2007年3月17日午前11時40分頃、独立国家共同体ロシア連邦・スルグト発同国サマラ経由同国ベルゴロド行きUTエアー(本社:ロシア)471便ツポレフTu-134A-3(RA-65021)が、サマラ空港へ着陸の際に主翼を滑走路に接触させ、機体が分解し下部を中心に大破した。
この事故で、乗員7名、乗客50名、計57名のうち、乗客6名が死亡し、51名が負傷した。(23名が負傷との情報もある)
空港周辺は濃い霧に包まれ早朝から低視程であった。事故機はギアダウン、フラップ30度に設定されていた。滑走路の手前約400m地点に接地し、左主翼が地面と接触して分離、機体は転覆して損壊した。事故調査の中間報告では、接触の衝撃により両方のエンジンの推力が増されたことが明らかにされている。
なお、事故直後には着陸進入中に車輪が降りないため胴体着陸を行なったとの情報もあった。
サマラはロシア連邦最大規模の工業都市でモスクワの南東約900kmに位置している。
事故機は1976年に製造された。