する」
「ガチャン!!」
前置きも事情説明もなしにわめくだけの電話なんか聞く気にもならない。そして何よりも名前を名乗らずに一方的に高飛車に出る態度がいちばん許せない。これは相手が年上だとかいう以前の問題である。こうなったら私は意地になる。もはや彼を普通の人間とは認めないつもりである。
実は今の事務所の情シスは態度が悪いので関係者のほとんどから嫌われており、その中でも嫌われる原因を作っている不評の二傑の片割れがこの電話の男なのである。普段はほとんど付き合いがないので、似たような態度が数回あっても我慢していたが、今回だけは無理難題の極みだっただけに、もはやこれまでという感じだ。
2004.04.20:
人質問題について、もう一度整理したい。
まず「自己責任論」だが、確かに注意したつもりでも何が起こるかわからないところで、隙を突かれたという面はあるかもしれない。しかしそれみろと言わんばかりに、日本政府の都合、それも迷惑論だけの視点で「自己責任論」が語られている。こういうことを前面に押し出すことは、ボランティアやNGOの活動をけん制する役割しかしない。しかも法律で危険地域に行くことを規制することまで提案するなら、NGOの活動は成り立たなくなる。というのも政府が許す範囲に活動が縛られてしまうからで、本来政府レベルではできないことをやるというNGO目的と真っ向から対立するからである。
もうひとつは人質となった人達がやっていたことに関する評価の問題で、イラク国民にとって何が必要なのか、何が求められているかという観点で彼らを見る視点が「自己責任論」を強調する連中からは欠落していることである。
現状から考えて、イラク国民が真に必要としているのは生活の復興であり、米英軍とそれを支援している軍隊の撤退である。人質になった人たちは明らかに彼らが望む行動をしていたのである。だから誘拐という無謀な手段でことを解決しようとした連中も人質を解放した。そのことを正当に評価すべきなのだが、意図的であろうがなかろうが、まったく触れないのはどうかしてる。
それにからんで、TVなどで「自己責任論」を声高に叫ぶ連中は何故か自衛隊の駐留を擁護する。望まれることをやった人たちを批判する一方で、望まれないのに無理矢理イラクに派遣した自衛隊を正当化するのは論理的帰結なのかも知れない。しかしそれはイラク国民にとって迷惑以外の何物でもない。
イラク国民にとって望まれる支援をすること、イラク国民の立場に立った行動をすることが日本に望まれているのである。それ以外に解決の道はない。アメリカに追随するだけの方向に未来はない。
2004.04.19:
私が情報を仕入れるために良く見ている、あるウィルス対策関係の掲示板の話。
最近非常に目立つのが、「ウィルスに感染したようです。助けてください」とか、「IEのホームページが勝手に書き変えられて困っています」とかいう簡単なメッセージだけのもの。それも直前のものに立て続けで似た質問が繰り返される。要するに他人の発言を全く調べていないのである。
前者のような現象が始まったきっかけは、NetSkyウィルスの蔓延である。不幸にして、自分は感染していなくても、感染したPCから洪水のようにウィルス入りメールが送られて来ることに恐怖を感じる人は多い。それも送信元のアドレスは詐称されていることが多いのだが、自分がその送信元から攻撃を受けているような先入観を持ち、おびえている人もいる。
もうひとつのホームページのすり替えは、スパイウェアの仕業とみてよかろう。これも最近増えた。
しかし、どちらにせよこういった書き込みをする人達の特徴は、自分で調べないこと、必要な情報、例えばOSの種類やIEのバージョン、使っているウィルス対策ソフトの名前などを知らない、書かないことである。さらに同じ掲示板での同様なやりとりを見もせずに、一方的に自分が聞きたいこと「だけ」を要求する文を短く書く。
パニックになっていることを差し引いても、助けてもらうためにはそれなりの手掛かりが必要である。医者に「熱があるのでなんとかしてください」と訴えても、あれこれ検査をしたり問診をしないと治療はできない。治すためには医者と患者のコミュニケーションが必要なのである。そのことを理解できない人たちがものすごく増えていることを感じる。
ケータイの所為?というのは勘ぐりすぎかも知れないが、他人との言葉のキャッチボールがまともにできない傾向が目立つように感じるのは、私の色眼鏡だろうか?
2004.04.17:
今日さらに2人の日本人も解放された。アル・ジャジーラでの報道やイスラム聖職者協会の影響が大きかったように思う。それに比べて日本政府はいやいやながら救ってやった、という態度に終始している。
「危ないところに行くな」とか「かかった費用を負担しろ」などというのは、呆れてものが言えない。要するにボランティアとかNGOの活動を抑制する役割を政府がしていることになり、世界の恥である。もちろん過去にも危険地域からの退避勧告などはあったが、このような「行ったお前が悪い」などというあけすけなかたちで語られるのは初めてだろう。
では何故今回に限って声高に人質にされた人達を非難するのか。それはやはり自衛隊派遣の関係でしかあり得ないだろう。おまけに人質の家族が自衛隊の撤退を申し入れたことが、首相以下、政府の痛いところを突いたかたちになったのだと思う。この事件で世論が撤退に傾くことを極端に恐れていることもあるはずだ。
しかしどんな理由であれ「リスクは自己責任だ」というのは、政府が口にする言葉ではない。そもそもリスク回避のためとして武器を持った自衛隊が行くことが矛盾だらけなのである。どこの世界にボランティアが武器を持って出かけるだろうか。例が適切なのかどうかはわからないが、ナイチンゲールが武器を持って戦場に出たら、いくら第三者とはいえ、交戦国のどちらからも目的を疑問視されるだろう。善意であることを示すため、ボランティアは丸腰でなければならないのである。「人道支援」のために武装勢力が出るということこそ、相手に狙われる原因なのだ。
現実として、イラクにいる自衛隊は、イラク人から見たら米軍を助けている彼らの敵なのである。だから誤解だったとはいえ人質になった日本人を米軍に協力する関係者とみなしたのである。
そこから目をそらすために、「自己責任」を叫ぶようだが、それでだまされるほど国民は馬鹿ではない。
2004.04.16:
ずっと思っていたのだが、階段で靴をガチャガチャ音を立てながら歩く女性が時々いる。
歩き方が悪いというのもあるだろうが、根本的には足よりも靴が大きいように思う。観察すると、ヒールが高いかサンダルであるケースが多いが、かかとが脱げたままのパンプスとか、ブーツというのも見たことがある。
私が今使っている革靴もやや余り気味で、下手な歩き方をすると音が出る。
それにしても女性の靴は実用性に乏しいものが多い。ハイヒールもそうだし、パンプスなんかは外反母趾の原因と言われる。ちょっと前に流行った「上げ底靴」などは重心が高くなる分不安定で、歩くための靴とは考えられない。
どうして改善されないのだろうか、と考えていたら、靴に限らず女性のおしゃれ好きに悪乗りしたメーカーの戦略ではないかと思うようになった。特に若い女性向けの場合、店には流行ものしかほとんど置いていないのである。商店街の庶民向けは反対に中高年向けに限られてしまう。本当に実用的な商品は少ない。
おしゃれは否定しない。しかしそれを逆手にとってわざと流行を作り出し、体に合わないものを「あれも買え、これも買え」と迫る日本のファッション業界にはやはり首を傾げざるを得ない。それはヨーロッパの女性たちと比較して見ることのできた、私の実感である。
2004.04.15:
昨日、出入の零細商社の社長が交通事故に遭った。彼の話曰く、相手の信号無視で左から突っ込まれて一緒にスピンし、対向車線を走っていたトラックの下にもぐりこんだという。彼も相手も無傷だった。彼の車のシャーシは歪んでいたというのに、奇跡的としか言いようがない。
実は仕事で私が彼の携帯に電話をしたのだが、「後でかけます」という一言で切れたのがおかしいと思っていた。丁度事故直後で気が動転していたという。
今日話を聞くと、交差点で信号が青に変わったので発進したら、いきなり左からワゴン車が前後ドアの間のピラー部分に激突、そのまま両車がスピンしながらトラックにもぐったという。いちばん驚いたのはトラックの運ちゃんらしく、社長の110番通報依頼にすぐ電話したという。
冷静に話を聞くと、やはり相手のワゴン車の一方的過失に思った。というのも、相手は「黄色信号だったから、そのままアクセルを踏んで通り抜けようとした」と言いながら、実際に激突しているのは真ん中。もし社長のフライングだったとしたら、正面衝突になるはず。おまけにトラックは交差点に入っていたからフライングの可能性は低い。
さらに決定的だったのは、ワゴン車の運転手(70歳台)が自賠責保険に入っておらず、自損事故で処理して欲しい旨の発言をしていることである。しかし警察が出てきたからもはやそんなことは不可能である。シャーシが歪んでいるから新車に交換はほぼ間違いなく、社長の車はクラウンだから代替車のリースや諸経費を含めると500万円近い負担は覚悟せねばならないだろう。
それにしても両者が無傷というのは奇跡に近い。だがそれはあくまで奇跡である。交通事故は恐い。
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ここまで書いた後、イラクで拉致されていた日本人3人が無事解放されたニュースを聞いた。色々問題はあったが、まずは喜びたい。
2004.04.13:
上司から若手の教育を頼まれた。内容は海外とのつきあい方である。
2月は中学生に対する簡単な紹介で済んだが、今回は一応「オトナ」である。あまり端折った話はできない。しかし海外とのつきあいは圧倒的に私の方が多いので、それなりのことは伝授できるだろう。
ただ彼らは意外と外国のことを知らない。以前彼らにスイス人が何語を話すかと聞いたら、誰も答えられなかったといういきさつがある。(正解はフランス語、ドイツ語、イタリア語、ロマンシュ語であるが、ロマンシュ語はわずかになった)
話の最初は日本の常識・世界の非常識になるだろう。大人だから日本人としての先入観が結構強くなるからである。それから交渉のテクニックは直接触れないつもりである。むしろそれ以前の問題、すなわち見ず知らずの人間に対して警戒している相手に、「あなたを理解し、話を聞くから安心してね」と思わせるためにはどうすればいいか、をメインにするつもりである。そのためには相手のものの考え方、文化や習慣を知らねばならない。そこを抜きにして、金や条件を決めようとしても、相手はガードが固くなるだけである。
2004.04.12:
イラクでの邦人人質事件を少し詳しく調べてみると、とんでもないことが判った。
民間人が危険を顧みず支援活動をしているのに、自衛隊は安全な基地に閉じこもったままで「人道支援」なるものをやっていることである。何と給水活動と言いながら、人里離れた基地まで取りに来いというのである。どちらが「人道的」なのかと言いたい。
このような状況で、人質の家族が政府に救出活動を要請していることに対して、「勝手に危険な所へ行っておいて、助けてくれとは何事だ」とTVでわめく馬鹿がいる事を知って、これまた目を剥いた。こういう輩に限って、「自衛隊は撤退すべきではない」と言うのである。
しかし実際は軍隊を派遣していない国の人々を含めて、多くの民間人が拉致されている。もし自衛隊がいないところで人質事件が起こったら、この連中は同じ発言をするだろうか? 否、「邦人救出に全力をすべきだ」と声高に言うだろう。
ということは、民間ボランティアやNGOを無能呼ばわりしておいて、片方で支援活動に消極的な自衛隊を居座らせるための発言にしか、事実上ならないことになる。だが実際は自衛隊の派遣そのものが事件に巻き込まれる可能性を高めているのである。
このような発言をする連中への反論はただひとつ、自衛隊の撤退のみである。
2004.04.11:
土曜日の朝、突然Excelが起動しなくなった。何度やっても起動途中でフリーズ。以前にも同様の現象があり、修復インストールで解決できたので今回も、と思ったら解決しない。Officeを全面的にアンインストールした後に再インストールしても、まだ解消しない。IEの修復などを試すがいずれもダメ。
遂にOSの再インストールとなった。一年ぶりだ。再インストールそのものは困難な作業ではないが、それでもデータのバックアップなどやたら時間がかからい、結局丸一日がかりとなった。
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イラクでの日本人拘束事件、どうやら解放に向けての動きとなったようで、一安心である。だが、自衛隊派遣の是非はともかく、卑劣な行為は許されるべきでない。
日本政府の対応を見ていると、やはりイラク内部との交渉窓口は皆無のようで、結局アメリカを通じた裏ルートを頼るしかないようだ。おまけに交渉の内容はきつく口止めされているらしく、人質の家族に対する説明などはなおざりでしかない。
それにしても、今回のような手口には意表を突かれた思いだ。自衛隊派遣がイラクの反米勢力から何らかの攻撃を受ける口実にされることは予想されていたが、民間人を拉致するという方法は私も想像できなかった。テロというのはそういう常識では計れない意外な方法を取るものだが、今回のケースはあまりに卑劣で、イラク内部からも非難を浴びたようだ。
今後ともこのような事件が再発する可能性は高いだろう。そのとき、日本政府はどういう対応をするつもりなのか。口先だけで「自衛隊は撤退しない」と言うだけで、危機管理はアメリカまかせでは日本人の生命は守れない。そもそも日本としての貢献策をまともに論議せず、自衛隊を出すことだけを先行させたことがモロに響いている。そして無理をした被害は、民間人とか一般の自衛隊員が受けるというのは、どう考えても納得できない。
2004.04.08:
突然えらいニュースが飛び込んできた。
イラクの不明な勢力だが、日本人3人を拘束して「自衛隊を3日以内に撤退させなければ殺害する」と脅しているという。恐らく水面下で情報の確認とかアプローチがなされていると思うが、どちらにせよ自衛隊派遣にからんだ動きとして憂慮すべき事態である。
もちろんこのような脅迫行為は許せないことである。だがこういう脅しを受けて、日本政府はどう対応するつもりなのか、注目に値する出来事である。自衛隊派遣がイラク国内で否定的役割を果たすことは当初から予想されたこと。それをどう乗り切るか、政府の手腕が試されている。もし拘束が事実であるなら3人の方々は気の毒としか言いようがない。だが自衛隊を出した政府の責任はどうするのか、今回もアメリカの手助けに全面依存するのか、無理があった自衛隊を撤退させるのか、今後の動きに注目したい。
ここまで、夜10時のニュースをベースに書いてみた。
2004.04.06:
先週から会社の有志で花見の話をしていて、明日決行の予定だった。しかし・・・
明日夜の降水確率は50%、これでは中止せざるを得ないだろう。幹事もおでんの用意をするか悩んでいたが、断念。ああ、このままでは花びらが散ってしまう。土曜日はまた別の花見が企画されているが、葉桜は間違いなさそうだ。
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と、ここまで書いていたら、エラーでウンともスンとも言わなかったADSLモデムの何回かの電源入れ直しで回復。イライラはやっと収まった。
2004.04.05:
若者の「細マユ」(私に言わせれば「への字眉」でしかない)についてのちょっとした話。
先日会社で社内のセキュリティーに関する講習会があった。講師は情シス関連子会社から派遣された若いオネエチャン。
講習会が終ってから、参加した年配のH氏が私にこう言った。「ひょっとして、彼女は以前kmakowさんとこにいた女の子とちゃうの?」
これにはさすがに笑ってしまった。そして何故みんな同じ顔に見えるのか、理由を説明しておいた。
私も一昨日にこんなことがあった。マンションを出たところで、若い女の子が私に会釈をした。しかし、相手が誰なのか、私にはさっぱりわからない。どうやら階下の部屋の娘らしいのだが、どう考えても十代の頃の顔つきからはかけ離れてしまっているので、確認できない。こういう時はあの眉毛だけは本当に困る。
年を取って、若いタレントには興味がなくなっていくせいもあるのだろうが、皆同じ顔に見えて仕方がない。ましてやタレントもフツーの若者も見分けがつかない没個性の現状では、思わず振り向きたるなるような顔を見つけることはもはや不可能に近い。というか、灰色の都会で目立つような格好をすることは若者にはご法度なのかも知れない。
2004.04.04:
阪神−巨人開幕3連戦は、阪神の3連勝で終った。非常に象徴的な試合だった。
多くの評論家が指摘したとおり、巨人が持つ問題点、すなわち投手陣の力不足とホームランバッターばかりのチームという弱点が見事に露呈していた。まだ開幕3試合しかしていないとはいえ、全て負けたことは事実。今後、他のチームもこの弱点を突いてくるだろう。
言いたいことはひとつ。金の力だけでは野球は勝てないということだ。
くたばれ、札束野球!!
2004.04.03:
ウチの職場のT子、真面目で仕事一本だが一つだけ気になることがある。自分が気に入らない(但しわがままではない)と瞬間湯沸器のように怒りまくるのである。相手が男であろうと女であろうと、年上も年下も関係ない。
仕事ができるから、自分のように理解できない、能力が劣るのは信じられないのである。そこには一つの理由がある。彼女は派遣であり、本社員に劣らない仕事をするのに、給料が安い。おまけにこれが最大の問題であるのだが、派遣社員にまでサービス残業を強要するのである。また子会社である派遣会社にはウチの幹部社員が大量に天下っていて、その給料を確保するために派遣社員がこき使われているという背景も影響しているようだ。
気が短いのは問題だが、安月給の派遣社員が不満を持つような、こんな事実があることに目をそらせてはいけない。
新年度から、遂に賃下げ可能である改悪された賃金制度がスタートした。労組幹部は万死に値する。