2005年3月16日午後1時42分頃、独立国家共同体ロシア連邦コミ共和国（ロシア北西部）ウシンスク発同国ネネツ自治管区（ロシア北部アルハンゲリスク州）ワランデイ行きRegional Airlines9288便アントノフAn-24RV（RA-46489）が、着陸進入中にワランディ空港の手前約5kmの地点に墜落した。
この事故で乗員7名、乗客45名、計52名のうち乗員乗客計28名が死亡し、24名が救出されたが10名が重体となった。乗客はロシアの大手石油会社ルクオイルの関連会社の従業員と契約労働者らであった。
事故機は不時着を試みていたが、突然鋭いバンクを取った後、ツンドラ地帯の小高い丘に左主翼が接触して墜落炎上した。事故機は不時着しようとしていたとの目撃証言もある。事故当時の天候は良好で、気温は約-24℃であった。当局によると墜落の直前、パイロットは管制に滑走路を視認した旨報告していた。
墜落現場では、ロシア非常事態省の派遣した救助隊が救出活動を行い、負傷者を付近の病院に搬送した。
ワランデイはモスクワの北東約1100マイルに位置し、ペチョラ海の海岸線沿いにある石油産業の街である。
事故機は1982年に製造された。