2004年6月8日午前9時38分、ガボン・リーブルビル発同国フランスヴィル行きガボンエクスプレス221便ホーカシドレーHS-748-232 Srs.2A（TR-LFW）が、緊急着陸のための着陸進入中にリーブルビル沖合の大西洋に墜落した。
この事故で、乗員4名、乗客26名、計30名のうち、乗員1名、乗客18名、計19名が死亡した。
事故機は午前9時11分、リーブルビルのLeon Mba国際空港を出発した。離陸直後にエンジンの故障が発生し、パイロットはリーブルビルへ引き返し緊急着陸することを決めた。着陸進入中に、空港付近の海岸線の沖合約100mの浅瀬に墜落した。
墜落現場の浅瀬では、事故機はほぼ原形を留めたまま海上に最後部を突き出す姿勢で止まっており、客室が水没するまでの間に避難する時間的余裕が比較的あったものと見られている。
事故現場にはガボン駐留のフランス軍のヘリコプターと地元の漁師らが駆けつけ乗客の救助、捜索活動を支援した。Leon Mba国際空港に程近い事故現場の海岸には、救助活動を見ようと何千もの見物人が集まった。
墜落の直前、パイロットはプロペラブレードの一枚に異常が発生したことを管制塔に報告したとも伝えられている。
事故機は1967年に製造された。