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マンネリメニューにさようなら~♪ウー・ウェンパンでレパートリーを増やす!! 記事登録日:2011/04/19
最終更新日:2012/09/01
 
本当なら、
高額な買い物であったこと、購入まで5ヶ月も待たされたこと、実際に使ってみて料理の仕上がりに感動したこと、
その全てにおいて「2010年で一番の良い買い物はバーミキュラでした♪」と、
迷うことなく言いたいところなのですが、正直なところ、
圧倒的に使いやすく出番が多いという点では、ウー・ウェンパンの方が私の中では群を抜いて高評価です。
バーミキュラは今まで作っていた料理の腕が上がる感じなのに対し、ウー・ウェンパンはレパートリーが増えて腕が上がる感じ。
日々のメニューに悩む全ての人々へ!!
このレビューをささげます♪





 製品仕様



 
 商品名   ウー・ウェンパン WP28
 サイズ   直径290×最大長510×フライパンの高さ125mm
蓋含む高さ 200mm : 深さ8cm
本体重量   約900g (総重量 約1,960g)
容 量   3.9L
材 質   鍋本体/アルミキャスト【アルミニウム合金】
(内面/テフロンプラチナ加工、外面/ふっ素樹塗膜加工)
本体取っ手/天然木
蓋・スチームトレー/18-8ステンレス鋼  蓋持手/フェノール樹脂
 付属品   スチームコントローラー付蓋、スチームトレイ、 
ウー・ウェンの料理レシピ(20品)
 製造国   日本(北陸アルミニウム
 価 格   12,600円(税込定価)

 
以上 料理研究科ウー・ウェンの台所 ウー・ウェンパン商品ページ 他より転記



 料理研究家ウー・ウェンさんのウー・ウェンパン!!その実力に迫る!!  




 まずはサイズから
 
ウー・ウェンパンには直径24cm深さ7.2cmの一回り小さいサイズもありますが、私が購入したのは直径28cmの大きい方でした。
我が家ではたいてい4人分+αの調理をしており、こちらの28cmサイズでちょうど良い感じです。
余分な調理をしたくない方や、小食のご家庭には24cmという選択もアリだと思いますが、中華鍋の良さは大量に調理できるところだと思うので、迷っておられる方には大きい方のサイズをオススメします。
確かに長辺が51cmともなると相当デカイ印象はあると思いますが、下にも記したとおりものすごく軽いので扱いづらいということは無いと思います。

うちの旦那様は「チャーハンと焼きそばを極める」宣言をしてくれているのですが、これまで使っていた26cmフライパンでは小さかったようでコンロ周りが異常に汚れるのが悩みの種でした。
この点、ウー・ウェンパンは大きめ・深めなので汚れについて多少は解消されています。
形は「中華鍋」なので鍋返しでアオリっぽいこともできて「料理してるぅ~♪」という気になれるのも男性には高ポイントのようです。
大きさのわりにとても軽く、取っ手部分も長くて持ちやすいので、とても使いやすいと大絶賛。
おかげさまで、材料を用意してお願いすれば結構進んで調理してくれます。

取っ手は一番太いところで周囲が9.5cm、細いところで8cm。
その他、気になる部分のサイズを測ってみました。
ただし、洋裁用のメジャーを使っての採寸です。
多少の誤差はありますので、あくまで目安としてお考えください。

鍋の内径は28cmです
板厚が約5mm弱あるので全体の外径は29cm
全体は51cmになります
取っ手は22cmですが
付け根が鍋のふちに沿って入り込んでいるので
各パーツの長さを合計した数値と
取っ手長は合っていません

製品仕様の公式データ以外の部分は
素人が採寸したもので
正確なデータではありません
大体の大きさをつかむ際の参考としてください
以下に出てくる数値全て同様です

公式には深さが8cmとなっていますので
鍋部分の高さは採寸では8.2cmでしたが
8.5cmくらいかもしれません
また、取っ手の一番高い部分までは
11.5cmでしたが、公式には12.5cmです

製品仕様の公式データ以外の部分は
正確なデータではありません
大体の大きさをつかむ際の参考としてください

取っ手部分のアップ

手の大きい方は
取っ手が短いとやけどをするそうで・・・。
おそらく十分な長さがあります

うちでは紐をつけて吊るしてるのですが
金具に直接かける場合にはこの穴の大きさも
意外に気になるところでしょうか?
ちなみに穴の深さは一番細い部分で5mm
太い部分で7mmです

製品仕様の公式データ以外の部分は
正確なデータではありません
大体の大きさをつかむ際の参考としてください


ものすごく軽い、と書いたのですが、私が使っているウー・ウェンパンはガス火用のもので、IH用はそれぞれ200g強重量が重くなっており、お値段も定価で3,000円強お高くなっています。
それぞれのサイズの比較についてはこちらのページが分かりやすいので参考になさってください。
 →キッチンウェアナビ 人気キッチンアイテム ウー・ウェンパン
また、カラフルな「彩」というシリーズも発売されています。
 →料理研究家ウー・ウェンの台所 ウー・ウェンパン彩




 重さについて
 
フライパン本体は875gくらい?
約900gですが
バランスがいいのか
とっても軽く感じます
こちらはフタ

メモリ約725g-ネット57gで
約670gくらい

そして蒸し板

メモリ約540g-ネット57gで
約480gくらい
上が本体
下がフタ

フライパン以外は
ネットに包んで計量したので
ネット重量57gを引きます


上が蒸し板
下が今回計量に使ったネット

そう、洗濯ネットに包んで
計量しました♪
前述のとおり、ウー・ウェンパンはフライパン本体がアルミ製なので、大きさの割には約900gととても軽いです。
しかも、ハンドル部分が長く全体のバランスがよいのか、実際の重量以上に軽く感じられて、とても扱いやすいです。

一方フタと蒸し板はそれぞれ約670gと約480g。
ステンレス製で大きめなこともあり、どちらも見た目より重たい感じです。
しっかりしたつくり、と言えば聞こえはいいですが、正直、使うときにはちょっとだけ勇気がいります。

全てを合計すると約2kg(公式には1960g)になります。




 形について
 
普通の中華鍋は底まで全体的に丸みを帯びていますが、ウー・ウェンパンは底の部分直径17cm程度が平らになっています。
このおかげでコンロの上でも非常に安定感がありますし、一般のフライパンと同じように餃子やムニエルなどの焼き物にも使えます。

いわゆる「中華の炒め物」で料理人がするような豪快な鍋返しは、丸底の中華鍋を使い高火力で行うものですが、こちらの鍋はウー・ウェンさんが紹介されている「家庭の火力で無理なくおいしく作れる中華料理」用の鍋ということで底が平らにしてあったり、高火力を避けた方がよいテフロン加工であったりという工夫が施されています。


底の平らな部分は
およそ直径17cm
おかげで一般のフライパンと同じように
焼き物にも対応できます

底の裏面
このむき出しの部分も直径17cmです
8ヶ月くらい使ってますので
使用感は否めません






 付属品について
 
ウー・ウェンパンには特徴的な付属品があります。
蒸し料理にも対応できる、ドーム型の鍋蓋と蒸し板です。
これらは鍋以上にかさばるので、これを見てウー・ウェンパンの購入を躊躇されている方も多いようですが・・・。

確かに、実際、かさばります。
フタはハンドル部分が支え棒になっており、調理中には縦置きできて場所を取らないような工夫がされていますが、逆にそういう気遣いが無ければちょっと使えないくらいの存在感です。
蒸気穴も開いていて形状が複雑な上に大きいので洗うのが面倒で、実際のところ、私も普段は使用していません。

が、蒸し料理に使える、というのがこのフタの真骨頂なわけです。

蒸し料理用の道具というと「蒸し器」と「蒸篭」がありますね。
一般にある密閉式の蒸し器は器内の温度を高く保つことはできますが、中に蒸気が留まったままなので、野菜などの蒸し料理では素材がどんどん水っぽくなり茹でたのと変わらない状態になりがちです。
その点、檜や杉の蒸篭は天井面の編んである部分から余分な蒸気を逃すので、常に高温の蒸気のみを素材に与え続けられるという利点があるのです。
ウー・ウェンパンのフタは天井部分に直径6mmの蒸気穴が3つ開いており、ダイヤルを回すことで逃がす蒸気の量を調節することができ、蒸篭と同じ効果を得ることが期待できます。
(もちろん、全て閉じて密閉状態にすることも可能)
また、ドーム型はフタの裏についた水分を素材に落とすことなく鍋淵に返すので、蒸し上がりが水っぽくなることもありません。

蒸し板の大きさは、素材を乗せることができる部分が25.6cm。
結構な大きさで、普通の大きさの肉まんでも5個は軽く乗せられます。
直径3mm弱の穴が無数に開いており、蒸気の通りもばっちり。
蒸篭に比べて深さはありませんが、これまで使用に不便を感じたことはありません。
むしろ、素材を取り出しやすいので便利に感じることの方が多いかも。
また、蒸篭独特のいい香りもつきませんが、木製の蒸篭はカビやすく大きい物は収納にも不便なので総合ではウー・ウェンパンに軍配が上がります。

ところで、蒸し板の素材はステンレスなので、油を引いてもシュウマイなどはくっつきます。
専用の敷き紙も別売されていますが、私はテフロンベーキングシートをカットして使用しています。
洗えば何度でも使用可能なので、一度カットしておけば当分使えます。
オーブンシートやレタスなども便利ですが、いずれにしてもきちんと蒸気が抜けるように穴を開けるか切り込みを入れてから使うほうがいいと思います。

蒸し料理にも対応できる
ドーム型のなべぶた
これが鍋同様にかさばることから
購入を躊躇される方も多いようです・・・


ふたのフチを内側から見たところ
数値はそれぞれ直径です

フタには蒸気穴がついており
ダイヤルを回すことで
逃がす蒸気の量を3段階に調節できます


なべぶたについている取っ手は
握ったときに滑らないように突起がついています

こちらは蒸し板のサイズ
29cmの鍋にぴったりかぶさるサイズなので
外径は一回り大きい30cmです
蒸し器として
素材を乗せられる部分は25.6cm


セイロに比べて高さがありませんが
これまで不便を感じたことはありません
外側の高さは2.7cmですが
板の厚みがあるので内側は
合計でおよそ2.4cmです
蒸し板を裏面から見たところ
非常にしっかりしたつくりの
頑丈な蒸し板です


蒸し板専用に敷き紙が別売りされていますが
私はテフロンベーキングシートを使っています





 ウー・ウェンパンの魅力は応用力!!
 
中華鍋は万能の調理器具と称されますが、ウー・ウェンパンはその万能の調理器具にテフロン加工を施した、ある意味最強の調理器具です。
「炒める・煮る・茹でる・蒸す・揚げる」というおそらく熱源を使う全ての調理方法に対応しているのですから。

炒め物では、湾曲した深い鍋のふちが、量の多い調理の際にも材料を中心に集め、効率よく炒めあげることができます。
中華の炒め物はしばしば仕上げに片栗粉でとろみをつけますが、テフロン加工なのでとろみの焦げ付きを心配することなくしっかりと火が通せて失敗がありません。

煮魚ではおおきめの魚も丸まる一匹、きれいに煮付けられます。

茹でる際も、最大3ℓを超える容量は使い勝手がよく、素麺やうどんもちゃちゃっと茹でられとっても便利。

蒸す作業は前述したとおりで、更には揚げ物にも非常に重宝しています。
本体がアルミ製なので熱効率が良いようで、そこそこの油の量でもしっかりと揚がりました。
専用の揚げ物鍋には負けるかもしれませんが、うちにある調理器具の中では一番揚げ物に適している感じです。
揚げた後に炒めたり煮たりする料理、例えば酢豚やナスの揚げ煮など、少々手間の掛かる料理も一つの鍋でできるので作るのが苦ではなくなりました。

炒める・煮る
サーモンのオイスターソース炒め

中華鍋独特の湾曲のおかげで
量の多い調理でも
材料が自動的に中心に集められるので
ラクラク炒まります



茹でる
とうもろこしの茹で上げ

普通サイズのとうもろこし、3本もラクラク
切らなくても5本くらいなら余裕でいけそうです
普通のお鍋では
ちょっとマネできないワザです



蒸す
お赤飯を蒸しているところ

蒸し板が大きいので
全体が均一にふっくら蒸しあがります
このときは3合でしたが
5合くらいまでは楽勝で蒸せます



揚げる
ポテトフライ

子供用に少し小さめにカットしています
ジャガイモ小5玉分くらいが一気に入り
そこそこの量の油でからっと揚がります





 余談ですが・・・ホンモノの中華鍋とワタシ
ところで、本来中華料理といえば鉄製の中華鍋ですよね。
私も以前は鉄製の中華鍋を使っていました。
山田工業所の中華鍋がよいと聞き一生懸命育てていたんです。
 →中華鍋の育て方
ところが、一般家庭の調理環境ではなかなか上手に育てられないんですよ。
せっかくできた油膜もね、一回麻婆豆腐を作っただけでパアですから。
油膜ができていない中華鍋は非常にこびりつきやすいので、使用する前に毎回油返しをしないといけないのが手間。
四の五の言っているうちに、自然と中華鍋を使わないメニューを考えるように・・・。

それもそのはず、こちらの記事を読んで納得しました。 → 中華料理は、まじ火力が命です!
日本の一般的なガスコンロの火力は2900kcalなんだそうです。
ハイカロリーでも3500kcalから4000kcalと本場の半分程度。
ということは、家庭用の火力じゃあコーチェン(とろみ付け)に負けない強力な油膜を作ることは無理なんじゃないか、と。

鉄はね、火のとおりが非常によいのが利点ではあるんですが、そんな鉄鍋で上手に炒め物をするには鍋底全体に炎がかかるくらいの強火でないと、いわゆる中華料理の理想的な仕上がりにはならないみたいです。
一般家庭ではそんな強火であわただしくガンガン調理なんてあんまりしないですよね。
そんなことしたら、うちのキッチン狭いので火達磨です。
かといって薄い鉄板の中華鍋でちんたら中火で調理をしていると、炎があたっている部分だけが高温になって肉なんかはドーナツ型に焦げ付くんですよ。
野菜の場合は全部がクタクタ、煮物状になってしまう。
同じ経験した方、いらっしゃいません?

そういえば中華の厨房って、超強火でガンガン鍋振りながら、スープとか水溶き片栗粉とか、あわただしく鉄お玉ですくって、じゃ~~!!ってかけてますよね。
ああいうのを見るたびに「あ、いまご飯がこぼれた」とか「うわ、めっちゃ油はねしてる・・・」とか気になってたんですけど。
超強火で調理しているので、スピーディに料理してしまわないと出来上がりの「瞬間」を逃してしまうということなんでしょうね。
家庭では、少なくともうちでは鉄製中華鍋は手に負えそうに無いです・・・残念ながら。

そして後日、ウー・ウェンさんのレシピを見て気づいたことですが、普通の卵焼きを作る場合でも玉子4個に対し大さじ3杯くらいの油を入れるように指示があるんですよ。
「大さじ3」って、結構な量ですよ、あなた。
45ccですから。
もちろん、テフロン加工のウー・ウェンパンを使って調理をする前提です。
と、いうことは、鉄製の中華鍋を使って料理をする際には、これ以上の油を使って調理しているはずなのです。
要するに・・・。
そういうことなんですよ。




 収納の問題について
 
大きいフライパンは確かに便利だけど、収納がねぇ・・・という方は多いと思います。
まあ、でも極端な話、ウー・ウェンパンがあればたいていの用途に応用が利くので、収納面で購入を悩んでおられる方は、あれやこれやのスペースをこの鍋のためにど~んと空けてあげるというのもテです。

ちなみに「雪平鍋、シチュー鍋、フライパン、揚げ鍋、蒸器、鍋を出したりしまったり台所の限られたスペースにいつの間にか増えたたくさんの鍋。ウー・ウェンパンでシンプルで快適な台所にしませんか。」というのはウー・ウェンさんの提案でもあります。

我が家では換気扇の底面にマグネットフックをつけてフライパンなどを吊り下げています。
私は「よく使う物は目に付く場所に置く」、という主義なので、日常使いの調理道具はほとんどあちらこちらにぶら下がっています。
「こんな風に物が並んでいたら落ち着かない」と感じられる方もいらっしゃるでしょうが、コレがとっても便利なんですよ♪

一方蒸し板と専用のフタはそこまで頻繁には使わないのでシンク下に収納しています。
まあこれらだけでもおおきめの鍋ひとつ分のスペースを取りますから、考え物ではありますね。


よく使う物は
目に付くところに収納するに限ります
ということで
換気扇の底面にぶら下げて保管
100円均一で購入したマグネットフック
こちらは1.5kgまで対応の物なので
ウー・ウェンパンならラクラクかけられます
商品はちがいますが、こんな感じのものです


蒸し板とフタはシンク下の棚に保管
こちらは普段の様子

現在はほとんど使用していない
鉄の中華鍋に重ねて保管しています

蒸し台とフタのみをおいてみた状態

棚の高さは19.4cm
ホームセンターなどで売っているタイプの
シンク下収納棚です
高さには結構余裕がありますね






 使用8ヶ月後のウー・ウェンパン
 
現在使用8ヶ月目のウー・ウェンパン。
毎日とは言いませんが、かなりの頻度で使用しているわりに、テフロン加工は新品同様に効いています。
一箇所、写真には写らなかったのですが、ほんの小さな針で突いたようなテフロン加工のはがれがあるのですが、それ以外では大きな傷もついていません。
ただ、淵の外側の角の部分は鍋を吊り下げて保管する際に壁に当たってしまうところで、塗装が剥げて、地の金属が出てきてしまいました。

使用8ヶ月目の鍋肌です
まだまだそんなに傷んではいませんし
おおきな傷もついていません


フライパンの淵の部分
外側の淵のしろっぽいところが
塗装がハゲて
地の金属がみえてしまっている部分


ウー・ウェンパンに限らず、ノンスティック(こびりつき防止)加工の商品は取り扱いに慎重になった方がよさそうです。
どんなものであれ、これらの加工はベースとなる金属に極薄の膜を張った状態なので、膜が溶けてしまうほどの高温と金属による刺激には弱いというのが基本です。
使用の際には空焚きや強火での調理を避け、ヘラなどの調理道具は木またはシリコン製のものを使い、使用後には他の食器類とは別に洗うように心がけ、洗浄後には水分を拭き取りすぐに収納するか、伏せて乾かす際には五徳などで傷をつけないように注意する、など、ノンスティック加工を長持ちさせるにはそれなりの気遣いが必要です。

洗った後、乾かす際も
テフロン加工を傷つけないように慎重に!!
うちではキッチンタオルを敷いた上に
伏せるようにしています






 使用1年後のウー・ウェンパン
 
私がウー・ウェンパンを使い始めてから1年が経ちました。

使用頻度はほぼ毎日、週に一度くらいは揚げ物にも使用し、一日数回転することもあります。
それでもこのとおり、鍋肌に大きな劣化は見られないことがお分かりいただけると思います。

使用8ヶ月の時点ですでに付いていた傷を今回写真に撮ってみました。
それが左下の2枚の写真です。
安価な樹脂加工製品では、こういった傷から加工の剥がれが広がったり、樹脂の膜が浮いてきたりすることがありますが、さすが(?)プラチナ加工、確かに傷は付いているのですが、それ以上ひどくなることはありませんでした。

今のところフッ素樹脂加工もしっかりと効いていて、使い心地に変化はありません。
ウー・ウェンパンの使い勝手の良さを日々実感し、以前にも増して惚れ込んでいる今日この頃。
ただ、あの、かさばるフタや蒸し板の出番は、正直言ってそんなには無いです。
夏の間は、特に。
これから冬に向けて、おこわや肉まんでの出番待ちと言ったところでしょうか?

使用1年後のウー・ウェンパン
こうやって見てみると新品同様?!
依然大きな傷も無く
フッ素加工の劣化もほとんどありません

フッ素加工の劣化が進むと
ふちの辺りに油のこびりつきのような
黒い膜が張ってきますが
まだ、そういうものは付いていません


使用8ヶ月目には付いていた傷ですが
それ以降広がる様子もなく今に至ります
安物だと傷からどんどん
加工が浮いてきたりしますが
そういうことはありませんでした


接写レンズが無いので
写りが悪いですが
これがウワサの傷です
調理には差し支えない程度の
小さな傷です




 またまた余談ですが・・・ノンスティック加工というものについて
おそらく今では、ほとんどの家庭でフッ素樹脂加工のフライパン、もしくはマーブルコートなどのそれに類する「こびりつき防止加工」がされたフライパンが使用されていることと思います。
ただし、これらの加工は、樹脂の劣化、または傷つきや剥がれによって、遅かれ早かれ一定の使用期間後にはそのこびりつき防止機能が失われる運命にあります。

私は個人的に、フライパンなどの調理器具は一生ものとして付き合いたいという思いがあり、ノンスティック加工が劣化するたびフライパンを買い換えるという「使い捨て感覚」には非常に抵抗がありました。
一時ノンスティック加工のフライパンを全て手放した時期もありましたが、「こびりつかない」という長所は日常の料理を手軽にするにはやはり捨てがたい利点です。
実際、NHK「今日の料理」などを見ていても、フライパン調理はほぼ100%ノンスティック加工の物が使用されています。
このことからも、これらのこびりつき防止加工がいかに便利で重宝される機能であるかがうかがい知れると思います。

ちなみに、テフロン加工というのは米国デュポン社の登録商標で、その加工工程の違いによりいくつかのグレードが存在します。
 詳しくはこちら → デュポン社 テフロン®コーティングの種類
テフロン加工のグレードやフライパン本体のつくりの違いにより、値段には大きなひらきがありますが、使い捨てを前提に安価な物をその都度買い換える方が多いのが現状です。

ウー・ウェンパンはサイズや購入場所にもよりますが、価格が1万円を越える商品ですからいくら便利でも短期間の使い捨てとして購入するには二の足を踏んでしまいますよね。
私もその点が気になって、なかなか購入に踏み切れませんでした。

そんな私の背中を押してくれたのがこちらのサイトです。
 → 工房かがしや テフロンフライパンの再加工
テフロン加工の補修をしてもらえる会社です。
金額的なことは書いてありませんが、新品を購入するよりは安いはず。
それにホテルやレストランなどプロ仕様のテフロン加工にやりかえられるなんて魅力じゃぁないですか♪
こちら以外にもテフロンの補修を受けてもらえる会社はネットで探すといくつかありました。
 → センテック 再加工について(加工対象・価格等)
こちらの会社のサイトではだいたいの料金も提示してあります。
もちろんこれらの再加工代金は、安価な新品を購入する方が安くつく可能性もありますが、折角の資源を使い捨てずにすむという点で利用価値大!!だと思いませんか?

そんなこんなで、再度テフロン加工のフライパンを購入するに至ったわけです。
いやぁ~、快適快適♪
こびりつかないって、ステキ♪

使い捨てることに抵抗があってノンスティック加工のフライパンをあきらめていらっしゃる方!!再加工する、という方法もありますよ!!!





 使用開始2年後のウー・ウェンパン
 
愛用すること2年。
我が家の台所仕事には無くてはならない調理道具;鍋・フライパン部門No.1のウー・ウェン・パン。
相変わらず、ほぼ毎日、日によっては二度三度の出番をこなす働きものです。

そんなウー・ウェン・パンもフッ素樹脂加工に劣化の影が見え始めました。

フッ素樹脂加工商品とお付き合いの長い方ならおわかりいただけると思いますが、初めのうちはなめらかだったフライパン表面が、ちょっとゴムのような感触で、さわるといくらかの抵抗を感じるようになってきました。
これがひどくなると、毛羽立ったようなザラザラした触り心地になってくると思われます。
フッ素樹脂加工の末期ですね。

それ以外にぽつぽつと、傷が原因の加工ハガレもあります。

表面加工の劣化が激しいのは鍋の奥側。(柄の反対側)
おそらくコンロの手前側よりも奥側のほうが高温になりがちで、それが加工を傷める原因になったと推察します。
それ以外のには、揚げ物や炒め物等の日常調理のみならず、おからやナッツの空煎りなど、自他共に認める不適切な使用もあり・・・。
酷使に耐えること二年間、一年以上フッ素樹脂加工を持たせることができたのは実は初めてなのですが、これら点にも配慮して火加減を調節すれば、更に長持ちさせることができたのかもしれません。

さて、表面加工の劣化により、焦げ付きが気になるようにもなってきました。
肉のソテーなど、いくらか油をひく調理の際には問題無いですが、片栗粉などもともと焦げ付きやすい素材が入ると左に挙げた写真のとおりです。
それでも鉄製品に比べれば格段に使いやすいことに変わりは無いのですが・・・。

今後の使用に関しては、メニューによっては注意が必要、という程度で、大きな支障が出ているわけではないのですが、そろそろフッ素樹脂の再加工をお願いしてみようかと思っています。

再加工をした際には、もちろん、HP上で状況をご報告させていただく予定です。
お楽しみに♪

使用開始から2年が経ちました
写真に撮ってみると
特に劣化したようには見えませんが
表面の質感には変化が出てきました
また、
画面左あたりにある
ちょっと黒いほくろのような点々は
加工のはがれ
広がっていはいませんが、増えてきました



洗い上がり状態を撮った写真では
特に変化の見られない表面加工ですが
実際に使用してみると
このように焦げ付きが出始めました

写真は鶏胸肉とナスの細切り炒め
鶏胸肉の下味に片栗粉が入っていて
これが焦げ付きの原因のようです

同じ料理をしていても
これまでは焦げ付いていなかったので
原因は加工の劣化によるものですね



フライパンの外側はこんな感じ
さすがに2年も経過すると
使用感アリアリの風貌ですね

地金がアルミなので
傷がつきやすいという欠点もあります
ウーウェンパンは厚みがあるので
変形などはしにくいと思いますが
角のある硬いものにぶつけると
右写真のように
えぐれたような傷が付いてしまうことも・・・



外側の傷

画面中央の明るい白っぽい点が新しいもの
その右斜め上の茶色い点はちょっと古い傷
どうやら、ここはついついぶつけてしまう
ポイントらしい・・・

アルミはステンレスよりやわらかいので
こういう点では注意が必要です



フライパン内側のフチ

角度のある角なので
摩耗による加工のハガレが目立ってきました

ただ、ここからはがれが広がることは無く
地金が見えている状態で止まっているので
普段の使用では全く気になりません



フッ素樹脂加工商品では
加工のハガレが気になりがちな
柄の付け根のビス部分

この部分に関しては
加工のハガレや傷つきはまったくありません

ただ、中華鍋型なので
あまりこの高さまで使わないのが
大きな理由のようにも思いますが・・・







 我が家のフライパン事情・・・
 
左の写真は、現在うちで使用しているフライパンたちです。
この中で本命中の本命が今回ご紹介したウー・ウェンパンなわけですが、それ以外にも結構話題の商品をミーハー買いしている様がご理解いただけるのでは?(^▽^;)
中でも錦見鋳造株式会社の「魔法のフライパン」なんかは購入当時、超話題で人気商品だったものを3年待ちで手に入れたという、思い出の(?)フライパンです。
これらについては順にレビュー記事を書いていく予定にしていますので、興味のある方はぜひ!引き続きお付き合いくださいませ♪

左から円を書くように
①デバイヤーのクレープパン
②魔法のフライパン
③ウー・ウェンパン
④リバーライト・極





 あとがき
私は以前からウー・ウェンさんの料理本のファンで中華料理も好きだったことから、今回の購入にはウー・ウェンパンを選びましたが、その他の料理研究家の皆さんも独自の意見を取り入れたオリジナルパンを開発されています。
有名なところでは平野レミさんのレミパンがありますが、その他にもマロンさんのマロンパングッチ裕三さんのフライパンダなど。
それぞれフライパンのアレンジには、自身が得意とされる調理方法に沿った工夫がされているようなので、どれにしようか迷う場合はお気に入りの料理研究家さんがプロデュースされているフライパンを選ぶのがよいと思います。

どの方のレシピが自分に合っているかわからない、という方には、「みんなのきょうの料理」を覗いてみることをオススメします。
NHK「きょうの料理」で紹介されたレシピが満載のサイトで、こちらの検索で料理研究家の名前を入れればその方が番組で紹介されたレシピを見ることができます。
ちなみにウー・ウェンさんのレシピはこちら → 「みんなのきょうの料理」ウー・ウェンで検索

ウー・ウェンさんの料理はどちらかというとシンプルなものが多く、それでいてそれぞれのレシピにストーリーがあって、素材の扱いも日本と違うところが逆に面白く、日本人にも抵抗の無い中華メイン料理から「ちょっと足りない」を補ってくれる簡単スピード料理まで活用度が高い物が多いです。

「ウー・ウェンパンは確かに使いやすそうだけど、かさばるフタと蒸し板はいらない気がする」という方、いらっしゃいますか?
ネットショップで探してみると、ウー・ウェンパンのような中華鍋型のフッ素樹脂加工炒め鍋は結構あります。
その中で私が買うならこちらの商品、ウルシヤマのFU-GA(フーガ)
ウルシヤマは高品質アルミ製品で有名な新潟の会社です。
製品は国産でアルミ鋳物の本体にテフロンプラチナ加工ですので、ウー・ウェンパンとほぼ同じ仕様ながらフタなどの付属品や(料理家さんへの)ライセンス料がない分割安!オススメです。

「あ゛~~~、きょうの晩御飯、なんにしよ(;´ρ`) 」と悩まれている方!
自由度の高い調理道具で、その悩みを解決してみませんか?

  こちらもどうぞ!  → ウー・ウェンパンが大活躍! 色がきれいでおいしく出来る、簡単お赤飯♪














その他のウー・ウェンパンはこちら!
ガス火でご使用の方は・・・
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もちろん、フライパン部分のみの購入も可能です。
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【楽天市場】キッチンワールドTDI
現在の楽天最安値です。
こちらの商品はIH非対応のものです。
IHの方はよくよく商品を確認してくださいね。
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ウー・ウェンパンを持っている方に、是非オススメ!
ウー・ウェンさんによる
ウー・ウェンパンのための超使える料理本です。
ただし、すでにウー・ウェンさんのレシピ本を
持っている方は要注意!
本ごとに結構重複するレシピが多いです。










牛肉のオイスターソース炒め お赤飯 玉子とトマトの炒め物 ホイコーロー なすとひき肉の炒めもの




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