事故詳細

(事故No,20011124a)

 2001年11月24日午後10時6分頃、ドイツ・ベルリン発スイス・チューリッヒ行きクロスエア(本社:スイス)3597便アブロRJ-100(HB-IXM)が、チューリッヒ・クローテン空港に最終進入中に空港の東4〜5Kmの森に墜落した。
 この事故で乗員5名、乗客28名、計33名のうち乗員乗客24名が死亡し、9名が負傷した。
 事故当時、空港周辺は天候が悪かった。この事故で、機体は2つに割れて炎上した。乗客の国籍は、スイス、ドイツ、オーストリア、オランダ、イスラエル、カナダと伝えられる。
 事故機は1996年に製造された。
 クロスエアの属するスイス航空グループは、同グループの中核企業のスイス航空が、世界的な景気後退の中、同年の9月11日に発生した米国同時多発テロの影響を受け、2001年10月に経営が破綻したことから、グループ全体での再編を迫られていた。その最中での本件事故の発生は、スイス航空グループのみならず、テロの影響で経営面で体力が落ちている航空業界にとっては痛手となった。
 クロスエアは2000年1月にも、チューリヒ近郊で離陸直後に墜落事故を起こしている。


(C)2001 外山智士
ホームページに戻る 民間航空データベーストップページに戻る 世界の航空事故総覧トップページに戻る 全件表示に戻る 年代別検索に戻る 航空会社別検索に戻る 機種別検索に戻る 事故発生国別検索に戻る